アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第24話あらすじ/ネタバレ感想!ゴールまであとわずか!小野田が自転車に乗る理由とは?

©渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会

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巻島が目の前から消え、自転車に乗る意味を無くして苦しみ続けた小野田の走りが復調していると分かった手嶋は、今泉、鳴子、青八木、そして自分自身を相手に競争をさせてみます。驚くほどの速さを小野田が見せつけたことで、総北の面々は安堵。この報告を受けた金城は、小野田が何をモチベーションにして力を出しているのかに気づいたと言います。

その時は遠慮だと思った言葉は、最もシンプルな気持ちに繋がっていました。

そしてIHでは必死にペダルを回し、真波を追い抜こうとする小野田を前にして、居ても立っても居られないあの男が、彼なりのエールを送ります。

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アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第23話のあらすじと振り返り

IH総合優勝の座を手にするため、真波と小野田は苛烈なゴール争いを続けます。この一年、敗北を知った真波は苦しみながらもその殻を破り成長しました。そういう人間はゴール前で勝負をし、勝利を手にする資格があると荒北は語ります。彼の目には、昨年優勝を果たし、栄光を手に入れた小野田には難しいだろうと見えましたが、金城はこれを否定しました。

IHが終わって間もなく、小野田は憧れの先輩であった巻島が突如として自分の目の前からいなくなり、練習で苦しい思いをしていました。総北は支え合うチーム。そこで金城は自身も過去に尊敬していた人が突如目の前からいなくなった苦しみを味わったことがあることを話し、そこからどうやって前に進むのか、彼に問いかけます。

巻島はもういない。状況は変えられない。自分の心の中にいる巻島と向き合い、小野田は一歩踏み出せるようになりました。

しかしまだ本調子とは行かない小野田は、日々の出来事を認め、イギリスにいる巻島に送り続けていました。手紙の返事が返ってくることなどありません。それでも手紙を書き続けていた小野田はここで、金城に送られてきた巻島からの封筒の隅に、小野田からの手紙を喜んでいる一文があったことを聞かされます。

自分の手紙はきちんと巻島に届いている……手紙を送っても返事が返ってきたことがない小野田にとって、喜びは大きく膨れ上がり、驚くほどのプレッシャーに変わっていくのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第24話あらすじと感想

復調の目

金城と話し、巻島が自分の手紙を見てくれていると知った小野田。彼の練習中の目に復調の兆しを感じた手嶋は、今泉や鳴子、鏑木、青八木、そして自分自身と勝負をするように言いました。不調だった小野田が坂道でどんどん他のメンバーを追い抜き、いつもの笑顔を見せたことにより、回復したと確信した手嶋は金城にこれを報告。金城を安堵させるのでした。

次のIHもゴールを狙うかと金城が小野田に聞いたとき、彼は遠慮するようなことを言いました。自分はゴールを獲らなくてもいい。誰かがジャージを一番速くゴールに届けてくれる、その手伝いが出来ればいいと語る彼の言葉は、ロードレースの本質だと、金城は考えるのでした。

KAMUI

最初の頃の鏑木や新開悠人とかは完全にこっちの考えでしたよね。ですが、レースをして行くうちにその考え方にみんななっていっています。小野田坂道という男は最初からそう。つまり彼はロードレースの原点の考え方を持ち続ける男ということで良いですね!?

自転車で語る男からのエール

右足のビンディングがなかなかハマらないうちに真波に先行を許してしまった小野田は、残り600mで何とか態勢を立て直してペダルを回し始めます。埋まらない差をどう埋めるべきかと考える小野田の目に飛び込んできたのは、巻島の姿でした。ゴール終盤に自分たちを見に来てくれたのだとわかあると、小野田のプレッシャーは上昇。これに感化されように巻島も熱くなります。

高台から滑り降り、観客ボードに身を乗り出した巻島は彼なりのエールを送ってくれました。

「つづら折りのカーブで 果てしなく続く一本道で 草生い茂る田舎道で オレはいつでもお前と一緒に走ってる!!」

「オレを抜けショ坂道!」

KAMUI

一緒にいなくても、巻島は小野田の前をいつも走っている。いつもそばにいるよという甘い言葉ではなく、抜いてみろ、前に出ろというあったかいエール。こんな言われたら泣くほど嬉しいですよ!

同じクライマーで数々の奇跡を魅せてくれた小野田への巻島なりのエールをもらった小野田は、今泉が金城を、鳴子が田所を追い抜きたいと思ったように、自分も彼を追い抜きたいと思ったことを思い出します。そのために練習を重ねてきた小野田は、強くなることが出来たかと疑心暗鬼のままペダルを回していました。そして、小野田の走りを見た巻島は、彼の成長をしっかりと理解してくれるのでした。

KAMUI

憧れの人からの評価…嬉しすぎますよね!

ライバルを肌で感じ、見つめるのはゴール

東堂から「自由に走れ」と言われた真波は、速度そのままにゴールへと向かっていきます。小野田との差はもう縮まらない、そう思っていた真波でしたが、巻き返してきた小野田の姿を見て喜びを覚えます。限界まで力を絞り出すギリギリの勝負は二度とできない。これを楽しみたいと思う真波は、存分に力を出していきます。

真波との約束を果たすため、仲間や先輩の想いを届けるため、小野田も全力を出し、ペダルを回していきます。衝突をすることがあっても、2人が見つめるのはゴールゲートだけ。

集中状態に入った2人は、お互いの位置を肌で感じ、頂上のその1点だけを見つめて走り続けます。そして、道の角度が変わったその時、小野田はギアを軽くしてケイデンスを上げて登る一方で、真波は重くして力技で登っていきます。

迫りくるゴール前。誰もがゴールを見守る中、いよいよ決着の時…。

常に自分は1位を取るつもりはないと遠慮し続けていた小野田の目をみて、古賀はあの時の彼とは違うと実感します。それもそのはずです。ゴールを見つめる小野田の目には、今まで力を出し切って落ちていった仲間たちがゴール前で自分を待っていてくれる姿が見えているのですから…。

KAMUI

小野田君がどこまでも良い子です!もうホントに良い後輩ですわ!

アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』まとめ

このギリギリの勝負の中でも、小野田坂道という男はどこまでも純粋で、余計なことなど一切考えずただただみんなの想いを届ける、そして真波山岳との約束を果たすんだと、真っ直ぐで好感しかありません!

そんな彼だからこそ、これまで色々な奇跡を起こしてくれたのだろうと考えてしまいます。しかもこれらに対して彼は「嬉しい」よりも「良かった」と言っている印象の方が多いような…。

見れば見るほど惹きつけられます。

次でいよいよ決着!そして最終回!どんなゴールを迎えるのか楽しみです!

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