『エール』最終週119話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!音楽に愛された作曲家・古山裕一から若者への「エール」

『エール』最終週119話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!音楽に愛された作曲家・古山裕一から若者への「エール」

出典:『エール』公式ページ

日本の音楽業界の第一線から退いた裕一(窪田正孝)を訪ねてやって来た広松(松本大輝)は、クラシック音楽の作曲家志望の青年。

その彼は、どうして曲を書くことをやめてしまったのか裕一に聞き、また曲を書いてほしいと懇願します。

ふと裕一は、亡き小山田耕三(志村けん)が密かに裕一に送ってくれた手紙のことを思い出し、未来ある若者へ自身の正直な想いを告げるのです。

そして病に苦しむ音(二階堂ふみ)は、か細い声で歌い、「海が見たい」というと、裕一は音を支え…。

物語のフィナーレは多幸感に溢れ、喜びの涙がこぼれ落ちました。

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『エール』前回最終週118話のあらすじと振り返り

オリンピックのオープニングテーマを作るという大仕事を受けた裕一(窪田正孝)でしたが、開催まであと1年と差し迫っているにもかかわらずなかなか作曲を始めないことで、音(二階堂ふみ)は不安を募らせます。

裕一はすでに局はここにあると胸を叩き、安心してと言うのですが、ではどうして書かないのかと疑問を抱く音。

すると木枯(野田洋次郎)が、それは生み出す喜びをまだ噛みしめていたいからか、最後のピースが足りないからだろうと考察します。

ただの日本の音楽にしたくない、マーチにしたくないという想いで作曲できないでいた裕一。

そして穴の開いていた最後のピースは、鉄男(中村蒼)や久志(山崎育三郎)たちを交えたどんちゃん騒ぎの末に見つけます。

いつまでも出会った頃のように騒げる人がいるという幸せ。

人と人の繋がりの尊さを詰め込み、ついに曲は完成。

紆余曲折ありましたが、裕一の作った「オリンピックマーチ」は、世界中を喜ばせました。

それから10年後、共に仕事をしてきた池田二郎(北村有起哉)が亡くなり、音は乳がんを患って闘病生活をすることに。

すると裕一は第一線を退くことを決意し、音とともに静かに暮らし始めます。

そんなところに、一人の青年・広松寛治(松本大輝)が訪ねてきました。

【ネタバレ】『エール』最終週119話(最終回)あらすじ・感想

日本音楽の後継者と言われ裕一(窪田正孝)が思い出す小山田(志村けん)からの手紙

裕一(窪田正孝)を訪ねてやって来た広松寛治(松本大輝)は、大学で音楽を学び、作曲家を目指す青年。

音楽の歴史を学び、裕一が過去に作曲した「竹取物語」や「反逆の詩」のことも知っています。

そんな彼が疑問に思っていたのは、裕一がどうしてクラシックを捨て、流行歌を選んだのかということです。

最初は生きるためだったと語る裕一。

しかし今では、クラシックとか流行歌とか関係ない。全てが音楽だと告げると、広松は素晴らしいと微笑みます。

他に質問はないかと裕一が聞くと、彼はこんなことを言い出しました。

「古山先生は、小山田先生(志村けん)から続く日本音楽の正当な後継者だと認識しています」

小山田耕三。

その名前を聞いた時、裕一の脳裏にあることが蘇ります。

それは13年前、小山田が亡くなったという訃報が電話で伝えられた後のこと。

小山田の秘書をしていた猿橋(川島潤哉)が、彼が亡くなる3日前に書いた裕一への手紙を持ってきたのです。

投函するか悩んでいたという小山田。

しかし、猿橋は自身の判断で、裕一にこれを手渡したのでした。

「久しぶりだね」から始まった小山田の手紙には、裕一の舞台も映画もずっと見てきたと書いてあります。

裕一の音楽に触れたことで、自分は音楽を愛していたが裕一は音楽に愛されていたと自覚したこと、自分が余計なことをしなければ裕一はクラシックの世界で才能を開花させていたハズだということ、自分のエゴで裕一の心を蝕んでしまい悔やんだこと。

そして、オリンピックマーチを聴いた時は、心の底から嬉しかった。国民を代表して賛辞を贈りたい。そしてどうか許してほしいと…。

「今度は語りたい。先に逝く。こっちに来たら声をかけてくれ」という言葉で手紙は締めくくられていました。

晩年、裕一の曲を聴いた小山田は、彼のことを嬉しそうに語っていたと言う猿橋。

裕一自身、小山田の本で勉強をしてきたから感謝しかありません。

天国でお話できるのが楽しみですと言い、裕一は感謝の言葉を返すのでした。

そして最後に猿橋に教えられた小山田の一面は…。

「古山先生の前ではしかめ面でしたが、笑顔は子供みたいにチャーミングでした」

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この時ふと映る小山田先生の微笑み。偉大なる人、どうか安らかに…

曲を書いてほしいと言う若者に対する裕一(窪田正孝)の答えは

元気なのにどうして書かないのか?と聞かれると、裕一は広松にこんな質問を投げかけました。

「君は楽器を使って作曲をしますか?」

普段はピアノを使って作曲をするという広松。

裕一は自分も小さい頃は母・まさ(菊池桃子)に買ってもらった小さなピアノを作って作曲したが、次第に自分は歌詞を見つめ、その土地の人と出会い、そこから浮かんだものを譜面に起こしてきたと言います。

そのため、裕一の中には今でも音楽が毎日毎日あふれてきます。

海を見ても、花を見ても、妻の音(二階堂ふみ)との他愛のない会話の中でも…。

それらを譜面に起こすのは、今の裕一にはまどろっこしいこと。

だから譜面に書くことはしないのです。

広松が「我々若い世代に新しい道を示してください」と懇願するも、今まで人のために音楽を作ってきたから、これからは自分の中にある音楽を自分だけで楽しみたいと胸の内を伝える裕一。

そして…。

「私の役目は終わったんだ。君たちが担ってくれ」

そう言って裕一は、拳を握りしめる広松の手をポンポンと叩き、背中を押してやるのでした。

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潔い引き方。これは裕一が未来ある若者に期待をしている証拠でもあるのでしょう。優しさが、愛がここにも見えたような気がした瞬間です。

広松が帰ると、音は「熱意のある若者だったわね」と言います。

すると裕一は、「彼らの世代がまた新しい音楽を紡いでくれるよ」と、優しく返すのでした。

夫婦二人離れることはなく、海を見て幸せを語る

音の看病中、窓を閉めようと裕一が扉へ向かうと、聞こえてくるのは波の音。

すると音がか細い声で歌います。

「暮れゆく 暮れゆく 夕焼けの空

あかね色や金色 落ち葉の道」

「裕一さん」

「うん」

「海が見たい」

「体に障るよ」

「海が見たい。あなたと出会った頃のように。歌を…歌いたい」

「わかった。行こう」

裕一は音を抱き起こし、肩を支えて共に歩きます。

音は裕一に支えられながら一歩一歩踏み出し…。

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GreeeeN「星影のエール」がここで流れるのはズルい!幸せいっぱい過ぎてポロッと涙が出ました!

砂浜に足がつくと、そこにいたのは若き頃の2人。

喜びに満ちた2人が走り回り、砂浜に置かれたオルガンで裕一が曲を奏でると、音がその隣で歌います。

「音、会えてよかった。音に会えてなかったら、僕の音楽はなかった。出会ってくれてありがとうね。」

「私もあなたと一緒にいられて幸せでした」

そうして2人はお互いへの想いを語り合い、海へと走り出していくのでした。

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この海は豊橋。2人は最後、この波の側で余生を過ごしたと考えると、本当に素敵な人生だったのではないかと思えます。

『エール』最終週119話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

『エール』はコロナウイルスの影響もあり、週5回となったり、過去の朝ドラよりはいささか短い放送でしたが、内容は引け劣りません。

才能の見つけ方、夢を諦めないこと、身近な人の愛に気づくこと、愛することの喜び、自分の信念を貫くことなど、多くのことを教えてくれた作品だと思いました。

また、戦争を色濃く描いた週は、今でも印象深く残っています。

戦争という辛い時代を乗り越え、そこから蘇る力を見せてくれた裕一。

しかも、その想いを曲に乗せて、見ている私たちにも「エール」として届けてくれた、非常に優しい作品だったなと思います。

音楽は本当に素晴らしい。

日本にその素晴らしさを色濃く教えてくれた裕一ならび、モデルとなった古関裕而さんに、感謝したいです。

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