子供は見ちゃダメ!
ここは、殺人・強盗・レイプ、全てが許される町『ウエストワールド』。
- ヒットメーカーJ・Jエイブラムス製作総指揮、人間の狂気描くSFスリラーテレビドラマ。人工知能を持つアンドロイドが自我を持ち人類の脅威となる!
- 映画『羊たちの沈黙』の俳優アンソニー・ホプキンスが初のテレビドラマ出演作品。
- 第69回エミー賞ドラマシリーズ部門にて最多となる22部門でノミネート、5部門受賞!!
それではさっそく、海外ドラマ『ウエストワールド シーズン1』をレビューしたいと思います。
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目次
『ウエストワールド シーズン1』キャスト・キャラクター
『ウエストワールド』では、
- パーク内のキャラクターで見た目は人間そのままであるがアンドロイド「ホスト」
- パークに高額の入場料を払い楽しみにくる人間「ゲスト」
- パーク製作・管理する人間「スタッフ」
この「スタッフ」「ホスト」「ゲスト」それぞれの視点から物語が描かれています。
ホスト
ドロレス・アバーナシー
- 見た目は若く美しい娘だが、『ウエストワールド』最古のホスト。
- 父と牧場で暮らしている。
テディ・フラッド
- ドロレスの恋人。
- ドロレスを守ろうとして毎回ゲストに殺される役目。
メイヴ・ミレイ
- 娼館「マリポサ」のマダム。
- 設定を大きく書き換えられた過去を持ち、過去の設定と現在の設定のフラッシュバックを視るようになる。
クレメンタイン
- 娼館「マリポサ」で働く娼婦。
ヘクター
- 強盗を働き賞金首のホスト。
アーミスティス
- ヘクターの仲間。
- 大きなヘビのタトゥーを入れている。
- 残虐で冷酷。
ゲスト
黒服の男
- 謎に包まれた男。
- パークと、未だ会った事のないホスト「ワイアット」に異常なまでに執着している。
ローガン
- パークに出資している会社の跡取り息子で、パーク常連客。
- パークでは女を買ったり、ホストを殺しまくるなどして楽しむ。
ウィリアム
- ローガンに連れられてやってきたゲスト。
- ローガンの妹と婚約している。
- 心優しく、ホストにも人道的な態度を取る。
スタッフ
ロバート・フォード博士
- 『ウエストワールド』創設者。
- 今も現場に深く携わっている。
バーナード・ロウ
- ホストのプログラム責任者。
- テレサとは男女の仲。
テレサ・カレン
- パーク内の安全責任者。
エルシー・ヒューズ
- プログラマー。
- バーナードの部下。
フェリックス・ラッツ
- ゲストに殺されたり、怪我を追ったホストの修理担当。
シャーロット・ヘイル
- デロス社取締役。
- フォード博士の引退させようとしている。
【ネタバレ】『ウエストワールド シーズン1』あらすじ・感想
「人間でごめんなさい」そう思わずにはいられない!
広大な自然に、魅力あふれるキャラクターたち。
誰と話し、何をするかは自由です。何をしても罪には問われません。
もし、あなたがそんなテーマパークに多額の入場料を払って入ったとしたら、何をするでしょうか。
馬に乗って遠出?
お気に入りのキャラクターと一緒に悪者をやっつける?
しかし、ここ『ウエストワールド』に遊びに来た人間のほとんどはそんなことしません。
大抵の人たちは、殺し、奪い、襲う。
そんなことを楽しみにやってくるのです。
ホストたちはアンドロイドではありますが、見た目は完璧な人間。
銃で撃てば血が流れます。
涙を流して許しを乞い、苦しんだり痛がったりもします。
それでもアンドロイドだからといって、人間たちは好き放題。
ホストたちは何度も何度も、レイプされ、奪われ、殺されます。
反撃はできません。
人間を傷つけたり攻撃することをプログラムで禁じられているからです。
死ぬたびに記憶をリセットされ、体を修理され、また同じ設定でゲストを迎えます。
しかし、だんだんと自我を持つホストたちが現れ始めます。
リセットが効かなくなり、以前の記憶がフラッシュバックのように蘇るようになるホストたち。
おかしな行動を始めるホストたちをスタッフ側は“異常行動”とみなし、機能停止をして廃棄場所に送ります。
人間の本質である暴力さや残酷さ、欲深さが浮き彫りになる世界。
それが本作『ウエストワールド』なのです。
ホストたちの変化
美しい牧場主の娘ドロレス。
見た目は若いですが、ここウエストワールドでは一番の古株。テディと恋仲という設定です。
恋人のテディは、ゲストがドロレスを気持ちよく奪うために用意されただけ。
毎回ドロレスを助けようとしてゲストに殺されます。
今まで1,000回以上も殺された経験が。
ドロレスは、朝起きて→買い物に行き→帰る。このループの繰り返しです。
このループはゲストにレイプされるか殺されるかまで続き、その後はリセットと修理をされ、また朝起きることを何十年も繰り返しています。
ドロレスには殺生をしないプログラムが組み込まれていますが、第1話のラストで顔に止まったハエを叩き殺します。
彼女に自我が芽生え、この世界に疑問を持ち始めます。
ドロレスと黒服の男の関係は?
黒服の男が探し続ける「迷路の中心」とは?
この辺りがシーズン1の一番の見どころなので、ぜひネタバレなしで観ていただきたいと思います。
全てが繋がったその時、まさか!と叫んでいただきたい。
この仕掛けが、すっごーくJ・Jエイブラムスっぽくて好みです。
そして娼館のマダム・メイヴも自我が目覚め始めた一人で、何度もフラッシュバックを観るようになります。
メイヴは修理中に目が覚め、修理スタッフに自分の設定を変更してもらいいます。
知能が上がり、スタッフを操り、外の世界へ脱出する計画を練ります。
そして、あと一歩でウエストワールドからの脱出が可能なところで思いとどまります。
彼女には娼館のマダムの設定の前にいた娘がおり、ウエストワールドのどこかで生きていることが分かったからです。
メイヴはヘクターや仲間と共に、娘を探すため旅立ちます。
人間への復讐の始まり
シーズン1の終盤、ホストたちの人間への復讐が始まります。
これは辞任を迫られた創設者フォード博士が、新しいシナリオを書き替えたことによるものです。
新シナリオの主人公の名前はワイアット。
スピーチの中でフォード博士は、「モーツァルトやショパンは決して死なない。彼らは音楽になった。」と言います。
直後、ドロレスがフォード博士の頭を銃で撃ちます。
その後、次々と観客を撃ち殺していくドロレス。
ドロレスこそが「ワイアット」だったのです。
フォード博士はモーツァルトやショパンのように、自分も新たなストーリーの幕開けとして死ぬことで、ウエストワールドそのものとなって生き続ける。
そんなことが言いたかったのでしょうか。
ここからは、ホストの大暴走の始まりです。逃げ惑う人間たち。
人間vsアンドロイドというストーリは、今まで何度も題材となっており、私もたくさん観てきましたが、人間がアンドロイドに追い込まれてスカッとしたドラマは初めてかも知れません!
『ウエストワールド シーズン1』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
自我に目覚め、ウエストワールドを乗っ取ったドロレスや他のホストたち。
シーズン2では、ホストたちの本格的な反乱が始まります。
そして場所は『ウエストワールド』から変わり、舞台は『ショーグン・ワールド』となります!
そう!日本の江戸時代を再現した舞台です!
海外ドラマの日本人役といえば…そうですよね?
もちろん、真田広之さんも出演します!
その他にも日本人俳優さんが出演予定の『ウエストワールド シーズン2』。
彼らが、ホストたちの反乱にどう関わっていくのか…非常に楽しみです!
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