絶対に見ておきたい!『3月のライオン』の名場面5選!心が温まり、胸にグッとくるシーンを紹介

絶対に見ておきたい!アニメ『3月のライオン』の名場面5選!

出典:asmik-ace.co.jp

『3月のライオン』は、将棋と人間との関わりを通して暗く塞がっていた少年・桐山零が成長していくヒューマンドラマを描くアニメです。

厳しいプロ棋士の世界や、厳しい人間関係の世界、そして温かい人間同士の繋がりなどを桐山零の視点で描きます。

今回はそんな『3月のライオン』の中で、絶対に見ておくべきシーンを5つピックアップしました。

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『3月のライオン』の名場面5選!

①獅子王戦で負けた零の成長

獅子王戦トーナメントで順調に勝ち上がった零は、義姉の香子との因縁を持つA級棋士の後藤との戦いに燃えていました。

後藤と当たるのは決勝戦です。

その前に準決勝を勝たなければなりませんでした。

しかし、零は目の前の対戦相手の島田A級棋士のことを完全に無視して、後藤しか見ていませんでした。

そんな零は島田に足元をすくわれてしまいます。

そもそも棋士としての実力は圧倒的に島田の方が上だったのにも関わらず、相手の力量を計り間違え、舐めていたのです。

そんな心の内を島田に見透かされた零はひどく後悔します。

そんな中、島田A級棋士と後藤A級棋士の決勝の対局を見る零は、島田の身を削るような将棋に感銘を受けます。

島田はA級の中でもトップクラスに強いです。

見事後藤に勝ち、最強の男・宗谷冬司名人への挑戦権を手にした島田に、零は弟子入りを懇願するのでした。

弟子入り後は島田のサポートや他の弟子と研鑽しながら、どんどん棋士として成長を遂げていきます。

虹丸

この敗北をきっかけに大きな成長を遂げるといっても過言ではない、序盤の大きなターニングポイントとなる場面です。

②自分の居場所

将棋に全てをかけてきた零は、一度高校を辞めて再び入ってきたため1年遅れて高校1年生をやっていました。

担任の林田先生のサポートもあって2年生に進級できた零でしたが、全くクラスに馴染めないでいました。

それを見かねた去年の担任の林田が将棋部を作ろうと提案してくれます。しかし、部員は集まりません。

そこで理科研究クラブとのツテを頼って、2つの部を合体させます。

野口と言われる部長を中心に、優しい部員に囲まれながら将棋と理科の研究の両立をすることになります。

それまで学校に一切自分の居場所を見出せなかった零に初めてできた居場所でした。

理科室が、学校で一番心を許せる場所になった零の顔には笑顔が戻ってきました。

虹丸

学校での生活が変わり始めるターニングポイントとなっています。

③新人王

同じ年代のプロ棋士でライバルであり親友の二階堂とともに、新人戦の準決勝まで勝ち進みます。

決勝で対局して2人で歴史を刻もうと意気込む二階堂でしたが、迎える準決勝。

永世新人王がかかっている山崎との一局で決め手に欠け、形勢が二階堂に傾き始めたとき、山崎は千日手に持ち込みます。

もともと腎臓に持病を持つ二階堂は、長期戦の末に対局途中で倒れてしまいます。

二階堂が病気と闘いながら戦っていたことや、棋譜から漏れ出す二階堂の気持ちの強さに感化された零は、必ず新人王になることを強く決意します。

準決勝を勝った零は、山崎との決勝の対局を関西で迎えます。

二階堂を追い込んだ山崎に怒りを覚えた零は、攻めて攻めて攻め落とそうという強気の将棋を指そうとしますが、過去の二階堂の言葉を思い出します。

その言葉に駒を指す手を止める零は冷静になり、そこからは安定した将棋を指す零は見事山崎を破り、新人王の座を手に入れます。

それを病室で見ていた二階堂も喜びます。

プロ棋士になって初めてのタイトルを手に入れた零は、さらなる成長を遂げました。

④いじめ問題とひなたの勇気

零が普段からお世話になっている川本家の次女ひなたは、いじめられていた友達・ちほをかばったことによって、いじめの標的がひなたに変わってしまいます。

ちほは心を病み転校してしまいます。

幼い頃からの友達であったちほの転校にショックを受けるひなたに追い打ちをかけるように、いじめの対象が自分へと変わります。

周りの生徒も関わらないようにいじめを知らんぷりします。

担任の先生でさえも厄介ごとを持ち込まないでと言わんばかりに嫌な顔をします。

そんな中、零はひなたがいじめられていることを知って、どうにかして力になってあげたいという一心で林田先生に相談します。

林田先生も懸命に相談に乗ってくれましたが、零側からは直接解決に導くような策は出ていません。

零はひなたが転校するための費用を稼ごうと必死になって将棋に向き合います。

この時期の零はほとんど負けず、無類の強さを発揮していました。

そんな中、ひなたの幼馴染で野球部のエースで学校の人気者、そしてひなたの想い人である高橋が助けてくれますが、それをきっかけにさらにいじめが激しさを増していきます。

しかし、ひなたはいじめに屈しない決断をします。

それと時を同じくして、担任が心労で倒れてしまいます。

臨時担任になった学年主任の国分先生の登場によって、いじめは解決へと進んでいきます。

虹丸

現代のいじめ問題やモンスターペアレンツ問題などをリアルに感じることのできるシーンでした。人間関係の難しさと、いじめの残酷さが鮮明に残る違った意味で記憶に残る場面でした。

⑤宗谷冬司名人との対局

新人王を取った零は、最強の棋士宗谷名人との対局が決まります。

エキシビジョンマッチではありますが、現最強の棋士と自分の差を図るのに絶好の機会でした。

物静かな宗谷の周りは音がないように静かで、真っ白い雰囲気を醸し出しています。

そして始まった宗谷との対局では、零も見事な将棋を指し、優勢のように見えました。

零の意外な健闘ぶりに感心する業界関係者たち。

しかし、零のミスをきっかけに畳み掛けるように宗谷名人が勝負を決めます。

試合後の感想戦を見た記者は、その異様な光景に驚きを隠せないでいました。

なんと言葉を交わすことなく駒を動かすだけでコミュニケーションを取っていたのです。

虹丸

まさに天才同士の会話でした。

宗谷と心を通わせるような将棋を指した零はさらなる進化を誓うのでした。

心が温まり、胸にグッとくるアニメ『3月のライオン』の名場面まとめ

今回ピックアップした名場面は、どれも私たちの心に刺さるような物語です。

いじめ問題など衝撃的な話もありますが、ほとんどが心温まる話です。

見終わったあとは見る前よりもちょっとだけ人に優しくなれるはずです。

冗談はさておき、感じることは人それぞれでしょうが、この5つの物語に注目してみてください。