アニメ『わたしの幸せな結婚』第1話あらすじ・ネタバレ感想!”愛”と”異能”が紡ぐ、大正ロマン風シンデレラストーリー!

©2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/ 「わたしの幸せな結婚」製作委員会

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シリーズ累計発行部数700万部を突破した顎木あくみ先生による小説(原作イラスト:月岡月穂)が原作のアニメ『わたしの幸せな結婚』。

明治大正を思わせる架空の時代を舞台に、家族から虐げられ愛を知らずに育った斎森美世と、孤独で冷酷無慈悲なエリート軍人・久堂清霞が政略結婚をし、やがて心を通わせていく物語です。

2023年3月には実写映画が公開されたこともあり、今、大注目の本作。

『メイドインアビス』や『盾の勇者の成り上がり』などを手掛けてきたキネマシトラス制作のもと、”愛”と”異能”が織り成す異色のシンデレラストーリーがどのように描かれていくのか、期待が高まります。

早速、第1話「出会い」をレビューしていきます。

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アニメ『わたしの幸せな結婚』主な登場人物・キャスト

斎森美世/CV.上田麗奈

・異能者の家系である斎森家の長女
・異能を持つ両親の間に生まれながらも自身には才が現れなかったため、使用人同然の扱いを受けて育つ
・「愛されること」を知らないまま、清霞と結婚することとなる

久堂清霞/CV.石川界人

・名家である久堂家の当主
・対異特殊部隊を率いる若き軍人
・冷酷無慈悲として知られ、これまで婚約者候補といわれた女性たちは三日と持たずに逃げ出している

斎森香耶/CV.佐倉綾音

・斎森家の次女で、美世の異母妹
・両親に可愛がられて育ち、高いプライドを持つ
・異能を持たない美世に冷たくあたる

辰石幸次/CV.西山宏太朗

・辰石家の次男で、美世と香耶の幼馴染
・美世にとっては唯一、他愛もない言葉を交わせる心の拠り所
・美世を気にかけていたが、香耶と婚約することに

ゆり江/CV.桑島法子

・清霞が幼い頃から身の回りの世話をしている久堂家の使用人
・清霞の成長をおおらかな笑みで見守っているが、ときには手厳しい小言も

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【ネタバレあり】アニメ『わたしの幸せな結婚』第1話あらすじ・感想

美世の日常

―― 一縷の希望も、いつも目の前で消えてしまったから……。

斎森美世(CV.上田麗奈)は異能の家系に生まれながら才能を持たず、2歳で実母を亡くしてからは、継母の香乃子(CV.植田佳奈)と異母妹の香耶(CV.佐倉綾音)に虐げられながら育ちました。

実父の真一(CV.家中宏)も香耶だけを可愛がり、屋敷での扱いは使用人同然。

愛されることを知らず、笑顔を忘れ、孤独な日々を送っています。

ある日、辰石家の当主である辰石実(CV.堀内賢雄)が訪れ、使用人たちは美世か香耶への縁談話ではないかと噂していました。

美世は19歳で、縁談を受けるには少し遅いくらいの年齢でしたが、普段の姉妹の扱いの差から、縁談は香耶へのものだろうと話しています。

会話を聞いてしまった美世も、自分が結婚なんてできるわけないと感じていました。

そこへ、辰石家の次男・幸次(CV.西山宏太朗)がやって来ます。

幸次は美世と香耶の幼馴染で、美世にとっては唯一他愛もない言葉を交わせる貴重な存在でした。

美世の境遇を知っている幸次も、常から美世のことを気にかけていました。

幸次が持ってきてくれたミルクキャラメルを食べ、その美味しさに目を丸くした美世。

小さく微笑む美世を見て、幸次は「こんな時間がずっと続けばいいんだけどな」「美世の力になりたいんだ」と零しました。

その夜、父は美世を呼び止め、いつも昼間は何をしているのかと問いかけます。

そして、家の周りの掃除をしていると答えた美世に、「明後日の昼は必ず家にいなさい」と言いつけました。

自室に戻り床についた美世は、自分がこの敷地の外へ出ることなどあるわけがないのに、と目を閉じるのでした。

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家族からの酷い扱いと、幸次からの優しさのギャップがつらいです……使用人たちは美世を「美世様」と呼んでおり、一部の者は親しみを持って接しているのが救いにも思えますが……。

期待してはいけない

美世が土間で働いていると、香耶が通りかかります。

香耶は、美世の頬が煤で黒くなっているのをからかい、そのまま客前へ出ることのないように、と告げました。

しばらくして、いつもは和装の幸次が洋装でやって来ます。

何か大事な用のために訪れたらしい幸次は、よそよそしい態度で美世と言葉を交わし、屋敷へ入っていきました。

やがて、美世も使用人に呼ばれ、父のもとへ向かいます。

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香耶から言われたことを気にしてか、座敷へ入る前に鏡を覗き込み、顔を拭う美世が切ない……。

縁談の噂を耳にしていた美世は、幸次との縁談を期待してしまう自分を心中で咤しながら、座敷の前で深呼吸をしました。

そっと襖を開けると、そこには父だけでなく、継母と香耶、そして暗い顔で俯く幸次の姿が……。

美世はそこで、幸次と香耶が婚約することを聞かされます。

斎森家を継ぐのは香耶であり、幸次を婿養子として迎えるのだと……。

同時に、美世は久堂家に嫁ぐのだと言いつけられました。

雨の中、実母の桜の切株のもとへ行き、落ち込んだ気持ちを立て直そうとする美世ですが、いつものように心が安らぐことはなく、もうここにも来られなくなってしまうのだと感傷に浸るばかり……。

そんな美世に声を掛けたのは、美世のためだと言いくるめられ、父親に言われるがまま政略結婚をする運びとなった幸次でした。

幸次は「君を助けたかった」と訴えますが、香耶にその場を見られてしまい、それ以上は何も言えなくなってしまいます。

美世は「今までありがとうございました」と礼を言い、その場から立ち去りました。

縁談の行方

翌日には家を出るため、自室で荷物をまとめる美世。

そこへ女中頭がやって来て、綺麗な着物を持ってきます。

久堂家へ出向く際に着るようにと、父が用意したものだそうです。

女中頭は美世の荷物の少なさに驚き、実母の形見は処分されてしまったのだと知ると、美世が今までしてきたであろう苦労を労わるように言葉を紡ぎます。

そして、嫁ぎ先の久堂家当主は冷酷無慈悲で知られる軍人であり、これまでの婚約者候補たちはみんな逃げ出したという噂を教えてくれました。

道中で食べるようにと気遣って、食事の包みを手渡してくれた女中頭に礼を言い、美世は父から贈られた派手な着物に目をやりました。

質素な着物しか着てこなかった自分に、こんな派手な着物は似合わないと……。

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女中頭の対応を見ていると、美世に何もしてあげられず、歯がゆい思いをしていた使用人もいたのではないかと、ここでも切ない気持ちになります。

清霞との出会い

翌朝、人知れず家を出た美世。

帰る家も、思い出も、すべてを失くしてしまい、これまでの人生を振り返りながら、久堂家へ向かいます。

優しい実母が亡くなり、新しく継母がやって来て、香耶が生まれると家族から虐げられるようになり、実母の桜の木は切り倒されてしまった……。

路面電車や鉄道を乗り継いで辿り着いたのは、自然溢れる郊外の質素な屋敷でした。

本当にこんなところで久堂家の当主が暮らしているのだろうかと思いながらも、屋敷を訪ねます。

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道中の綺麗な景色と曇った美世の表情が対比されているようで、新しい生活への不安よりも喪失感を強く思わされます。

出迎えてくれたのは、久堂家の使用人・ゆり江(CV.桑島法子)でした。

明るく優しそうな老齢の女性で、美世は彼女の歓迎ぶりに少し驚かされます。

早速、当主の書斎に通された美世は、自己紹介をして頭を下げました。

「いつまでそうしているつもりだ?」と冷たい声を掛けられ、「申し訳ございません」と返す美世。

当主の「謝れとは言っていない」という言葉を受け、ゆり江は顔を上げるよう促してくれます。

おずおずと顔を上げた美世の目に飛び込んできたのは、色素の薄い美男子――久堂清霞(CV.石川界人)でした。

美世は思わず瞳を輝かせ、心の中で呟きます。

「きれいな人……」

アニメ『わたしの幸せな結婚』第1話まとめ

いかがだったでしょうか。

冒頭の桜や流れる川の描写が美しく、世界観に引き込まれた第1話。

喪失感とともに久堂家を訪れた美世が、始めて清霞を見た瞬間の表情もまたグッとくるものがありました。

ゆったりと揺れる髪や、窓から入ってくる桜の花びらからは、希望に満ちた春の香りが感じられて、なんて素敵なプロローグだろうと胸が高鳴ります。

儚く美しい美世と清霞の物語、二人を彩る風景、ゆり江をはじめとする周囲の人々との関係性……見どころが詰まった本作に期待大ですね。

次回、第2話も楽しみです。

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