アニメ『アンデッドアンラック』第21話あらすじ・ネタバレ感想!アンディの過去の記憶へ飛び込んだ風子は果たして……?!

© 戸塚慶文/集英社・アンデッドアンラック製作委員会

© 戸塚慶文/集英社・アンデッドアンラック製作委員会

「週刊少年ジャンプ」にて連載中の戸塚慶文による人気マンガをアニメ化した『アンデッドアンラック』。

”否定者”と呼ばれる異能力者たちのバトル、数々の伏線が考察を呼ぶ壮大な物語と、怒涛の展開が人気を博し、連載開始の翌年には「次にくるマンガ大賞2020」のコミックス部門で1位を獲得した話題作です。

UMA・オータムの圧倒的な強さを前に、一時撤退を余儀なくされたアンディと風子。

そんな二人に安野雲はオータム捕獲のための修行を提案します。

――封じられたアンディの過去の記憶に、強くなるための鍵がある……。

安野雲が作り出したオータムの爪により、本になったアンディの記憶の中へ入る風子。

そこで出会ったのは、まだ風子と出会う前のアンディでした。

早速、第21話「MEMENTO Mori」をレビューしていきます。

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アニメ『アンデッドアンラック』前回第20話あらすじと振り返り

カナダのスタンレーパークのベンチで、警戒しながら安野雲を待つアンディたち。

いつの間にか二人の背後に現れた安野雲が語りかけました。

「キミたちが何を知りたいのか知っている」

しかし、「タダでは教えない。 オレが知らない、最高のエンドを見せてくれ」と宣言します。

その時、森のほうから男性の悲鳴が聞こえてきました。

引き止める安野雲を振り切り、風子は男性を助けるため、突如現れたUMA・オータムのもとへ走り出します。

ところが、圧倒的な強さを前に一時撤退を余儀なくされ、安野雲の力を借りて脱出。

そこで安野雲はアンディと風子に修行をつけると提案し、ジュイスにも話をつけるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『アンデッドアンラック』第21話あらすじ・感想

アンディの記憶

安野雲が作り出したオータムの爪により、アンディの記憶は宇宙まで届く長大な本に変化します。

風子はその膨大さに驚きますが、安野雲はヴィクトルの分の記憶も含まれているからだと答えました。

早速読み解こうとする風子に、そうではなく「中に入る」のだと語る安野雲は、人から魂を抜き取って物に封じ込めることができるアーティファクトを使い、風子を本の中へ送り込むのでした。

風子はそこで、まだ風子と出会う前のアンディに出会います。

そこは、南北戦争が終わった頃のアメリカ。

アンディは、アンディを慕う3人組とともに部隊を組み、隊長として彼らと人助けをしながら流浪の旅をしていました。

この時も、町の子供たちを狙うならず者たちを退ける代わりに、町で飲食の世話をしてもらうという契約のもとで動いていました。

そんな中、一方的にアンディを知っているうえ、不意に発動させてしまった不運の力から魔女ではないかと疑われた風子は、部隊の紅一点・ジョシュ(CV.戸松遥)に銃を突き付けられます。

どうすれば信用してもらえるか考えた風子は、アンディの身体に彫られたタトゥーを言い当て、アンディの未来を知っていると主張しました。

アンディは疑念を抱きつつも、風子を町へ同行させます。

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記憶の中で出会ったアンディは、風子の知るアンディと違ってかなり寡黙な雰囲気。 簡単には信用してもらえなさそうです。

たくさんの別れを知ること

依頼主である女性店主(CV.藤井ゆきよ)の酒場へ戻り、対価である食事にありついたアンディたち。

そこで風子は、アンディに過去の記憶がなく、自らを知っている誰かに出会うため、世界を転々としているという話を聞きます。

そして、この頃のアンディにはまだ不死の自覚がないと知り、そばで見守るために自分も部隊へ入れてほしいと志願しました。

するとアンディは、弾が6発入る拳銃に1発だけ弾を込め、風子にロシアンルーレットをさせます。

この入隊テストを嬉々として見守る隊員たちをよそに、風子は1回だけでなく2回、3回と引き金を引きました。

それは、自分の知るアンディなら、戦士ではない人に弾を込めた拳銃なんて渡さない、という強い信頼があったからです。

風子の思った通り、実際には1発も弾が込められていませんでした。

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風子の思いに触れ、カードが差し込まれた額から血を流すアンディ。 額からの流血は要所要所で取り込まれている描写ですが、封じられたヴィクトルの反応を示しているのでしょうか。

無事に風子の入隊が決まったその時、突然部屋に銃声が響き渡ります。

撃ったのは先ほどのならず者たち……。

酒場の店主が町の子供を守るため、アンディたちを売ったのです。

ジョシュに庇われた風子以外は皆撃たれ、命を落としたかに思われましたが、やはりアンディは生き残っていました。

そうして、拳銃ではなく斧でならず者を成敗したアンディは、自身が不死だとわかれば近接戦闘のほうが理に適っていると独り言ちます。

仲間を失ったそばからそんなことを呟くアンディの姿に、風子はひっそりと涙を流しました。

アンディの記憶を知るということは、たくさんの別れを知るということ、そして、風子はそれを見届けなければいけないのだと。

長い旅の中で

翌朝、亡くなった仲間を埋葬したアンディと風子。

そこへ店主がやって来て、自分が償うから他の町民は許してくれないかと請いました。

すると、アンディは酒瓶を突き出し、店主が死ぬまで毎年この日に墓へ酒を注げ、新作が出た時もだと言い渡し、町を後にします。

風子はそれを、心優しい店主が自責の念に駆られないよう、償える方法を差し出したという、アンディのわかりにくい優しさだと思うのでした。

その後、アンディとともに流浪の旅を続けた風子は、夢の中のような、本の中の登場人物になったような、不思議な感覚だと考えます。

一方で、どれだけ一緒に過ごしても、アンディは笑顔を見せることはなく、過去の話をすることもありませんでした。

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アンディの姿に時折痛ましい表情を浮かべる風子。 自らの時代のアンディの明るさを知っているが故に、複雑な感情にもなりますよね。

そんな旅の途中、新たに仲間が加わる際、風子は自身の不運の力による危険を鑑みて、通過儀礼として小さな不運を与えるようになります。

この頃も、アッシュ(CV.石毛翔弥)とカミュ(CV.広瀬裕也)という新人に不運を体験してもらい、離れたところで一人過ごすアンディのもとへ向かいました。

忘れなければ、人は死なない

アンディは相変わらず笑顔を見せず寡黙であり、部下の前では「アンディ」と呼ぶなと風子に注意します。

しかし、新人が通過儀礼でどの程度の不運を受けたか予想したりと、気の抜けた会話をするほどに、風子と打ち解けていました。

そんな中、ジョシュたちとの思い出に触れた風子に、アンディは「死ってのはどういうことだと思う?」と尋ねます。

「脳が思考を止めた時だと思う」というアンディに、風子は「誰にも覚えてもらえなくなった時が本当の死だと思う」と返しました。

自身の不運の力で両親を殺してしまったこと、それでも両親は「生きてればいつか素敵なことが起こるから」って励ましてくれている気がすること……。

だからまだ死んだって気がしないこと、そして、ジョシュたちもアンディの心の中で生きているということ……。

風子の考えに、「そうだといいな」と答えたアンディは、初めて見せる笑顔を浮かべていました。

”1865年4月15日、ワシントンD.C.”

それがアンディの一番古い記憶だといいます。

すると、風子の身体はうっすら透け始め、アンディの考え通り、風子が新たな記憶の地へ飛んでいくことを示唆していました。

風子は突然訪れた別れ際、144年後の2020年8月1日、新宿駅で自分たちが出会うことを伝えます。

忘れなければ、人は死なない……。

二人はそう言葉を重ね、風子を見送ったアンディは「いいね、最高だ」と呟くのでした。

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この時代のアンディからのキスを拒んだことで、自らの時代のアンディへの「好き」を自覚する風子。 そんな風子の気持ちをわかっていたかのようなアンディは、やっぱりいつの時代もかっこいいです。

アニメ『アンデッドアンラック』第21話まとめ

いかがだったでしょうか。

物語はアンディの過去編に突入。

追体験のようにたくさんの別れを経験していく風子は、アンディ最古の記憶の地・”1865年4月15日、ワシントンD.C.”へ。

そこで待ち受けるのは一体……?

次回、第22話も楽しみです。

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