『ダークナイト』の激しい役作りのために、若くしてこの世を去ってしまった名優ヒース・レジャー。
そんな彼の初期作で、誰もが楽しめるラブコメディが『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』です。
先が読めても面白く、年齢関係なく青春を味わえました。
- ヒース・レジャーの初々しくもプロフェッショナルな演技
- 全編通じて甘酸っぱい青春を感じられる
そんな『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』をネタバレありで紹介します!
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目次
『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』作品情報
作品名 | ヒース・レジャーの恋のからさわぎ |
公開日 | 日本未公開 |
上映時間 | 98分 |
監督 | ジル・ジュンガー |
脚本 | カレン・マックラー・ラッツ キルステン・スミス |
出演者 | ヒース・レジャー ジュリア・スタイルズ ジョセフ・ゴードン=レヴィット リサ・オレイニク デヴィッド・クラムホルツ アンドリュー・キーガン スーザン・メイ・プラット ガブリエル・ユニオン ラリー・ミラー ダリル・ミッチェル アリソン・ジャネイ デヴィッド・レイジャー グレッグ・ジャクソン カイル・シーズ |
音楽 | リチャード・ギブス |
【ネタバレ】『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』あらすじ・感想
ヒース・レジャーの初主演作品
ヒース・レジャーと聞いて、『ダークナイト』の悪役・ジョーカーを思い浮かべる人は多いでしょう。
ジョーカーをはじめとして、ヒースは様々な役柄をこなしています。
とーる
そんなヒースの原点が、この『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』です。
あいにく日本で劇場公開はされなかったものの、DVDは発売されています。
とーる
『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』で、ヒースは見事に俳優としての才能を開花させます。
そしてこれをきっかけに、ヒースの元には様々な役のオファーが飛び込んでくるのです。
とーる
嘘から始まる恋の物語
物語はキャメロンという男子学生が転校してくるところから始まります。
キャメロンは学校のアイドル的存在のビアンカに一目ぼれするのですが、実はビアンカは父親からある約束をさせられていました。
それは、ビアンカの姉であるキャットがデートをするまでビアンカはデートできないというもの。
しかしキャットは変わり者で男性嫌いで、ビアンカがせっかくキャメロンに興味を持ってもデートはできません。
そこでキャメロンは、キャットと同じく学校ではみだし者のパトリックにお金を渡し、キャットとデートをするように仕向けたのでした。
最初はお金のために動いていたパトリック。
しかしキャットと接するうちに少しずつ恋心が芽生えるようになり、本当にキャットのことが好きになっていきます。
キャットもパトリックに心を寄せるようになり、2人はめでたく付き合うようになるかと思いきや、パトリックがキャメロンに買収されて動いていたことが明るみになってしまい、そこでまた一波乱。
結果としてパトリックとキャットは付き合うようになります。
とーる
ヒース・レジャーの微妙な歌。実は…?
キャットの気を引くため、パトリックが歌を披露するシーンがあります。
実際にヒース・レジャーが歌い、ブラスバンドも出演者たちの演奏を使用しているシーンです。
とーる
披露されたヒースの歌声は、決して上手といえるものではありませんでした。
とーる
しかし、実は裏話があるのです。
ヒースが歌うシーンを撮影した際、監督に「歌が上手すぎる。学生なんだからもっと下手に歌ってくれ」と言われたという噂があります。
とーる
そんな演技も含め、ヒースが歌うシーンは印象的でした。
ヒースがいつも以上に輝いて見えたのは気のせいではないはずです。
とーる
青春に年齢は関係ない!
『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』が公開されたとき、主に若い世代に人気があったと聞きます。
確かに内容は学生の恋愛で、学生特有の悩みであったり学生視点が多いのは事実です。
とーる
映画を見るのに年齢が関係ないように、青春にも年齢は関係ありません。
甘酸っぱい青春を未経験の人はもちろん、青春にいい思い出がある人も、悪い思い出がある人も、全ての人が新鮮な甘酸っぱい体験ができます。
最後はプロムで
アメリカの学生が経験する一大イベントに、プロムナードがあります。
通称プロムと呼ばれるイベントですが、簡単に言えば好きな人を誘って参加するダンスパーティーです。
『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』にもプロムのシーンがあります。
とーる
プロムで凛とした美しさを見せてくれるキャットは、キャット自身の持つ知性とあいまって眩しいほど輝きます。
内面に秘めていたものがプロムという場で開放されたように感じられるのです。
一方パトリックは、キャットほど外見に変化はないものの、キャットを優しくエスコートしたり目配せしたりと凛々しく見えます。
とーる
一筋縄ではいかないパトリックとキャットですから、プロムでも事件は起こります。
2人らしいといえば2人らしい、最後まで気が抜けないイベントのシーンです。
ただのラブコメじゃない
ラブコメが苦手という人の中には「恋愛至上主義なストーリーが嫌い」「男性がいないと生きていけないような女性の描き方が嫌」などといった理由が挙げられます。
とーる
なぜなら、そもそもヒロインであるキャットが「女性はもっと社会で活躍すべき」「女性の社会進出を邪魔する男性は敵」というような思想を持っているからです。
当初キャットは、自分に好意を演じて近づいてくるパトリックにすらキツい視線を向けていました。
とーる
『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』は、女性の人権問題にも焦点をあてた作品だといえます。
とーる
『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』まとめ
今日はヒース・レジャーの命日
『ダークナイト』や『ブロークバック・マウンテン』の
ヒース・レジャーの名前が付くほど彼が魅力的なラブコメ『ヒースレジャーの恋のからさわぎ』観て欲しい…
歌って踊る‼️
まさにアイドルのような当時18歳の彼が、強気なガールに等身大の歌を披露するシーンが最高‼︎ pic.twitter.com/Mr3KylQxO8— マキ (@maki_imax) January 22, 2020
以上ここまで、ヒース・レジャーの初期の代表作『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』を紹介してきました。
- 演技派俳優ヒース・レジャーの、記念すべき初主演作品
- キラキラした青春がいつでも見られる
- 女性の人権問題まで考えられたラブコメ
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