アニメ『よふかしのうた』第9話あらすじ・ネタバレ感想!「ダル男」と化した人間に付きまとわれるセリでしたが……?

Ⓒ2022コトヤマ・小学館/「よふかしのうた」製作委員会

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「週刊少年サンデー」で連載中のコトヤマによる同名作品をアニメ化した『よふかしのうた』。

セリとカラオケに行くことになったコウ。

セリは最近、恋愛感情を拗らせた通称・ダル男に付きまとわれているようで、カラオケ中もドア越しに中を覗く人物が現れます。

ダル男の存在が面倒になったセリは、殺そうと決意しますが……。

早速、アニメ『よふかしのうた』第9話をレビューしていきたいと思います。

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【ネタバレあり】アニメ『よふかしのうた』第8話のあらすじと振り返り

「初めて血を吸われてから一年以内に吸血鬼にならなかった人間は、一生吸血鬼にはなれない」という事実を知ったコウ。

アキラに会った際に一連の話をすると、一年経っても吸血鬼になれなかった場合、また吸血鬼たちに命を狙われてしまうのではないかと言われ、ハッとします。

一方、アキラは学校で同級生の真昼と久々に会話を交わし、彼が年上の女性に恋をしていること、その人に会うために夜更かしをしていることを知ります。

そんな真昼に心配されていたコウはというと、夜の街でセリに遭遇し、ナズナとの関係に進展があったか聞かれます。

自分が受け身のままでは何も進展しないと悩んでいたコウは、セリからのアドバイスを受け、ナズナをデートに誘いました。

しかし、セリに貰ったメモ通りに行動したコウは、ナズナに愛想をつかされてしまいます。

初めてのデートが失敗に終わり、予想以上のダメージを受けたコウは、自室のベッドでへこんでいました。

その頃、同じく自宅へ戻ったナズナはゲームをしていましたが、空腹を感じて立ち上がります。

そして、セリのメモの最後に書いてあった「夜景を見ながら食事」という言葉を見て、あることを思い立ちました。

ナズナはコウを迎えに行くと、「デートの最後くらいはちゃんとやっとくか」と言いながら夜の空へ連れ出します。

「いつも通りいろよ。 あたしは結構楽しいよ」と言って、夜空で吸血行為に及ぶナズナにとって、それはまさしく「夜景を見ながら食事」でした。

別の夜、コウは街ですれ違った真昼に声を掛けられます。

成績優秀、運動神経抜群、友達が多い人気者で、実家は花屋……素敵な要素をたくさん持っている真昼に憧れていたコウは、彼に友達と言われたことを嬉しく思っていました。

そこへ偶然通りかかったアキラが合流し、久しぶりに幼馴染三人で会話を交わします。

コウが学校にも行かず、女と夜遊びをしていると知った真昼は驚きますが、「ありがとう。 ちょっと勇気出たわ」と言って、先にその場を離れて行きました。

何故だかわからないけど真昼に感謝されたコウが喜ぶ一方、アキラは真昼が好きな人に会いに行ったと知っているので、少し複雑な表情を浮かべます。

同じ夜、コウを探して街を歩いていたナズナは、中学生男子――真昼と、年上女性のカップルを発見。

「中学生は犯罪っぽいよな」と思いつつも、お互いを探していたコウとようやく出くわすと、手を差し出しました。

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【ネタバレあり】アニメ『よふかしのうた』第9話あらすじ・感想

セリの悩み

恋愛感情を持って迫ってくる男たちに嫌気が差していたセリ。

最初は眷属にしてもいいかな、と思っていても、だんだん面倒になってしまうのです。

そんな時、偶然見かけたコウに声を掛けようとすると、ナズナから蹴りを入れられてしまいました。

眷属にするつもりもない人間と仲良くするナズナを咎めていたはずのセリが、何故コウに話しかけようとしたのか……そう問われたセリは目を伏せます。

コウに殺意を向けたことがあるセリを警戒していたナズナでしたが、去っていくセリを追いかけるコウを止めることまではしませんでした。

コウは、セリには何か話したいことがあったのではないかと思い、彼女に悩みがあるなら聞こうと思ったのです。

そんなコウをカラオケに誘ったセリは、恋愛感情を向けてくる人間を相手にすることが面倒になってきたと明かします。

一瞬理解してもらえないかと怯んだセリでしたが、コウは「恋愛こそが人生の本質って奴ら、むかつくもん」と答えました。

その言葉を聞いて、セリは「だからナズナは夜守くんが……」と呟き、面倒になったら相手を殺せばいいと、何とも物騒な発言をするのでした。

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セリはずっと何かを憂いているような表情で、ナズナとコウの関係を羨んでいるように思える言葉もありますが……?

「ダル男」登場

コウがカラオケで30年前の曲を歌ったことに「古い」とツッコむセリでしたが、「いいじゃん、好きなんだから……」というコウの言葉が腑に落ちたのか、他の曲も聴きたいと言い始めます。

何となく和やかな雰囲気になったその時、扉を強く叩く音が……。

コウがガラス越しに覗いてくる眼鏡をかけた男に怯える一方、セリは普通に話を続けます。

どうやらセリに想いを寄せ、感情を拗らせてしまった一人――通称・ダル男のようでした。

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ちなみに、「ダル男」は原作では「メンヘラ」と呼ばれています。

セリが部屋の中から挨拶だけすると、扉を叩く音が止みます。

しかし、相変わらずガラス越しに覗いていて、セリは「面倒になったら殺す」を実行しようとしました。

コウがそれを止めるうちに二人のやり取りはヒートアップしてしまい、その大声につられてダル男が扉を開け、「喧嘩?」と問いかけながら入ってきてしまいます。

ダル男の目が「話し合える人の目」ではないことに気付いたコウは、とにかく命を助けようと、彼を連れて逃げ出しました。

路地裏まで逃げてくると、ダル男はコウとセリの関係を問いただしてきます。

コウは、さっきまで抱いていた印象よりもだいぶまともに見えるダル男に、「あなたの悩みを、まっとうな恋愛感情を」聞かせてほしいと言いました。

恋は盲目

ダル男とセリの関係は、ダル男が酔って転んだところに、セリが声を掛けたことがきっかけでした。

ダル男は、最初のうちは純粋にセリと会うことを楽しんでいましたが、だんだん離れている時間が長く感じるようになり、ストーカー化していきました。

コウが話を聞いているうちに、セリが現れます。

セリは自分が吸血鬼であることを明かし、ダル男の命を狙いました。

そこへ立ちはだかるコウに対し、セリはまずコウを殺そうと勢いよく飛び出します。

すると、頭上からナズナが降りてきて、セリの上に乗って取り押さえました。

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セリやダル男と話している間もずっと時計型トランシーバーを触っていたコウなので、ナズナを呼び出していたことは明白です。

半ば拘束状態にされたセリに、ナズナは問いかけます。

「なんで今回に限って殺そうなんて思ったの? ……お前にとってこの眼鏡くんは何なんだ?」

セリよりも早く口を開いたのは、ダル男でした。

「好きになっちゃいけなかったんだ……僕らは友達なんだから」

「ずるい」

ダル男改め、秋山昭人――通称・あっくん(吉野裕行)は、セリにとって友達と呼べる人間でした。

人間との関わりすべてに恋愛がついてくることに飽きてしまったセリは、無意識に惚れさせようと行動を取ってしまう自分にも嫌気が差し、疲れていたのです。

そんな中、あっくんとの友人関係は心地良いものでしたが、あっくんがセリに恋愛感情を抱いてしまった以上、友達ではいられません。

セリはあっくんに、なかったことにしようと告げました。

吸血鬼のナズナと人間のコウの友人関係は特殊なものだと説明したうえで、自分たちは会うのをやめたほうがいいと語るセリ。

しかし、「友達やめたくないよ」と泣き出してしまったセリを見て、あっくんは自分を眷属にしてくれと頼みます。

吸血鬼になってでも、セリから離れないと決めたのです。

二人の姿を見て、コウが「ずるい」と思ったことは、ナズナにはバレていました。

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コウの考えはナズナにはお見通しで、いい友人関係だと思う一方、このままではコウの願いが叶わないと考えると複雑です。

晴れて吸血鬼になったあっくんを祝うため、セリの提案で4人はカラオケに行きます。

そこでコウが選んだのはやっぱり30年前の曲で、ナズナにも「古い」と言われるのでした。

アニメ『よふかしのうた』第9話まとめ

いかがだったでしょうか。

コウが歌っていたのは、米米CLUBの「浪漫飛行」。

劇中ではイントロが流れただけで歌唱シーンはありませんでしたが、コウを演じる佐藤元が歌っているのも聴いてみたいですね。

次回、第10話も楽しみです。

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