『エール』第16週78話あらすじ・ネタバレ感想!国と芸術の衝突で関内家の3姉妹がバラバラに?

『エール』第16週78話あらすじ・ネタバレ感想!国と芸術の衝突で関内家の3姉妹がバラバラに?

出典:『エール』公式ページ

実力はついてきているものの、岩城(吉原光夫)からの試験に落ち続ける五郎(岡部大)。

梅(森七菜)に「私と結婚する気がないのか」と言われ、勢い余って裕一(窪田正孝)の元へと逃げ込んできたのですが、あっさり彼女に発見されてしまいます。

さらには吟(松井玲奈)がやってくると、好きなことを制限されるのは国のためだと言う吟とそのせいで芸術が死んでしまうと怒る梅が激突します。

その後、音(二階堂ふみ)に来た音楽挺身隊の手紙を見た梅。

音が自分はこういうのに向いていないと言いながら庭を耕していると、妹から辛辣な一言が…。

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『エール』前回第16週77話のあらすじと振り返り

『エール』第16週77話

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吟(松井玲奈)に引きずられ、無理やり婦人会に参加した音(二階堂ふみ)ですが、班長の佐々木克子(峯村リエ)の迫力にタジタジ。

物資の配給も限られるようになり、当たり前のことが当たり前でなくなっていることに、音はため息をつきます。

そして、音楽教室もついに華(根本真陽)と弘哉(山時聡真)だけとなってしまったのですが、その弘哉も時間の面で無理をして来ていることがわかると、音は音楽教室を閉鎖。

トキコ(徳永えり)が立派なカボチャを分けてくれたことで、音は庭の土を耕し、芋を作ろうと思い立つのでした。

そんな時、音の元には報國音楽協會から「音楽挺身隊」の誘いが。

さらに、裕一(窪田正孝)に会いたくて五郎(岡部大)が豊橋からやってきます。

泣きそうな顔で裕一に覆いかぶさろうとする五郎。一体何が!?

【ネタバレ】『エール』第16週78話あらすじ・感想

豊橋を逃げ出した五郎(岡部大)を追いかける梅(森七菜)

岩城(吉原光夫)からの試験に落ち続ける五郎(岡部大)は、悔しさや不甲斐なさのあまり、豊橋を飛び出して裕一(窪田正孝)に泣きつきにやってきました。

間もなくして梅(森七菜)が訪問。

五郎を見つけるなり「本当は私と結婚したくなくなったんでしょ!」と問い詰めます。

『エール』第16週78話

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普段はいい仕事をする五郎。

しかし、試験となると緊張で手元が狂ってしまうと聞き、裕一は五郎にこんなアドバイスをするのでした。

「頭の中で好きな音楽を流すと自然と落ち着くよ」

これは裕一自身も試していること。

アドバイスをもらった五郎は、これを参考に今度こそ!と、梅に誓うのでした。

KAMUI

音楽で心を落ち着かせるのはかなり効果的。梅との結婚のためにも、五郎には岩城という壁をしっかり越えてもらいたいものです。

芸術が制限されるのはお国のためという吟(松井玲奈)と小説家の梅(森七菜)が衝突する

豊橋は遠いので、一晩古山家に泊ることになった梅と五郎。

音(二階堂ふみ)とともに梅は台所に立ちますが、魚を持ってきた吟(松井玲奈)にジャガイモの切り方が勿体ないと怒られ、姉の料理をまじまじと見ることとなりました。

『エール』第16週78話

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さすが軍人の嫁はしっかりしていると2人が喜ぶと、軍人の嫁は嫁で大変なのよと言われてしまうのでした。

豊橋では、キリスト教を信仰していることで母・光子(薬師丸ひろ子)や自分は特高に目を付けられ、小説を書くのも禁止され、ずいぶんと生きづらくなった。

『エール』第16週78話

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梅がそう語ると、吟は反発するように「お国のためよ」と言います。

そうは言っても人が思うことは止められない、それでは芸術が死んでしまうと梅や音が反論するも、吟はため息をつき、さっさと帰ってしまうのでした。

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芸術を愛する者からすれば本当に辛い時代。しかし、吟も軍人の嫁だからこそすべてを投げうたなければと思うのも当然。姉妹と言えど、これに関しては相容れぬ関係になってしまいました。

音楽挺身隊の招待を見た梅(森七菜)は行かないという音(二階堂ふみ)に辛辣な言葉を放つ

翌朝、音が庭を耕している時に、梅は「音楽挺身隊」の手紙を見つけます。

これに参加をしないのかと梅は聞きますが、自分には向いていないと音は興味を示しません。

すると梅は「お姉ちゃんの歌への気持ちってその程度なんだ」と言い放つのです。

こんな時まで歌えるのはいいこと。それは幸せなことじゃないかと梅は言いますが、音は何も答えませんでした。

KAMUI

歌えればなんでもいいというわけではない音。今は曲を書くことでいっぱいいっぱいでという裕一。それぞれの芸術との向き合い方がわかります。裕一の場合は、生きるためなので仕方がない気もしますが…。

『エール』第16週78話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

好きなことをお国のために我慢する吟。

好きなことができずに息苦しい思いをしてる梅。

好きなことをしているが、お国のためにやらなくてはいいけない裕一。

好きなことをできる場所はあるが、お国のためという考えに賛同できない音。

そして試験と言われるだけで緊張して力を発揮できない五郎。

…五郎は別として、それぞれの立ち位置の違いで思いが変わり、誰かが誰かをうらやんでいる光景が見えたような気がします。

だんだんと人の心がすさんでいく時代。

これからどうなっていくのでしょう。

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