友達と仲良くなったきっかけを覚えていますか?
仲良くなれて嬉しくて…
そのとき湧きあがった感情は、いつになっても心の宝物です。
今回は初対面では仲良くなかったふたりが、親友になった日が描かれます。
柚木家の元気な三男と霧島家のわんぱく長女。
10歳にして大人だったふたりが、ガチの殴り合いをして友達に!
第7話「湊、出会う」は…
なんだかいますぐ友達に会いたくなっちゃう、そんなお話です。
目次
アニメ『柚木さんちの四兄弟。』前回第6話のあらすじと振り返り
彼氏ができた霧島宇多(CV.松岡美里)と距離ができてしまいました。
「一緒にいたいなら、お前が付き合えば?」
クラスメイトの二階堂(CV.國府咲月)から、こう助言を受けました。
俺が、宇多(親友)と?
“付き合う”って何かを調べてみましたが…
柚木家の三男・湊(CV.櫻井みゆき)は、宇多と付き合いたいとは思いませんでした。
柚木家の二男・尊(CV.戸谷菊之介)に宇多と結婚してもらって家族になる案もダメ。
宇多はずっと元気がなくて、話すらできなくなりました…
両親を亡くしてできた大きな穴を埋めてくれた親友・宇多。
俺は俺なのに、宇多も宇多なのに…もう何もなくしたくない!
寂しくて、悲しくて、ツラくて涙が出ます。
湊は泣きながら、宇多と作るはずだった秘密基地をひとりで作ります。
数日後…秘密基地へ、行き場をなくした宇多が現れます。
宇多は、彼氏から「女の子らしくした方がいい」って言われたらしい。
それを聞いた湊は、親友のために怒ります。
「宇多は、宇多…ありのままでいい!!」
湊の言葉で、宇多の抱えていたモヤモヤは一瞬で吹っ飛び…
すぐに彼とお別れしました。
「湊、やっぱお前は最っ高の親友だ!!」
またふたりは、仲良く秘密基地作りをはじめました。
sat0330
いまでは最っ高の親友ですが…
このふたり、最初は仲良しじゃなかったっぽい。
第7話は、湊と宇多の出会いが語られます!
【ネタバレあり】アニメ『柚木さんちの四兄弟。』第7話あらすじと感想
あいつらって、昔からずっとあんな感じ?
だいたい小学校高学年になるあたりから、男女は一緒に遊ばなくなったりするのに。
柚木家三男・ 湊(CV.櫻井みゆき)と霧島家長女・宇多(CV.松岡美里)は、中1になっても変わらずに仲がいい。
「あいつらって、昔からずっとあんな感じ?」
二階堂悠真(CV.國府咲月)は、疑問に思います。
「いや。実は…」
柚木家二男・尊(CV.戸谷菊之介)は、湊と宇多の出会いを語りはじめました。
柚木家の両親がいなくなり、しばらく経って夏の終わりが近づいた頃。
向かいの霧島家に宇多たち家族がやってきました。
弟たちと同じ歳の子が引っ越してきたと聞いた長男の隼(CV.岩崎諒太)が提案します。
「挨拶に行こう!友達になれるといいな!」
友達なんかいらない!と乗り気じゃない三男…
当時の湊は、涙跡をつけて眠る日々を過ごしていました。
sat0330
隼が丁寧に挨拶しながら、持参した菓子折りを霧島咲(CV.M·A·O)に渡します。
最初、あいつは「友だちなんかいらねぇ!」と言い放った。
咲が、隼を父親だと勘違いします。
「利発そうなお坊ちゃんたち!お父さん、若いですね!!」
「僕、兄でして…」
謝った後に、咲が霧島家の子どもたちの紹介をします。
まずは、柚木家の末っ子・岳(CV.寺澤百花)と同じ歳の彼から…
恥ずかしがり屋な和歌(CV.唯野あかり)は、咲の足にしがみついてはなれません。
sat0330
同じく小4の尊(CV.日向末南)が挨拶するも、宇多ガン無視。
それだけでなく、こう言い放ちます。
「友だちなんかいらねぇ!」
sat0330
ただし、ただ1人を除いては!!
「あいつ気に入った…俺はあいつと友達になる!!」
一番乗り気じゃなかったはずの湊が、宇多をたいそう気に入ります。
尊は、湊が宇多にハマった理由を把握済み。
それは、宇多の擦れた発言が…
湊が好きな漫画のお気に入りキャラのセリフにそっくりだったから!
「憧れ入ってると思う。」
ブラコンな尊が、冷静に弟を分析します。
母さんのせいで、父さんとは二度と会えない!
「和歌くんは穏やかでとてもいい子だ!」
岳はすでに、明日和歌と遊ぶ約束を交わしていました。
翌朝、岳と一緒に…湊と湊のことを案じた尊も霧島家へ!
俺のお宝虫捕りスポットを教えてやる!と、湊が宇多を誘うも不発。
宇多から「ちび帰れ!」と拒否されます。
憧れが入っちゃっててへこたれない湊。
その日から毎日、宇多に付きまといます。
「あんな怖い人と友達にならなくても…遊び相手なら俺がいるじゃない?」
尊がこう諭しても、ツバをぺっぺっとして湊は誘いに出掛けます。
sat0330
「やっぱ俺が見込んだ男、親友になってやるよ!」
ますます、宇多への気持ちが膨らみます。
宇多は「この街に長くいる気はねぇ!」と友達不要宣言をします。
カッコイイ宇多に、湊は痺れます。
sat0330
はぐらかす咲に代わり、宇多が答えます。
「母さんのせいで、父さんとは二度と会えないんだ!」
泣きだした和歌を、祖父の虎次郎(CV.立木文彦)が優しく抱きしめます。
宇多は部屋へ…咲は立ったまま、顔を手でおおいながら泣きます。
公園でガチの殴り合い!
「お時間あったら、クッキーの味見してもらえませんか?」
宇多のことで悩み浮かない顔をしている咲を、隼が誘います。
夏休みを使って絶賛お母さん修業中の隼が初めて焼いたクマさんクッキー…味も形も見事な出来栄え。
霧島家にもお裾分けをと考えていました。
「宇多、食いしん坊なの…以前の宇多なら、目の色変えて大喜びしてたはず。」
実は離婚して実家に戻った咲。原因は旦那の浮気癖。
だけど、子どもたちには聞かせたくなくて理由を告げていません。
「家族をバラバラにして、友達とも別れさせたって…宇多は、私を恨んでる。」
柚木家のキッチンで、咲が泣きます…
偶然、それを湊が目撃します。
sat0330
「てめえに何がわかんだよ!!」
公園で、湊と宇多は感情をぶつけあい、本気で殴り合います。
いきなり大好きな父と離され、名字変えられ、ここに連れて来られた…理由はわからない。
宇多は母のせいにするしか、感情のやり場がありませんでした。
「おばちゃんと話せよ…お前には話せるかあさんがちゃんといるだろ?」
泣きながらこう言ってくれた湊の心が、頑なな宇多をほぐします。
sat0330
10歳の大人、決意する!
「ツラいけど、誰かが暗い顔してたら家じゅう暗くなっちゃうだろ?」
みんなで毎日楽しくいられるように頑張っている柚木家。
その話を聞いた宇多は、自分が恥ずかしくなります。
自分のことばっか考えて…最低だ!
sat0330
隼は自分が尊や湊を見て感じたことを、咲に話します。
弟たちは幼いながらも両親のいない現実を受け止め、これからの自分たちが幸せに暮らすために前向きな行動をしています。
いろんな状況を、実はちゃんと理解していて…
悲しさや寂しさを我慢して、彼らなりに考えているんだと思うと。
宇多が来てくれたことで、元気がなかった湊が明るくなりました。
「宇多ちゃんにも、ここの暮らしを気に入ってもらえたらって思います。」
sat0330
「なんで父さんと別れたの?」
父さんには母さんの他にも女の人たちがいたと、咲は正直に答えます。
浮気性の父のヤバい新事実発覚!
「耐えられなくなって…完全に私の都合。巻き込んでごめんなさい。」
事実を知った宇多。
その“女の人たち”に思い当たる節が!!
宇多は…度々、父(CV.福山潤)が連れてきた女の人からゴチになっていました。
「お母さんにはナイショだぞ!」
食いしん坊の宇多は、賄賂(食べ物)をもらっていました。
新事実を聞かされた咲は、鬼の形相で宇多にプロレス技をキメます。
sat0330
宇多と湊は、こうして親友になりました。
sat0330
「おまえ、女だったのか?」
「男だと思ってたのかよ…ま、どっちでもいいけどな!」
sat0330
へっぽこコーナーは、兄弟の好きな動物
「…というわけ。はじめは仲良くなかったし、湊は宇多のことを男だと思ってた。」
尊が、二階堂に話します。
「どれほど仲がよかろうと…血を分けた俺(兄弟)との絆の深さには、永久に勝てないんだけどね!」
sat0330
隼は犬。尊は猫。湊&岳は鳥。
因みに、湊は恐竜が好きだから鳥が好きらしい。
宇多はトカゲ。
sat0330
アニメ『柚木さんちの四兄弟。』の次回に期待するもの
最高の親友に歴史あり!
友と一緒に歩んできた道は、尊いもの。
殴り合って泣きあったあの日があるからこそ、このふたりの絆は強いのだと理解しました。
第8話もきっと、とびきり優しい世界が待っています!