アニメ『休日のわるものさん』第4話あらすじ・ネタバレ感想!春の訪れとともにわるものさんが出会ったのは……?

©森川侑/SQUARE ENIX・今日は休日委員会

©森川侑/SQUARE ENIX・今日は休日委員会 休日のわるものさん

地球侵略を目論む悪の組織で「将軍」と呼ばれる”わるものさん”の日常を描くヒーリングコメディ『休日のわるものさん』。

ある社会人の青年がコンビニで遅めの晩ごはんを物色していると、店内でどす黒いオーラを放つわるものさんと遭遇します。

どうやら仕事終わりの楽しみにしていた中華まんの販売が終わってしまったようです。

わるものさん流「自分へのご褒美」を目の当たりにした青年は何を思うのでしょうか。

そして、街に春が訪れる頃、地球人が好んでいる花見を体験するため、わるものさんは桜の樹がある公園へ。

そこで不思議な少女と出会い……。

早速、第4話「春くる街で」をレビューしていきます。

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アニメ『休日のわるものさん』前回第3話のあらすじと振り返り

ある寒い冬の休日、布団の中で癒やしの時間を過ごすわるものさんに、同僚のルーニーから何度も着信が入ります。

地球の”モンスター”が組織本部に侵入し、まさに今襲われている最中だと助けを求めてきました。

幼馴染みのピンチに全力で駆け付けるわるものさん。

ところが、ルーニーのいう”モンスター”とは、こたつのことでした。

冬の風物詩であるこたつは、確かに一度入ると出難くなってしまうもの……。

呆れるわるものさんでしたが、持ってくるよう頼まれたみかんをお供にルーニーとこたつで過ごしました。

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【ネタバレあり】アニメ『休日のわるものさん』第4話あらすじ・感想

自分へのご褒美

日々の仕事に疲れている新社会人の青年(CV.河西健吾)は、帰りに遅めの晩ごはんを買いにコンビニへ寄るのがルーティーンになっています。

思い描いていた社会人生活とはかけ離れている自分の毎日に落ち込みながらもコンビニへ入ると、どす黒いオーラを放つ男性――わるものさんがいました。

わるものさんは、ここ最近の仕事終わりの楽しみである中華まんの販売期間が終わってしまったことを知り、ショックを受けます。

すっかり顔馴染みになっていたコンビニ店員・山野さんは、わるものさんの新たな「自分へのご褒美」にと、春の新商品が入荷していることを伝えました。

そんな二人の様子を見ていた新社会人くんは、「自分へのご褒美」を実践してみようとプリンを買い足してみることに。

後日、いつものようにコンビニを訪れた新社会人くんは、山野さんから新作の桜スイーツを教えてもらい、彼女がおすすめしてくれた商品をこの日のご褒美に選ぶのでした。

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強面だけど、可愛い「ご褒美」で自分の機嫌を取っていくわるものさん。 わるものさんも、新社会人くんも、山野さんも、みんなお仕事お疲れ様です!

両方買ってもいい

新社会人くんの「自分へのご褒美」が板についてきた頃、再びコンビニでわるものさんに遭遇します。

山野さんは来店したわるものさんに声を掛けると、春の新作アイスが入荷していると伝え、アイスコーナーに案内しました。

特におすすめなのは「イチゴあずき」と「バナナ黒蜜きなこ」のソフトクリームで、わるものさんはどちらにするか悩みます。

近くにいた新社会人くんもこっそり悩んでいると、わるものさんは「バナナ黒蜜きなこ」、山野さんは「イチゴあずき」を選ぶ声が聞こえてきました。

意見が割れてしまい、山野さんはわるものさんを困らせてしまうのではないかと慌てて謝ります。

ところが、わるものさんは「君が勧めるものはいつも確かだ」と不敵な笑みを浮かべ、両方買って食べ比べすると言いました。

二つ買わせることになってしまったため、またしても山野さんは慌てますが、新社会人くんにとっては、この日のご褒美を選ぶ指針になります。

わるものさんに倣い、思い切って「イチゴあずき」と「バナナ黒蜜きなこ」の二つを買うことにした新社会人くんは、山野さんと笑顔を交わすのでした。

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ご褒美はひとつじゃなくてもいい! 新社会人くんもすっかりコンビニの仲間ですね。

刹那のラテアート

パンダのラテアートを求めて、カフェへやって来たわるものさん。

隣の席のお客さんに運ばれてきたサイフォンで淹れるコーヒーは初めて見るもので、わるものさんは興味津々です。

そんな中、ミルクスチーマーの大きな音が聞こえてきます。

ラテの作り方を知らないわるものさんは、サイフォンの時と同じく興味津々ですが、轟音にも似た響きに人類への怒りさえ湧いていました。

そうして作られたパンダのラテアートが運ばれてくると、早速スマホを取り出し、まず写真を撮ります。

あまりの可愛さにどこから口を付けていいのか悩みつつ、思い切って一口飲んでみると、パンダが崩れていってしまいました。

飲めば飲むほどパンダでなくなるラテの無慈悲さに、激しくショックを受けるわるものさん。

やがて、コーヒーカップの中にいる消えかけのパンダから優しい声が聞こえて(きた気がして)、ひと思いに飲み干します。

その帰り道、わるものさんは大荷物を両手に、汗をかきながら歩いていました。

今後予想される繁忙期を乗り越えるべく、大量の作り置きをするため、スーパーに寄ってきたのです。

アレンジ豊富なシチューにデザート類、そして、初めて経験してきたばかりのラテアートを自分でも再現してみようと、多めに牛乳を買ってきていました。

牛乳の重みに耐えながら、やっとの思いで自宅アパートの階段を上がり切った瞬間。

ひとり有終の美を飾ったわるものさんは、その姿を隣人に見られてしまい、気まずさに包まれるのでした。

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気まずさの中でも隣人と挨拶を交わすわるものさん。 カフェのマスターやお客さんといい、わるものさんが出会う人類はいい人ばかりで、わるものさんもいい人なのが伝わってきます。

桜の樹の下で

お花見の存在を知ったわるものさんは、お弁当を持って桜の樹がある公園にやって来ます。

しかし、ちょうど花が散ってしまった時期で、葉桜になっていました。

少し残念に思っていると、桜の樹の下で花びらを拾い集める女の子(CV.坂本真綾)の姿が……。

彼女は顔を上げると、わるものさんが持っているお弁当に興味を示します。

近くのベンチに座り、お弁当のおにぎりを女の子に分けてあげるわるものさん。

よほどおなかを空かせていたのか、勢いよくおにぎりを頬張っている女の子を見て、知らない人に食べ物を貰ってはいけないことを教えられていないのかと心配になります。

やがて、女の子はわるものさんにお花見をしに来たのか尋ねました。

わるものさんが頷くと、彼女は「見せてあげるよ」といって、集めていた桜の花びらを風に乗せます。

すると、急に花吹雪が舞い、緑に囲まれていた公園はピンク色に染まりました。

人間が咲いては花を散らす桜に風情を感じると知ったわるものさんは、その景色に深く感心し、共感します。

花吹雪が落ち着いた頃、ふと隣を見ると、いつの間にか女の子はいなくなっていました。

その後、わるものさんはお弁当を持って何度か公園に来てみましたが、あの女の子に出会うことはありませんでした。

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エンドロールにある通り女の子の正体は「桜の精」。 彼女のおかげで不思議なお花見を経験したわるものさん、次の春も会えるといいですね。

アニメ『休日のわるものさん』第4話まとめ

いかがだったでしょうか。

前回第3話は冬の風物詩がテーマになっていましたが、今回は春の様子が描かれていました。

お花見に桜スイーツと、視覚でも味覚でも春を楽しんでいたわるものさん。

スイーツで桜の味を知ったあと、舞い落ちてきた桜の花びらを咥えてみるシーンは、ある意味わるものさんらしくて可愛かったですね。

次回、第5話も楽しみです。

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