『エール』第20週100話あらすじ・ネタバレ感想!裕一の思いを受けた久志は未来ある若者のために…

『エール』第20週100話あらすじ・ネタバレ感想!裕一に説得された久志は未来ある若者のために…

出典:『エール』公式ページ

裕一(窪田正孝)が置いて行った楽譜を返そうと古山家を訪れた久志(山崎育三郎)。

久志が、歌えない、同情されたくない、他にも歌手はいっぱいいるだろうと胸の内を語ると、音(二階堂ふみ)は裕一が大倉(片桐仁)に何度も頼み込んだ時のことを語ります。

そして、音の胸の内も…。

絶望を知っているからこそ歌ってほしい。

そう強く願い、何度も何度も久志に歌ってほしいと声をかける裕一は、なんと彼を甲子園に連れていくと言い出します!

果たして久志は、「栄冠は君に輝く」を歌うのでしょうか?

気づけば今回で100話!

戦争を乗り越え、野球で日本が熱くなる記念すべき回と言ってもいいでしょう。

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『エール』前回第20週99話のあらすじと振り返り

『エール』第20週99話あらすじ・ネタバレ感想!池田二郎に言われ、久志は再びマイクの前へ

出典:『エール』公式ページ

久志(山崎育三郎)のことが気になり、仕事に集中することができない裕一(窪田正孝)。

そこで彼は池田二郎(北村有起哉)に久志の説得を頼みます。

二郎は久志に裕一は久志を一生涯の友と呼び、助けたいと言っていることを伝え、その後、今の久志にピッタリな詩「夜更けの街」を作詞してきました。

久志はこれを見事に歌い上げ、歌手として戻って来たかに見えました。

が、その夜に焚火の材料にされた「暁に祈る」のポスターを見た時、実家で言われた「戦犯」の言葉がフラッシュバック。

久志は翌日にはまた酒を飲み、歌ったおかげで遊ぶ金が手に入ったと憎まれ口を叩きます。

鉄男(中村蒼)や藤丸(井上希美)は呆れて彼の元を去りましたが、裕一は諦めません。

大倉(片桐仁)にも、また甲子園の曲を久志に歌わせてほしいと何度も頭を下げるのですが、戦時歌謡で名を馳せた裕一を推薦するだけでも精一杯と言われてしまいます。

それでも裕一は何度も何度も頭を下げ続けるのでした…。

【ネタバレ】『エール』第20週100話あらすじ・感想

久志(山崎育三郎)に歌ってほしい裕一(窪田正孝)の心は折れない

飲んだくれる久志(山崎育三郎)の足元に譜面を置く裕一(窪田正孝)。

それは、全国高校野球選手権大会の曲「栄冠は君に輝く」です。

久志の歌で完成させたいんだと、裕一は笑顔で語ります。

「本当にしつこいね」と久志が言うも、「自分でもそう思う。また来るね」と言って、裕一は去っていきました。

KAMUI

裕一の頑固さご存じですよね?そして、その道のプロは妥協を許さないものです。だから素晴らしいものを作ってくれるんだと思います。

久志(山崎育三郎)を説得する音(二階堂ふみ)の小さな嫉妬が垣間見える

華(古川琴音)は家でこっそり野球の勉強をするも、音(二階堂ふみ)にその姿を見つけられて大慌て。

何でもないとごまかすも、音はこの前の野球部の男の子のことを聞きたくて仕方がありません。

KAMUI

思春期の娘のことなんだからそっとしておいてあげなよ音。わかるけど!

そんな母の手から逃げるため、散歩に出かけようとする華。

戸をガラリと開けたそこには久志がいました。

譜面を返しに来た久志にどうして歌えないのかと音が聞くと、「同情されたくない」「僕じゃなくてもいいでしょ」「他にも歌手はいっぱいいる」と理由を並べます。

すると音は、大倉(片桐仁)に何度も頼み込んでいた時の裕一の姿を語り始めます。

『エール』第20週100話

出典:『エール』公式ページ

音は扉の外から聞いていただけでしたが、久志は他の誰よりも向いているとひたすらお願いをしていたというのです。

裕一は久志を歌手として信頼している。同情じゃない。彼は久志の歌が大好きなんだと訴えるとともに、音はそっと「羨ましかった」と、呟くのでした。

KAMUI

そう、音だって歌手になりたいんですよ。でも裕一の歌手としての一番は久志!そりゃ羨ましいですよね。久志もちょっとハッとした感じ。気づいたかしら?

僕には歌えないという久志(山崎育三郎)を甲子園へ連れていく裕一(窪田正孝)

家に帰って来た裕一に対し、久志は「栄冠は君に輝く」を「良い曲だと思う」と言いつつ、「今の僕には歌えない」とまた拒否します。

「夜更けの街」は今の自分によく合っていたからこそ歌えた。しかし、希望にあふれた曲はムリだと言うと、裕一は突然「甲子園へ行こう!」と言って、夜行列車で大阪へ!

KAMUI

裕一のこの行動力よ!純粋なくらい真っ直ぐ。久志に歌ってもらうためならなんでもするという勢いが良いですね!

球場のマウンドに立つ裕一と久志。

すると裕一は、『栄冠は君に輝く』の作詞をした多田良介について語り始めました。

『エール』第20週100話

出典:『エール』公式ページ

16歳の時に野球で怪我をしたことが原因で骨髄炎を発症。

右膝から下を切断し、二度と野球ができない体になってしまった彼は文学の道へと進み、この詩を書いたと言います。

絶望の淵に堕ちた自分たちができることは、未来ある若者を応援することだと、裕一は言うのです。

「久志の絶望の原因は自分だ。苦しめてしまって本当に申し訳なかった。僕もどん底まで落ちた。どん底まで落ちた僕たちだから伝えられる。」

「未来ある若者にエールを送ろうよ」

「久志、君なら歌える。お前じゃなきゃダメなんだよ!」

そう言って裕一は、野球のボールを久志に投げます。

受け取ったそのボールには「栄冠は君に輝く」という文字が…。

『エール』第20週100話

出典:『エール』公式ページ

KAMUI

友情を感じるとともに、未来への大きな可能性を感じずにはいられない瞬間でした。嗚呼、涙が。

久志(山崎育三郎)は「栄冠は君に輝く」を歌い、日本中が希望にあふれていく

裕一からの思いを受け取った久志は、目に涙をためながら、「栄冠は君に輝く」を歌い始めます。

いざ甲子園が始まると、観客は熱狂。

ラジオに聞き耳を立てる人たちもあちこちにあふれました。

球場には大倉はもちろん、作詞をした多田(寺内崇幸)も松葉杖をつきながらやってきて、この光景を喜ぶのでした。

『エール』第20週100話

出典:『エール』公式ページ

KAMUI

日本中が明るくなった瞬間。それは戦争でどん底を味わった者たちからのエールによって作られたと考えると、すごいことですね。そして多田役が元巨人の寺内崇幸選手!音楽家だけじゃなく、野球選手までキャスティングするとはと驚きました。

『エール』第20週100話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

100話目にして裕一たちが大きなエールを日本中に届け始めた、そんな瞬間に見えました。

しかも球場で熱い戦いを繰り広げる若者たち、その姿を見て聞いて熱を上げる人々。

この盛り上がり、いいですね~。見ているだけでこっちも心が熱くなりました!

これでやっと戦争から一歩前に進んだという感じがしました。

第21週からはいよいよドラマも佳境の様子。

華は反抗期に入り古山家が大変になっていきそうな予感。

そして音は無事オーディションに合格することができるか、裕一はどんな曲を作っていくのか、最後まで楽しみがつまっているようなので期待に胸が膨らみます!

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