アニメ『柚木さんちの四兄弟。』第3話あらすじ/ネタバレ!大人びた末っ子小学生の一番気が合う友は、向かいの強面おじいちゃん!?ふたりが親友になった日。

藤沢志月・小学館/「柚木さんちの四兄弟。」製作委員会

藤沢志月・小学館/「柚木さんちの四兄弟。」製作委員会

ひとりでちゃんとやれます!
そう強がったことは?
たまには、人に頼ってみるのもいいかもしれない…
今回はそう思えるような、じんわりとあたたかなご近所物語です。

第3話「岳、困る」では、柚木家の末っ子小学生がかけがえない親友をみつけたときのことが描かれます。
年齢よりも大人びた渋めな趣味をもつ小学生と、
両親を亡くした兄弟をそっと見守っていた不器用な老人との…
世代を超えた尊い心の交流に感動します。
沁みるひと言で終わるラスト!
今日も、ほっこり癒されます!!

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アニメ『柚木さんちの四兄弟。』前回第2話のあらすじと振り返り

柚木家の次男と三男は同学年です。
三男・湊(CV.櫻井みゆき)が予定よりはやく生まれてきたので、
ふたりの歳の差は11か月。
そのせいか、湊は次男・ 尊(CV.戸谷菊之介)のことをお兄ちゃんって呼びません。
それだけじゃなく、尊にだけ特別にツンツンするんです。
可愛げのない態度をとる弟を、なぜか尊は溺愛しています。

「なんで湊にそんな優しいの?」
同級生にこう聞かれた尊。
彼は、釈迦如来尊のような笑みを浮かべながら答えます。
「それは、湊が俺の弟だから。湊がツンツンすればするほど俺のことが好きなんだなって…ますます可愛いよ。」
なんでも器用にこなす尊と何でも同じようにやりたくて…
思い通りにならなくて湊がツンツンしちゃうのを、兄は知っています。
そんな11か月下の弟のことが、兄は可愛くてしかたないんです。

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同じ学年のふたり…
11か月差兄弟の関係性が、愛おしくて微笑ましかった第2話。
第3話は、何十も歳の差がある親友と穏やかに過ごす、
末っ子小学生の尊い日常が覗けます。
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【ネタバレあり】アニメ『柚木さんちの四兄弟。』第3話あらすじと感想

末っ子小学生と強面おじいさんの縁側将棋トーク!

柚木家の末っ子で四男・ 岳(CV.寺澤百花)には、親友がいます。
岳は、小学校が終わると…
毎日、向かいに住む霧島和歌(CV.唯野あかり)と一緒に帰宅します。
そのまま、和歌と一緒に霧島家へ行くのが岳の日課。
「大福があるぞ。」
霧島家のおじいちゃん・虎次郎(CV.立木文彦)が、おやつを準備してふたりの帰りを待っていてくれます。
おやつを食べて和歌爆睡!
そこからは、岳と虎次郎の時間。将棋タイムがはじまります。

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将棋をさしながら、あれこれ語るのが2人のお決まり。
上の兄さん(長男)は今年から担任を持ったので大変そうだと岳が言うと、
虎次郎は「教師の職が激務と聞く…手助けしてやるといい」と話します。
湊兄さん(三男)ですら、最近お手伝いをやらせてもらえるようになったくらいで…岳は完全に子供扱いされており、兄は家の手伝いをさせたがりません。
「俺などいつになるか…歯がゆいばかりだ。」
「あの兄さんは、人を頼るのがあまり得意ではないからな…。」

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小学生とおじいさんのトークとは思えないほどの、
穏やかで深みのある会話。
なんだか和みます。

仲良しのお向かいさんとは、かつて交流がなかった!?

三男の湊(CV.櫻井みゆき)と霧島家長女の宇多(CV.松岡美里)の親友コンビが、賑やかに帰宅。
湊&宇多は、家に通学バックを脱ぎ捨て、公園にサッカーしに出掛けます。
いまでこそ、交流がある柚木家と霧島家ですが…
かつてはほとんど交流がありませんでした。

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滞在時間わずか15秒w
湊も霧島家を第二の家と思っています。
柚木家の両親が亡くなったばかりの頃、長男の隼(CV.岩崎諒太)はまだ大学生。
幼稚園バスが岳を送迎してくる時間までに…
優しい兄は、大学から猛ダッシュして帰ってきてくれていました。
遅くまで預けられる保育園に転園させることもできたはず。
両親を失ったばかりで幼稚園の友達とも離れさせるのは忍びないと、兄は考えました。
岳と隼が家に入ろうとすると、お向かいのおじいさん(虎次郎)の視線を感じます。
目が合った隼が、軽い会釈をします。
すると、おじいさんは家の中へ。
顔を合わせても会釈するくらいのドライなご近所さん的関係。
ただ、最近よく彼が柚木家の方を見ているように感じるんです!

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その頃は孫たちが転居してくる前で…虎次郎は寂しき1人暮らし。

親がいないからしつけに目が行き届いてないって疑われてる?

「最近、霧島さんに睨まれてる気がする…」
隼は、霧島さんがちょっと怖くて苦手です。
その夜、柚木家四兄弟は食卓を囲みながら話し合いをします。
霧島さんにじーっと見られ…
湊は怒られると思って猛ダッシュで逃げたことがあるらしい。
じゃあ、あれは湊が失礼な態度をとったせい?
次男の尊(CV.戸谷菊之介)が、その湊失礼説に意を唱えます。
「俺も前々から視線を感じることあるし、そうとは限らない。」
親がいないからしつけに目が行き届いてないんじゃ…って疑われてる?

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こう考え、不安に駆られる隼。
学生なんだから幼い岳だけでも伯父さんの家へ…
両親の葬儀の時、隼は心配する親戚たちからそうすすめられました。
「兄弟まで離れ離れになれません…岳も湊も尊もどこにもやりません。」
あのとき、隼はそう言って断りました。
ちゃんとしなくちゃ…
今日も夜遅くまで、隼は岳が持って行く幼稚園のタオルに名前刺繍を施します。
兄さん…僕は仲良しもいないし、保育園に変わってもいいよ。
タオル、お店で買ったのを持ってくる子が多いよ。
名前もマジックで書いてる子がほとんどだよ。
楽しそうだったバイトもやめ、睡眠まで削ってくれている兄に…
岳は心の内を言えません。

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頑張る兄も、言えない末っ子も…どちらもえらい。

虎次郎と岳が…初めて喋った日のこと。

岳が幼稚園バスを降りても家に隼が帰ってこない日がありました。
鍵が開かない家の玄関前で、4歳の男の子が膝を抱えて待ちます。
末っ子が待ちぼうけしているとは知らない大学の同級生たち…
彼らが隼が疲れているのを察し、そっと大学で寝かせてあげてくれていたんです。

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優しい。
「ひとりでちゃんとやれます!」
両親の葬儀で、隼兄さんがそう力強く言ってくれたのを隣の部屋で聞きました。
ぼくがまだ小さいから?
ぼくがもっと大きかったら…
岳は、何もできないまだ幼い自分のことを不甲斐なく思います。
困っていたら、虎次郎が声をかけてくれたんです!
うっかり事情を話してしまい、頑張っている兄の評判を下げたのでは?と心配になる岳。
今日はたまたまです!と、慌ててつけたします。
うちで待っているといいと、彼。
「お口に合うとよいのだが…」
初めて大人みたいな対応をしてくれ、虎次郎はリンゴジュースを出してくれました。
聞かれたので名前を告げたら…
自分も「俺は虎次郎という」とちゃんと自己紹介を返してくれます。
いつもの大人たちとは違います。
いつもみんな僕に名前をたずねるばかりで、自分は名乗ったりしません。

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聞くくせに名乗らない…大人に刺さる言葉。
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お向かいさん宅にて…末っ子が人生を変える出会いを果たす!

「何か力になれることはないかと…ずっと声をかけようと思っていた。」
ずっと柚木四兄弟を見ていたのは、そういう虎次郎の気持ちからでした。
不器用な虎次郎なりに考えた気遣い…
岳のために子供向けDVDを用意してくれていました。
虎次郎がテレビをつけたとき、岳は心躍るあの番組に出会います!
それは、時代劇「水戸の黄門」。
衝撃でした…この世にこんな最高で面白い番組があったなんて!!
「俺もとても好きな作品のひとつだ。」
虎次郎は反省します。
子供であるから子供向けの番組が好きであろうというのは、俺の早計だったと。

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素敵すぎる大人!
俺のような年寄りがでしゃばって声をかけてよいものだろうか?
虎次郎はずっとためらっていましたが、困っている岳を放ってはおけませんでした。
「声をかけてくれてありがとう!そうでなければ、僕はまだ玄関で待ちぼうけで…時代劇にも出会えなかった。」
岳の言葉に救われます。

末っ子・岳、困る。

「隼兄さんをみているとつらい。僕が小さいせいでいっぱいムリさせないといけなくて。僕がもっと大きかったら…」
父と母がおらずとも兄弟が幸せに過ごせるようにと、一生懸命考えてくれている隼兄さん。
隼の思いを否定するみたいで、気兼ねして言えないことも…
虎次郎には初めて本音が言えました。
「君はいささか大人すぎるくらいだ…なにせ、この俺と話が合う。そう慌てて大人になることはない。子供の時間は有限で貴重なものだ。」
そっと小さな肩に手を置き、虎次郎が言います。
「実は僕も思っていた!虎次郎さんは話しやすいと!!」
同じ気持ちを抱いたことが嬉しくて、岳は興奮気味に喋ります。
そして、心がとても軽くなったと丁寧にお礼を述べます。

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猛ダッシュで隼帰宅!
「岳くんを幼稚園のあと、家で預からせてもらえないだろうか?」
虎太郎の申し出を、隼はこれからはひとりでちゃんとできますと断ります。
「差し出がましいことをした…」
そう謝り、虎次郎が引きます。

またあした!で終わる今日。

「兄さん、お願い…僕、虎次郎さんの所に行きたい。彼と友達になった!一緒にいるととても楽しいんだ!!」
この日、初めて岳は思っていることを隼に言えました。
翌朝、隼は霧島家を訪れます。
「昨日は失礼な言い方を…お言葉に甘えてもいいでしょうか?」
「もちろんだ。こんな老いぼれでも役に立てるなら。何より話し相手ができてうれしい。」
虎次郎は快く引き受けます。
その日から、岳は幼稚園から帰るのが楽しみになりました。
将棋を知らない岳へ…虎次郎が教えました。

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あれからずっと…尊い友情が、静かに育まれてきました。
しばらくして、和歌たち家族が霧島家へ…
岳は、和歌と一緒の保育園に移りました。
虎次郎さんは、岳にとっていちばんはじめの親友です。
そして、和歌は2番目にできた親友です。
柚木家と霧島家、いまではとても仲良し。
今日も「またあした!」って挨拶して、家に帰ります。

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岳の心の声がします…
「俺は、今の毎日が…とても気に入っている!」

アニメ『柚木さんちの四兄弟。』の次回に期待するもの

話しが合うのに、歳の差なんて関係ない!
世代を超えた友情物語に、胸が温かくなりました。
柚木四兄弟の癒しの日常…
第4話は、どんなお話に出会えるのか楽しみです。

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