たまにゃサウナに行ってみよう。
たまにゃ湯に浸かろう。
第12話(最終話)は、全国から銭湯ファンが集まる立川湯屋敷 梅の湯が初登場!
今宵、このドラマはEDテーマ・YONA YONA WEEKENDERSの「シラフ」の一節が心に響く…あったかくて爽やかなラストを迎えます。
描けない漫画家(ともさかりえ)が、サウナーとしての目標を見出します。
しかし、すんなり終わる訳ではありません。
サウナで会った塩塗り女(清水みさと)から、ヤバいモノをもらうというピンチあり!
最後までまんきつワールド全開ですw
目次
ドラマ『湯遊ワンダーランド』前回第11話のあらすじと振り返り
サウナには、心を裸にする力がある。
そして、サウナ上がりは感度が上がるらしい。
エロに対して貪欲な沼崎(樋口日菜)が、サウナーになりました。
アシの沼崎は、漫画家きつこ(ともさかりえ)を改良湯(渋谷)に誘います。
都会型の銭湯で、きつこはショックを受けます。
おしゃれ銭湯に通うおしゃれ女子たちは、みんなパイパンでした!
漫画を描く上で自分には都会的感覚が足りないと考えたきつこは、剃ることを決意!
ほどなく、あそこに毛がない“シン・きつこ”となり、新たなる道を歩きはじめます。
せっかくツルツルになったのに、漫画は描けず…
きつこは、サウナに救いを求めて松本湯(中野)へ!
そこで、きつこは恥じらいを捨てて気持ちいいを貫いているサウナーたちに出会います。
無性に羨ましくなったきつこは、水深135cmの水風呂に頭までドボンと浸かります。
お行儀の壁越えの先には…
いまだかつてない脳パカ(ととのい)がありました!
家に帰ると、弟(須賀健太)から漫画の作風が低俗だとキツイ指摘をされます。
サウナがツルツルにしてくれた心を守るため…
きつこは弟のお小言を全力スルーしたのでした。
sat0330
きつこの漫画家魂に感動すら覚えた第11話。
第12話では、きつこのサウナー魂に感動します!
【ネタバレあり】ドラマ『湯遊ワンダーランド』第12話(最終話)あらすじと感想
漫画家(ともさかりえ)は、立川湯屋敷 梅の湯へ!
万舟夫婦が日課のヨガをしていたら…
背中から湯気を出しながら、漫画家の姉・きつこ(ともさかりえ)が帰ってきました。
真っ赤な顔をして「ぶっ殺す!」と、脈略なくブチ切れるきつこ。
ヤバい…何か変なものを連れ帰ってきてしまったらしい。
弟夫婦は、ただただドン引きします。
sat0330
大塚愛さんの「Vanity(大沢伸一より)」が流れ出す!
初めて訪れた立川湯屋敷 梅の湯にて…
縁起がいいとされる26(フロ)番の靴箱をゲット!
“塩サウナ”の日だったので、きつこは喜んでサウナに入ります。
桶にこんもりと盛られた塩を手にとって、優しく肌にふわっとのせます。
常連客(青海衣央里)が、ここはいろいろやってて飽きない銭湯だと気さくに教えてくれました。
sat0330
その人は、おもむろに塩を掴むと…
危機迫る感じで、ゴシゴシと腕に塩を塗りたくりはじめます。
どす黒い感情を抱えて生きる塩塗り女子(清水みさと)に出会う。
視線を気にせず一心不乱に塩を体に塗りたくる、塩塗り女子(清水みさと)。
不穏な空気を察した常連客は、そそくさとサウナ室からドロンします。
sat0330
彼女の旦那さんは、サウナーとしても有名な芸人の高橋茂雄さん(サバンナ)。
「塩って悪いものを吸い取ってくれますもんね!」と、きつこ。
すると、塩塗り女子はとても悲しい顔をしてこう言います。
「違うんです…私自身が悪いものなんです。」
塩塗り女子は、ヤバい身の上話をはじめます。
マッチングアプリをしている元彼を監視するため、ニセ写真登録したらしい。
すると、その元彼に最近彼女が…!
今度は、カップルとなった2人の監視を開始。
だんだん、2人の不幸を願うどす黒い感情が湧いてきたって言うんです。
つい不幸を願ってしまう自分が嫌で…
彼女はいろんな方法で浄化して回っているのだそうです。
sat0330
まがまがしいものがそっち行っちゃったら…スミマセン。
ちょっと前の私みたい。
塩塗り女子の目に暗い闇を感じ、きつこは思います。
ひとごとには思えず、義理の妹から教わった“ネガティブ感情取り消し法”を彼女に伝授。
闇を吐いてしまった直後に「今のキャンセルで!」と言えばいいよって教えます。
そのほかに、入浴もお清めにいいから効果的だと霊媒師から聞いた方法も伝えました。
「キャンセル…効くの?」驚く塩塗り女子。
「私は、サウナに通う様になってから人の話が聞けるようになりました。」
塩塗り女子を激励しつつ、きつこはサウナ室を出ます。
sat0330
私も銭湯で救われた?人生、変わった?
そこまで激変したかはわからない。
とにかく、水風呂に入ったいまは最高に気持ちいいから…それでいい。
こういうので十分だって、きつこはしみじみ思います。
きつこがサウナ2セット目に入っても、塩塗り女子の浄化は未だ続行中!
届かないであろう背中に、塩を塗ってあげたくなるきつこ。
申し出ると、即OK!
「すんごいまがまがしいものが出ちゃってると思う…そっち行っちゃったらスミマセン。」
そう言いながら、その子は背中を向けてきます。
体に感謝!太陽感謝!明日の私に期待!
塩塗り女子の背中に触れたその瞬間から、きつこに異変が!
実にまがまがしい光景が、きつこの脳内にブワーッと広がります。
「そっち行っちゃいましたね。」
塩塗り女子が、ニヤってします。
「貴様〜!」きつこは激怒します。
sat0330
弟夫婦に事情を説明している間も、きつこはずっと噴火しっぱなしでした。
義妹・美衣子(岩井七世)と弟のやっちゃん(須賀健太)…
愛する家族の怯える顔を見て、きつこはふと我に返ります。
「ごめん…やっぱ今のキャンセル!全部キャンセル!」
慌ててネガ感情を取り消します。
きつこは、駆け寄ってきた美衣子と肩を組んで何度も唱えます。
「体に感謝!太陽感謝!」
やっちゃんは、アルコール消毒で浄化をしはじめます。
「体に感謝!太陽感謝!」
万舟家みんなで大合唱。
巡回中の警察官(水澤紳吾)に、その声が届きます。
「元気そうでよかった!体に感謝!太陽感謝!明日の私に期待!」
こう唱えた後、警察官は楽しそうに歩きだします。
ホームサウナの寿湯(上野)へ!
ある日、きつこはアシの沼崎(樋口日菜)とともにホームサウナである上野の寿湯へ。
「毛、そったんか?常識がないバカな小娘だ。アンタ病気になるよ!」
パイパンきつこへ、怒りの指摘をする新ヌシ(高田聖子)。
新ヌシ曰く、生命が誕生する神聖な場所を隠している(守っている)陰毛を剃るのは…森林伐採するのと同じでヤバいことらしい。
毛の大事さを懸命に説きます。
話半分に聞きな!と、新ヌシの生態を熟知している他の常連が口を挟みます。
ちょいちょい新ヌシがエロい表現をするので…
沼崎は耐えられずにププッと吹き出します。
sat0330
ここは、露天風呂も、水風呂も小さい。
そして、常連のババアたちが最高にイカれています。
「マジでうるせぇ~!」
こう言いながら、きつこが嬉しそうに笑います。
うるさいババアたちに会いたくて…
結局、きつこは頻繁に通ってしまいます。
ところが、そんな愛する寿湯が耐震工事で1ヵ月半休業することに!
ここに来れば誰かに会える…名前も知らない誰かに。
常連客の福間(福田温子)から、ため息の理由を聞かれます。
休業による喪失感でツラいと話したら…
ここ以外にも銭湯あるだろ!と言われます。
こうして失うことに慣れている常連ババアたちは、それぞれ他の銭湯へ散らばっていきました。
sat0330
「ここが一番よー!」
常連の福間が、新ヌシとおっきな声で会話しているのが聞こえてきます。
まるでババアの同窓会!
馴染みの顔がいっぱいで嬉しくなります。
夫に先立たれたという新ヌシは、この銭湯を“捨てられない旦那みたいなもの”と愛ある例えをします。
独身の常連たちは、自分のためだけに風呂を沸かすのは面倒よね〜と笑い合います。
みんな楽しそう!
ここに来れば誰かに会える…名前も知らない誰かに。
きつこは、自分もみんなのようにいくつになってもお風呂に入っていたいなって思います。
漫画家サウナー(ともさかりえ)、次なる目標を見つける!
どん底だった描けない漫画家・きつこを、引き上げてくれたのはサウナでした。
今も、ネタがなくて苦しむ日々を支えてくれるのはサウナです。
そうだっ日本各地の温泉施設を巡る旅をしよう!
突如、きつこはそう思い立ちます。
きつこは、脳内で声高らかに宣言します。
「私、この国を代表するサウナーになります!」
フェイクプレーンが「ガンバレよ~」って激励して飛び去っていきました。
きつこは、空に向かって笑顔で手を振りました。
sat0330
ドラマ『湯遊ワンダーランド』まとめ
レオではじまりレオで終わる…
続編を匂わすエンディングに、わくわく!
まだ予定はないようですが、期待して待ちたいです。
ストーリー中盤で漫画家が言った「これで十分」というセリフがすごく印象的でした。
これで十分幸せだ…
そう心から思えるって、すごくいい!
カオスな世界観だけど、なんだかんだほっこりさせてくれる…
サウナみたいに中毒性がある最高のドラマでした。