アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第10話あらすじ/ネタバレ感想!近づく山岳賞。凡人と言われた男が、才能ある男にいわれて気づかされた「才能」とは?

©渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会

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8 年かけた2人の最期の勝負。努力を積み重ねてきた手嶋は、ひたすら前に進み、めいいっぱい無理をしながら葦木場の前を走ります。

葦木場はペースを上げますが、手嶋を追い抜くことはできません。この時手嶋は、驚きの光景を目にします。そして葦木場は、これこそが手嶋純太の才能だというのです。

凡人と呼ばれ、努力を積み上げてきた手嶋の才能とは…

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アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第9話のあらすじと振り返り

小学生の頃、音楽を通じて仲良くなった手嶋と葦木場は、ロードバイクに憧れて一緒に自転車を始めることに。中学に入っても2人の息はピッタリで「あしてし」と呼ばれるほどでした。しかし、レースでは結果が出ない2人。転校が多く、同じ高校に進学できるかわからない葦木場を表彰台に登らせたいと思った手嶋は、彼に山岳賞を取らせようと奮起しました。しかし、葦木場は表彰台よりも綺麗な景色を堪能して飛び出さなかったたことで2人は決裂。葦木場は自転車に乗ることさえやめてしまいました。

同じ自転車競技部の東尾から、手嶋が陰で努力を積み重ね、自分を犠牲にして葦木場に山岳賞を取らせたいと語っていたと、葦木場は聞かされます。自分のために色々やってくれていたことに気づかずに景色を堪能して反発し、手嶋の努力を踏みにじってしまったと後悔する葦木場は、雨の中必死に手嶋を探します。自転車で上がった息の音を聞いてようやく彼を見つけた葦木場は謝罪。いつか2人で山岳賞を取ろうと誓いあうのでした。

そして高校3年のIH。手嶋は努力し、葦木場は才能を開花させました。そんな2人はチームは違えど、山岳賞に向かってペダルを回していくのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第10話あらすじと感想

迫る山岳賞。手嶋を追いかける葦木場の頭の中で鳴っていたのはクラシックではない?

小学生の頃に出会い、中学で共に自転車競技部で力をあげ、高校では別のジャージを着て競い合う手嶋と葦木場。これまでの8年をかけた最後の勝負が続きます。手嶋はめいいっぱい無理をしてペダルを回し葦木場より前に出ます。そんな手嶋の走りに感化された葦木場はさらなる加速を見せます。

残り1キロに差し掛かった時、音楽室で語り合ったあの頃を思い出しながら走っていた葦木場は、自分の頭の中で鳴っていたのはクラシックではなく、手嶋のバイブレーションだということに気づきます。

KAMUI

凡人・手嶋の必殺技である「めいいっぱい無理をする」が、葦木場に何か気付きを与えたということでしょうか?

手嶋の才能

ペースを上げる葦木場に追い抜かれまいとペダルを回す手嶋。彼の努力は観客の心も動かし、気づけば手嶋を応援する人の声であふれていました。手嶋って誰だ?俺か?凡人の自分がどうして応援されるのか、最初はわかりませんでした。しかし、かつて鳴子から最後の山の歓声がヤバいと言われていたこともあり、人々の声が前に進むパワーになっていると気づかされます。

これは手嶋の全力ではない。これから手嶋はもっと早くなると察した葦木場は、彼のバイブレーションを聞きながらペダルを回していきます。葦木場の中の手嶋は、カラオケでみんなを盛りあげるすごい人。マイクから自転車に変えただけ。つまり、葦木場はずっと手嶋の才能を見抜いていたのです。

KAMUI

これはなかなかに深いなと思ってしまいました。周囲のより劣っていると思えば思うほど、自分には何もない。そして手嶋は探すことも辞めたのだろうと思う。それを葦木場はずっとしっていたというのは、なんか幸せだなぁと思えてしまいました。

手嶋が山岳賞のゴールを狙う位置にいることは、金城達OBの目にも入ります。手嶋が葦木場と競っていることに金城は驚愕。しかし、才能もセンスもない手嶋は人の期待に応えられる男。そして才能は人から見つけてもらうものだと巻島は語ります。その人物は近くにいすぎてはわからない。時々会うやつ、ひょっこり現れたやつが見抜くもの。手嶋にとってそれは葦木場だったのだと…。

KAMUI

手嶋の近くにいた葦木場は、ずっと彼の凄さに気づいていた。それがこの大舞台で開花したのは嬉しいことです。みていてこっちもバイブレーションがあがります。

手嶋を応援する声は、風に乗って小野田達の耳にも入ってきます。信じてファーストアタックを託したクライマーは、箱根学園のエースと互角にやっているとわかるなり、3人の士気は上がっていきます。箱根の司令塔である黒田は、彼らの沸き上がるプレッシャーを感じ、もう力なんて残っていないと踏んでいた手嶋がこうなるのを見越して送り出したのかと驚きます。

一番自分を信じていなかった男の過去

信じる信じると言って、一番自分を信じていなかったのは手嶋自身。彼の今までの道のりは決して平坦なものではありませんでした。自分を弱いと決めつけず、手嶋純太は必死にこのIHでペダルを回してきたからこそ今があります。

山岳賞に向けて肩をぶつけ合いながらも登っていく手嶋と葦木場。ゴールを目の前にしているこの状況で、葦木場は手嶋と不思議と一体感があるように感じて喜びます。

というのも、葦木場は過去に自転車を辞めようとした手嶋を必死に引き止めた過去があるからです。中学3年の冬、一つ年下の選手に負けたことで、好きと勝つはちがう、それで目が出ないならしょうがないだろうと、手嶋が後ろ向きなことを言ったことがあったのです。

自転車は気持ちが大事だと自分に教えてくれたじゃないかと葦木場は訴えかけますが、その頃の手嶋の心はすっかり折れてしまっていたのです。カラオケの才能はありそうだから、高校ではカラオケ部とか立てるわといって、手嶋は葦木場の元を去っていくのでした。

KAMUI

これ…優勝したのって今泉君ですね…。過去の話からすぐに察してしまいました。この出来事があったからこそ、最初手嶋は今泉を「エリート」って呼び続けていたのですから…。

アニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』まとめ

これはまた…手嶋純太の好感度が爆上がりする回だったのではないでしょうか?自分には才能がない、才能あふれる人たちに囲まれながら、必死にあがいてあがいて努力を続けきた彼の耳に入った声援は、それは大きな力になるでしょう。しかも、それは自分の走りに魅了された人たちが出す声。誰かの犠牲に走る男が、誰かの期待を背負う男になっていたというのは、なかなかの胸アツ展開だったと思います。

しかもその才能を見つけたのは幼いころから一緒だった葦木場。青八木ファンからすればどうして…と言いそうなところですが、結局彼も手嶋の才能に知らず知らず引き寄せられていたのではないのかなと思ってしまいます。

そして2週に渡って山岳賞の結末を焦らすなんて…。もう残り少ない距離で果たしてどんなドラマが待っているのでしょう。楽しみです。

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