地球侵略を目論む悪の組織で「将軍」と呼ばれる”わるものさん”の日常を描くヒーリングコメディ『休日のわるものさん』。
地球防衛組織「レンジャー」の一員・シノノメピンクは、ヒーロースーツで戦闘を繰り返す毎日を憂鬱に感じ、「本当は魔法少女になりたかった」という悩みを抱えています。
しかし、可愛い魔法少女なんて自分には似合わないと言い聞かせ、誰にもそれを打ち明けられずにいました。
そんなある日、お守り代わりに持っていた「魔法少女エンジェルアニマ」のグッズを失くしてしまいます。
仲間のソウテンブルーに心配されるも素直に相談できず、一人で夜の町へ探しに行きますが……。
早速、第5話「魔法少女は苦悩する」をレビューしていきます。
目次
アニメ『休日のわるものさん』前回第4話のあらすじと振り返り
ある社会人の青年がコンビニで遅めの晩ごはんを物色していると、店内でどす黒いオーラを放つわるものさんと遭遇します。
どうやら仕事終わりの楽しみにしていた中華まんの販売が終わってしまったようです。
わるものさん流「自分へのご褒美」を目の当たりにした社会人くんは、憂鬱な自分の生活にも取り入れようと、早速ご褒美を購入。
わるものさんは人知れず、社会人くんの心を軽くするのでした。
【ネタバレあり】アニメ『休日のわるものさん』第5話あらすじ・感想
シノノメピンクの憂鬱
地球防衛組織「レンジャー」の一員・シノノメピンク(CV.加隈亜衣)は、可愛い「魔法少女」に憧れていますが、現実はヒーロースーツを着て激しい戦闘を繰り返す日々。
魔法少女なんて自分には似合わないと言い聞かせ、誰にもそれを打ち明けられないまま、憂鬱な毎日を送っていました。
そんなある日、お守り代わりに持っていた「魔法少女エンジェルアニマ」のグッズを失くしてしまいます。
仲間のソウテンブルー(CV.江口拓也)に心配されますが、魔法少女への憧れを明かしていないために相談することもできず、一人で夜の町へ探しに出掛けました。
しばらく探してみるものの見当たらず、ピンクは願いを込めて交番に向かいます。
すると、失くしたグッズは無事に届けられていました。
つい先ほど届けられたと聞いたピンクは、まだ近くにいるかもしれないという情報をもとに、グッズを拾ってくれたトレンチコートの男性を追いかけます。
何とか追いついてお礼を言うと、トレンチコートの男性――わるものさんは、「大事なものは失くさないように気を付けたまえ、”魔法少女”くん」と返しました。
ピンクは憧れの「魔法少女」と呼んでもらえたことで、本当は「レンジャー」でなく、そう呼ばれたかったのだと涙を浮かべます。
やがて帰路につくと、ブルーが迎えに来ていました。
探し物が見つかったと伝えれば安心したように微笑み、ピンクの手を引いて帰るのでした。
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わるものさんのパンダ収集
パンダとの出会いを思い出すわるものさん。
初めて実物を見て、あまりの可愛さに心臓をわし掴みにされた記憶は、いつまでも鮮烈なようです。
そして、パンダに夢中になる前は気付きませんでしたが、街中にはパンダのデザインやモチーフがたくさん溢れていました。
そんな中、商店街で「パンダフェア」が行われていることを知ります。
パンダグッズを購入してポイントを集めると、景品としてパンダグッズを手に入れられるという、わるものさんにとってメリットしかないようなイベントです。
次々に買い物をこなしてポイントを溜め終わったわるものさんは、景品の蓋つきマグカップをゲットしてパンダだらけで帰宅すると、満足気に笑みを浮かべるのでした。
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休日の大掃除
休日にまとめて家事を片付けるわるものさん。
この日はほとんど大掃除の要領で部屋を片付けたり、洗濯をしたりと大忙しです。
部下にもらったパンダのお菓子箱は、もう空箱だというのに捨てられず、断捨離には失敗した様子……。
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やがて、休憩をしようとスマホを手に取ったわるものさんは、動物園の飼育員さんが撮影したパンダの動画が投稿されていることに気付きます。
動画を再生するとすっかり夢中になってしまい、洗濯機が終了を知らせても気付かないほど、画面に釘付けになるのでした。
猫とわるものさん
洗濯物を干して散歩に出掛けたわるものさんは、公園のベンチで小休憩。
ふと隣を見ると、野良猫が座っていました。
しかも柄が白黒で、愛すべきパンダに似ています。
猫といえば、人類が寵愛する生き物……。
寵愛するということは、弱点でもあります。
地球侵略を目指すわるものさんは、猫を仲間に引き入れようと声を掛けました。
しかし、猫は動じないどころか堂々としています。
そんな猫の態度を見たわるものさんは、地球に生きる先達=猫に対して無礼だったかもしれないと思い直し、丁寧な言葉で話し掛けました。
それでもつれない様子の猫に、言語が違うからいけなかったのだと閃いたわるものさん。
猫に合わせて「にゃー」と言えば、猫は「にゃー」と鳴き、まるで返事をしたようでした。
わるものさんは意思の疎通が図れているかもしれないと思い、猫語(?)で会話を試みます。
一方、すぐそばの木の陰にはシノノメピンクの姿が……。
パトロール中だった彼女は、猫と会話するわるものさんの尊さに、頬を赤らめて静かに悶えるのでした。
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アニメ『休日のわるものさん』第5話まとめ
いかがだったでしょうか。
わるものさんたちと敵対する「レンジャー」の面々が徐々に明らかになり、今回は「シノノメピンク」との邂逅が描かれました。
互いに敵対組織の一員だと気付いているかは謎ですが、今後どういったやり取りが生まれていくのか注目したいですね。
残る「ブラック」の登場も待ち遠しい!
次回、第6話も楽しみです。