鳴子にすべてを託された小野田と今泉は、御堂筋を抜き去り、ワンツーフィニッシュを狙うためにペダルを回します。
道を正確に把握できない雨の中、大きな水たまりが今泉と御堂筋の戦いをより熾烈なものにしていきます。
勝つのはどちらか。そして今泉の覚醒は…!?
目次
アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第17話のあらすじと振り返り
鳴子の想いを継いだ今泉は、御堂筋との勝負に挑みます。リミッターが外れた今泉は、持てる力を使ってペダルを回し、ついに御堂筋を抜き去りました。
成長し、神経が研ぎ澄まされた今泉は、このまま自分がこのままゴールを手にすることも難しくないと思うようになっているのですが…突然の雨が彼を襲います。条件は皆同じだと思うも、この考えが御堂筋に隙を与えてしまいました。
雨の中、バイクを巧みにコントロールする今泉と御堂筋!この雨はどちらが引き寄せたものなのか!?そして運はどちらの味方に!?
【ネタバレあり】アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第18話あらすじと感想
小野田に課せられたオーダー
雨の中死闘を繰り広げる今泉と御堂筋を。その後ろを小野田は必死に追いかけます。今泉は飛び出す前に小野田に一つのオーダーを伝えていたのです。残り100mでも10㎝手前でもどこでも良いから御堂筋を追い越せと…。
自分は御堂筋としのぎを削り、トップを目指す。そして小野田は粘ってついていき、ワンツーフィニッシュを決めようと、今泉は言ったのです。鳴子が託した思いを、2人で叶えようと今泉は言うのです。約束を達成するため、自分は前に行かなきゃならないんだと強く想い、雨でコントロールが効かないバイクでドリフトしながらコーナーを曲がっていきます。
難しい雨の下りを必死に走る2人の背中を見ながら、必死に追いかけます。
KAMUI
勝負所は巨大な水たまり。今泉と御堂筋の決断は!?
雨で体温が奪われながらも、相手よりも前に前にとペダルを回す今泉と御堂筋。もうすぐ下りが終わるというところで、巨大な水たまりが出来ていることに気づきます。
この巨大な水たまりは勝負所。2人で安全にゆっくり抜けるなんてことはないでしょう。レース終盤のギリギリの体力の中、水深が分からない水たまりのダイブを強いられます。濁った水の中へのダイブで足を取られるか否か、すべては運しだいだと御堂筋は豪語します。
運命のウォーターダイブの覚悟を決める今泉…ですがここで彼はふとあることに気づきます。御堂筋は今泉に「飛び込め」と言いました。饒舌に喋り狡猾に振る舞う御堂筋が、正々堂々と飛び込むだろうかと…彼は勝利の糸口を見つけたのではないのかと…。
水たまりにダイブする直前、コースの左側にある草に隠れた溝蓋を今泉が見つけた時にはすでに遅く、彼はホイールの半分を水の中に取られながら必死にペダルを回します。
出し抜かれた…しかしそれでも、今泉は必死でペダルを回し、海の中からバイクでジャンプし、御堂筋の背後に張り付くのでした。
KAMUI
御堂筋リタイア
狭い溝蓋の上で御堂筋を抜き去ろうと奮起する今泉は、全身を使い、なりふり構わず肩を入れ、ついに御堂筋を抜き去ります。その結果、最後の登りに先に入ったのは今泉でした。登りに入っても彼の加速は止まりません。
今泉が自分よりも前に出ることなど許さない御堂筋は、脚が限界に達していることを理解しながらも必死に今泉を追いかけます。しかし、今泉は手嶋や青八木、鏑木、そして鳴子から託された想いを胸に、前に前に進んでいくため、差はどんどん広がっていくのです。
今泉に負けるわけがない、勝ちを手に取るため、前に前にと必死にペダルを回した御堂筋。しかし、ふとした瞬間に亡き母が「体を大切にして」という言葉を思い出して失速。そのまま意識を失い、落車してしまいます。
めいいっぱいメダルを回して全員を抜き、勝利を手にするはずだった御堂筋ですが、彼はここでリタイア。その姿は壮絶なもの。そして彼がリタイアしたのは去年よりも100mだけゴールに近づいたところでした。
御堂筋のリタイアは早々に京都伏見の他のメンバーに伝えられます。自分たちは御堂筋が出したフェイズをすべてやり遂げ、ムチャぶりしたのにと考えますが、ここで山口は、自分たちこそが御堂筋にムチャぶりをさせていたことに気づきました。
先輩・石垣は御堂筋を頼むと山口に言ったのは、御堂筋がギリギリまで頑張ってしまうことを知っていたからでした。
KAMUI
小野田の心の揺らぎは…
雨は止み、先頭を走る今泉は観客の量を見てゴールが近づいていることを実感します。間もなくして小野田が合流。雨の中も必死に登って来た小野田の力に驚かされます。約束を果たすため、2人はこのまま総北のワンツーフィニッシュを狙います。
今泉の元へと来る途中、小野田は落車した御堂筋に駆け寄ろうと考えます。が、果たさなくてはいけないオーダーの為にここは振り返らず「ごめん、御堂筋君!」といって登っていきました。
小野田の行動は予想外。しかし、彼の揺らぐ心は逃れられない運命を引き寄せることになると、御堂筋は考えるのでした。
KAMUI
アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』まとめ
雨の中ダイブしてしまい、完全に足が取られているにも関わらずそこから飛び出して溝蓋を走るという今泉俊輔のパフォーマンスはヤバいです。
こうして2年目も御堂筋と今泉の激闘は終了。御堂筋君、どうしても勝ちきれない上、去年とほぼ同じところで脱落しているというのが悲しいですね。
もし京都伏見の他のメンバーがまだ残っていれば、彼の結果も変わっていたかもしれません。これからの京都伏見の動きもちょっと見逃せないなと思わされます。
ワンツーフィニッシュが見えてきた小野田と今泉ですが、まだ終わっていない勝負があるんですよね。それこそが御堂筋がいう「逃れられない運命」でしょう。
ここからの盛り上がりもさらに激熱間違いなし!楽しみです!