映画『ウォーハント 魔界戦線』あらすじ・感想!兵士と魔女がガチンコバトル?ミッキー・ローク出演のアクションホラー

ウォーハント

(C)2021 OU WARHUNT FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

『レスラー』(08)のミッキー・ロークが出演するアクションホラー映画『ウォーハント 魔界戦線』が5月27日より全国公開されます。

『トワイライト』サーガに出演するジャクソン・ラスボーンが主人公を務めるほか、「プリズン・ブレイク」シリーズの“ティーバッグ”を演じたロバート・ネッパーも名を連ねた作品です。

ポイント
・兵士VS魔女!やっぱり物理攻撃は幻術に弱い
・良くも悪くも、恐怖度は控えめ
・B級なストーリーに対して映像はキレイ!

それでは『ウォーハント 魔界戦線』をネタバレなしでレビューします。

『ウォーハント 魔界戦線』あらすじ【ネタバレなし】

輸送機が運んだものは禁断の書物?

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第二次世界大戦の末期である1945年。極秘情報を運んでいた連合軍の輸送機が、突如襲い掛かってきたカラスの大軍によって墜落してしまう。その場所は、敵軍であるドイツ南部の森林地帯だった。特務兵のウォルシュ(ジャクソン・ラスボーン)は、ジョンソン少佐(ミッキー・ローク)から機密情報の回収を命令される。

ウォルシュは現地の米軍部隊と合流し、ブリューワー軍曹(ロバート・ネッパー)率いる兵士たちと墜落機の捜索を開始する。すると森の中で、幾人ものドイツ兵が死体となって木に吊り下げられた、異様な現場を目撃する。さらに生き残っていたドイツ兵は、正気を失ったかのようにウォルシュたちに襲い掛かる。1人を捕虜として生かすも、心神喪失状態で、拷問しても意味がないほどだった。

得体の知れない「何か」がウォルシュたちを襲う

森の中を進み続ける部隊だが、やがて元いた場所に戻っていることに気づく。コンパスは狂い、通信もできない状況に陥る。そんな中で、部隊は巨大な廃屋を見つける。その中には美しい美女がいた。さらに兵士の一人が墜落機を発見するが、彼の前に、突如謎の美女が現れて誘惑してくる。恐れた兵士は美女を銃殺してしまう。

その夜、兵士たちは次々と幻覚に襲われる。我を失った兵士たちは同士討ちを始めてしまう。かろうじて生き残ったウォルシュと若き兵士フリーマンは、事態を収束させるために巨大な廃屋へと侵入する。

機密情報はヒトラーが不老不死になるための書物だった!

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ついにウォルシュは、機密情報の正体をフリーマンに説明する。それは『魔女の記録』と呼ばれるもので、“永遠の生命”の秘密が記された極秘文書だった。書物には呪いの源とされる「生命の木」について記されており、ヒトラーはこれを見つけ出して、不老不死になろうと目論んでいた。

ウォルシュたちは、廃屋に「生命の木」が生えているのを発見するが、そこに立ちふさがったのは三人の魔女。そしてウォルシュたちは、魔女たちとの過酷な戦いを繰り広げることになる…。果たして書物とウォルシュたちの運命は?

『ウォーハント 魔界戦線』感想

兵士VS魔女!やっぱり物理攻撃は幻術に弱い

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本作はミステリーやスリラー映画ではなく、ホラーアクションです。それも肉体を駆使する兵士VS幻覚で敵を追い詰める魔女という、異種格闘技。物理攻撃は通らず、魔女は幻術を使って部隊の同士討ちを狙います。

これが面白いくらい米兵に効きまくり、ミッキー・ローク演じるジョンソン少佐から「部下から尊敬されるべき存在」と称されたブリューワー軍曹でさえ、目にもとまらぬ速さで幻術に惑わされます。

幻覚のレパートリーもいろいろあり、個人的には「逆・兵糧攻め」とも言える幻覚が一番えげつないなあと感じました…汗

良くも悪くも、恐怖度は控えめ

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ホラーアクションと銘打たれていますが、実際はそこまで恐怖を煽る演出はありません。

割合で言えばホラー:2、アクション:8くらいでしょう。魔女たちによる不気味な幻術や世界観など、演出の不気味さはあるものの、グロテスクな表現もほぼなし。この辺りは好みが分かれそうです。ホラーが苦手な人には見やすい作品ですが、ホラー好きの人には物足りないかも…。

ちなみに、ポスターを見るとミッキー・ロークが真ん中にいますが、彼は捜索部隊と一緒に行動しないので出番は少なめです。あくまで本作の主人公はジャクソン・ラスボーン演じるウォルシュでした。

B級なストーリーに反して映像が美しい

本作はストーリーやキャラクターが弱く感じますが、世界観や映像は良かったです。そもそも、公式のあらすじや予告編で、機密文書の内容や誰が生き残るかが分かってしまったので…。やはりミステリーではなく、アクションで打ち出そうとする意志が感じ取れます。

一方で、映像が荒かったり、美術や小道具がチープな感じはまったくなく、魔女が扱う道具や衣装も凝っていました。このあたりは韓国映画『ディヴァイン・フューリー/使者』(19)を彷彿とさせます。

https://klockworx-asia.com/divinefury/

魔女が兵士たちを幻術にかける場面も美しく、相手の欲望や切実な願望に付け込んでくる心理攻撃もポイントです。

『ウォーハント 魔界戦線』あらすじ・感想まとめ

要点まとめ
・魔女の攻撃に翻弄される兵士たちが見どころ
・ホラーが苦手な人でも見やすい作品
・B級映画のように見えて映像は美しい

以上、ここまで『ウォーハント 魔界戦線』をレビューしてきました。

ヤマダマイ

本作はあくまで「ホラーアクション」なので、予告・あらすじの段階からかなりの情報が分かってしまいます。やはり注目すべきは、兵士と魔女のガチンコバトルでしょう。魔女たちがあの手この手の幻術で、屈強な男たちを葬っていました。
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