最近1番ハッピーだったことは?
第4話「隼の幸せ」は、柚木さんちの23歳男子(長男)のお話です。
両親を亡くしてからずっと親代わりをつとめてきた彼。
自分のことを四の次にして弟たちのために必死に生きています。
そんな苦労人の長男が、同窓会へ。
ひさしぶりに元クラスメイト達と羽を伸ばすつもりが…
彼は、世間の23歳と自分の違いを大きく感じてしまいます。
落ち込んで帰宅した彼を幸せにしてくれたのは…
ちょっとおせっかいな隣人ママ友と、
兄のことが大好きな弟たちでした。
とびきり優しくてハッピーな結末!!
きょうは涙腺がかなりヤバめかもしれません。
目次
アニメ『柚木さんちの四兄弟。』前回第3話のあらすじと振り返り
柚木家の末っ子で四男・ 岳(CV.寺澤百花)には、親友がふたりいます。
ひとりは、2番目にできた親友で同じ小学校に通う霧島和歌(CV.唯野あかり)。
もうひとりの親友は…
なんと和歌の祖父・虎次郎(CV.立木文彦)なんです!
…両親を亡くした直後の柚木家四兄弟。
向かいに住む虎次郎は、何か力になれることはないかってずっと考えていました。
ある日、大学生だった長男の隼(CV.岩崎諒太)の帰宅が遅れ…
玄関先で待ちぼうけしている岳に、虎次郎が声をかけます。
霧島家で待たないか?と。
岳は彼と話しているうちに、なんだかとても波長が合うことに気づきます。
真っ青な顔をして帰ってきた隼へ…
虎次郎は、幼稚園の後に家で岳くんを預かるのはどうだろう?と提案します。
「1人でできます!」それを断る隼。
いつもは、負担をかけている兄によけいなことは言うまいとしている岳。
でも、このときだけは自分の想いを口にしました。
「兄さん…僕、虎次郎さんの所に行きたい!彼と友達なんだ!」
勇気を出したあの日からずっと、岳は毎日のように霧島家に通っています。
1番最初にできた親友・虎次郎の元へ…。
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第4話も、“支え合って生きることの尊さ”を強く感じさせてくれます。
【ネタバレあり】アニメ『柚木さんちの四兄弟。』第4話あらすじと感想
学年で1位2位を争う人気者だった彼(長男)は、同窓会へ!
弟たちの夜ごはんの用意はバッチリ!
柚木家の長男・ 隼(CV.岩崎諒太)は今夜、高校の同窓会へ。
「俺たちのことは気にせず、楽しんできて。」
弟たちからはやく出掛けるよう急かされ、家を出ます。
隼は、久しぶりにわくわくしていました。
社会人2年目、みんなどんなふうになってるかな?
今日は学生の頃に戻った気分で楽しみたい!
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同窓会会場内の女子トイレで、入念にお化粧直ししながら女子達が噂します。
いまフリー(彼女ナシ)であることなど、いろんな“隼情報”が飛び交っています。
その中の1人が、今宵隼をガチで狙いにいくことを宣言します!
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お付き合いしてたらしい(別れてしまった理由は不明)
みーやんとは今も時々会う仲なので、隼は馴染みの顔を見つけてホッとします。
同窓会、あちこちでヒエラルキーの逆転現象発生!
久しぶりに会った友達たちは、みんなすこし大人びていて…
6年という時の流れを感じます。
英書を教室の隅で読んでいたおとなしい関口くんは、大学生起業して成功したらしい。
関口社長となった彼の周りには、女子が群がっています。
対称的に、かつて人気だったイケメンは、フリーターと明かしたら一斉に女子が散ったらしい。
「女子って、大人って…恐ろしい。経済力という絶対的価値の前にはあまりに無力!」
ヒエラルキーの逆転現象を目の当たりにしたみーやんが嘆きます。
そして、教師という手堅い職業に就いた隼をみんなが羨ましがります。
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ここで、トイレで噂してた別のクラスの女子たち(かつての隠れ隼ファン)が、ここぞとばかりに話に参戦。
マジ隼狙いの女子が、積極的に隼に話しかけます。
気を遣って、隼がみんなの仕事はどう?と話題を振ります。
サラリーマンになった友達たちは、会社務めの大変さを語ります。
営業ノルマがきつい、先輩が怖い、会社の飲み会は極力参加したくない。
みんな口々に社会の荒波にもまれた感想を述べます。
みんなを黙らせた…愛が溢れまくりな隼のママトーク!
「素敵な出会いをして、はやく仕事辞めたいよねー!」
隼に視線を送りながら、女子達が結婚願望を述べます。
みーやんが、隼に耳打ちします。
「わかるか?これが、あちこちでヒエラルキーの逆転現象が発生するメカニズムだ。」
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婚約者との海外旅行に使う人や、
商談で行く上海での観光費用にする人も!
やっぱり学生の頃とは違います…
みんなが発する“大人ワード”に圧倒される隼。
話を振られ、隼は育ちざかりの男の子3人もいるからあまり使えないと答えます。
「大学生のときに両親が亡くなって、弟たちの親代わりなんだ。」
柚木家の事情を知らない同級生たちに言ったら、「大変だね…」と声をかけられます。
「実際、めっちゃ大変で!」
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柚木くん、おばさんじゃね?
隼が喋り切った所で、みーやん以外の同級生たちはクモの子を散らす様にさっていきます。
「柚木くん…アレはちょっとムリ。ないわー!」
隼がトイレの前を通ると、さっきの女子たちの声が!
学校で人気のイケメンだったのに、じじくさくなったよね!
っていうか、子供の話しかしない柚木くん…むしろおばさんじゃね?
おばさんのトークは、退屈で長いとボロクソに言います。
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「柚木くんにオスを感じなかった!」
トドメに、彼女たちは笑いながらバッサリ切られます。
みーやんから2次会に誘われましたが…
そんな気になどなれない隼は、断って帰ることに。
久々に学生気分に戻って楽しめると思いきや…すごく年老いた気持ち。
性別の壁すら飛び越え、おばさんと言われてしまいました。
赤ちょうちんで…お向かいさんとのママ友会!
繁華街を歩く隼の横に、警察車が停車!
「この世の終わりみたいな顔して…フラフラ歩いてると逮捕するわよ。」
お向かいさんで警察官の霧島咲(CV.M·A·O)でした。
「そうです…俺はもう終わってる。」
ただ事じゃない雰囲気を察した咲は、彼を飲みに誘います。
「おばちゃん、おごったげる!」
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居酒屋で、咲に今夜のことを話します。
「一気に場が静まり返って…オスとして終わってるって、まだ23歳なのに!」
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先輩の失敗談を聞き、隼は反省します…
いつも職場の先生方やみーやんたちに、いつも退屈な弟の話ばかり。
「ちゃんと聞いてくれたその人たちは大丈夫!隼くんのことだから聞きたいと思ってくれてる。」
本来なら子育てなんて縁遠い年頃なのに、突然男の子3人を教師しながらのワンオペ育児。
咲の業務妨害になるほどの凝った料理を作る隼は、そこいらのママより“ママ力”が凄い!
おばさんって言われちゃうのはわからなくもないと咲が褒めます。
「亡くなったお母さんを見習ってなの?」
お前たち、毎日ごちそうでいいな。
弟たちが生まれるまでは、仕事している母はずっと家にいない生活でした。
隼が中学に上がる前、父の小説が売れ…
いまの大きな家に引っ越し、生活一変!
弟たちが生まれ、毎日の食卓に母の手の込んだ料理が並ぶようになりました。
「お前たち、毎日ごちそうでいいな。」
ふと、何の気なしに弟たちに隼が言いました。
「隼が小さいときにもこうしてあげたかった」と、謝る母。
母を傷つけた…その夜、隼は眠れずに後悔しました。
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両親が亡くなったとき、隼はこう決意したんです。
なんていい息子!
号泣しながら、咲が優しい隼の話に聞き入ります。
隼は、自分は立派な人間じゃないと否定!
「同級生たちは社会人生活を謳歌してるのに…俺は、自分がなにもないみたいな生活を送ってる。弟たちがいない世界なら、自分の人生を楽しめてた?」
今日ふと浮かんでしまったよくない感情を明かします。
「そんなの、実の母親の私だって毎日のように考えてるわ!そういうもんなんだからいいのよ!!」
咲が、子育てに悩む23歳男子の心を軽くします。
MAMA隼の幸せ!
「それにさ、きっと隼くんも同じでしょう?そんな気持ちが吹き飛んで余りあるくらい…可愛いなって思う瞬間があるものね。」
またママ友会しましょうってお別れします。
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家に帰った隼に、弟たちから嬉しい誕生日サプライズが待っていました。
尊(CV.戸谷菊之介)から目を閉じるように言われます。
目を開けたら…ダイニングがお誕生日仕様になっていました。
テーブルには手作りデコレーションケーキ!
三男の湊(CV.櫻井みゆき)がチョコペンで字を書きました。
“MAMA”ってアップリケがつけられたエプロンと、
手作りマッサージ券(嬉しすぎた兄は額縁に保管w)をもらいました。
「日付が変わる前に帰ってきてくれてよかった!」
岳(CV.寺澤百花)が可愛いことを言ってくれます。
「こんなに感動させて…!ありがとう!!」
これまでの苦労も悩みも、全部吹き飛んで…
隼の全てがハッピーに変わった瞬間でした。
アニメ『柚木さんちの四兄弟。』の次回に期待するもの
つらいことがすべてハッピーに変わる瞬間って、あります!
子育て中の人も、かつて育てあげた人も。
そして、育ててもらった人も…
いろんな大人の心にじんわり響く話でした。
湊→尊→岳→隼、
柚木四兄弟それぞれのストーリーが第4話で一周しました。
次の第5話は、誰の尊い日常に出会えるのか…楽しみです!!