アニメ『わたしの幸せな結婚』第6話あらすじ・ネタバレ感想!攫われた美世を助けに来た清霞は異能の才を発揮し……?!

©2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/ 「わたしの幸せな結婚」製作委員会

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シリーズ累計発行部数700万部を突破した顎木あくみ先生による小説(原作イラスト:月岡月穂)が原作のアニメ『わたしの幸せな結婚』。

明治大正を思わせる架空の時代を舞台に、家族から虐げられ愛を知らずに育った斎森美世と、孤独で冷酷無慈悲なエリート軍人・久堂清霞が政略結婚をし、やがて心を通わせていく物語です。

誘拐された美世が目を覚ますと、そこは幼い頃に閉じ込められた真っ暗な蔵の中でした。

香乃子と香耶は、美世を執拗に痛めつけながら「自分から縁談を断れ」と迫ります。

美世は、これまでの自分なら抗うことなく従っていただろう、でも今は違う、と決意します。

一方、清霞は幸次から美世の居場所を教えられ、斎森の屋敷へと乗り込みますが、実と真一が異能で立ち塞がり……。

早速、第6話「決意と雷鳴」をレビューしていきます。

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アニメ『わたしの幸せな結婚』第5話のあらすじと振り返り

美世は、花との再会を手助けしてくれた清霞の部下・五道をもてなす準備に精を出していました。

しかし、その穏やかな様子を覗き見る者たち――美世の幸せを許せない香耶と、薄刃の血を手に入れたい辰石家当主・実は、それぞれの目的を果たすために結託して美世を誘拐します。

やがて、美世が攫われたという知らせを受けた清霞のもとへ現れたのは、実と香耶の卑劣な目論みを知った幸次でした。

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アニメ『わたしの幸せな結婚』新たな登場人物・キャスト

鶴木新/CV.木村良平

・”鶴木貿易”を営む鶴木家の御曹司
・少し癖がかった栗色の髪が印象的な品の良い好青年

今上帝/CV.菅生隆之

・天啓を授かり、国を治める最高権力者
・現在は重い病に伏せている

【ネタバレあり】アニメ『わたしの幸せな結婚』第6話あらすじ・感想

誘拐された美世

誘拐された美世が目を覚ましたのは、幼い頃にも閉じ込められたことのある斎森家の蔵の中でした。

両手を縛られて吊り下げられた美世のもとへ現れたのは、香耶と香乃子です。

二人は拘束されて身動きの取れない美世を相手に、久堂家との縁談を断るよう迫りました。

美世がすぐに頷かないことがわかると、香耶はハサミを持ち出し、清霞が贈った美世の着物を切りながら脅します。

香耶に刃物を突き付けられ、香乃子に暴力を振るわれ、言葉でも罵られ、心身ともに衰弱していく美世でしたが、清霞への想いを胸に、懸命に抵抗を続けていました。

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香耶と香乃子のあまりにも卑劣な行動から目をそらしたくなる悲しいシーン……旦那様への気持ちだけを支えに耐える美世がつらいです。

一方その頃、実と香耶の目論みを知った幸次と合流した清霞は、美世がいるという斎森の屋敷へ向かっていました。

美世の危機に焦る幸次は、清霞の冷静の様子に苛立ちますが、逆に落ち着くよう窘められてしまいます。

斎森の屋敷に着くと、大きな門は閉ざされていました。

必死に門扉を叩く幸次に下がるよう告げた清霞は、異能の力で雷鳴を轟かせ、門に雷を落として破壊し、力づくで屋敷の中へ進みます。

堂々とした清霞に、呆気に取られる幸次。

そんな二人を待ち受けていたのは、実と真一でした。

斎森邸、炎上

何が起こっているのか理解できない真一をよそに、清霞を挑発するような言葉を吐く実。

美世が縁談を断るということを告げられた清霞は、本人に確認すると言って先へ進もうとします。

しかし、美世のもとへ通したくない実と、これ以上屋敷を荒らされたくない真一は、異能の力でバリアを張って抵抗しました。

ところが、清霞は強力なそれを片手一本でいなし、立ち塞がる実に雷を喰らわせます。

圧倒的な力を見せつけられた幸次は、その場に倒れた父・実を気にしつつも清霞のあとを追いました。

幸次は、美世が蔵に閉じ込められていると察しており、清霞を連れて行こうとします。

その時、二人は火炎に襲われました。

火炎は実の異能力であり、屋敷を燃やしてしまうほどの威力です。

それでも、清霞にとっては軽くいなせる程度のものでした……。

屋敷が炎上していく中、清霞は目的の蔵へ急ぎます。

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斎森邸の炎上も厭わないほど薄刃の血に執着する実でしたが、清霞の前に倒れ……幸次は複雑な表情を浮かべますが、自分なりに美世を守るため、清霞と行動をともにします。

一方の美世は、香耶に首を絞められ、「縁談を断る」と言葉にするよう脅迫されていました。

清霞のことを絶対に諦めないと決心した美世は、涙を流しながら耐え続けます。

やがて開いた扉の前には、清霞と幸次が立っていました。

それぞれの想い

清霞が蔵の扉を開けると、そこにはボロボロの姿で涙を流す美世がいました。

慌てて駆け寄り、美世の身体を抱き起こす清霞。

「私なんかのために、こんなところまで……ありがとうございます」

清霞を見て微笑んだ美世はそう言って、意識を手離しました。

一方、香乃子は扉が開いたことで、斎森邸の異常事態に気が付きます。

燃え盛る屋敷を目にした香乃子はショックから泣き叫びました。

香耶はそんな母の姿に驚きながらも、清霞に対し「間違いを正そうとした」だけである自分は悪くないと主張します。

間違いとは、いつも一番である香耶ではなく、使用人以下の美世が久堂家に受け入れられたことでした。

傲慢な態度の香耶を「黙れ」と一蹴した清霞は、香耶を選ぶことはないと言い放ち、美世を横抱きにして去っていきます。

混乱する香耶に、避難しようと声を掛ける幸次。

香耶は、幸次が好きなのは美世なのだから、自分を置いて逃げればいいと怒ります。

しかし幸次は、自分にとっての一番は美世だと宣言したうえで、優しい美世を悲しませないために、自分も香耶も避難するのだと強く言いました。

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大切な美世を守れるのは自分じゃないと弁えている幸次……そして、美世を傷付けるのは香耶だけではなく、「僕たち」だと自分のことも含めて言えてしまうのが切ないです。

久堂家への帰還と、黒幕の登場

――炎上する斎森邸。

清霞に抱えられて避難する美世は、亡き母・澄美の姿を見ていました。

桜の樹の下に立つ澄美は、美世に微笑みかけます。

そして、「つらい思いをさせてしまってごめんなさい……自分を信じるのよ、あなたの中のその力を」と伝えて、消えていきました。

美世は、自分の「力」とは何なのか、疑問を抱きます。

――某所。

今上帝(CV.菅生隆之)は、実が美世を手に入れられなかったことについて、恨み言を呟いていました。

薄刃の血が久堂家のものとなることが許せないようです。

そんな帝に、次なる行動の許可を請うのは、鶴木新(CV.木村良平)。

「必ずや、あの異能は潰すのだ」

帝はそう言って、新に行動の開始を命じるのでした。

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黒幕の登場に新展開が待ち受ける?! 清霞と美世に穏やかな日常は戻らないのでしょうか……。

――久堂邸。

意識を取り戻した美世は、そばにいてくれた清霞に、自分の不注意を詫びようとします。

ところが清霞は、「(美世は)何も悪くない」と言って、弱っている彼女を労わりました。

そこへ、ゆり江がやって来ます。

ゆり江は美世が目を覚ましたことに気が付き、涙を流して喜びました。

美世のことを本気で心配してくれる清霞とゆり江の存在に、美世は笑顔を取り戻します。

アニメ『わたしの幸せな結婚』第6話まとめ

いかがだったでしょうか。

攫われた美世を巡って、斎森邸での異能力バトルが勃発した第6話。

清霞の圧倒的な異能の才が明らかになり、今後のバトルシーンにも期待が高まるエピソードとなりました。

清霞に救われた美世が夢の中で澄美に告げられた「力」……これがどう明らかになっていくのかも見どころとなりそうです。

また、実のバックにいたと思われる黒幕が登場。

国の最高権力者である今上帝と、帝に仕えているらしい好青年・鶴木新の存在は、清霞と美世に立ちはだかる大きな壁となりそうですが……?

次回、第7話も楽しみです。

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