「週刊少年サンデー」で連載中のコトヤマによる同名作品をアニメ化した『よふかしのうた』。
ナズナが”添い寝屋”を営んでいることを知ったコウ。
正式な衣装だというナース風コスプレ姿のナズナからマッサージを受けます。
意外にもツボなどを心得ているナズナのマッサージにリラックスし始めてきたところに、呼び鈴が鳴り……。
早速、アニメ『よふかしのうた』第5話をレビューしていきたいと思います。
目次
【ネタバレあり】アニメ『よふかしのうた』第4話のあらすじと振り返り
今日も夜遅くに外出していたコウは、ナズナとキスしたことを意識しすぎて、自分はもうナズナのことが好きなのではないかと考えるようになります。
しかし、意識しているが故に、ナズナと顔を合わせることができず、珍しくわかりやすい場所で待っていたナズナのことをスルーしてしまいました。
そんな中、夜の街で他人のキスシーンを目撃したコウは、動揺したのちにハイテンションになっていきます。
コウを探していたナズナがやって来ると、意気揚々と首筋を差し出しますが、吸血鬼になることはありませんでした。
コウの考えに気付いていたナズナは、キスしただけで恋をしたわけではない、勘違いしていると告げ、コウは恋愛感情と性欲を間違えたのだと言います。
さらに、コウとナズナはお互いファーストキスだったことを明かしますが、動揺するコウに対し、ナズナはキスとは友達同士でするものだと語るのでした。
一方、普段は早寝早起きの生活をしているのに、最近ずっと眠りが浅いアキラは、夜中の0時前に目が覚めてしまい、制服を着て夜の散歩に出ます。
そこでコウと遭遇し、一緒にナズナの自宅へ行くことに。
夜通しテレビゲームに興じるコウとナズナを生暖かい目で見守っていたアキラでしたが、二人がいつも一緒に寝ていることに気が付くと、驚きを隠せません。
すると、ナズナはアキラも寝床をともにするよう促しました。
三人で布団に横になったものの落ち着かないアキラを前に、ナズナはコウの首筋に顔をうずめ、吸血を始めます。
二人の吸血行為が需要と供給のもとで行われていると知ったアキラは、ナズナにとっては美味しい食事だとしても、コウにとっては何なのかと尋ねました。
コウが吸血鬼になりたいと明かすと、アキラは将来の夢などの話題に疎かったコウが目標を見つけたことに対し、良かったねと呟きます。
そして、コウから自分の夜更かしを見せておきたかったと言われ、夜更かしを楽しんでいることや、吸血鬼になろうとしていることに理解を示しました。
それでも、学校には誘い続けると言います。
寝るつもりはなかったアキラですが、気が付けば4時間ほど眠ってしまい、慌てて学校へ向かおうとしました。
すると、出掛けようとしていたアキラに声を掛けたナズナが、人は一日に満足するとよく眠れるのだと話し、「よく寝たかい?」と問います。
アキラは「さぁ、どうなんでしょうね」と答えますが、学校へ向かう足取りは軽く、心なしか柔らかい表情をしていました。
【ネタバレあり】アニメ『よふかしのうた』第5話あらすじ・感想
ナズナの日常
いつもよりも早めの夕方頃に目を覚ましてしまったナズナは、自宅でゲームをしたり、宅配の不在票を確認したり、テレビを付けてみたりと、一人の時間を過ごしていました。
やがて暇をもてあますようになり、夜の街へと出掛けていきます。
街を行き交う人々の顔を眺めたり、公園のベンチの下にいた野良猫と戯れる間も、腕に巻きつけた時計型のトランシーバーが気になっていました。
銭湯に立ち寄ったナズナは、時計を番頭の若い男性に預け、鳴ったら教えてくれと頼んでから風呂へ向かいます。
吸血鬼が鏡に映らないという設定を何となく不便に思いながらシャワーを浴びていると、浴場の外でトランシーバーの呼び出し音が鳴り、番頭に教えてもらうより早く外へ出ました。
急いで出てきたナズナはいつものように髪を結っていません。
合流したコウは、普段と違うナズナの姿に赤面してしまうのでした。
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感情の行先
コウが風呂に入りたがると、先ほど途中であがってしまったナズナも便乗し、二人は銭湯へ。
広い湯船に浸かったコウは、さっぱりする気持ちとともに不安や葛藤をおぼえます。
ナズナといる時間は楽しいけれど、自分も知らない自分の感情を知ったりと心は忙しく、楽しいと思うこともストレスがかかるのだと実感している最中でした。
風呂から出ると、相変わらず普段と違う姿をしているナズナに心を乱されてしまうコウ。
自分の気持ちを確認したくて、吸血行為をせがみます。
空腹だったらしいナズナは優しいハグをすると、首筋に顔をうずめて歯を立てました。
コウは痛みと快感にあえぎ、ナズナが以前言っていた通り、この吸血行為を「まぐわい」だと心の中で認めるのでした。
いつもよりも長い吸血に疲弊してしまったコウは、近くにあった「休憩」できる場所の看板を見て、そこで休憩していこうとナズナを誘います。
室内に入ってからそこがラブホテルだと気付いたコウは、両手で顔を覆うしかありません。
一方、コウの考えなどお見通しなうえに、もちろんラブホテルだということもわかっていたナズナは、はしゃいで見せたあと、コウの気持ちを宥めるように肩を抱きました。
コウの状態に応じて血の味が変わると気付いたナズナは、「楽しい」「苦しい」「嬉しい」「悲しい」といった感情を求めるように語りかけます。
コウは様々な感情の行先が、恋だといいなと思いました。
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添い寝屋 ナナクサ
ナズナの過去の吸血行為が気になり始めたコウ。
その矢先、道行く人々を眺めていたナズナが、ある一人の男性を指して血を吸ったことがあると言い出します。
そんなナズナにデリカシーがないと注意するコウは、そういった自分の気持ちが嫉妬心であることに気付いていました。
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しかし、ナズナにとって吸血は食事なので、必要不可欠なはず。
今はコウの血しか吸っていないそうですが、これまではどうしていたのかと問うと、ナズナは自身の”仕事”を明かします。
実は、ナズナは自宅を店にして”添い寝屋”を営んでいました。
正装だというナース風コスプレ姿で現れたナズナに動揺するコウでしたが、メニュー表を見せられ、マッサージをしてもらうことに。
独学ながら意外にもしっかりとツボなどを心得ているナズナのマッサージは、とても落ち着くものでした。
こうして気持ちよく眠ってしまった客の血を吸っていたのだと想像できます。
コウはナズナのセクシーなナース姿にドギマギしつつも、リラックスしていきました。
ご褒美のキス
しばらくすると部屋の呼び鈴が鳴ります。
夜中だし間違いだろうと言いながら、ナズナは玄関へ向かいました。
外を覗くと、常連客の女性・白河清澄(日笠陽子)が立っています。
今日はもう仕事をする気持ちにはなれないというナズナは、コウに代わりを務めるよう頼みます。
当たり前ですが接客などしたことがないコウは嫌がりますが、ナズナの押しに負けて玄関へ。
扉を開けて迎え入れようとすると、女性の店員はいないのかと聞かれてしまいました。
ひとまずナズナは休んでいることにして、部屋の中へ客を通したコウは、別室のナズナのもとへ行き、バトンタッチしようとします。
すると、ナズナは給料を出すから施術も任せると言い始めました。
コウが必死に拒否すると、ナズナは唇が触れるほどの距離まで近寄ってきて、ご褒美のキスも追加すると囁くのでした。
アニメ『よふかしのうた』第5話まとめ
いかがだったでしょうか。
ナズナが添い寝屋を生業としていることが明かされ、新キャラクターも登場した第5話。
ご褒美のキスを匂わされたコウは、ナズナの代わりに施術をするのでしょうか?
次回第6話も楽しみです。