アニメ『うらみちお兄さん』第2話あらすじ・ネタバレ感想!束の間のメンタル無敵モードがもたらすのは?!

出典:うらみちお兄さん公式ページ

よい子のみんな~! 裏表のあるお兄さんは好きかな~?

子供向け教育番組に出演する体操のお兄さんたちの裏の顔が垣間見えるギャグ漫画を原作としたアニメ『うらみちお兄さん』。

いつになく上機嫌でスタジオ入りした裏道は、束の間のメンタル無敵モードに賭けて、番組収録に臨もうとします。

一方、子供たちに歌を届ける詩乃は、あるおたよりをきっかけに豹変!

傷ついた大人たちは一体どこへ向かうのか……?!

早速、アニメ『うらみちお兄さん』第2話をレビューしていきたいと思います。

アニメ『うらみちお兄さん』前回第1話あらすじと振り返り

子供向け教育番組『ママンとトゥギャザー』で、子供たちに笑顔を振りまく「うらみちお兄さん」こと表田裏道。

しかし、その爽やかさとは裏腹に、気を抜くと疲れ切った顔を見せ、後ろ向きの発言を連発します。

スタジオで見せている笑顔の裏には、溢れ出る大人の悲哀が隠されていました。

そんな情緒不安定な裏道だけではなく、よい子のみんなのお友達・ウサオ君の中の人である兎原跳吉やクマオ君の中の人である熊谷みつ夫、「歌のお兄さん」こと蛇賀池照や「歌のお姉さん」こと多田野詩乃など、『ママンとトゥギャザー』の出演者たちはそれぞれに裏の表情を持っているのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『うらみちお兄さん』第2話あらすじ・感想


それが大人だから

今日も小鳥さんの夢を見て目を覚ました裏道は、迎えた朝に絶望気味。

しかし、職場についた時にはスタッフや兎原、熊谷らに元気よく挨拶をしていました。

スキップなんてしながら楽屋へ向かう裏道は、朝起きた瞬間よりも職場についた時のほうが、観念して一周回って楽しくなるという感覚をおぼえ、「なんか今日頑張れそう」と顔を綻ばせるのでした。

そんな束の間のメンタル無敵モードに浮き足立っている裏道は、着替え途中のパンツ姿にもかかわらず、ADの枝泥を楽屋に迎え入れてしまうくらいにはご機嫌です。

裏道の楽屋を出た枝泥は、廊下にいた池照に「パンツ姿で異様にご機嫌なうらみちお兄さん」の様子を伝えます。

池照がそれを「面白怖い」と評した頃、裏道の楽屋の扉が開きました。

楽屋から出てきた裏道はパンツ姿でもご機嫌でもなくなっていて、暗い表情で「おはよう」と呟きます。

そして、一時的に解き放たれた気分になるメンタル無敵モードのことを「心の防衛本能」と表現するのでした。

urara

池照の「大丈夫ですか…?」に激しく同意です……。

いよいよ始まったスタジオ収録。

まず詩乃が披露した曲は「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」。

歌い踊る詩乃と池照のそばには、演出として傘を持って立つ裏道、ウサオ君、クマオ君の姿がありました。

続けて披露される「たまに家のなかにいる小さいクモ」が始まると、裏道たちは蜘蛛の被り物をして登場します。

この被り物はディレクター(堀内賢雄)の指示で身に付けていますが、裏道の本心としては「これ、俺…要りますかね?」。

プロデューサーが蜘蛛の被り物をさせようとした理由に納得がいかなくても、意味がわからなくても、それでも目上の人の言うことにはわかったフリをしなければならない、と自分自身に言い聞かせます。

――それが大人だから。

できるだけスムーズに……

おたよりコーナーでは、詩乃が4歳のハルコちゃんからのメッセージを紹介します。

「大人になったらうらみちお兄さんかいけてるお兄さんみたいな人と結婚したい」というハルコちゃんは、「うたのお姉さんは結婚するならどっちのお兄さんがいいですか?」という質問を添えていました。

すると、詩乃の態度が豹変。

「表面や面白さだけで男を選んじゃダメよ」と鬼気迫る表情で訴えかけます。

そして、「どうか無駄な苦労はしないでできるだけスムーズに幸せになって……」と詩乃が顔を覆ったところで撮影にストップがかかり、「お兄さんたちが傷ついちゃってる」ため、休憩時間となりました。

裏道の楽屋に集まると、詩乃は裏道や池照を地雷案件のように扱ったことを詫びます。

一方で、自分の楽屋に集合されていることが気にくわない裏道が「ここに集まらないでくださいよ」と言うと、詩乃は「一人でいる沈黙に耐えられない時……ない?」と投げかけました。

裏道はそれを毎日だと認めながらも、詩乃の場合は自宅に帰れば同棲中の彼氏がいるからマシだと告げます。

しかし、詩乃は「ゼクシィを買って帰ってもすぐ上にジャンプ積まれてる」と溜め息をつくのでした。

そんな詩乃の彼氏の行動に対して、裏道は「まだ少年のままでいたいという意思表示」だと皮肉りました。

urara

うたのお姉さん(CV.水樹奈々)の「やかましいわ」、最高です。

ある日の収録前。

広間のテレビでオンエアを見ていた詩乃は、好きな動物を紹介するコーナーで「馬」だと言った池照に対し、「競馬、やる人なんだっけ?」と問います。

競馬はやらず、純粋な好意だと答えた池照は、「トラ」が好きだと言った詩乃に対し、「うたのお姉さんこそ好きですよね、野球」と返しました。

枝泥に呼ばれた二人が準備に向かおうとしたところで、テレビからは裏道の「チンチラが好き」という声が聞こえてきました。

「チンチラ」に反応した池照が「最近こういうやり口で嫌がらせしてくるんです」と笑いをこぼすと、詩乃は池照がNGを出しまくって怒られていたことを思い出します。

そこへやって来た裏道が「チンアナゴ…もしくは犬のチンでも良かったですね」と追い打ちをかけ、池照はいよいよ「チン」の連続に笑いを堪え切れなくなるのでした。

お友達

裏道は新コーナーである「うらみち相談室」の説明を受けることに。

コーナーの進行役は裏道が自身の夢に出てくると紹介した小鳥さんを模したパペットで、驚愕させられるとともに反抗します。

しかし、決定権はすべてディレクターにあると言われてしまい、仕方なく従うことにしました。

そして、始まった収録。

小鳥さんからの質問は「人生楽しい?」「趣味ある? 筋トレ以外で」の二本立て。

貼り付けたような暗い笑顔の裏道が足元に蹲って小鳥さん役をしている兎原を見下ろすと、兎原は「すみません! 言わされてるんです! ディレクターの出木田さんが言えって!」と慌てた様子で頭を下げました。

ディレクターは「言ってないよ」と真顔で言い、続く兎原の「人件費ケチりたいから着ぐるみ役のどっちかがやれって!」に対しては、「それは言った」とやはり真顔で答えます。

さらに、舞台袖にはクマオ君の頭だけを被ることで顔色を隠した熊谷が立っており、「動悸、頭痛、腹痛、吐き気、眩暈、幻覚などの症状が一気に襲いかかってきたんだよ……今は治まったけど」とスラスラ嘘をつきました。

追い詰められた兎原ですが、裏道は何事もなかったかのように企画を続行します。

そして、「人並みの娯楽を趣味だと豪語する人間に限って、突っ込まれると無趣味が露呈するって知ってる?」と問いました。

矢継ぎ早に兎原を責め立てるような言葉の数々に、小鳥さんを演じ切るしかなくなった兎原は息も絶え絶えな状態です。

やがて裏道は「自分だけが窮屈なのではと感じているよい子のみんな! 泳ぐ水槽は狭すぎても広すぎても死んじゃうからね!」と自論を述べ、半ば無理矢理コーナーを締めたのでした。

その後、裏道はスタジオ入りした子供たちに小鳥さんのパペットを見せ、もっと可愛いお人形さんのほうがいいかなど子供たちの意見を聞くことにより、自身が描いた小鳥さんというキャラクターを番組で使えなくしようとしていました。

裏道の予想通り「気持ち悪い」という反応がありましたが、同時に小鳥さんが裏道のお友達ならば大切にしてあげてと言われてしまいます。

さらに、「人間のお友達もつくったほうがいいと思う」と意見され、追い打ちをかけられた裏道は落ち込んで項垂れるのでした。

urara

どこも痛くない時の幸せはどこか痛い時にしか気付けない、という名言(迷言?)も池照には伝わらず……。

彼らの休日

とある日曜日。

熊谷は堤防釣りを楽しんでいました。

近寄ってきた黒猫に釣った魚を投げ与えましたが、魚は黒猫の口に届く前に、飛んできた鳥に横取りされてしまいます。

落胆する黒猫の様子を見た熊谷は「ごめん」と笑いかけ、「お前の朝飯釣ってからじゃないと、帰れないか」と言って、再び海に釣竿を向けました。

urara

熊谷の笑顔、レアなのでは……?!

その頃、池照は自宅でアクアパッツァを作ろうとしていましたが、オリーブオイルを切らしていることに気付き、愛犬の小百合さんを連れて買い物に出掛けます。

そこで通りすがりの客が「レンチン」「チンご飯」など食品の話をしているのを耳にし、「チン」の連続に耐えられず、一人ツボにハマってしまうのでした。

一方、詩乃は漫才コンビ・門真アミーゴのライブを見ていました。

まさに今目の前で漫才を披露しているのが売れないお笑い芸人の彼氏であり、客席で爆笑しているのは詩乃だけです。

そのことに気付くと詩乃は声を潜めましたが、彼の姿を見て少し顔を赤らめ、拍手を送りました。

夕方頃、パチンコ屋にいた兎原は電話に出ます。

電話の相手はどうやら熊谷で、魚が釣れたと報告を受けると、これから裏道の家に集合しようと提案しました。

パチンコ屋を出た兎原はバイクに跨り、酒とクロワッサンたい焼きを土産に裏道の家を訪れます。

ツレない態度の裏道をよそに、兎原は午後の再放送がやっている頃ではないかとテレビを付けますが、ちょうど放送は終わりかけのタイミングでした。

その時、インターフォンの呼び出し音が鳴り、熊谷が来たのだろうと出迎えに行く兎原は、裏道が床に置きっぱなしにしていたダンベルに躓いて勢いよく転びます。

負傷した兎原や家に到着した熊谷を気にせず、一人ベランダに出て煙草を吸い始めた裏道は、夕焼けの中で少し笑みをこぼすのでした。

アニメ『うらみちお兄さん』第2話ネタバレ・感想まとめ

いかがだったでしょうか。

メンタル無敵モードな裏道も、趣味について兎原に問う裏道も、子供に人間の友達を作ったほうがいいと諭される裏道も、本当にいい味を出している第2話でした。

歌のお兄さん、お姉さんの歌唱シーンも愉快でしたね。

彼らの日常が垣間見える休日のエピソードにはどこか癒やされましたし、裏道と兎原、熊谷の先輩後輩関係がなんだかんだ良好なのが微笑ましくもあります。

熊谷の笑顔が次はいつ見られるのか……こちらにも注目していきたいと思います。

次回第3話も楽しみです!

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