地球侵略を目論む悪の組織で「将軍」と呼ばれる”わるものさん”の日常を描くヒーリングコメディ『休日のわるものさん』。
自分の存在意義を見つけられずに悩むC018。
役に立たない自分を破壊しろとルーニーに頼み込みますが、わるものさんはC018を迎え入れることを楽しみにしていて、いつになくウキウキで……?
一方、桜の精の女の子との再会を待ち侘びる、樫の木の精の男の子。
今年こそ想いを伝えようと告白の練習を繰り返していました。
いよいよ桜の花が咲き始め、女の子との再会の時が訪れます。
そして、休日のお出かけ中、またもやレッドと遭遇したわるものさん。
戦闘態勢に入るかと思いきや、レッドはわるものさんにあるプレゼントを用意していました。
早速、第12話「この星のどこかで」をレビューしていきます。
目次
アニメ『休日のわるものさん』前回第11話のあらすじと振り返り
桜が咲いている時だけ会える女の子に恋する少年は、彼女と親しく話すわるものさんに、彼女が好きな「さんかく」を渡してほしいと頼みました。
仕方なく二人を取り持つわるものさんでしたが、少年がここに居られるのはあと少しだけ言われ、やがて少年がいた樫の木は伐採されてしまいます。
桜が散った頃、樫の木はベンチとして生まれ変わり、男の子――もとい、樫の木の精の男の子もそこへ帰ってきました。
男の子は再びやって来るであろう、桜の季節を待ち侘びます。
またある日、わるものさんは雨の日の公園で猫型ロボットのC018と出会います。
不良品として廃棄されたC018を放っておけず、毎日様子を見に行くわるものさん。
次第に愛着が湧いてしまいますが、異星の”兵器”であるC018は調査のため、ルーニーに分解されることとなり、人知れず動揺してしまいます。
しかし、ルーニーは分解してデータを回収したあと、C018を元通りの姿に戻していました。
そして、ルーニーからC018を保護することを提案されます。
【ネタバレあり】アニメ『休日のわるものさん』第12話(最終話)あらすじ・感想
C018の居場所
C018は、ルーニーに分解された結果、戦闘用ではなく愛玩用ではないかとされ、危険はないと言われていました。
不良品だという自覚があるC018は、自分の存在意義を見つけられずに悩みます。
そこで、役に立たない自分を破壊しろとルーニーに頼み込みますが、わるものさんがC018を迎え入れることを楽しみにしていると聞かされました。
その証拠に、わるものさんは猫用のベッドを吟味しており、C018にも意見を求めてきます。
C018はわるものさんの優しさに触れ、強がりながらも彼の家で保護されることにしました。
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桜と樫の木の再会
樫の木の精の男の子は、桜の精の女の子との再会を待ち侘びていました。
しかし、次にやって来た春に桜は咲かず、女の子に会えなかったと落ち込んでしまいます。
そこへやって来たわるものさんは、桜の女の子の好物である「食べられるさんかく」=おにぎりを作って持ってきていました。
それを樫の木の男の子に手渡して立ち去れば、男の子はまだ咲いていない桜の木に向かって、つまり桜の女の子に向けて、話し掛けます。
「来年は二人分作って来てやる」というわるものさんの言葉の通り、今度は二人でおにぎりを食べるために……。
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春に告げる
今度こそ女の子との再会を果たすため、桜の木に向かって言葉を尽くす男の子。
やがて、桜の花のつぼみが少しずつ膨らんできました。
次に会う時には告白するのだと意気込んでいると、約束通り二人分のおにぎりを持ってきたわるものさんにアドバイスされたため、告白の練習を始めます。
その時、桜の花が咲き、女の子が現れました。
あくる日、様子を見に来たわるものさんは、桜の女の子と樫の木の男の子に挟まれた状態でベンチに座っていました。
照れくさそうにしている少年少女は、直接言葉を交わすことなく、かつて糸電話で話した時のように、わるものさんを介して会話を始めます。
そんな謎の状況に、わるものさんは痺れを切らす寸前。
すると、男の子がようやく「君のことが好きなんだ」と告白し、女の子は愛らしい笑顔を見せるのでした。
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悪の組織vsレンジャー
とある休みの日、町中でアカツキレッドを見かけたわるものさん。
今日は休日なので、いつものように話しかけられたり、勝負を仕掛けられたら困ります。
身を隠すようにしながら町を歩くわるものさんですが、どこへ行っても鉢合わせそうになってしまいます。
やがて、わるものさんが油断した隙に近寄ってきたレッドは、今まで何度か迷子になった時に道を教えてもらったからと言って、お礼の品を渡してきました。
「これで貸し借りなし」だと笑って去ったレッドがわるものさんに手渡したのは、可愛らしいパンダ型のクッキー。
わるものさんの機嫌は、思わず上昇するのでした。
一方、レッドはレンジャーたちのホームでピンクに呼び止められます。
そこでは、ブルーと双子たちが同じポーズでお昼寝中。
ピンクはその様子を写真に撮ってブラックに送るため、レッドにも並んでほしいと頼みました。
無事にブラックのもとに届いた写真は、ブラックのスマホの待ち受け画面に設定されるのでした。
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そして、後日。
悪の組織とレンジャーの戦闘が繰り広げられます。
どちらも総力戦の熱い攻防……それもまた、いつも通りのこと。
こうして戦いは繰り返されながらも、穏やかな日常は続いていきます。
わるものさんは、たまの貴重な「休日」を大切にしながら、忙しない日々を送るのでした。
アニメ『休日のわるものさん』第12話(最終話)まとめ
いかがだったでしょうか。
どこまでも優しい世界な『休日のわるものさん』が最終話を迎えました。
最後に悪の組織とレンジャーの戦闘シーンも見られましたが、戦いはまだまだ続くといった様子。
一方で、彼らの忙しなくも、穏やかな日常も続いていくようです。
敵同士でありながら「休日」には休戦協定を結べる彼らに、疲れた時は何度でも癒やされたいと思います。