農業の特定技能ビザで日本にやって来たグエンは、税金の払い方が分からず困っていました。
どうやらグエンは、専門用語が分からなかったようで‥。
在留資格の延長をしたいチュンは、納税証明書がなくて困っています。
難しい漢字が読めず、自分が税金を払っているか分からないチュン。
どうやらチュンは、税金は会社が払うと聞いていたようで‥。
第5話は、日本で働く外国人労働者が、どんなことに困っているのかに注目です!
目次
ドラマ『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』前回第4話のあらすじと振り返り
元日本代表のサッカー選手・小田倉翔馬(柿澤勇人)は、860万円の税金(住民税と固定資産税)を滞納していました。
しかし小田倉は、滞納は何かの間違いだと言い、臨宅にきた饗庭蒼一郎(菊池風磨)たちの話を信用しようとはしません。
2年前、小田倉は足の故障で1部から2部のチームに移り、年棒が激減しています。
小田倉の妻・涼花は、夫に余計な心配を掛けないため、税金を滞納していることを話していなかったのです。
一方、小田倉にも、涼花に話していないことがあって‥。
【ネタバレあり】ドラマ『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』第5話あらすじと感想
普通徴収とは
農業の特定技能ビザで日本にやって来たグエンは、税金(国保税)の払い方が分からず困っていました。
どうやらグエンは、専門用語が分からなかったようで‥。
百目鬼華子(山田杏奈)は、グエンに納税義務について説明します。
グエンは、2年前から“いくしま農園”で働き、ベトナムの家族に仕送りをしていました。
グエンの記録を見ると、住民税を収めた記録がありません(所得が分からず納付の案内ができなかった)。
グエンは、住民税は給与から天引きされているはずだと言います。
しかし、グエンがいくしま農園と交わした雇用契約書は、普通徴収(自分で税金を払う)になっていて‥。
ミルトモ 編集部
外国人労働者と契約を交わす人材派遣会社
在留資格の延長をしたいチュンは、納税証明書がなくて困っていました。
難しい漢字が読めず、自分が税金を払っているか分からないチュン。
人材派遣会社から紹介された介護施設で働くチュンは、15万円に届かない月収から、ベトナムの家族に仕送りをして、節約しながら暮らしています。
どうやらチュンは、税金は会社が払うと聞いていたようで‥。
しかし、人材派遣会社と交わした雇用条件書は、普通徴収になっていました。
ミルトモ 編集部
外国人からの税金の徴収を急ぐ理由
饗庭蒼一郎(菊池風磨)と加茂原健介(鈴木もぐら)と百目鬼の3人は、納税課長・北沢(六角慎司)と第一係の係長・日比野(石田ひかり)に、外国人からの徴収を急ぐよう言われました。
何故なら、税金を滞納したまま国に帰ってしまう外国人も居るからです。
饗庭と百目鬼がよく行くスーパーには、チュンとフア(チュンと同じ介護施設で働いている。介護福祉士の資格を取るため専門学校に通っている)がアルバイトをしています。
2人とも、介護施設だけの給料では、お金を払うことが出来なかったのです。
その後、饗庭たちの調査で、人材派遣会社が住民税の納付をごまかしていた(給与の10%を住民税の名目で天引きし、着服していた)事が分かりました。
ミルトモ 編集部
外国人労働者を、家族のように大事にする生嶋(大島さと子)
饗庭は、いくしま農園の代表・生嶋妙子(大島さと子)も、住民税の納付をごまかしているのではないかと疑います。
しかし、いくしま農園を手伝った饗庭は、その考えが間違っていた事に気づきました。
グエンは、住民税が天引きされていない事を知っていながら、生嶋を助けるため、住民税として支払うべきお金を生嶋に渡していたのです。
饗庭たちは、グエンと生嶋を説得し、税金を払ってもらうことにします。
百目鬼は、外国人を雇用すると補助金がもらえる事と、余っている農地を市民農園として貸し出せる事を生嶋に伝えました。
ミルトモ 編集部
ドラマ『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』第5話まとめ
農業の特定技能ビザで日本に来たグエンと、人材派遣会社から紹介された介護施設で働くチュン。
2人とも、税金の払い方が分からず困っていました。
難しい漢字や専門用語が分からない外国人労働者には、給与からの天引きの方がいい気がするのですが‥。
天引きにしないのには、どんな理由があるのでしょう。
せめて、市役所では、外国人労働者が理解できる言葉で説明する必要がありますね。
「税金は助け合いの精神で成り立っている」という饗庭の言葉が、実践されて欲しいと思いました。
第6話では、納税課が取り仕切る“インターネット公売”で、どんなことが起きるのかに注目したいです!