葵(石原さとみ)は、急性骨髄性白血病で小児科に入院している心春(穂志もえか)の検査結果を待っていました。
入院してから1年5か月。
心春は退院が決定します。
7年前、葵が初めて担当したのがこの心春でした。
そこへ、パワハラ疑惑が浮上している国会議員・古賀真奈美(渡辺真起子)が怪我で入院してきます。
古賀は怪我以外にも何か体調不良があるようでしたが、葵がいくら検査をして欲しいと言っても聞き入れてくれません。
そんな時、古賀は心春と出会い、辛い闘病の中でも明るく振舞う心春との交流で考え方を変えていきます。
退院することに向けて、それぞれが下した決断とは…?
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目次
『アンサング・シンデレラ』前回第6話のあらすじと振り返り
葵(石原さとみ)は、小野塚(成田凌)も誘いくるみ(西野七瀬)たちと、区民センターで高齢者の服薬指導教室を行います。
その後、廊下で居合わせた女性が突然倒れ、女性は萬津総合病院に運ばれます。
しかし処置を受けても一向に女性の症状は改善しません。
葵が服薬している薬を聞いても、女性は「飲んでいない」の一点張り。
彼女は何か隠しているようです。
一方、くるみは月経困難症の患者の担当になります。
女性特有の症状に誰も理解してもらえず苦しむ彼女に、くるみは彼女に寄り添うために試行錯誤を繰り返します。
1人で患者と向き合うことで、くるみはまた一つ成長することができたのでした。
【ネタバレ】『アンサング・シンデレラ』第7話あらすじ・感想
心春(穂志もえか)の退院
この日、葵(石原さとみ)は、調剤室にいても心ここにあらずでした。
今日は急性骨髄性白血病で小児科に入院している心春(穂志もえか)の検査結果が出る日なのです。
心春は7年前、葵が新人の時に初めて受け持った患者で、一度は寛解したものの再発して再入院していました。
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結果は良好で、心春の1年5カ月に及ぶ入院は終止符を打つことが決まりました。
葵は自分のことのように喜び、2人で嬉しがっていると、そこに院長に出迎えられた明らかにVIP風の人物が病院にやってきました。
彼女は、パワハラ音声が流出したことで話題となり、転んで手首にヒビが入ったことを理由に雲隠れのために入院してきたのです。
そのため、院長と担当医以外にはその素性は隠されていました。
古賀(渡辺真起子)と心春(穂志もえか)の交流
議員の古賀(渡辺真起子)は喘息の持病があるため、詳しく話を聞こうと葵とくるみ(西野七瀬)が古賀の病室を訪れると、古賀は自分から話そうとはせず、代わりに秘書の鴨居(モロ師岡)が答えます。
結局詳しい話はできないまま病室を追い出されてしまいますが、去り際に葵は古賀が胸を押さえて苦しそうにフラついているのが気にかかりました。
心春は物置になっている渡り廊下で、退院に向けて葵に手紙を書いていました。
そこへ、たばこを持った古賀が現れます。
心春はたばこなら中庭に行ってくれと注意をしたことで2人は少し話をしました。
心春は白血病のため1年5ヶ月の間外に出ていないと話すと、古賀は白血病についての知識をかなり持っていました。
話をしているうちに古賀が苦しそうにうずくまってしまいます。
心春は慌てて誰かを呼びに行くために小走りになってしまいます。
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自分のやり方を変えるつもりはない
心春のおかげで葵が駆け付け古賀は病室に戻ることができました。
葵は古賀に検査を受けるように再び頼みますが、病院薬剤師が余計なことを言うなと言われてしまいます。
古賀は、病院薬剤師の現状について非常に詳しく、完全に見透かされた状態です。
「あなたみたいに患者に近づきすぎるやり方は間違ってる」
しかし、葵は自分のやり方は変えるつもりはないと言い返します。
そのせいか、古賀から院長にクレームが入り、葵みどりは古賀の病室に近づくなというお達しが出てしまいました。
しかし、秘書の鴨居は古賀の具合が悪そうなので本当は検査を受けて欲しいと考えていました。
とはいえ、今健康不安説が出てしまえばそれをダシにしてひきずり下ろそうとする人たちがたくさんいるのも事実です。
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退院延期
葵を寄せ付けるなと言った古賀ですが、その後にまた廊下で会った心春には、何か困ることがあったら葵を頼るといいと言われます。
葵は担当医師にも古賀に検査をしてくれと頼みますが、面倒を避けたい医師は怪我が治ればそれで良いのだと、検査を拒みます。
しかし、病院の外に出たときにこれまで通りに生活ができなければ、病院にいる意味がないのです。
そんな中、心春が肺血栓で倒れ、退院が延びてしまいます。
葵の前では気丈に振る舞った心春ですが、廊下では人知れず泣いていました。
そこに、古賀が居合わせます。
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妹と同じ病気
葵の教育係だった瀬野(田中圭)は、新人の葵にいきなり白血病の心春を任せました。
何故そのようなことをしたのか、くるみは瀬野に尋ねます。
「あいつの妹が同じ病気だったから」
葵が亡くした妹も心春と同じ白血病でした。
薬剤師はどんな患者も平等に冷静にみなければいけません。
瀬野は葵に心春に対して他の患者と同じように接することができるか試してみたのです。
しかし、当然ながら葵は心春に入れ込んでしまいます。
逆にそのことでこれではいけないと思い直しだんだん対処できるようになりました。
「相原も葵みたいになれる」
瀬野は、くるみに期待を込めて葵の話をしたのです。
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やれる治療があるだけマシ
一人落ち込む心春に、古賀は無理して笑わなくてもいいんじゃないかと声をかけます。
「でも、やれる治療があるだけマシだから。何もできずに亡くなっていっちゃう子も何人もいたから」
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葵は、どうにか心春に前向きな気持ちになってもらいたいと、小児科医師と相談して心春を少しだけ外出させることにしました。
1年5カ月ぶりに風を感じた心春は、涙を浮かべて喜びました。
その姿を遠目で見ていた古賀は、検査を受けると葵に伝えます。
薬の中毒
「退院したくてもできない女の子に悪いからね」
若い娘が頑張っているのに、大人の自分が逃げるわけにはいかないと、古賀は検査を決意しました。
ただ、大きな病気であることは覚悟しています。
大きな病気となれば引退するしかありません。
しかし、葵は色々と調べて、薬の中毒であることを突き止めました。
古賀が飲んでいた喘息の薬は喫煙によって効果が変わるので、用量を上げられていました。
しかし、古賀はしばらく禁煙していたものの同じ量の薬を服用していたので、中毒症状が出てしまったのです。
つまり、薬の量を変えれば、体の調子は戻るということです。
古賀はホッとしたのも束の間すぐさま秘書に退院の手続きをさせました。
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見る力と聞く力
薬剤師は患者を見るのが仕事です。
国会議員は作る力と国民の声を聞く力が必要ですが、古賀は自分には聞く力が足りなかったと反省します。
古賀は、国会議員としてのやり方は変えないけれど、これからは葵のような人の言うことは聞くことにすると誓いました。
「これから薬のことは葵みどりに相談する!」
それから間もなく古賀は退院し、押し寄せた報道陣の前で議員は辞めないと堂々宣言しました。
「私も戦うからあなたもしっかりね」
古賀は心春に向けてのメッセージを葵に託しました。
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心春(穂志もえか)の予告状
心春は、退院していく古賀の姿に勇気づけられ、絶対に退院することを誓いました。
その決意表明として、退院する時に渡すつもりだった葵への手紙を予告状として葵に渡します。
薬剤部のメンバーも、心春は絶対に退院するからと、葵が渡すつもりだったお祝いカードに寄せ書きをして葵に渡しました。
そしてくるみは万年人手不足に頭を抱えている販田部長(真矢ミキ)に、こう宣言します。
「私がこれからガンガン処方箋をさばいていくから大丈夫です!」
『アンサング・シンデレラ』第7話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
本日第7話❗️
温かいお話です♡辛くても笑おうとする小春が苦しくて…演じている穂志もえかちゃんが可愛くて切なかったです。渡辺真起子さんモロ師岡さんとの時間も楽しく、医療制度に対して色々考えさせられる回でした。是非お楽しみに!
石原さとみ pic.twitter.com/ljrVa8vUdJ
— 【公式】アンサング・シンデレラ (@unsung2020) August 27, 2020
エンディングではめでたく退院し、葵に憧れて入学した薬科大に復学して勉強に励む心春の姿が描かれました。
今度こそ元気になって、葵たちと一緒に働けるようになるといいですね。
しかし、心配事が一つ出現しました。
ドラマ後半で瀬野さんが腹部に違和感を感じ、次回ではなんと吐血してしまうのです!
瀬野さんが病気になるなんて嫌です!
一体どうなるのか…次回が待たれます。
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