魔法が使えない落ちこぼれの魔法学院生・ウィルは、幼馴染のエルファリアとの約束を守るため、魔導士の頂点「至高の五杖」を目指していた。
杖の代わりに剣を執り、少しずつ学院内でもその実力を認められていく。
学年トップのリアーナたちと挑んだダンジョンの総合実習では、謎の魔導士から襲撃を受けるも、仲間と共に辛くも退け、ついに卒業試験に挑む。ウィルは「塔」で待つエルファリアのもとへたどり着けるのか?
・ウィルの力と、杖と剣の関係性が少しずつ明かされる展開が面白い。
・それぞれのキャラクターたちのやりとりが時々コミカルで、飽きさせない楽しさ。
目次
『杖と剣のウィストリア シーズン2』声優・キャラクター紹介

©大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会
ウィル・セルフォルト/声優:天崎滉平
・リガーデン魔法学院6年生。
・魔法が使えない代わりに剣を執り、卓越した剣技でその実力を学院内に示していく。
・幼馴染であるエルファリアとの約束を守るため、塔への進学を目指している。

©大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会
エルファリア・アルヴィス・セルフォルト/声優:関根明良
・「至高の五杖」のひとりで氷の派閥の頂点に立つ、別名「深窓の氷姫」。
・ウィルとは孤児院で共に育った幼馴染の間柄。
・塔の窓からいつもウィルを見守っており、想い過ぎるあまり、我を失うことも。
コレット・ロワール/声優:天野聡美
・没落した貴族ロワール家の一人娘で、土魔法を得意とする優秀なメイジ。
・魔法学院内で唯一ウィルの味方として常に寄り添った。
・ウィルに恋心を寄せているが、友人として心から心配もする、明るく優しい性格。
シオン・アルスター/声優:水中雅章
・炎魔法の名家アルスター家の嫡男。
・トップ3に次ぐ成績で、学院内でも一目置かれる優等生。
・魔導大祭でウィルと本音でぶつかったことで自らの殻を破る。プライドが高く、陰で努力する一面も。
ユリウス・レインバーグ/声優:柿原徹也
・魔法学院6年生トップ3の優等生。
・氷魔法を得意とし、独学で強力な魔法を習得したほどの才能の持ち主。
・同じ氷魔法の使い手として、エルファリアの後継者の座を目指している。
リアーナ・オーウェンザウス/声優:Lynn
・魔法学院6年生のトップに君臨する「完璧才女」。
・騎士の家系であるオーウェンザウス家の出身で雷魔法を得意とし、白兵戦を用いる。
・責任感が強く常に冷静沈着。実は目の前のものを全部食べつくしてしまうほどの健啖家。
イグノール・リンドール/声優:河西健吾
・魔法学院6年生トップ3の一人で、高い魔力を持つエルフ族の出身。
・風魔法と幻想魔法を得意とする。「至高の五杖」エルノールとは乳兄弟の間柄。
・ウィルとの共闘を経て友人となる。落ちこぼれである自分を認めることで、自らの限界を乗り越えた。
キキ/声優:いなせあおい
・常のウィルと一緒にいる小さな使い魔。
・ウィルがダンジョンに赴くときは優れた嗅覚で戦いをサポートする。
・言葉を発することはできないが、相棒としてウィルの心に常に寄り添う。
『杖と剣のウィストリア シーズン2』あらすじ・感想
卒業試験に失敗したウィルを、テルミナリアの悲劇が襲う
総合演習から2か月が経ち、ウィルたち6年生が塔への進学をかけた筆記試験に挑む。
ここまでの試験でウィルは驚異的な成績を残しており、魔法を使えないラーナーでありながら、すべての試験で満点を取るという前代未聞の快挙を成し遂げようとしていた。
しかし最後の試験を担当することになったのはエドワルドで、彼が用意したのは「魔法とは何か」という問題だった。
魔法を使う者にとっては当然のように答えられる問題でも、魔法を使えないウィルにとってはあまりにも難しい内容であり、最後まで考え抜いたものの点数を取ることができず、塔への進学に必要な点数を獲得できない。
絶望するウィルをロスティが励まそうとする一方、央都では年越しの祝祭テルミナリアが始まっていた。
マギア・ヴェンデによって新たな大結界が張られ、祝祭ムードに包まれていた央都だったが、直後に夜空へ不穏なマジックサークルが出現し、そこから大量のモンスターが現れる。
深層に生息するディノボロスの群れがマギア・ヴェンデを狙って進撃し、警備部隊が迎撃するものの、魔法を無効化する「メイジ殺し」を持つハイディノボロスの前に次々と倒されていく。
コレットやドワーフ、ウィルも必死に抗戦するが、首無しはさらに魔法陣を展開し、40層の特異種であるディヴェンデを出現させる。
ウィルは、ロスティからアドバイスを受けながら戦い続けるものの、防戦一方となってしまう。そしてウィルを助けようとしたロスティの腕が切り落とされ、それでもウィルを守ろうとしたロスティは、ディヴェンデの武器によって身体を貫かれてしまう。
ウィルの目の前でロスティの身体が光となって消えてしまい、ウィルは大きなショックを受ける。ワークナーがウィルを救い出すものの、彼自身も敵の攻撃を受けて重傷を負い、エドワルドたちメイジも必死に前線で戦い続ける。
しかしディヴェンデによって央都の防衛線は崩壊し、塔にも危機が迫る。そんな絶望的な状況の中、ウィルの前に剣を携えたフィンが現れることになる。
Mai
常にウィルに厳しく接していたエドワルドですが、ここにきてウィルに向けての最大の障害となってしまいました。
今まで見てきた中で、決して厳しいだけの先生ではないことはわかっていますが、それでもウィルの気持ちを考えるとワークナー先生のように怒りは込み上げてしまいますね。
しかもその上お祭り中の敵の襲撃、大事な親友ロスティを目の前で失ってしまい、とどめは今までたくさん助けられたワークナー先生を失いかけてしまうという、どれだけウィルを追い詰めれば気が済むんだといわんばかりの展開です。
流石にこの先が不安にしかならないですよね。
フィンとの出会いで「勇気」に目覚め、ウィルはディヴェンデを撃破する

©大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会
フィンから自分の持つ魔法について問いかけられたウィルが、これまで自分が歩んできた道を振り返る。
魔法を使えない自分は何も持っていないと思っていたウィルだったが、どれほど苦しい状況でも逃げずに立ち向かい、大切な人を守ろうとしてきたことに気づく。
そしてフィンに導かれるように、自分の魔法が「勇気」であることを理解した瞬間、ウィルの姿が変化し、白銀の光をまとった新たな力が覚醒する。
ウィルは圧倒的な力でモンスターを次々と切り裂き、再びディヴェンデと対峙する。
これまでウィルを無能者と見下していた学院生たちも、彼が一人で強敵に立ち向かう姿を目の当たりにして、次第に心を動かされていく。仲間たちの声援を背に戦うウィルだったが、ディヴェンデの猛攻によって剣を折られてしまう。
すると同時刻、エルファリアが氷魔法を発動させ、巨大な剣をウィルのもとへ落とす。ウィルはその意図を理解したかのように剣を手に取り、以前グランドデュークとの戦いでも使用した、他人の魔法を吸収して強化する魔剣を生み出す。
魔法が通じないはずのディヴェンデに対してもウィルの攻撃は通用し、その腕を切り裂くと、さらに首無しが召喚したモンスターまで次々と破壊していく。そして最後にはディヴェンデそのものを撃破することに成功する。
ディヴェンデによる襲撃で多数の死傷者が出たものの、央都は少しずつ復興へ向かい、ウィルたちは魔法学院の卒業式を迎える。
ロスティを失い、筆記試験にも失敗したウィルは塔への進学を諦めかけていたが、最後に校長から「ギリギリで条件を満たした者がいる」と発表され、その名前としてウィルが呼ばれた。
エドワルドは反論しようとするが、校長はウィルの進学を認める者に拍手をするよう生徒たちへ促す。会場が静まり返る中、最初に拍手を送ったのは、これまでウィルと敵対していたシオンだった。
その後、コレットやイグノールたちも拍手を始め、やがて会場全体がウィルを祝福する拍手に包まれる。こうしてウィルは、ついにエルファリアが待つ塔へ進む資格を手に入れたのだった。
Mai
そのフィンの言葉でついにウィルが覚醒。髪の毛が伸び白銀の光と共に敵を一気に倒していきます。
その勢いに驚くエドワルド達ですが、そんな中でも瞬時にウィルの存在を感じるのはさすがというかなんというか、ウィルへの信頼を感じさせるシーンでもある気がします。
メイジ達の誰もが追い詰められたこの状況で、今まで魔力なしで蔑まれていた存在、ウィルが状況を打開していく。
そして極めつけは今までさんざんウィルに突っかかっていたシオンが真っ先に声を上げウィルを応援する姿、これはかなり熱い展開です。
しかもOPの曲が流れるというもう勝ち確間違いなしと言わんばかりの怒涛のシーンの連続は必見です。
塔に入ったウィルを待っていたのは、「無色」という新たな試練だった
念願だった塔へ足を踏み入れたウィルが、第一階節に広がる街カラーレス・ガーデンを目にする。しかし、そこで待っていたのは魔法学院とは異なる厳しい現実だった。
塔では「開祭」と呼ばれる儀式が行われ、各派閥から祝福を受けることで魔導士としての所属が決まっていく。
学院時代からスカウトを受けていたシオン、コレット、イグノール、リアーナは、それぞれ派閥から祝福を受けて自分たちの色に染まっていくが、スカウトを受けていないウィルとユリウスは無色のままだった。
そして派閥に所属できない魔導士は、塔を支える歯車として一生を送ることになると知らされ、ウィルたちは再び厳しい現実を突きつけられる。
しかし、先日の央都襲撃によって魔導士の数が減ったことで、無色の者たちにもまだ派閥入りのチャンスが残されていた。
派閥入りをかけたファースト・ブルームが始まり、モンスターを倒して自分の実力をアピールすることになる。他の無色の者たちが苦戦する中、ユリウスは圧倒的な魔法でモンスターを次々と倒し、ウィルも敵の動きを正確に把握しながら戦い、ユリウスの放った魔法を利用して魔剣を作り出す。
その戦いぶりによってウィルには五つの派閥からスカウトが集まるが、上院首長クロイツはそれを認めない。クロイツはウィルにメイジとしての素質があるのかを確かめるため、魔力を使わなければ倒せない魔法生物ウォース・ウーズとの戦いを命じ、さらにウィルが魔剣を作ることも封じてしまう。
これによってウィルはほとんど攻撃手段を失ってしまい、試験は不合格になるかと思われるが、クロイツは一週間後に再び挑戦する機会を与える。
ウィルはセカンド・ブルームに向けてユリウスの力を借りながら、剣に魔力を定着させる特訓を開始する。しかしクロイツはウィルの魔剣ウィースを手中に収めようと刺客を差し向け、ウィルとユリウスは上院のハイ・メイジに追い詰められる。
そこへ謎の魔女ケリドウェンが現れて二人を助け、隠れ家へ連れていく。
ケリドウェンはウィルが上院から狙われていることを伝え、さらにウィースについても知識を持っていることを明かす。
そしてウィースの原点を知る必要があると告げ、ウィル自身の中に眠っている過去の記憶をたどることになるのだった。
Mai
それでも諦めず挑戦し続けるウィルたちの姿は最初の頃よりかなり頼もしく感じさせてくれます。
そしてウィルとユリウスの関係性にもまた変化があり、ユリウスが少しずつウィルのことを普通に心配し始めるシーンは微笑ましい限りです。
地味にテルミナリアの時点からいじられキャラや突っ込み役としての片鱗を見せていたユリウスですが、元々の性格が表れ始めていたということなのかと思わせる回想シーンがあったりなど、ここにきてユリウスの印象がかなり変わってきます。
幼いエルファリアとの記憶から、ウィルは魔剣ウィースの本当の力を知る

©大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会
ケリドウェンの導きによってウィルが自分自身の記憶をたどり、幼い頃のエルファリアとの思い出を見つける。そこにいたのは、まだ現在のような強大な魔導士ではなかった幼いエルファリアと、彼女を守ろうとしていた幼いウィルだった。
二人は森へ入り、怪物退治をする中で互いを支え合っていた。そして、その頃のウィルがエルファリアを守りたいと願った想いこそが、現在の魔剣ウィースへとつながっていた。
ウィルはこれまで、仲間から魔法を借りることで剣に力を宿してきた。しかし、本当のウィースは単純に他人の魔法を剣へ移す力ではなく、自分自身の「想い」を力へ変えるものだった。幼い頃のエルファリアとの記憶を取り戻したことで、ウィルは自分の力の原点を理解する。
いよいよセカンド・ブルームが始まり、ウィルは再びウォース・ウーズとの戦いに挑む。魔法を使えないウィルにとって、ウォース・ウーズはこれまで以上に相性の悪い相手だったが、幼い頃のエルファリアとの記憶を胸に、ウィルは自分の中にある「想い」を力へ変えていく。
そしてついに、自らの力だけでウィースを生み出すことに成功する。これまで他人の魔法を借りなければ作れなかった魔剣を、自分自身の力で生み出したウィルは、その力によってウォース・ウーズを撃破する。
こうしてウィルは、魔法を使えないという弱点を抱えながらも、自分だけの方法で魔法使いたちと肩を並べられることを証明した。塔へ来てもなお「無色」として扱われていたウィルだったが、この戦いによって彼の存在は塔の上層部にも無視できないものとなっていく。
そしてウィルが派閥入りを果たそうとしたそのとき、今度は思いもよらない人物たちが動き始めることになる。
Mai
それはやはりエルファリアとの思い出で、ウィルがエルファリアを守るために力を初めて使った場面がありました。
そのシーンを見るだけでも、怖がりなウィルがこの頃から「勇気」をもっていたことがわかります。
そしてその力がウィースとなり、今ウィルの剣の力となっているという事になるのでしょうか。
剣の力に関してはまだまだ明かされていないことの方が多いのですが、少なくともウィルが塔に上る資格がある事が証明されたことには安堵できます。
そしてウィルの派閥入りが宣言された後、エルファリアがようやく表立って喜ぶことができたことが嬉しくなるシーンでもありました。
ウィルを巡ってエルファリアとゼオが激突!最後は雷の派閥へ
セカンド・ブルームを終えたウィルの派閥入りを巡り、大きな騒動が起こる。
ウィルを迎え入れようとしたのは、幼い頃から彼を知るエルファリアだった。
しかし、そこへ雷の派閥を率いるゼオも現れ、自分の派閥へウィルを入れようとする。
ウィルの力に可能性を感じていたゼオに対し、エルファリアも当然引き下がることはなく、二人のマギア・ヴェンデがウィルを巡って激突することになる。
氷を操るエルファリアと雷を操るゼオによる戦いは、周囲を巻き込むほど激しいものとなり、塔そのものが危険にさらされるほどの騒ぎへ発展する。
ウィルは自分の派閥を決めるだけだったはずなのに、なぜ自分を巡ってここまで大騒ぎになっているのか理解できず、ただ困惑するばかりだった。
そこで二人の争いを止めるために現れたのが光皇の杖アロンだった。
アロンは二人を止めると、ウィルをどちらの派閥へ入れるのかを、まさかの「じゃんけん」で決めることを提案する。
魔法界最高峰の二人が本気で戦った末に、最終的な決着方法がじゃんけんになるという意外な展開となるが、エルファリアとゼオは何度もあいこを繰り返す。
その回数はなんと299回にも及んだが、最後の勝負でゼオが勝利し、ウィルは雷の派閥へ所属することが決まる。
セカンド・ブルームを終えたウィルたちが祝賀会を迎え、それぞれが新しい環境へ進むことになる。ウィルもついに「無色」の状態から抜け出し、塔の中で正式な居場所を手に入れることができた。
祝賀会のさなか、ワークナーがウィルを呼び出し、塔の外へと連れ出す。そしてそこでウィルは、懐かしい学生服をきたエルファリアと出会う。
雷の派閥に行ってしまったことを泣きながら責めるエルファリアと何とかなだめるウィル。
そして二人は改めて、かつての約束、「外の世界へ夕陽を見に行く」という約束を誓い合ったのだった。
Mai
この対決中の魔法の描写やスピード感、規模の大きい魔法の連発でどれだけ激しい戦いをしているのかを感じることができます。
とにかくド迫力です。しかし決着がつかず、最終的にじゃんけんで決めるという気の抜けるオチ。
厳格な雰囲気をいつも醸し出しているアロン様からの「じゃんけん」発言は誰もが耳を疑っちゃいますよね。
そして始まるじゃんけん大会はまさかのあいこが299連続という、もはや気が合う二人なんじゃないかという感想まで抱いてしまいます。
雷の派閥に決まった瞬間のエルファリアの絶望の悲鳴はとても可哀そうなのですが、ウィルのことになると途端に幼くなる姿を見るのはとても可愛く思えます。
これからのウィルの進んでいく道や、二人の約束が果たされるまでがとても楽しみですね。
『杖と剣のウィストリア シーズン2』キャラ/声優・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
・新たな力を得たウィルのカッコよさとエルファリアの可愛らしさと勇ましさは必見。
・一つの試練が終わり、また次の試練が始まるというワクワク感が楽しめる。
Mai
しかしウィルの新たな魔剣の力や塔の上るための試練に挑んでいく様子を見て、シーズン1と変わらず諦めないウィルの姿に励まされること間違いなしです。
そしてウィルの関わるキャラクター達とのやりとりも微笑ましく頼もしいシーンや、魔法の描写の鮮やかさなど、見どころ満載な作品となっておりますので、皆さん是非ご覧ください!

