『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第5話あらすじ・ネタバレ感想!亜由美ルートは最終回になったか?

出典:『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』公式ページ

今回で、亜由美ルートは最終話っぽいです。

首吊り、入水、飛び降り、列車飛び込みなどなど、亜由美さんの色んな自殺が見られました。

……だれ得?

リフレクターデバイスを使ってブルー・カードを入手し、豊富秀夫の正体を亜由美に伝え、自殺ループからも抜けだして、一応ハッピーエンドっぽく〆られました。

さんざん自殺を見せられたことに見合う、スカッとしたラストが欲しかったですねえ。

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『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第5話あらすじ

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第5話あらすじ①

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第5話あらすじ②

亜由美を救おうと何度もリフレクターデバイスで並列世界を遡るたくや。

しかし悲劇を止めることができない。

万策尽きたかに見えるたくやであったが、ふと香織との取引を思い出す。

そしてたくやは香織の元に向かう…

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第5話あらすじ③出典:『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』公式ページ

【ネタバレ】『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第5話あらすじ・ネタバレ感想

オマージュ

特定の人物を救うために、何度も世界線を移動する。

けれど、それは決められた運命のように、必ず「死」という形に収束し、変えることができない。

見覚えあるぞ、このパターン!

『STEINS;GATE』で見たやつですね。

同じ会社だとはいえ、結構、がっつりと尺を取ってきたのには驚きました。

  • リストカット
  • 首吊り
  • 車への飛び込み
  • 睡眠薬
  • ゴミ袋を被っての窒息?
  • 飛び降り
  • 列車への飛び込み
  • 入水
  • 車ごと焼死

しつこい!

自殺のバリエーションを見せる意味はあったんでしょうか……。

別の並列世界ですよ、というのを分かりやすく見せてくれたんですかね。

まあ、あまり気持ちのいいシーンではないですね。

そういえば、車への飛び込みの時、たくやは「豊富とヤクザが繋がっている」「機密ファイルを盗んだのが豊富」というのを知っていましたが、そこに至るような描写はなかったような……。

朝倉香織に聞いたんでしょうか?ちょっと流れが不明瞭ですね。

第5話でのオマージュ要素としては、『今日から俺は!!』もありましたね。

たくやに絡んだ、金髪とトンガリ頭の不良。

ドラマが話題になった『今日から俺は!!』から、金髪の三橋とトンガリ頭の伊藤ですね。

見た目だけで、中身は全く似てないですが。どうせなら、それっぽいセリフやシーンも欲しかったですね。

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』の舞台は1997年なので、このタイプの不良がいてもおかしくない時代ですね。

不可解な首吊り

たくやが豊富を殴って追い返して、リビングに戻ると、亜由美が首を吊って死んでいたシーン。

首を吊って死んでいる亜由美の足元に、高さを得るための台がないんですよね。

テーブルからは距離がありますし、ロープをどこに結んでいるのかも描かれていません。

どうやって首を吊ったのか謎です。

二階の手すりに結んで、廊下から飛び降りればいけますかね。

有馬家の構造と位置関係が、分からないので、確認できないのですが…。

ロープがどこに結んであるカットを入れてくれていれば、すぐにわかることなんですけどね。

どうでもいいと言えばどうでもいいことなのですが、ちょっとモヤモヤしました。

余談ですが、首吊りだと、糞尿などが垂れ流しになるんじゃないのかな、と思ったのですが、どうやらある程度の時間が経過しないとならないみたいですね。

亜由美を追い詰めたのは誰なのか

陰険な手段を使って女をものにしようとする豊富はもちろんですが、すぐに暴力に訴える短絡的な息子も、亜由美が自殺したくなる大きな要因ですよね。

もちろん妻と子供を放り出して、時空の狭間に旅立った夫も問題ですが。

そこを無視して、まるで豊富だけが悪いかのように振舞うたくやは、ちょっと子供すぎる気がします。

そんなたくやが、亜由美に説教をしているシーンは、なんかモヤモヤしました。

まあ自殺という選択をかたくなに取ろうとする状況なら仕方ないのかもしれませんが。

事象のシュヴァルツシルト半径

聞きなれない単語が出てきたので、ちょっと調べてみました。

「シュヴァルツシルト半径」は現実に存在する用語でした。

一般相対性理論では、光も重力の影響を受けますが、光が脱出できなくなるほどの重力を持つ星の影響範囲のことらしいです。

ようするに、ブラックホールですね。

「事象のシュヴァルツシルト半径」は、ブラックホールさながらに、他の並列世界への移動が困難になるほど起こりやすい事象の影響範囲ってことみたいです。

こちらは、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』の造語ですね。

事象のシュヴァルツシルト半径に囚われ、リフレクターデバイスを用いても、その並列世界から脱出できなくなることを運命と呼ぶ。

んー、格好いいですねえ。中二心をくすぐられます。

この知的な中二病こそが『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』の最大の魅力ですね。

朝倉 香織

たくやは、追い詰めた豊富の処分を、朝倉香織に任せてしまいます。

香織は、かなり陰湿なやり方で、亜由美とジオテクニクス社を糾弾していた人間です。

第5話では味方として動きましたが、たくやに管理者権限のあるブルー・カードの取引を持ち掛けた件といい、本来は善人ではありません。

そんな香織と、紛れもない悪人である豊富が、監視のない状態で一緒にいたら、まともなことになるとは思えません。

個人的に、香織は信用していい人物じゃないと思うんですけどね。

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第5話まとめ

要点まとめ
  • 亜由美ルートの終わり?
  • 『STEINS;GATE』っぽいループ
  • 知的な中二病

亜由美自身は納得したようですが、個人的には、すっきりしたとは言い難いラストでした。

「亜由美エンディング」という概念がないのでしょうがないですかね。

一本道で進まざるを得ないアニメでは、完全に物語を終わらせて別のルートに進むことができないですからね。

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