柚木家次男（中1）は、眉目秀麗にして成績優秀。
彼が学校の廊下を歩いたら、女子たちの視線が一斉に彼に注がれます。
校内女子のほとんどの憧れの的である彼は…
弟のことをとてもとても大切にしています。
…だがしかし、
人間として優れているこの次男がゼッタイに叶わない人物がいるんです。
今夜、次男と末っ子のなんとも言い難い特殊な関係性が明らかに！
第10話「尊と、弟」を見れば…
ますます、柚木四兄弟を愛おしく感じちゃうこと間違いなしです。
目次
アニメ『柚木さんちの四兄弟。』前回第9話のあらすじと振り返り
小学一年生の柚木岳（CV.寺澤百花）は、初めての授業参観を秘密にしました。
柚木家の末っ子が秘密にすることにした理由は、
親代わりの長男・隼（CV.岩崎諒太）にこれ以上負担をかけたくなかったから。
岳の2人の親友・霧島和歌（CV.唯野あかり）と霧島虎次郎（CV.立木文彦）は、岳の授業参観ナイショ計画に快く協力してくれました。
順調に秘密を守り抜いていたはずが…
実は、3人のナイショ計画を偶然にも聞いてしまった2人組が！
それは、柚木家三男の 湊（CV.櫻井みゆき）と霧島家長女の宇多（CV.松岡美里）。
岳のことが大好きな兄・湊は思います…本当は来てほしいはずだ！と。
兄として弟のためにできることを考えた湊は、学校をサボることに決めました。
湊は、宇多に早退したとウソをついてもらい、学校を抜けて岳の授業参観へ！
湊を溺愛している次男の尊（CV.戸谷菊之介）が、それに気づかない訳がありません。
「俺も行く。俺だって岳のお兄ちゃんだ。」
尊も一緒に授業をサボり、小学校に向かいます。
弟たちのサボりを知らされ、同じ敷地内の高校で教師をしている隼はビックリ！
授業参観があることを同僚教師から教えてもらい、
隼も猛ダッシュで小学校へ！！
結局、岳の初めての授業参観には兄全員が参加しました。
我慢しちゃう末っ子へ…長男が声をかけます。
「岳のこと、とっても大事だから出来る限りのことをしたい…一緒に考えさせて？」
ありがとう、にいさんたち。
優しい兄3人に、岳は感謝したのでした。
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仲良しだけど…時には、兄弟が“ライバル”になることもあります。
第10話は、絶対に負けられない愛の戦いに挑む次男のカワイイお話です！
【ネタバレあり】アニメ『柚木さんちの四兄弟。』第10話あらすじと感想
尊と、湊。
海星大学付属中学校1年、柚木 尊（CV.戸谷菊之介）。
柚木家次男の彼は、海星中等部のスーパースター。
その名の通り“尊い存在”。
尊は、綺麗な顔をしており、何でも器用にこなします。
学校内の女子がぼぼ彼に憧れています。
ただ、男子からはミステリアスで近寄りがたい存在だと思われています。
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彼が思わず顔を崩して微笑んでしまう相手が…
尊のクールな顔を一瞬で笑顔にしてしまうのが、柚木家三男の湊なんです。
彼は年齢よりも子供っぽくて、落ち着きがない12歳男子。
湊は、ほぼほぼ尊と同じ顔なのにもかかわらず…
なぜか周囲からイケメン認定されていません。
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元気でいい子です！
ブラコン（Brother complex）とは…自分の男兄弟に深い愛情や執着、あるいはその両方がないまぜになった複雑な感情を抱く状態をいいます。
湊と、岳。
過保護な尊は、湊に言います。
「湊はわかっていない。この世界は危険なものであふれている。」
すると、抗う湊。
「お前がいちばん危ないって…お前がわかってない！」
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かつては、弟の理不尽（ワガママ）に悩める至極一般的な兄でした。
でも、あるとき彼は悟りました。
湊の振る舞いのすべては、自分への憧れが屈折した愛情であったのだと！
その瞬間、彼はニルヴァーナへ到達したのです。
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彼は、迷いや悩みから解き放たれた安らぎの境地に到達！
いまや湊の行動すべてが、尊の栄養です。
…しかし、そんな尊を俗世に引き戻す強大な存在アリ！
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柚木家末っ子の岳を、湊は溺愛しています。
「ガクと会えない時間は1分が100年くらい長く感じるんだ！」
こんな恋人にいっちゃうような言葉をかけちゃくぐらい…
湊もまた、重度のブラコンなんです。
弟ってどういうもの？
いまを遡ること約7年前…
出産を控えた柚木家の母・千恵子（CV.中原麻衣）が入院したとき。
「弟なんかいらない！母さんがいい！」
6歳の湊は、こう言いながら泣きじゃくっていました。
泣きじゃくる湊の背中にそっと手を添え、優しく背中をさする尊。
兄は、大好きな絵を描いてあげるからと弟を部屋に連れていきます。
長男の隼（CV.岩崎諒太）は、尊の鮮やかな湊への対応に感心します。
余談ですが、尊は“湊コレクションファイル”を持っています。
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いまや、その中身は湊の黒歴史の宝庫！
湊に聞かれ、尊が答えます。
「この世界にあるものの中で最も可愛くて…大げさかもしれないけど奇跡！」
尊があまりにも長々と熱弁したので、痺れを切らした湊が簡単に説明しろと要求します。
「俺にとっての湊…湊みたいな子が来るってこと。」
一瞬ものすごく喜んだものの、
湊はよく考えて“自分みたいな弟は嫌だ”という結論に達します。
「やっぱ俺、弟欲しくない。」
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かわいすぎる末弟が柚木家へ！
末弟・岳が生まれました。
初めて見る赤ちゃんという神秘的な存在を、湊は恐れます。
「おいで。湊、怖くないよ。」
尊が、湊の手を岳の方に持っていきます。
湊が必死に抵抗していたら…
ふいに湊の中指を岳が掴みました。
岳の手のちっちゃさに、温もりに…湊は感動します。
「岳は俺の弟だ！」
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湊が岳にベッタリになったんです。
積極的に岳の世話をする湊を、隼と母が必死に動画におさめます。
兄と遊ばなくなる湊…
新しくやってきた弟に、湊の関心はすべて奪われてしまいました。
弟っていいな…
尊にあんなに執着して悪態をついていたのに、それもなくなりました。
何もかもが変わってしまったんです。
一抹の寂しさを抱えながらも、
尊は「きっとすぐに飽きるだろう」と軽く考えていました。
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岳になら何をされても腹がたたないと話す、湊。
そして、一緒にいるだけですごく幸せな気持ちになると言います。
尊にとって湊は、岳と同じくらい可愛いのに…湊はわかっていません。
湊が語った“弟へ想い”は、尊が湊に抱いてるのと同じ気持ちでした。
湊は岳に飽きることはないかもしれないって、尊は感じます。
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湊による岳愛は深まる一方です。
それを目の当たりにするたび、尊は人知れず俗な感情に身を焦がします。
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老師岳の名言と、ブラコン尊のニルヴァーナ。
「毎度毎度、ホントに湊は岳が好きだね…」
岳とふたりきりになると、ぼやく尊。
かわいがってもらってぼくは幸せ者だと、岳。
「…けど、どれだけ湊が岳を好きでも、俺との付き合いの方が長いんだからね。」
ライバル心剥き出しで、尊は岳をけん制します。
すると、オトナすぎる小学1年生・岳は微笑みながらこう言います。
「そうだね。それだけは永遠に揺るぎようがない。年の近い2人の絆には、俺などが割り込む隙もない。羨ましいかぎりだ。」
あまりにも穏やかな言葉に、尊は「岳老師…」と思わず呟きました。
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尊は、このとき岳の向こうに桃源郷を見たというw
「組み合ってももらえませんでした…俺もまだ修業が足りないな。」
黄昏る次男が、経緯がわかっていない長男にはちんぷんかんぷんなことを言います。
「まあ、かわいい弟とかわいい弟が仲良しなのは…結局、俺としても幸せでしかないのですがね。」
状況が飲み込めずに佇む長男を置き去りにして、
どんなシチュエーションも俺得に楽しむ…
それが、ブラコン尊のニルヴァーナなのでした。
アニメ『柚木さんちの四兄弟。』の次回に期待するもの
ブラコン万歳！
とても幸せな結末に…尊くて心がキュッてなります。
いつも心に温かいものを残してくれるこのアニメ。
第11話も、きっと見てよかったと思えるストーリーが待っているはずです。