アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、一言で表現すると“ヴァイオレットを中心に愛を描く物語”です。
家族愛、兄弟愛、恋、さまざまな愛が描かれます。
感情を持たないヴァイオレットを通して、私たち自身も純粋な気持ちで見ることができ、非常に感動するアニメなのです。
- 涙なしでは絶対に見れない感動ストーリー
- 感情をもたない少女ヴァイオレットが「愛してる」の意味を見つけていく美しい物語
- イラスト・映像がキレイなので、すぐに引き込まれる
それではさっそく『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のレビュー、そして『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の声優は誰なのか、気になる方もいらっしゃるようなので、声優情報についてもまとめていきたいと思います。
目次
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の声優は誰?作品情報まとめ!
作品名 | ヴァイオレット・エヴァーガーデン |
放送年 | 2018年1月〜2018年4月 |
話数 | 全13話+OVA |
原作 | 暁佳奈 |
監督 | 石立太一 |
キャラクターデザイン | 高瀬亜貴子 |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
声優 | 石川由依 子安武人 浪川大輔 遠藤綾 内山昂輝 茅原実里 戸松遥 |
音楽 | Evan Call |
戦争で人間兵器として戦っていた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデンが、戦後に自動手記人形の仕事で様々な人と出会い、触れ合いながら、戦争で失った大切な人が最後に残した「愛してる」の意味を見つけ探していく物語です。
とにかく1話ごとに泣けます!
そして、絵が本当にキレイなので、この世界に引き込まれてしまいます。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の声優を一覧でご紹介!
ヴァイオレット・エヴァーガーデン(声優:石川由依)
- 本作の主人公。
- 戦時中は元ライデンシャフトリヒ陸軍の少女兵、戦後は自動手記人形として代筆業を行う。
- 戦争で両腕を失い、義手を装着。普段は黒手袋をはめている。
- 人間兵器として戦場で活躍していた感情を持たない少女
ギルベルト・ブーゲンビリア(声優:浪川大輔)
- ヴァイオレットの名付け人であり、ヴァイオレットの陸軍時代の上官。
- ヴァイオレットが慕う人物だが戦死してしまう。
クラウディア・ホッジンズ(声優:子安武人)
- ヴァイオレットが勤めるC.H郵便社の社長。
- 戦時中はライデンシャフトリヒ国陸軍の中佐だった。
- ギルベルトとは士官学校時代からの親友。
カトレア・ボードレール(声優:遠藤綾)
- C.H郵便社の自動手記人形。
- ヴァイオレットにとっては頼れる会社の先輩。
エリカ・ブラウン(声優:茅原実里)
- C.H郵便社の自動手記人形。
- ヴァイオレットの同僚。
- おとなしい性格で、依頼主との対話が苦手。
アイリス・カナリー(声優:戸松遥)
- C.H郵便社の自動手記人形。
- ヴァイオレットの同僚。
- 失恋のショックと働く女性への憧れから、街に出て働くために上京してきた。
ベネディクト・ブルー(声優:内山昂輝)
- C.H郵便社に勤めている配達員の青年。
- クラウディアと共にC.H郵便社を創設した仲。
- 拳銃の使い手で戦闘能力が高い。
ディートフリート・ブーゲンビリア(声優:木内秀信)
- ヴァイオレットの元主でありギルベルトの兄。
- ヴァイオレットを持て余し、彼女をギルベルトに押し付ける形で託した。
- ヴァイオレットのことを憎んでいる。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』あらすじ
『想いを綴る、愛を知るために。』
感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
出典:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式ページ
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を視聴できる動画配信サービス
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【ネタバレ】『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想レビュー
第1話「”愛してる”と自動手記人形」
戦争が終わり療養中のヴァイオレットは、エヴァーガーデン家へ養子として迎えられるところから物語がはじまります。
エヴァーガーデン家は、見受け人としてヴァイオレットを受け入れりも、一緒に生活をすることに抵抗を感じたため、ホッジンズが社長を務めるC.H郵便社で自動手記人形として働きながら生活をしていくことになりました。
無感情の少女が自動手記人形に!?
人の気持ちを汲み取り手紙に書き表す職業である「自動手記人形」に、感情を持たないヴァイオレットは自ら志願して働くことを決意します。
それは、ギルベルトが最後に残した言葉「愛してる」という言葉がどういう意味なのか?を探すためなのです。
今後、ヴァイオレットがどの様に愛を知っていくのでしょうか?
その度に答えるホッジンズ本人も辛いはずなのに、ヴァイオレットを悲しませまいとはぐらかしている場面。
ホッジンズの優しさには心を打たれます。
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第2話「戻ってこない」
自動手記人形の見習いとして働くことになったヴァイオレット。
ヴァイオレットを優しく指導をしてくれるカトレアや、簡単に自動手記人形になったヴァイオレットに対して不信感を抱くエリカとアイリスが第2話で登場してきます。
その中でも今回はエリカを中心に描かれています。
研修中のヴァイオレット
自動手記人形の研修中、感情がないヴァイオレットはうまく相手の気持ちを汲み取れないでいました。
周りとのズレをみていると、非常にもどかしい気持ちになります。
自信がない
交際を申し込まれた女性の手紙の依頼を受けたエリカでしたが、失敗が続き断ろうとした矢先、「愛」という言葉に反応したヴァイオレットが研修中にも関わらず代筆を引き受けてしまい、依頼をした女性からクレームが届いてしまいます。
ヴァイオレット自身は、なにがおかしいのかまったく理解できていません。
自動手記人形になった理由
エリカは、ヴァイオレットに自動手記人形になった理由を聞きました。
その理由から、エリカは自身の夢を思い出すのです。
ヴァイオレットがエリカに対してその理由を打ち明けたときの、純粋な愛への追求心とギルベルトへの一途な想いに感動しました。
また、そのときの背景の表現によってより一層感動が増します。
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第3話「あなたが、よき自動手記人形になりますように」
自動手記人形育成講座を受けるために、学校へ通うことになったヴァイオレット。
今回は、同級生ルクリアとヴァイオレットを中心とする話です。
成績は優秀なヴァイオレットであるが、気持ちを汲み取れておらず、手紙になっていないと指摘されました。
成績トップで卒業したルクリアに対し、感情の面で課題を残したヴァイオレットは卒業することができませんでした。
その後、ヴァイオレットは課題を克服し、卒業することができるのでしょうか。
ルクリアの兄への想い
両親を戦争で亡くし、残された兄も戦争でケガをしてしまい、ルクリアはショックを打ち消すかのように呑んだくれていました。
そんな兄に対して伝えたい想いがあるものの言葉にできないルクリア。
その気持ちを知ったヴァイオレットは手紙を書き始めます。
ルクリアからの手紙
ヴァイオレットが代筆したルクリアからの手紙は、涙を流しながら読みました。
ルクリアの言葉から伝えたい想いを汲み取った手紙を書くことができたヴァイオレットは、この瞬間に大きく成長を遂げ、無事に学校を卒業できたのです。
兄弟がいる方にとっては、感慨深い話になっていると思います。
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第4話「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
アイリスは、彼女自身の故郷から指名が来て浮かれていた矢先、階段から落ちて手をケガしてしまいます。
アイリスの付き添いとして、ヴァイオレットがついていくことになりました。
今回の代筆依頼は、アイリスの誕生日パーティーの招待状を書くため、アイリスの母親からの依頼でした。
しかし、アイリスはそれをよく思っていません。また、アイリスはパーティーに呼びたくない客もいるようで…。
エイモンとアイリス
アイリスが招待して欲しくない相手は、エイモンという男性でした。
彼にフラれた過去を持つアイリスは、エイモンに対してトラウマを持ってたのです。
愛してる
エイモンに勇気を振り絞って告白したアイリスの気持ちを知ったヴァイオレットは、「愛してる」は勇気がいる言葉なんだということを理解することができました。
アイリスからの手紙
アイリスはヴァイオレットの代筆を通して、素直な気持ちを両親に書きました。
名づけ
アイリスの名前の由来を知ったヴァイオレットは、ギルベルトからもらった自分の名前の由来を思い出したのです。
手紙を読む両親の描写に、なぜか自分の家族を投影してしまい感動してしまいました。
家族の大切さ、家族愛が表現された素晴らしい話でした。
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第5話「人を結ぶ手紙を書くのか?」
今回は、元敵国同士のドロッセル王国王女と、フリューゲル王国王子の公開恋文の仕事であり、これは戦争を終了したことへのアピールになるため非常に大きな意味をもった仕事となりました。
しかし、結婚とはいえども、王女はあまり乗り気でない様子。
自動手記人形としての成長
王女シャルロッテ側の代行を務めることになったヴァイオレットは、さっそく恋文を書くことになりますが、その文章に王女は感心します。
それだけヴァイオレットの気持ちを汲み取る能力が高まっているということですね。
圧倒的な学習能力を持っているヴァイオレット。うらやましい限りです。
王子ダミアンへの思い
王女は昔、一度だけダミアン王子と会ったことがあり、その時に飾らずありのままの姿で接してくれたダミアン王子に実は恋をしていたのです。
ダミアンの本当の気持ちが知りたいというシャルロッテに対して、ヴァイオレットはある作戦を実行します。
手書きの恋文
代筆ではなく本人同士が直接、手書きの手紙を書くことになりました。
そして手紙を通して、お互いの気持ちを確かめ合いました。
王女シャルロッテと宮内侍女アルベルタの絆
結婚が決まり、シャルロッテの心残りはアルベルタとの別れのみとなりました。
二人の親子同然の関係には感動せずにいられません。
ヴァイオレットの笑顔
代筆作業を終え帰宅するヴァイオレットは、最後に「結婚日和だ」と笑顔を見せます。
はじめて見せた笑顔に、ホッとしました。
人を結ぶ手紙を書くのか?
帰りの港で偶然にもディートフリートに会います。
彼は、多くの仲間の命をヴァイオレットに奪われており、憎しみをこめた表情で彼女に対して厳しい言葉を言い放ちました。
笑顔で終わらせてはくれないのですね…。
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第6話「どこかの星空の下で」
今回の仕事は、学者とペアを組んで天文学の文献を書き写すことであり、ヴァイオレットは学者の青年リオンとペアを組むことに。
舞台となる天文図書館には、多くの自動手記人形が出張に来ていました。その中にはルクリアたち同級生の姿も。
寂しい
リオンとの絆が深まり、ヴァイオレットの過去を知ったリオンは、ギルベルトに対して「寂しい」という感情が彼女自身に芽生えていることに気づき、それを彼女に伝えます。
こうして、ヴァイオレットは寂しいという感情を覚えたのです。
恋心
リオンは似た境遇に立たされていたヴァイオレットに親近感を覚え、恋心を抱きます。
それまでずっとツンを続けていたリオンが、アリー彗星デートに彼女を誘おうとアプローチするも空回りしてしまっているかわいいリオンを見ることができます。
ヴァイオレットの冷静さと、リオンの慌て様がキレイに対比されていて、このシーンはクスッと笑えました。
別れと決心
仕事を終えて帰るヴァイオレットに対し、自分の夢を語り再会を誓ったリオンは、一歩前に向かって動き始める決心をします。
ヴァイオレットを通して、リオンは大きく成長しました。
ヴァイオレットには人を変える力でも宿っているのでしょうか?
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第7話「ヴァイオレットの成長」
脚本家オスカーの代筆作業のため出張にやってきたヴァイオレット。
オスカーは病気で妻と娘オリーブを亡くし、私生活はもちろんのこと、仕事も手につかない状態になるまで荒れ果てていました。
そんな中、子供向けファンタジーの脚本の代筆を書くことになったオスカーの代筆をするも…最後には、急展開が待っています。
オスカーの過去
オスカーは早々と妻を亡くし、娘と二人で幸せに生活をしていた矢先に、最愛の娘も病気で亡くしてしまいます。
彼の生活、仕事を応援し、サポートしてくれていた娘を亡くしたショックは大きく、自堕落な生活になってしまいました。
過去の回想シーンで、健気に父のサポートをするオリーブの姿と弱っていく彼女の姿に涙が溢れてきます。
ヴァイオレットの成長
そんなオスカーの過去を知ったヴァイオレットは涙しました。
第6話で寂しさを知ったヴァイオレットは、彼の娘に二度と会えない寂しさに共感し、涙を流したのです。
今までのヴァイオレットではありえない事態が急にきたので、私自身も驚きました。
脚本の完成
ヴァイオレットによって次第に前を向き始めたオスカーは、脚本の完成目前まで迫るも、物語のラストで急に手が止まってしまいます。
そんな中、ヴァイオレットの言動からヒントを導き出したオスカーはなんとか脚本を完成させるのです。
少佐の死
出張から帰ってきたヴァイオレットは、港でエヴァーガーデン婦人と会い、そこでギルベルト・ブーゲンビリア少佐がなくなっていたことを初めて知らされます。
C.H郵便社に戻り、ホッジンズ社長に事の真実を求めると、少佐の死は事実でした。
生きていると聞かされ、それを信じていたヴァイオレットはひどく動揺し、C.H郵便社を駆け出していきました。
ここで泣かない人はいないのでは?と思います。
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第8話「ギルベルトとヴァイオレットの物語」
第7話でギルベルトの死を知ったヴァイオレットが、ギルベルトの死の事実を確認するために思い出の地を巡るも、ギルベルトの死という事実は変わりませんでした。
また、過去の回想として、ギルベルトとの出会いからギルベルトの最後の戦いであるインテンス奪還作戦までが描かれています。
出会い
人間兵器として拾われたヴァイオレットはギルベルト・ブーゲンビリア少佐の元へ預けられます。
目には光が宿っておらず、表情ひとつ変えず、冷酷さが伺えました。
みんなに兵器として扱われるヴァイオレットに対し、ギルベルトは人間として当たり前のように接しました。
ヴァイオレットは、そんなギルベルトにだけは心を開いていたのです。
ヴァイオレット
当時、まだ名前の持たない彼女に対して、ギルベルトは「ヴァイオレット」と名づけ、その名前に似合うような人になることを望みました。
ちなみに、ヴァイオレットはスミレのことであり、スミレの花言葉は「愛」なのです。
つまりギルベルトは、ヴァイオレットに「愛を知ってほしい」という願いを込めて、名づけをしたことが分かりますね。
ギルベルト少佐の瞳
ヴァイオレットが功績を挙げたことによって救われた町の感謝祭が行われ、そこでヴァイオレットはギルベルトの瞳と同じ色のブローチの美しさに目を奪われてしまいます。
このブローチが現在ヴァイオレットが首に身につけているブローチなのです。
インテンス奪還作戦
ギルベルトは、小隊を率いて敵本拠地へと侵入し、砲弾の合図を敵地から送る役割を任されます。
味方を失いながらもヴァイオレットとギルべルトはなんとか目的の煙弾を発射し、任務を成功させ、味方本体が突入を開始します。
これで終わりか?と思いきや、いきなりギルベルトめがけて銃弾が飛んできます。
まともに銃弾を食らったギルベルトはどうなったのでしょうか?
また戦時中という過酷な状況も相まって、感動が何倍にも膨れ上がります。
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第9話「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
ギルベルトは撃たれてしまいましたが、まだ生きていました。
「逃げろ!」というギルベルトに対し、「絶対助ける!」とヴァイオレット。
敵の追い討ちは止まず、ヴァイオレットはそのときに両腕を失ってしまいます。
負けを悟った敵軍の自爆砲撃から、ギルベルトはヴァイオレットを庇いました。
そして現在、インテンスの最後の場所で瓦礫を漁るヴァイオレットの元にホッジンズが現れます。
人を結ぶ手紙を書くのか?
悲しみにくれるヴァイオレットの前にギルベルトの幻影が現れ、ヴァイオレットに辛辣な言葉を投げかけます。
ヴァイオレットは発狂しました。
絶望
ギルベルトの死と過去の自分がしてきたことで混乱しているヴァイオレットは、自らの手で首を絞めて死のうとします。
これも成長のための試練なのだろうが、見ていて辛いものがありました。
同僚からの手紙
日に日に追い込まれるヴァイオレットの元に同僚からの手紙が届きます。
手紙の内容は「みんなヴァイオレットを心配し、仕事に復帰できるまで待っている」ということと、「自動手記学校時代の親友ルクリアの兄のスペンサーから妹への代筆依頼が届いている」という内容でした。
同僚からの手紙に励まされたヴァイオレットは立ち直り、仕事に復帰することができました。
ヴァイオレットの成長
ルクリアたち以外にも、今までヴァイオレットが手紙で結んできた人たちの活躍やその後が描かれており、ヴァイオレット自身も一歩前に踏み出すことができました。
「してきたことは消すことはできない。でも自動手記人形としてやってきたことも消えない。」
ギルベルトの死を乗り越え、自分は生きていて良いのか?と改めてホッジンズに問いかけます。
ホッジンズは「今まで君がしてきたことは消すことはできない。でも君が自動手記人形としてやってきた素晴らしいことも消せないんだよ」と言葉をかけるのです。
この言葉は、紛れもなくヴァイオレットの背中を押す言葉となりました。
今まで自動手記人形として、やってきたことが花咲いた素晴らしいシーンでした。
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第10話「愛する人はずっと見守っている」
少佐の死を乗り越え、また大きく成長したヴァイオレットは、代筆の仕事のため出張へ行きます。
今回は、病気で先の長くない母から、まだ幼い娘アンに向けた50通もの手紙の代筆でした。
王道のお涙ちょうだい的なストーリーで、今後の内容が分かっているにも関わらず、見終わった頃には涙が止まらなくなります。
大事な人を持つ人は誰でも感動できる素晴らしい話でした。
アンの母への想いとヴァイオレットへの嫌悪
アンは病気の母親との時間を大切にしたいが、その母親との時間を奪うヴァイオレットを嫌っていました。
ヴァイオレットとアンの関係
次第に二人の関係性は良くなっていき、おままごとやお人形ごっこなどをするような仲になりました。
母の病気
母の病気は日が経つにつれて悪化していき、娘のアンも母はもう長くないことを悟ってしまいます。
そんな中、アンの母に対しての想いが爆発してしまうのです。
母の残された時間
代筆を終えたヴァイオレットが帰ったあと、母はアンと過ごすことだけに時間を使いました。
この時間がいつまでも続け!と切実に願ってしまいます。
母の死と50通の手紙
母が亡くなったあと、アンの誕生日のたびにアンに宛てた”母からの手紙”が届きます。
アンの成長と母の書いた手紙の内容には涙が止まらなくなります。
ヴァイオレットの涙
仕事を終え、帰ってきたヴァイオレットは、母の想いとアンのことを想いながら涙していました。
最初から結末がわかる展開ですが、わかっていたとしても泣いてしまいます。
アニメ全13話の中で一番泣いたエピソードです。
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第11話「もう、誰も死なせたくない」
今回は、元敵国クトリガル国のメナス基地兵士であるエイダンからの依頼でした。
その国は、穏健派と過激派が内戦を起こす危険な地域であったため、ホッジンズは自動手記人形を出張させるべきか悩んでいました。
それを聞いていたヴァイオレットは、なにも言わずにクトリガルへと出張に行ってしまいます。
第9話で届かなくて良い手紙はない、ということを学んだヴァイオレットだからこその行動ですね。
ここでもヴァイオレットの成長が見られましたが、ひとりで戦地に飛び込むような無茶をするところはまったく変わっていないようです。
また、第11話の後半では、ヴァイオレットが様々な感情を身につけてきています。
今後のヴァイオレットの表情や言動に注目です!
エイダンの手紙
過激派の待ち伏せを受けたエイダン達穏健派一行は、壊滅状態になってしまいます。
辛うじて生きていたエイダンも銃に撃たれ瀕死の状態に。
そこへ空中からヴァイオレットが降りてきます。
山小屋で身を隠し、エイダンの治療をするヴァイオレット。
エイダンは自分の死を悟り、両親と愛する人マリアへの手紙の代筆を頼みます。
エイダンは両親への感謝とマリアへの愛を語って、命を枯らしました。
感謝と後悔
手紙を書いたヴァイオレットは、エイダンの故郷に直接手紙を届けに行きました。
手紙を受け取った両親とマリアは、悲しみながらもエイダンの意思を故郷に返してくれたことに感謝を述べますが、ヴァイオレットは救えなかったことを後悔をしました。
そして、それを受けとった人たちの想いや言葉に涙が止まりませんでした。
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第12話「不殺の誓い」
ガルダリクとの公開和平書簡を取り交わすべく、カトレアとベネディクトは、ガルダリクとライデンシャフトリヒの友好の証として作られた列車に乗って調印式に向かいます。
その列車は、ガルダリクの和平反対派が狙っていることが明らかであり、その防衛をするためにギルベルトの兄ディートフリートに白羽の矢が立ちました。
そんな中、ヴァイオレットはクトリガルでの仕事を終え空路で帰宅中でしたが、途中で爆発痕を見つけたヴァイオレットがまさかの行動に出ます。
ディートフリート
ガルダリクとの和平書簡を取り交わすべく、カトレアとベネディクトは列車への移動のため海軍の軍艦へと乗り込んでいました。
カトレアとベネディクトは、ディートフリートと会うやいなやヴァイオレットへの嫌みを言われます。
それに対してカトレアは、「ヴァイオレットの手紙は自分が素直になれる手紙を書く」と。
ヴァイオレットの手紙の魅力を言うも、ディートフリートには響きませんでした。
反対派の侵入と一波乱の予感
海路を終えたカトレアたち一行は、列車に乗って移動をしようとしていました。
そんな中、和平反対派が列車への侵入を成功させていました。
ヴァイオレット合流と危機
航空機で帰る途中だったヴァイオレットは、鉄道付近が爆破されていることに気づき、付近に止まっていた列車へと降ります。
その列車に乗っていたディートフリートに、ヴァイオレットは爆発痕があったことと、任務中に反対派の残党を見たことを伝えます。
火事だと勘違いしていたディートフリートは、すぐに出発するようにと命令し、ヴァイオレットには列車から降りるよう命令します。
ヴァイオレットは降りずに「力になりたい」と懇願します。
作戦実行とヴァイオレットの変化
敵の作戦によって戦力を分断されたディートフリートたちは、列車を止め応援を待つことに。
ディートフリートはヴァイオレットに銃を渡すも、彼女は「殺しません」と不殺の誓いをします。
ヴァイオレットの変化にディートフリートは戸惑い立ち尽くしてしまいます。
今まで表情ひとつ変えずに人を殺してきたヴァイオレットがこんなに変わっているのだから、戸惑うのも仕方がないと思いますね。
彼女の成長の早さには、観ている私自身も驚いているくらいなのだから。
車上の戦闘
先頭車両に迎うディートフリートを庇い、反対派の小部隊と戦闘を繰り広げるヴァイオレット。
しかし、ひとりで殺さず戦うには限度があり、ヴァイオレットが殺されかけてしまいます。
そのとき!なんとディートフリートが助けに入リます。
不殺を貫くヴァイオレットに、その甘さがギルベルトを殺したのだと激怒しながら、ヴァイオレットに対して「死ね」と言い放ちます。
そこに、目覚めた敵隊長が不意をついて攻撃。
ヴァイオレットは、なんと両腕を盾にしてディートフリートを守リました。
緊迫の場面、いったい次回どうなるのでしょうか?
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第13話「自動手記人形と”愛してる”」
橋に爆弾が仕掛けられていることを聞き、列車の緊急停止を試みるも制御不能の状態でした。
橋の爆弾を取り除くことにしたヴァイオレットとベネディクトは、見事除去に成功します。
そして無事に和平を成立させることに成功しました。
戦争終結を記念して届くことのない手紙を届けるための航空祭に向けて、ヴァイオレットは人生初の手紙を書くことにしました。
書けない
ギルベルトへの気持ちはあるものの、どの様に言葉で言い表していいのか分からず、ヴァイオレットは締切当日まで手紙を書けないでいました。
ギルベルトの母
ディートフリートに家へ招かれたヴァイオレットは、二人の母親と会うことになります。
ギルベルトの母は、ギルベルトと同じ色の目をしており美しい。
ギルベルトの母は言います。
ギルベルトの死はヴァイオレットのせいではない、と。
そして、ヴァイオレットは「ギルベルトのことを愛していた」ことに気づき、涙を流すのです。
もう命令はいらない
ディートフリートから「ギルベルトの分まで生きろ」と命令を下されましたが、ヴァイオレットは「命令はいらない」と言いながら、生きていく強い意志を見せて、ギルベルトの実家をあとにするのでした。
ヴァイオレットの手紙
少佐の優しさや出会った人たちから「愛してる」を学び、少しだけ理解できたことを手紙に託します。
様々な経験を経て、その名にふさわしい人に近づいた、とヴァイオレットは考えるのです。
今まで「自分の気持ち」を言葉にしたことがないヴァイオレットが手紙なんて書けるはずもなく苦戦するのですが…。
そんな感動の手紙の内容は、ぜひみなさんの目で確認して、感動してください!
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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』まとめ
2020年1月には、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』新作映画の公開が発表されました。
あけましておめでとうございます。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」2020年1月公開完全新作劇場版まで1年を切りました!本年は劇場版に向けて様々な展開を予定!ヴァイオレットの人生のひと時を共に歩んで頂けますよう、どうぞ宜しくお願い致します。https://t.co/Bmc3NhSAe9 #VioletEvergarden pic.twitter.com/tKP0p7rYgY— 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式 (@Violet_Letter) 2018年12月31日
現在、もっとも熱いアニメのひとつであると断言できます。
もっと言うと、さまざまな愛の形を表現するアニメはあるものの、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ほどに“純粋な愛”を美しく、そして感動的に表現したアニメは本作以外にはないでしょう。
ぜひ、多くの人に観てほしい作品です。
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