アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第20話あらすじ/ネタバレ感想!小野田と真波の約束。高揚する2人の真剣勝負が始まる。

©渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会

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レース帰りに息抜きの為、水族館へと足を運んだ小野田は、偶然真波と再会。2人はIHでまた勝負をしようと約束をしました。

今がその約束を果たすとき。生きている実感に喜ぶ真波は微笑みながらペダルを回し、小野田は必死に追いかけます。

迫りくるゴール。小野田と真波の勝負は苛烈して…

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アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第19話のあらすじと振り返り

脱落した御堂筋を抜き去り、小野田は先頭を走る今泉に合流。自分たちでワンツーフィニッシュをしようという約束がもう少しで果たせる状況になりました。このまま2人でゴールをしてほしい、総北メンバーの誰もがそう思いますが、真波を連れた黒田が追い上げてきました。

すでに御堂筋との闘いで足を使い果たした今泉は、小野田を行かせようとしますが、ワンツーフィニッシュを願う小野田は動揺。その間に真波が2人を抜いてしまいました。

真波とはどこかで勝負しようと約束をした過去もあるが、それがこの最後の局面。どうしてこうなるんだと考える小野田の姿に、今泉は焦りを覚えます。小野田は判断が遅いと巻島に愚痴をこぼした時「待ってやれ」と言われた今泉。ちゃんと考えて答えを出して前に進むからと言われたことを思いだし、急かせることはできません。が、決意を固めた小野田は、ワンツーフィニッシュを諦め、真波っと戦うことを決めます。今泉は小野田にゴールを獲れと最後のオーダーを出して発射。

小野田と真波の勝負が始まるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第20話あらすじと感想

約束は5月の水族館で…

話しはIHより遡って5月のことです。レースに出場するもイマイチ力を発揮できなかったと悔やむ鳴子や今泉。すると、ピエール監督は選手に息抜きをするように言いました。小野田は鳴子や今泉と共に水族館へ。久しぶりの水族館でテンションが上がる鳴子に今泉が飽きれていると、小野田は2人のために飲み物を買いに行きましたが、そこで2人とはぐれてしまいました。

何とかして連絡を取りたいと思うも電話を忘れた小野田。するとそこに居合わせた真波が自分のを使うかと差し出してくれたのでした。

KAMUI

1年前はポカリスエットでしたね。ここも昨年のデジャヴのような光景。

久しぶりの再会を果たす小野田と真波は、お互いの成長を実感します。そしてふたりは、今年もIHでお互いにレースに出られるならばどこかで勝負をしようと約束するのでした。

KAMUI

IHが始まってからのレースの途中で時折約束していた2人でしたが、実はそんな前からだったんですね。ここまでされたらもうこの運命が違えるわけはないですわ。

IH最後。真波との勝負を前に小野田の心はドキドキし始めました。それは真波との約束をここで果たせるから?期待、不安、チームメイトの走る姿を想像する小野田は、すべての気持ちが胸の高鳴りに繋がっていると理解すると、先行する真波を追いかけ、ペダルを回し始めます。

残り1700m。もう10分もしないうちに決着がつく小野田と真波の勝負は苛烈。小野田が先頭に出れば、真波は焦るどころか笑いだします。小野田は自分に着いてくるどころか追い抜いた、この状況に喜びを感じて仕方がない真波はギアを上げてダンシング。小野田を抜き去ります。

小野田と真波の勝負を見守る先輩たち

IH最後の戦いは昨年同様に小野田と真波。その結末を見届けようと山の頂上へとやって来た東堂は、巻島再会して大喜びします。イギリスにいるはずの巻島が日本で自分の隣にいることで喜ぶ東堂。お互いが見込んだクライマーの後輩が競っていると考える東堂は、まるで自分たちのようだと喜びます。

2人の決着には「山神」の称号をどちらが手にするかがかかっていると豪語する東堂。だからこそ彼は小野田と真波の走りを見届けようと考えます。

東堂は真波を育てたと言いますが、巻島は自分が小野田を育てたとは思っていません。何も言わないでただ前を走ってただけ。そう思っても、巻島は小野田のゴールを見守ると決めます。だから全力でペダルを回せと…。

KAMUI

東堂さんは巻ちゃんが来るとホントうるさくなる。そこが良いのです!このクライマーズの関係は1年経っても変わらず良いですねぇ。

条件は一緒。手嶋の言葉を思い出した小野田が真波に食らいつく

先行する真波を必死に追いかける小野田。小野田がついて来ればついてくるほど、真波は喜び、プレッシャーを上げていきます。標高が高くなることで酸素はどんどん薄くなる。真波は死を意識すると同時に自分が生きていることを実感し始めます。さらにギアをあげて前に進む真波。息が苦しくなると小野田はどんどん離され始めてしまいます。

ふと小野田は、レース前の手嶋の言葉を思い出します。標高2000mでのレースで全開を出さなくてはいけない状況になったら息が苦しくなってくるだろう。しかし「条件は一緒」「全員等しい中走ってる」

速度計を見て普段の自分と比べずに自分の直感で走れと言われたのを思い出した小野田は、真波を追い抜きたいという純粋な思いで先行します。

残り1.5キロ。小野田はドキドキが増し、真波はよりワクワクし始めます。ペースを乱さずに先行し続けようと考える小野田を見た真波は、彼が去年の優勝で奢ることなく強くなっていると気づきます。

KAMUI

チャンピオンは勝てない。あぐらをかいちゃうんですよね。わかります。が、彼が頑張れるのはチームから託された想いなんですよね。

無茶をしてでも真波を届けると決めた黒田は…

小野田の走りは自分には真似できない。しかし小野田も自分の走りの真似は出来ません。真波はここまで来る途中、黒田にそう言われました。

右ひざを庇いながら走り続ける黒田。真波を届けると決めたからこそ、それを曲げないエリート野郎です。無茶を通すなら痛みを伴うのも彼は覚悟しています。そんな黒田を労わるように、真波は前に出ようとしますが、黒田がこれを制します。今真波がするべきことは足を溜めること。すると黒田は昔話を始めるのでした。

KAMUI

ここで終わりなんですが、ここでまさかの黒田雪成過去エピソードですか!?

アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』まとめ

真波と小野田の約束の勝負ではある者の、2人の後ろには東堂と巻島、手嶋と黒田という先輩たちの姿がしっかりとある回だなと感じました。

言葉にして教えたつもりのない巻島、ここぞという時に心を救ってくれる大事な言葉を教えてくれた手嶋、そんな2人の姿が、小野田をさらに強くしてくれた気がします。

確かに、優勝を手にすると目標がなくなってやる気がなくなるってことありますよね。ですが小野田君は違います。自分ひとりの優勝ではないと思っているからなのでしょう。誰かが一番にジャージを届けてくれればそれでいい…控えめな小野田君が可愛いと思える瞬間でした。

そして真波自身も、自分の生を感じるためにペダルを回していますが、山神・東堂は手ごわいですし、黒田の頑固エリートっぷりにも助けられたことでしょう。道は違えど、2人は共に良い成長のしかたをしていると思わせてもらった回だなと思いました。

ゴールも近づいてきたというこのタイミングで、黒田さんのエピソードが挟まります。真波を発射してそのまま姿を消した黒田。今泉vs御堂筋が行われている後方で、一体何を真波に語ったのか楽しみです。

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