1週間ほど学校を休んでいる面堂のお見舞いにやって来たあたる達ですが、彼は会う気などなく追い返そうとします。こっそりと侵入して面堂に近づいてみると、彼の頭上には花柄のタコが!
サクラに呼び出されたあたるは、望という名の女の子とデートをするよう言われてウキウキし始めます。しかし、彼女の素性を知って最初は逃げ腰に。少女・望はどうしてあたるとのデートを望むのでしょうか?
目次
アニメ『うる星やつら』第32話のあらすじと振り返り
どの扉を開けても自分の望む未来の姿を見つけられないラムたちは、ガラスでドアノブを作り、自分の望む未来を作り上げます。ドアノブを扉につければ完成。しかし、運命製造管理局のウサギたちがこれを妨害しにやってきます。
因幡を助けるためにしのぶは自分の望む未来の扉に入ったのですが、そこにあったのはいつもの日常。作ったことを後悔するしのぶですが、因幡はこれを楽しそうだと言います。
六畳一間でハーレムを作る未来を望むあたるでしたが、その未来にラムがいないことにショックを受けます。
自分が不甲斐ないせいでラムと結ばれる未来はどこにもないのかもしれない…そんなことを考えていた矢先、管理局がすべての未来を落としてなくしてしまうとしていた時、ふいに入った扉では2人の結婚式があげられていました。この未来を必死で守るあたるにラムは感激します。
重い罰を課せられることを承知で、因幡はあたる、ラム、しのぶの3人を元の世界に戻し、自分は逃げずにその扉を閉めてしまいます。因幡を救えなかったことでしのぶは一晩悲しみましたが、翌日になって因幡が登場。罰として未来を1人で作り直すことになったと笑う彼に複雑な気持ちを抱くしのぶですが、彼が楽しいと言ってくれたドアノブを見つめながら安堵の表情を浮かべるのでした。
【ネタバレあり】アニメ『うる星やつら』第33話あらすじと感想
あやかしの面堂
面堂家の使用人がタコの点呼を取っていると、冒険好きのタコ・赤丸が行方不明に。早急に捜索するようにと言い渡す終太郎はその日の晩、謎の声に苦しめられてうなされます。
それから1週間、面堂は学校を欠席。心配したあたるやラム、しのぶとテンは面堂家にお見舞いと称してやってきますが、面会を断れれてしまいます。
使用人の目をすり抜けて面堂の部屋へと忍び込んだあたるたちは、彼の頭上にいる花柄のタコを見て驚愕するのでした。
KAMUI
あやかしの面堂
面堂の頭にタコが乗っていることよりも、タコが花柄であることの方が気になるあたるたち。これはタコの幽霊を了子が可視化させるためにペイントしたものだと聞いて納得します。
しかもこのタコは、行方不明になった赤丸。取ろうにも実態がないため、赤丸の幽霊は面堂の頭上に後続け、「暗いよ狭いよ怖いよ」と言って毎晩を苦しめていました。
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これを見たてんはこっそり面堂家を抜け出し、街中にこの事実を言いふらします。そして、話を聞いてやってきたサクラと錯乱坊は、タコは死んでいるのではなく生霊だと面堂に言います。
死んでしまったと思われた赤丸に居場所を聞くため、錯乱坊を使って話させようとしますが、急ににらめっこを始めたためにサクラとあたるがツッコミを入れます。しかし、あたるのハンマーはタコの生霊と通り抜けて面堂に直撃。刀を振り回す面堂から逃れるため、あたるが彼の枕をたてにしたその時、枕の中から赤丸が出てきたのでした。
枕がゴロゴロすることに違和感を覚えていた面堂。冒険好きの赤丸はその枕の中で気絶をし、助けをもめるために面堂に訴えていたのでした。
こうして不可解な事件は爽やかに集結したのでした。
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最後のデート
夏の暑い日にサクラに呼び出されたあたるは、彼女からデートの斡旋を受けます。サクラから手渡された夢日記には、いつも楽しそうに外を駆け回るあたるに恋をした思いが綴られており、あたるかこの日記の持ち主とデートをするよう言い渡されます。
しかし、彼女は既にこの世にはいません。幽霊となってなお、あたるとのデートを望む女の子・望の願いをかなえるべく、サクラは彼に依頼をしたのでした。
自分に熱を上げていると知って喜ぶあたるはラムの反対を押し切ってこれを受け入れますが、相手が幽霊と知って逃げ出そうとします。しかし、ガウン姿のおさげの少女の可愛らしさを知った途端、あたるは手のひらを返します。
あたるの本性を知れば彼女は幻滅するのではと考えるラムでしたが、愛想を尽かせてもデートを全うできたとしても、あたるへの想いを遂げることができれば成仏できるだろうと考えるサクラたちとしては、そんなことはどうでもいいことなのでした。
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あたるにデートの申し込み。その相手は可愛らしい女の子だが…
「あたるに自分の想いを伝えられたら死んでもいい」と日記に想いを込めた望は、さっそくあたるに渡したいと思っていたプレゼントを差し出します。それは入院中に編んだイニシャル入りのマフラー。クリスマスに亡くなった彼女からの贈り物を真夏に身に着けたあたるは、暑さに耐えながらも、望の好意を踏みにじらないように喜びます。
が、さらに帽子や手袋、レッグウォーマーを差し出された上、セーターまで出されると、さすがのあたるも逃げ出します。女の子の真心を踏みにじらんとするため、サクラやラムに言われた上、やはり望の気持ちを無碍にしないため、あたるは真夏に毛糸で編まれたもの一式を着て、誰にも見えない彼女とデートを始めます。
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最後のデート
映画館に遊園地で語らう望とあたる。しかし一向に成仏する兆しがありません。
原因を探るため、もう一度夢日記を読み返してみると、「彼女が亡くなる前日であるクリスマスイブに、あたると真っ白い雪の中で肩を組んでいる夢をみた」、「これが現実だったらもう思い残すことはない」と綴られているのをサクラが発見。
雪が降るまで成仏しないだろうと考え始めます。
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急に遊園地が暗くなります。望は不安に陥りましたが、間もなくして打ち上げ花火が始まりました。落ちてくる花火の火の粉は雪のように舞って落ちてきたことで、望にはあたるとの望んだ情景が見え始めました。
腕を組む願いが叶ったことで、望は無事成仏。暑かったセーターをもう脱いでも良いと言われましたが、あたるはもう少し着ていると選択。
後日、あたるは彼女の墓参りに。望の存在はいつまでもあたるの中に残り続けるのでした。
アニメ『うる星やつら』第33話まとめ
系図から始まって3週にわたって大きなお話をやった後ですから、とってもシンプルなお話し2本だった感じがします。Aパートの面堂のお話は安定のドタバタ、そして後半はハートフルな感じで良かった感じがします。
そして珍しくラムが電撃を発しなかった気も…それはそれで珍しい回だったかもしれません。
次週はついに地獄の諸星家のお話が来るようです。
楽しみです。