劇場公開作品と並行してディズニープラスで順次公開されているマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ。
その第4弾となるMCU初のアニメーションシリーズ『ホワット・イフ…?』が2021年8月11日よりついに始動!
アイアンマンやキャプテン・アメリカなどをはじめとするマーベルのヒーロー達が辿った全く違う「もしも」の物語を描きます。
第1話では、さっそく今まで見たことがないヒーローが登場!
マルコヤマモト
目次
海外ドラマ『ホワット・イフ…?』見どころ
『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ロキ』に続いて公開される『ホワット・イフ…?』。
マーベルが1977年に刊行した「もしもスパイダーマンがファンタスティック・フォーに加わっていたら」を皮切りにその後断続的に刊行されたコミックシリーズを原案とする作品です。
MCU初のアニメーションシリーズとして配信開始前から既に話題を呼んでいる今作では、これまでのMCU作品の中で実際には起こらなかった「もしも」の物語が描かれます。
『ホワット・イフ…?』では2008年公開の『アイアンマン』から2019年公開の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までの23作品に1話1作品ずつのスポットを当て、シーズン1では10話が公開。
その後シーズン2の製作も予定されています。
月面から地球を観察する異星人「ウォッチャー」が語り部となり、各ヒーローたちが辿るこれまでとは異なる運命を見守ります。
ウォッチャーの吹き替えには『007』シリーズ、ドラマ『ウエストワールド』のジェフリー・ライト。
ほか各ヒーロー達の吹き替えにはソー=クリス・ヘムズワースやロキ=トム・ヒドルストンほか、ほぼ映画のオリジナルキャストが起用されており、日本語吹き替え声優もほぼオリジナルキャストが担当しています。
なお、2020年に大腸癌で亡くなったティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンは今作が生前最後の作品となりました。
また、日本語吹き替え版では2020年に亡くなった声優・藤原啓治に代わって森川智之がトニー・スターク/ アイアンマン役を務めます。
海外ドラマ『ホワット・イフ…?』第1話あらすじ【ネタバレあり】
もしもペギー・カーターがキャプテン・カーターになったら…?
月面から地球を観察し、全宇宙の事象を把握する「全知全能の存在」であるウォッチャー(ジェフリー・ライト)。
ウォッチャーによる「多次元宇宙の可能性は無限大」「問いかけよ」というナレーションにて、MCU初のアニメーションシリーズ『ホワット・イフ…?』の幕が上がります。
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』内のスティーブ・ロジャースが超人血清の実験体となるシーンで、アースキン博士(スタンリー・トゥッチ)に「エージェント・カーター、ブースの方が快適ですよ。」と言われたペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)は気を使って博士の指示通り部屋を離れます。
しかし『ホワット・イフ…?』でペギーは部屋に残る決断をし、そこが運命の分かれ道になるのです。
他のメンバーもともに部屋に残ることになりますが、その最中で紛れ込んでいたヒドラのスパイがテロを実行し、血清投与前のスティーブ(ジョシュ・キートン)が銃で撃たれてしまいます。
燃え盛る研究所の中で、今血清を投与しなければ実験は中止。
そこでペギーが実験台に飛び込み、トニー・スタークの父であるハワード・スターク(ドミニク・クーパー)が実行レバーを引き、新たな超人兵士が誕生したのです!
キャプテン・カーターとスティーブの意外な活躍!
女性を英雄とすることを良しとせず、ペギーを本物のスーパー・ソルジャーとして認めない上層部。
「女性を兵士として認めない」女性蔑視や性差別を目の当たりにしたペギーは不満を募らせます。
そんなペギーはスティーブから107連隊に配属された友人が消息を絶ったことを聞かされました。
一方、ノルウェーのトノスベルグではヒドラのレッドスカルことヨハン・シュミット(ロス・マーカンド)が四次元キューブを奪います。
しかし連合軍のフリン大佐は四次元キューブの力を軽視。
見かねたハワードはペギーに慰問用のコスチュームを改造したスーツとイギリス国旗の模様が入った盾をプレゼントします。
ドイツのベルリンに乗り込み、初陣でありながら四次元キューブを輸送するヒドラの一味を一網打尽にしたペギーは、エージェント・カーターからキャプテン・カーターに昇進。
ヒドラに囚われた107連隊の救出へ向かいます!
海外ドラマ『ホワット・イフ…?』第1話感想【ネタバレあり】
いよいよマルチバースが始動!『ロキ』を観ればより納得できるかも
『ホワット・イフ…?』の直前まで配信されていた『ロキ』のラストで、つにマルチバースが解放されました。
やはりMCUのフェイズ4は「マルチバース=多次元宇宙」がテーマであることは間違いありません。
マルコヤマモト
手始めとして第1話では『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』に登場する女性エージェント、ペギー・カーターが本来被験者となるはずだったスティーブ・ロジャースの代わりに超人血清を受け、キャプテン・カーターとして生まれ変わります。
エージェントとして裏方に携わってきたペギーが前線に出て戦う、まさに彼女の願いが叶った瞬間は爽快そのもの。
そしてハワード・スタークが開発したアーマー”ヒドラ・ストンパー”を纏ったスティーブ・ロジャースとの共闘は誰もが夢に見た姿ではないでしょうか。
さらに『キャプテン・アメリカ』シリーズではお馴染みのバッキー・バーンズや107連隊のメンバーも登場!
マルコヤマモト
さらには映画での分岐点となった列車のシーンや、ペギーとスティーブが交わす約束まで映画からのオマージュが満載です。
しかしながら、ある程度MCUに関する知識がないとそこまで盛り上がれないことも事実。
ですが、ここのところハラハラ続きだったMCUだったので、このくらい気軽に観れる作品はありがたいですね!
ラストには再びウォッチャーが登場し、ペギーの選択がマルチバースに新たなヒーローをもたらしたこと、ウォッチャーは見守るだけで宇宙の事象に干渉しないという断りが入り、第1話が終わります。
マルコヤマモト
SNSでのみんなの感想・評判
#ホワットイフ…?1話観てみました。
もしも◯◯だったらの世界ってこんなにも面白いのか…
欠点は、元を知らないと比較できなくて面白さが伝わりにくいことかも。とは言え自分自身特別詳しいわけではないのですが十分に楽しめました👌 pic.twitter.com/CVp4wHWZx8— ろあ (@YmVaAv0G5Qs6qg8) August 12, 2021
ホワットイフ1話、色々ツッコミどころは多いけど、ペギーとスティーブは根本では同じ資質を持ってたからこそ惹かれあった、という解釈が素敵すぎたのでヨシ!
ただスティーブのその後思うとちょっと泣けてくる…#ホワットイフ pic.twitter.com/tAVWSFp1xv— YH2021 (@halman1069) August 12, 2021
ロキで始まったマルチバースをこういう形で持ってくるか#ホワットイフ #キャプテンカーター pic.twitter.com/9JRIpDte4N
— トオル@NGT48 (@tohru_h) August 12, 2021
マーベルヒーロー達の「もしも」の物語を描いた『ホワット・イフ…?』。
キャプテン・カーターとスティーブ・ロジャースのアナザーストーリーには色々と心温まりましたね…。
マルコヤマモト
しかしSNSでの感想で言及している方がいるように、ある程度MCU作品を見ている方&ドラマ『ロキ』を観ていないと「なぜこうなったのか?」がわらない人も出てくるかもしれません。
海外ドラマ『ホワット・イフ…?』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
⏰本日(8/11)16:00配信開始⏰#マーベルスタジオ が贈る初の
アニメーションシリーズ
『ホワット・イフ…?』これまでのMCUとは全く違う運命を辿ったヒーローたちの”もうひとつ”の物語を、#ディズニープラス で観よう!⚡
『#ホワットイフ…?』本日(8/11)16:00より独占配信スタート📺 pic.twitter.com/zK4Sy5WXdM
— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) August 11, 2021
マルコヤマモト
第1話では『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』を元ネタに、「もしもキャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら…?」というストーリーが描かれました。
正直心配でしかなかったMCUのアニメーションシリーズでしたが、見終わるとやっぱり面白い!
1話30分程度かつ今後のストーリーに直接影響してくる可能性がないと考えると、他のMCU作品より気楽に観れます。
マルコヤマモト