11か月はやく生まれただけなのに、どうして弟に優しいの?
第2話「湊と尊」は、柚木家の11か月差で同い歳の兄弟(次男と三男)のお話です。
お兄ちゃんとも呼ばず、
特に自分にだけツンツンしてくるような三男・湊になぜ優しくするのか…
友達から弟を溺愛している理由を聞かれた次男・尊は、
“憧れのお兄ちゃんでいようと決めた日”のことを思い出します。
幼い尊が見つけた“みんなが笑顔になれる方法”に、泣きそうになります。
兄弟って複雑だけど、最高だなって思えるストーリー!
きょうも、柚木兄弟が心をホカホカにしてくれます!
目次
アニメ『柚木さんちの四兄弟。』前回第1話のあらすじと振り返り
両親を亡くし、四兄弟で支え合い生きている柚木家。
一家の大黒柱は、23歳で高校教師の長男・柚木 隼(CV.岩崎諒太)。
憧れの兄を助け、弟を溺愛…
中1のクールにデキる次男・柚木 尊(CV.戸谷菊之介)。
不器用だけど元気いっぱい…
中1の空回りっぷりがキュートな三男・柚木 湊(CV.櫻井みゆき)。
実は柚木家で一番しっかり者な末っ子…
小学生なのに好みが激渋な四男・柚木 岳(CV.寺澤百花)。
尊のように家族のためになることをしたくて堪らない湊。
末っ子の岳が花火大会に行きたがっていることを知り、いいチャンスだと考えます。
花火大会の日、湊と岳だけで会場へ…
そこで、岳とはぐれてしまいます。
駆けつけた隼は、湊を叱りませんでした。
隼に、尊が“家族のために何かしたいって湊の想い”を伝えていたからです。
岳も無事見つかり、兄弟4人で花火を見上げながら隼が言います。
「来年もずっと…みんなで来よう!湊、明日洗濯頼んでいいか?」
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第2話は、湊が可愛くて仕方ない尊の“カッコイイ兄顔”が拝めます!
【ネタバレあり】アニメ『柚木さんちの四兄弟。』第2話あらすじと感想
なんでお兄ちゃんって呼ばねーの?
「なんでお兄ちゃんって呼ばねーの?」
1年5組の教室で、二階堂悠真(CV.國府咲月)が友に聞きます。
11か月先に生まれた1年2組にいる同い年の兄(次男・尊)のこと…
聞かれた柚木家の三男・湊(CV.櫻井みゆき)は、ムキになって答えます。
「呼ぶわけねー、同い年だぞ!だったら二階堂だって先輩って呼ばないと!」
学年が同じでも、尊の方が先に生まれたのだから兄貴には違いない。
だけど、湊はそれを全力で拒否します。
「天気いいから外で弁当たべよ!」
霧島宇多(CV.松岡美里)が明るく2人を誘いにきます。
湊が“お弁当忘れ”したことが判明!
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湊がお礼を言う前に、二階堂がチャチャを入れたので言いそびれます。
「尊パイセンも、一緒に外でランチどう?」
二階堂が尊を誘います。
尊は、湊に「いいの?」とたずねます。
ツンツンしながらも湊は許可を出し、一緒に外ランチに繰り出すことになりました。
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いまは三男ラブな次男だけど…昔はそうじゃなかった!?
「なんで湊にそんな優しいの?」
1人っ子の二階堂が、柚木家の兄弟関係を不思議に思って聞きます。
お兄ちゃんとも呼ばない。
しかも、特に尊にだけツンツンしてくる可愛げのない弟になぜ優しいのか…?
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はじめから、湊のことを好きだったわけではありませんでした。
尊が、柚木家に久々に誕生した末っ子として存在できたのはたったの11か月。
物心ついた頃には、天真爛漫な末っ子・湊の天下でした。
尊は、両親が生きていた7年前を思い出します。
同じ年だけど、しっかりしていて手がかからない尊。
それに比べて、湊はすこし目を離すと奇想天外な行動をするいたずらっ子。
ゆえに両親は、湊の方にかかりっきりでした。
ある日、幼稚園で手先が器用な尊が花丸をもらいました。
お母さんに夜見せよう!
そう思って尊が楽しみにしていた夜に…湊が熱を出しました。
たんこぶ事件!ぼくはおにいちゃんじゃないもん。
出産予定日よりもたいぶはやめに、小さく生まれてきた湊。
活発なイメージとは裏腹に、幼少期は病弱でしょっちゅう高熱を出していました。
仕方ないことだけど…その夜も親は湊にかかりきり。
花丸を見せたかった尊は、寂しい思いをします。
尊が抱える寂しさに気づいてくれたのは、ひとまわり上の高校生の兄・隼(CV.岩崎諒太)でした。
両親に見せられなかった花丸を見て、尊すごい!って褒めてくれたんです。
学校に部活にと忙しく、隼はあまり家にいない…
それでも、尊にとって自分を見てくれる隼はすごく大きな存在でした。
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間違いなく、手が青く染まっている湊の仕業です。
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湊の好きな色は、黄色や桃色といった暖色系。
起き上がって、尊も突き飛ばしたら…
湊のおでこに大きなたんこぶが!
「尊がやったぁー!」
湊の言葉を聞き、母は尊だけを叱ります。
「お兄ちゃんなのにダメでしょ!」と。
…おにいちゃんじゃないもん。
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秘密の相棒・ロボットは…僕だけのもの。
どうして僕はおにいちゃんじゃなきゃいけないんだ。
どうして僕だけがいつも我慢しなきゃいけないんだ。
幼稚園のクラスだって一緒の同い年なのに。
母から喧嘩したと聞いた隼が、尊の様子を見に来てくれました。
隼がうつむく尊の頭をそっと撫でようとしたら…ビクッとします。
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もしも湊がもっと遅くに生まれてたら、本当に年下だったら…
僕は、隼お兄ちゃんのように、ちゃんとお兄ちゃんになれたのかな?
「尊だけ。1こしかないから、ナイショな。」
隼は、尊の言えない気持ちを理解してか…
尊にだけ、その日コンビニくじで当たったロボット人形をあげます。
寂しかった気持ちは、相棒となったそのロボットが消してくれました。
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ナイショだもん。僕だけのものだもん。
ロボ破損!湊なんか生まれてこなきゃよかったのに!
隠したはずのロボット人形を、尊のおもちゃ箱を湊が漁って発見!
ふたりで揉み合ううちに、ロボの手が破損!
お兄ちゃんが僕にだけくれたのに!!
「おかあさん…湊がッ」
尊は声をあげようとしてひっこめます。
母のが言った「おにいちゃんなんだから!」って言葉が浮かんだからです。
どうして湊はいつも、僕の大事なものを取ったり壊したりするんだ!
溢れ出す怒りの感情を、ままならない弟にそのままぶつけます。
「湊なんか大っ嫌い!生まれてこなきゃよかったのに!」
湊は泣きながら家を飛び出します。
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公園のブランコから動けなくなっていた尊を隼が見つけます。
隼兄ちゃんが僕にしてくれるみたいに、僕は湊にしてあげられない。
僕は隼兄ちゃんが怒るようなことしたいと思わない…
きっと湊は、僕のことが嫌いなんだ。
尊は、どうしようもなく湊に腹が立ってしまうことを打ち明けます。
11か月先に生まれた兄が、弟を愛しく感じた日。
歳の離れた尊のことを孫くらいの感覚でカワイイと感じている隼。
隼なりに感じた「湊と尊」の関係を、悩める弟に話します。
同い年でも、尊の方が字も絵も上手い。
尊の方がお兄さんだから、なんでも湊より先にできるようになる…
それが、湊にとって歯がゆいこと。
「湊が歯がゆく思うのは…きっと尊のこと好きだから、何でも同じようにしたくてなんだ。尊に憧れてるからなんだよ。」
隼は、大事なことを伝えます。
絶対に追いつけない兄(尊)と同じようにできず、どうしようもないからああいう態度になってしまうと。
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ひどいこといってごめんね…尊が謝ります。
どうしてもくっつかない、ごめんなさい…
ぽろぽろと大粒の涙を流しながら、湊がロボを出して謝ります。
そのとき、尊は兄として目の前の弟のことをとても愛おしく感じたのを…
いまでも鮮明に覚えています。
尊パイセン改め、釈迦如来尊!
隼のように優しい兄になりたい。
湊に字を書くのを教えて、ふたりで花丸をもらいました。
「尊が教えてくれたんだ!」
「さすがお兄ちゃんね!」
はじめて、母が兄として褒めてくれました。
あのとき感じた喜びを、尊は大事にしています。
湊とお母さんと尊…みんな笑顔でとても幸せなひとときでした。
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なんで湊に優しいかって?
湊が俺の弟だからに決まってる。
それに、湊がツンツンすればするほど俺のことが好きなんだな〜って…
ますます可愛いよ。
ふいに見せた釈迦のような笑みを称え、弟を溺愛する兄がそこにいました。
「尊パイセン…いや、釈迦如来尊…」
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アニメ『柚木さんちの四兄弟。』の次回に期待するもの
隼と尊、尊と湊…
兄弟それぞれの尊い関係性がよく伝わってきました。
釈迦の笑みに、心をもっていかれ…
すっかり、尊推しになってしまいました。
第3話もきっと、兄弟の優しいお話がまっているはずです。