アルファ&ベータが率いる「囁く者」との戦いが終わり、シーズン10後半となる第17話からは、追加エピソードとしてマギーやダリル、キャロルなどの各キャラクターを深掘りした追加エピソードが展開されていました。
前回第21話では、言い争いになった末にキャロルとダリルは別の道を選ぶことに…。
そして全6話からなる追加エピソードの最後を飾るのは、なんと待ちに待ったあのキャラクターでした。
- ついにニーガンの過去が明らかに!
- ニーガンと妻・ルシールの終末前後の生活や夫婦関係が描かれる
- ニーガンがどうして「あの」ニーガンになったのか、その秘密も明らかに
それでは、『ウォーキング・デッド シーズン10』第22話について、ネタバレありでレビューしていきます!
目次
海外ドラマ『ウォーキング・デッド シーズン10』前回第21話のあらすじと振り返り
第18話でダリル(ノーマン・リーダス)とリアという女性の過去が明かされてから、ともに行動するキャロル(メリッサ・マクブライド)とはなんだか気まずい雰囲気に。
物資を探しながら森の中を歩いていたダリルとキャロルの前に分岐した道が現れ、2人はそれぞれ違う道を進みます。
ダリルの飼い犬であるドッグとともにアレクサンドリアに戻ったキャロルは、イライラする気持ちを抑えるためにスープを作ろうとしますが、ソーラーパネルが壊れていることや、最近町を悩ませているネズミとの格闘でなかなかうまくいきません。
一方、森の中を彷徨うダリルはバイクが故障し修理をしようとするも、大事なアーミーナイフをキャロルに貸したままだったことを思い出して苦い表情を浮かべます。
ダリルへの思いを募らせながら自分はコミュニティを出て行くべきか悩み、ネズミを退治するキャロル。
ウォーカーに襲われながらやっとの思いでバイクを修理し、翌日アレクサンドリアに戻ったダリル。
ようやく完成したスープをダリルに勧めたキャロルでしたが断られてしまい、キャロルはガレージへ、ダリルは自分の家へと、別々に戻って行くのでした。
【ネタバレ】海外ドラマ『ウォーキング・デッド シーズン10』第22話(最終回)あらすじ・感想
過去の自分と対峙するニーガン
ハーシェルとともに朝の散歩をするマギー(ローレン・コーハン)。
しかし、ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)のいるところに差し掛かるとマギーの表情が曇り、またマギーと目が合ったニーガンも、なんとも言えない表情を浮かべました。
そんな2人の様子を見ていたキャロルは、ニーガンを誘って森に狩りに出かけることに。
マギーとの緊張状態が辛かったニーガンは、久しぶりにアレクサンドリアの外に連れ出してくれたキャロルに感謝するとともに、なんとか良い状況を作れないかと相談をします。
しかし、キャロルは無言でニーガンをとある小屋まで連れて行きました。
マルコヤマモト
小屋には布団などの最小限の物資と、ニーガンの革ジャンが置いてあり、キャロルはアレクサンドリアの裁判でニーガンを追い出すことになったと話します。
その夜、暖炉の前で考え事をするニーガンの脳裏に、かつてのニーガンが語りかけてきます。
「お前はルシールなしでは、なんの価値もない人間だよ。」
と、かつてのニーガンに言われ激怒したニーガンはグラスを叩きつけますが、そこには椅子にかけられた革ジャンしかありませんでした。
ここで、『ウォーキング・デッド シーズン8』最終話のリック(アンドリュー・リンカーン)や、シーズン9のミショーン(ダナイ・グリラ)の回想が挟まれた後、ニーガンは思いついたように空を見つめ、シャベルで穴を掘り始めました。
そして、ようやくリックとの決着がついたあの木の下に埋まっていたルシールを発見したのです。
マルコヤマモト
ニーガンの意外な過去が明らかに
マルコヤマモト
何者かに捕らえられたニーガンは、妻のルシール(ヒラリー・バートン)のガン治療のための薬を奪われ、返して欲しいと懇願します。
男たちは「こんなに貴重なものを」と、薬の本当のありかを自白するようにニーガンを責め立てます。
薬をトイレに流してしまうという言葉に慄いたニーガンは、本当のことを自白し始めました。
ニーガンが捕らえられる2、3日前のこと。
停車しているRVを見つけたニーガンは銃を片手に見張りの男たちを脅しますが、背後から何者かにバットで殴られて気を失ってしまいます。
LAURA IS BACK!
The return of Lindsley Register as the former Savior is such a special addition to this flashback story!#TheWalkingDead pic.twitter.com/bjOm2GusOT
— The Walking Dead World (@TWalkingDWorld) April 5, 2021
マルコヤマモト
再びニーガンが目を覚ますと椅子に拘束されており、腕には点滴がつけられていました。
ニーガンの元にフランクリンと名乗る男が現れ、栄養不足だと指摘。
抗がん剤が必要だというニーガンに対して「医者なのか?」と聞くフランクリン。
その質問に対し、ニーガンは自分が高校の体育教師だったことを明かしました。
マルコヤマモト
ニーガンとルシールの愛
再び12年前の回想に戻ります。
ゾンビが蔓延する世界になってから、ニーガンと妻のルシールは発電機を使ってなんとか薬を冷蔵庫で保冷し、治療を続けていました。
毎日次第に遠くへいくニーガンに不安になるルシールに対し、ニーガンは今ある3つの抗がん剤がなくなったら一緒にバイクでどこかへ行こうと約束し、その夜2人は抱き合って眠りました。
マルコヤマモト
結婚記念日の夜に、ドッグフードを食べる2人。
ルシールは記念日のプレゼントと言って、革ジャンの入った紙袋をニーガンに渡します。
そしてルシールは「こんなことになるんだったら、クレジットカードの返済なんて気にするんじゃなかった」と笑いました。
RETWEET if this melts your heart. #TWD pic.twitter.com/9faJhNCpeZ
— The Walking Dead on AMC (@WalkingDead_AMC) April 5, 2021
次の朝になり、ニーガンは冷蔵庫から水漏れしていることに気づいて驚きます。
以前見つけたRV車両のところに行って抗がん剤をもらってくると言ったニーガンでしたが、ルシールはニーガンに話すことがあると言って止めようとします。
ゾンビの世界になったかならないかくらいの時、ニーガンはルシールの親友であるジェニンと浮気をしていたのでした。
浮気に気づいたルシールはニーガンを撃ち殺そうと銃を手に帰りを待ってましたが、落ち着いて自分の病気のことを打ち明けたのです。
ルシールが全て知っていたことに対してニーガンはショックを受けますが、それ以上にルシールはニーガンと一緒にいて欲しいと願っていました。
しかし死が迫ろうとしているルシールを諦めたくないニーガンは、抗がん剤を手に入れるためにRVに向かって泣きながらバイクを走らせました。
マルコヤマモト
ルシールと別れたニーガンの決意
物語は再びニーガンがフランクリンに語るRVの中。
事情を察したフランクリンとローラは、治療に必要なものを全てバッグに詰めてくれました。
そして武器が何もないというニーガンに、ローラが頭を殴った時に使ったバットを渡したのです。
Indeed, she does. #TWD pic.twitter.com/luq6tbE9o2
— The Walking Dead on AMC (@WalkingDead_AMC) April 5, 2021
再び、捕らえられたニーガンのシーン。
銃を頭に突きつけられたニーガンは、フランクリンたちのRVの場所を男に話してしまいます。
そして、しばらくして男たちがRVを見つけたらしくニーガンは解放されました。
捕らえられたフランクリンやRVから聞こえるローラの叫び声を聞きながら、ニーガンはルシールの待つ家に向かってバイクを走らせます。
ニーガンが家に到着し、ルシールの名前を呼びますが返事がありません。
寝室のドアには「こんな状態で私を放置しないでね」のメッセージが書かれており、ニーガンが寝室を覗くと、そこにはウォーカー化したルシールが…。
睡眠薬を飲み干したルシールは、袋をかぶって自分の首を縄でベッドにくくりつけていたのです。
ルシールの変わり果てた姿を見たニーガンは涙を流すも、バットでルシールを殴ることができず、ウィスキーを片手に泣き腫らします。
そしてその夜、バットに有刺鉄線をつけたニーガンは、家中にガソリンをばら撒いて火をつけ、どこか寂しそうに見つめるルシールを尻目にバイクで家を去りました…。
The start of something new. #TWD pic.twitter.com/2FRsfkgV6H
— The Walking Dead on AMC (@WalkingDead_AMC) April 5, 2021
マルコヤマモト
ニーガン覚醒、そして再び現代へ…
再び男たちのアジトに現れたニーガンは、有刺鉄線をつけたバットで見張りを1人ずつ倒して行きます。
そして囚われたフランクリンを助けるとローラの無事を確認するように言い、今度はリーダーの男を椅子に縛り付けて自分にあった出来事を延々と語り始めました。
Love this self-talk. #TWD pic.twitter.com/iCe3W45jhL
— The Walking Dead on AMC (@WalkingDead_AMC) April 5, 2021
マルコヤマモト
そして、ニーガンはリーダーの男をバットで殴りつけました。
再び現代。
朽ち果てたルシールを見つめたニーガンは、暖炉の前でルシールの死が怖くて逃げ出してしまったことと、野球バットにルシールの名前をつけたことに対して謝罪します。
そしてルシールのために再び戦うことを誓って、野球バットを暖炉の火の中に投げ入れました。
次の日、アレクサンドリアに戻ったニーガンに対して、キャロルやマギーはギョッとした表情を浮かべます。
ニーガンはキャロルに、アレクサンドリアに居座ることに決めたと言いました。
何か割り切ったようなニーガンに対して、キャロルはニーガンを追い出したことは自分の独断だったことを告白。
「まぁ仕方ないよな」と、キャロルに対してニヤリと笑って、そのまま歩き続けます。
そんなニーガンを、マギーは再び睨みつけるような表情で見つめていました。
マルコヤマモト
海外ドラマ『ウォーキング・デッド シーズン10』第22話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ
Here’s the Negan you never knew. See Negan and Lucille’s love story in all its tragic glory in the latest episode of #TWD. Stream now: https://t.co/6shEvTcoZ4 pic.twitter.com/eovhIdMiQT
— The Walking Dead on AMC (@WalkingDead_AMC) April 5, 2021
マルコヤマモト
- ニーガンと妻・ルシールの間には人間を1人変えてしまうくらいに悲しい過去があった
- 未だ決着がつかないニーガンとマギーのその後が気になる
- 2021年8月22日から『ウォーキング・デッド』シーズン11が放送開始!
コロナ禍で色々ありましたが、シーズン10完走お疲れ様です!
マルコヤマモト
やはり、ニーガンは単一エピソードだけでもしっかり成り立つくらいに華があるキャラクターだったということですね!
奥さんとの物語や革ジャン、バットを持つことになったきっかけもしっかり盛り込まれていて、まさに「これが見たかったんだよ」を全部詰め込んでくれたエピソードでした。
そして、やはり最後のマギーとの睨み合いは気になりますね。
マルコヤマモト
追加エピソードとして物語が動かないのはわかっていつつも、やはり何か先につながる展開や行方不明になったままのリックへの(映画版への)手がかりを探してしまうので正直ヤキモキしていましたが、次からやっと物語が前に進むと思うと少々スッキリした気分にもなりました。
いよいよファイナルシーズンとなる『ウォーキング・デッド シーズン11』は、2021年8月22日より放送されることが決定!
#TheWalkingDead‘s final season kicks off Sunday, August 22nd on AMC 👀 pic.twitter.com/FnDtesEeqJ
— The Walking Dead (@TheWalkingDead) April 5, 2021
アクション満載の8話からまず放送され、全24話で構成される予定とのこと。
マルコヤマモト