怪我をして松葉杖をつく森生(杉野遥亮)の世話をするために、初めて森生のアパートに行ったユキコ(杉咲花)。
慣れない散らかった部屋の中で上手く立ち回ることが出来なかったユキコは、人知れず自信を失くしてしまいます。
その後ユキコには希望していた飲食関係の会社への就職チャンスが、森生にはなんと正社員の話が持ちかけられました。
森生の人生を邪魔したくないと思うユキコと、ユキコの人生をサポートしている緋山(小関裕太)の存在を前に自信を失くす森生。
2人の心は次第にすれ違ってしまい・・・。衝撃のラストが待つ第9話です。
目次
ドラマ『恋です! ~ヤンキーくんと白杖ガール~』 前回振り返り
ユキコ(杉咲花)の通う盲学校の就職支援の講師としてやってきたのは、なんとユキコの初恋の相手・緋山(小関裕太)でした。
やたら親しげにユキコに接する緋山に、森生(杉野遥亮)は嫉妬でモヤモヤ・・・。
障がい者の就職支援に情熱を燃やす、爽やかイケメン・緋山はもちろんデキる男。次々と周りの女性たちの心を掴んでいきます。
そんな中、ユキコたちは茜(ファーストサマーウイカ)から地域のクリスマスマーケットに出店の手伝いをして欲しいと頼まれます。
そこでも才能を発揮する緋山に森生はやきもき。緋山は、森生に「僕がユキコを幸せにする」と宣戦布告するのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール~』第9話あらすじ・感想
転落事故
森生(杉野遥亮)から白杖を持った若者がホームから転落したと連絡を受けたユキコ(杉咲花)と空(田辺桃子)。その日体験学習のために駅にいた青野(細田佳央太)を心配したユキコたちは慌てて病院に駆けつけます。しかしそこで怪我をしていたのは森生でした。
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実は、ホームの点字ブロックを見失ってしまった青野を、電車が入って来る寸前に助けたのは緋山(小関裕太)でした。
その後ホームに落ちたのは青野ではないかと心配した森生が駆けつけ、青野が緋山と一緒にいることを知った森生は、慌てるあまり転んでしまったのです。
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「緋山さんがいなかったら、死んでいた」と感謝する青野。
森生は、何も役に立てないどころか、怪我までしてしまった自分に情けない思いで一杯でした。
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初めての彼の家
翌日、退院する森生にお弁当を持って付き添うユキコ。
しかし、松葉杖をついた森生と、白杖のユキコでは歩調が合いません。
その後森生のアパートについて一瞬良い雰囲気になるものの、散らかっている部屋の中で上手く立ち回れなかったユキコは、人知れず落ち込んでしまいます。
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翌日、ユキコは就職支援をしてくれている緋山から飲食関係の会社見学に行けそうだと知らされました。
その日の夕方、茜(ファーストサマーウイカ)の店で森生の快気祝いをしていると、獅子王(鈴木伸之)から森生に正社員の話が出ていると伝えられました。
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しかし、その話には問題が。
正社員になった場合、勤務地は鹿児島になると言うのです。
森生は「ユキコさんのそばにいたいから行かない」と言いました。
ユキコの悩み
森生が鹿児島に行かないと言ったことを素直に喜んだユキコ。
しかし、後になって背中を押すべきだったのかと思い始めます。
今まで人に認められることがなかった森生は、人の役に立てている今の仕事にやりがいを感じています。
今は良くても、後で森生が後悔するのではないかと思いました。
「私、黒川の人生の邪魔になっていないかな・・・」
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翌日ユキコは緋山と共に会社見学に。
しかし、そこでユキコには調理や開発の仕事に携わらせてもらうことは難しいことが判明しました。
思っていた業務内容ではなかったので迷い始めるユキコ。
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恋の相関図
その頃、森生は獅子王に正社員の話を断っていました。
獅子王はもう少し考えるように言いますが、森生の気持ちは変わらないと言います。
獅子王は、誰かに話を聞いてもらいたいと、イズミ(奈緒)を誘いました。
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獅子王は、自分の想い人が仕事と恋人の間で揺れていて、人生のターニングポイントであるはずなのに、自分も離れたくなくて背中を押せなかったという話をしました。
「いつか後悔するって言ってあげればよかった」
そこでイズミははたと気がつきます。獅子王とユキコの話が全く同じであることに。
「複雑すぎる!」
イズミはひっそりとパニックに陥り、苦しい気持ちをお酒で流し込みました。
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すれ違う思い
ユキコは久しぶりに登校に付き添ってくれた森生に、もし鹿児島に行きたいのなら、自分のために我慢しないで行って欲しいと伝えます。
しかし、森生はユキコと一緒にいたいと言い張ります。
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ユキコは、人に必要とされることの重要さ、そして自分がそちらを選択しようとしていることを話します。
森生は「そんなのユキコさんらしくない」と言います。
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「俺はユキコさんといられれば他に何もいらないんす」
森生の人生の邪魔になりたくないと思うユキコ、自分の人生を横に置いてでもユキコのそばにいたい森生。
2人の思いは、繋がっているものの今は対角線上にいました。
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緋山の告白
次の日、ユキコは緋山に就職を前向きに考えることを伝えます。
そのことで、森生にも必要とされる幸せを味わってほしいのです。
「黒川には絶対に幸せになって欲しい」
それを聞いた緋山は、ユキコを抱き寄せ、「今ならユキコを幸せに出来る」と告白しました。
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でも、ユキコは緋山から身体を離します。
「この先、どうなったとしても、私は黒川が好きなんだ」
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バイバイ、黒川
その後、ユキコは森生を呼び出します。
「俺、見たんすよ。俺、必要ないっすか?」
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ユキコが待ついつものベンチに、森生は間隔を空けて座ります。
「私達、別れよう」
森生は、ユキコは緋山を選んだのだと思いました。
ユキコは「一緒にいるって約束、守れなくてごめん」と言って立ち去ろうとします。
追いかけてこようとする森生。
「来るな!もう黒川の顔は見たくない」
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森生は立ちすくみます。
「バイバイ、黒川」
ドラマ『恋です! ~ヤンキーくんと白杖ガール~』 第9話 感想&まとめ
ユキコは、1人になった時、座り込んで号泣します。
可哀想な姿ですが「ユキコのバカ!」と言わずにはいられません。
相手のためにと別れを選ぶというのは、大体において間違った選択です。
イズミもユキコに「よく話し合いな」と言いました。しかし、2人とも自分だけの思い込みですれ違ってしまいました。
次回最終回。2人の運命はどうなるのでしょうか?全員が幸せになることを望んでやみません!