登校中にハンカチを拾ったあたるは、牛車に乗った女性にこれを返そうと寄っていきますが、現れ出たのは骸骨。お化けが出たと学校で騒ぎが起きる中、面堂は1人思考を巡らせます。
間もなくして牛車は友引高校に到着。現れたのは骸骨ではなく綺麗な女性。面堂の妹・了子は、あたる達を新年会に招くと、とんでもないイベントに彼らを巻き込んでいきます。
あたるやラム、しのぶという学校のメンバーに限らず、弁天やお雪、あの人も登場!?
目次
アニメ『うる星やつら』第10話のあらすじと振り返り
授業参観のために友引高校へとやって来たあたるの母。息子が世間様にご迷惑をかけているからこそ、あまり目立ちたくないと思いますが、面堂の母の牛車を壊してしまったラムの母に握手を求められ、またも注目の的になってしまいます。牛車を壊されたことで怒る面堂の母ですが、ラムの通訳により、なぜか牛車を壊して感謝されていると勘違い。決闘を申し込めば、結婚を申し込まれたと勘違いしてお断りし、そうこうしているうちに参観日は終了してしまいました。
四六時中ラムと一緒にいる生活が当たり前となったある日、彼女はあたるの前から姿を消してしまいました。これで心置きなくガールハントが出来ると思うあたるですが、ラムが何処にもいないと気づくなり、1人あちこち探し回ります。
ラムが作っていた人形を抱きしめ、彼女のいない時間に寂しさを感じるあたるは、布団の中で1人泣きながらラムを求めます。
地球に滞在するためのパスポートを更新するために一度星に帰ったラムは、人形を通じてあたるの心中を盗聴。迷惑と言われ続けたラムは、あたるの本音を聞いてより彼を愛し、地球へと戻っていくのでした。
【ネタバレあり】アニメ『うる星やつら』第11話あらすじと感想
面堂兄妹!!
牛車からひらりと落ちたハンカチを拾ったあたるは、香りからしておしとやかな女性のものだと考え、すぐにこれを届けに行きました。しかし、中から出てきたので骸骨。驚いたあたるはハンカチをそのままにして学校へと急ぎます。あたるがクラスメイトが、黒子を連れたお化けが牛車から出てきたと大騒ぎする中、面堂はこれを否定。しかし、授業中にこのことをずっと考えます。
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牛車が友引高校に到着すると、黒子たちは面堂の元まで赤いじゅうたんを敷きます。そして登場した美しい女性は、自分は面堂の婚約者だと公言。学校中の女子は裏切られたと面堂を卑下しますが、これは妹・了子の冗談でした。
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了子に近づくことなど断じて許さぬ!
面堂のためにお弁当を届けに来たという了子ですが、彼女が家を出たのは3日前。そのため、お弁当の中にあるカニやウニはすでに腐っていました。腐る前に食べてと了子は言いますが、面堂はこれを断乎拒否。了子がショックを受けていると、横からあたるが割り込んでこれを食べると言い出します。
食べればお腹を壊しかねないお弁当。するとラムは妻として自分が食べさせてあげようとするのですが、自分が作ったお弁当だからと言って、箸を取り上げます。あたるの誠意を気に入る了子ですが、兄の終太郎はこれを許しません。すると了子は黒子を使い、兄をロッカーに閉じ込めてしまうのでした。
「暗いよ狭いよ怖いよー」とわめく姿がクラス中に知れ渡ると、男子は大盛り上がり。しかし女子は幻滅するどころか母性本能をくすぐられていました。
了子とあたるの距離が急接近すると、面堂はロッカーごとあたるを襲撃。面堂家の敷居を絶対に踏ませないと断言します。あたるは顔色一つ変えることなく余裕の表情を見せ、CM明けにはきっとお邪魔すると宣言。その間ラムはずっとあたるの腕に噛みついているのでした。
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面倒邸新年怪
あたるは了子から、ラムやしのぶ、さくらは終太郎に招待され、面堂家の新年会に参加。さらに、ラムを追いかけてやって来た弁天とお雪もこれに参加します。
屋敷の天主から了子が挨拶。奥の広場に行くよう言われるのですが、その裏で彼女は家族と共に何かを企んでいるようです。
お好みの座布団に座れと言われて指示通りにすれば、あたると弁天が座った座布団の床が抜け、2人はベルトコンベアで玄関へと運ばれていきます。さらに面堂たちは巨大な剣山に追われます。言われた道を進まなかった弁天は網で捉えられて失格に。あたるはラムたちに合流するとシビレ薬入りのお茶を面堂の祖父に飲まされます。シビレ薬が効かないラムは次の部屋に通されるや否や、さくら、レイと餅の早食い対決を強いられ、空高く飛ばされてしまいます。
彼らが謎に奮闘する中、面堂家家族はラムたちに似た駒を使って双六大会。その目に出たイベントをこなす羽目になっていたのです。
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様々なトラブルに見舞われながら、あたる、ラム、しのぶ、面堂の四人がゴールに到着。すると大きな市松に載せられて、花火のように美しく散るのでした。
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アニメ『うる星やつら』第11話まとめ
年末に新年のお話を出し、来年も良い年だといいですねと言わんばかりの終幕。『うる星やつら』らしくていいですね。
了子も相当ヤバいキャラでしたが、父や祖父もそれ以上にヤバかったです。父に至っては息子の閉所恐怖症と暗所恐怖症で遊ぶという非道。普通のマンガならあり得ないでしょうし、今のご時世炎上してもおかしくないムーブです。これが許される高橋留美子ワールドは本当にすごいと思います。
今回で『うる星やつら』の第1クール前半戦が終了。来年からの後半戦も楽しみです。そう、次回予告を見てさらに楽しみになりました。声と喋り方からして鬼族の子供のテンちゃんがやってきます。このテンちゃんとあたるのやり取りはとにかく面白いこと間違いなしなので期待しています!