映画『海街diary』あらすじ・ネタバレ感想!鎌倉を舞台に四姉妹が紡ぐ優しく愛にあふれた物語

出典:シネマトゥデイ

映画『海街diary』は、ある四姉妹の日常を描いた心温まる物語。

万引き家族』や『そして父になる』など「家族」をテーマに映画を撮れば右に出る者はいない是枝監督作品です。

ポイント
  • 鎌倉を舞台に四姉妹が紡ぐ優しく愛にあふれた物語。
  • まさに「diary」。素朴だけれど丁寧に生きる人たちの日常に癒されます。
  • とにかく出演の女優陣が豪華すぎる。
  • 映画撮影から生まれた本当の絆、未だにプライベートでも仲良しの四姉妹たち。

それではさっそく『海街diary』の作品情報・あらすじ・ネタバレ感想を書いていきたいと思います。

 目次

映画『海街diary』作品情報

作品名 海街diary
公開日 2015年6月13日
上映時間 126分
監督 是枝裕和
脚本 是枝裕和
原作 吉田秋生『海街diary』
出演者 綾瀬はるか
長澤まさみ
夏帆
広瀬すず
大竹しのぶ
堤真一
風吹ジュン
リリー・フランキー
樹木希林
加瀬亮
鈴木亮平
池田貴史
坂口健太郎
音楽 菅野よう子

原作は、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013受賞した吉田秋生のベストセラーコミック。

映画『海街diary』は、第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞、そのほか最優秀賞など4部門で受賞した名作になりました。

映画『海街diary』注目キャスト

綾瀬はるか / 役:香田幸(長女)

  • 長女。通称「しゃち姉」。
  • 看護師。いろいろなことを背負いやすい性格。
  • 小児科医師の椎名(堤真一)と不倫中。

長澤まさみ / 役:香田佳乃(次女)

  • 次女。三姉妹のなかで1番おしゃれ。
  • 男に貢ぎやすく、騙されやすいタイプ。
  • 年下の藤井朋章(坂口健太郎)と交際中。

夏帆 / 役:香田千佳(三女)

  • 三女。釣りが趣味。
  • ずっと妹を欲しがっていた。
  • SPortsMAXで働いており、店長(池田貴史)と交際中。

広瀬すず / 役:浅野すず(腹違いの妹)

  • 三姉妹に誘われて、一緒に暮らす腹違いの妹。
  • しっかり者で、いろいろと背負いやすい
  • サッカーチーム「オクトパス」入団、サッカーがうまい。

映画『海街diary』あらすじ


鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。

そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。

葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。

身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。

その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。

こうして鎌倉での生活がスタートするが……。
出典:シネマトゥデイ

映画『海街diary』みどころ


ベストセラーを誇る吉田秋生のコミックを実写化したドラマ。

鎌倉に暮らす3姉妹と父親がほかの女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中、さまざまな出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う。

メガホンを取るのは、『そして父になる』などの是枝裕和。

テレビドラマ「八重の桜」などの綾瀬はるか、『潔く柔く きよくやわく』などの長澤まさみのほか、夏帆や広瀬すずらが共演。

実力派女優たちが繰り出す妙演はもちろん、舞台となる鎌倉の美しい四季の風景も見どころ。
出典:シネマトゥデイ

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【ネタバレあり】映画『海街diary』感想レビュー

広瀬すずは台本をもらわなかった!?

海街diary』で広瀬すずは、なんと台本なしで演技をしています。

是枝監督は、台本を渡しての演技と台本なしでの演技を広瀬すずさんに演じてもらいました。

どちらも演技した上で、16歳のすずちゃんにどちらの方法で撮影していくか選んでもらったというのです。

そして、台本なしの演技を選択。

是枝監督がリハーサルでセリフを口頭で伝えて、広瀬すずさんはそれに合わせて芝居するという手法で撮影されました。

自然体の「すず」は、”台本なし”という型破りともいえる方法で生まれたんですね。

喜怒哀楽、すべて16歳のすずちゃんから自然に出ていると思うと見たくなります。

あまりの自然体な演技に、この作品は広瀬すずの等身大のドキュメンタリーのような描写に見えてくるでしょう。

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突然の父の訃報

夏の日差しが眩しい日に舞い込んだ、突然の父の訃報。

鎌倉に住む、香田三姉妹。

父が家を出て行ってから、父がどこでどうしていたのかを知りません。

香田家三姉妹は、しっかりものの長女・幸(綾瀬はるか)と、駄目男にひっかかりやすい次女・佳乃(長澤まさみ)、そして超絶楽天家の三女・千佳(夏帆)。

父が亡くなったと聞いたあとの朝食。

食べながら出て行ったあとの父の足跡を、三姉妹で淡々と話していきます。

父は生前、山形の山間の旅館で働いて、3度目の結婚をしていました。

鎌倉を出て行くきっかけとなった女性(2度目の奥さん)とは死別、その女性との間に腹違いの妹がいると知ります。

長女・幸は仕事で葬儀に出席できないといい、次女・佳乃と三女・千佳が山形へ向かうことになります。

香田三姉妹が住むのは、江ノ島電鉄「極楽寺駅」近くの古民家。

「極楽寺駅」は、大仏や有名な長谷寺の「長谷駅」の隣にある小さな駅。

フジテレビのドラマ『最後から二番目の恋』の舞台にもなった、鎌倉では人気のある駅です。

どこか郷愁を誘うような佇まいですよ。

香田三姉妹、会話のやりとりが父が亡くなった後にしては、日常通りの感じ。

すこし驚いたものの…三姉妹のちゃぶ台をはさんだ普段通りの会話と淡々さが、逆にリアルです。

自然に香田家にいるような気分になって、三人のやりとりを見逃さない様、見入って聞き入ってしまいます。

そして、冒頭からの家族事情の複雑さが興味を引き「是枝作品きたー!」とハマっていきます。

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父の葬儀へ

佳乃と千佳は、山形へ。

道中電車の中で、父親の話になります。

父がまだ鎌倉にいた頃、まだ幼かった千佳は動物園に連れて行ってくれたりした優しい父の記憶があります。

一方、佳乃はよく夜中に夫婦喧嘩をしていて、母を慰めている幸を何度も見たと話します。

蝉の鳴き声で会話が聞こえないぐらいの山奥の駅に到着。

そこへ待っていたのは、セーラー服姿の浅野すず(広瀬すず)です。

すずに案内され、山の近道を通って旅館へ。

「すこし登りますけど近道なので。」

すずはそう言いながら入って行ったのは明らかな山。

これが信じられない位の傾斜のケモノ道。

必死に登る佳乃と千佳を見て笑ってしまいました。

でもこの2人、この状況でまったく文句を言わないんです!

あの険しさなら、普通は言ってしまいそうなものです。

2人の人間性が垣間見えた瞬間ですよね。

旅館へ到着すると、しっかり挨拶して立ち去るすず。

佳乃と千佳もお礼を言って見送ります。

千佳「しっかりしてるね~」
佳乃「少なくとも私たちよりはね~」

褒めるんです、やっぱりいい人たち!そう思いました。

電車の中の会話、佳乃と千佳では、父親に対するイメージや思い出が全然違いました。

本当は、父はどんな人間だったのか?と興味が出てきます。

夫婦喧嘩をよくしていたのには理由があったのでしょうか。

車内で千佳が食べていた駅弁は、おそらく「牛肉ど真ん中弁当」です!

少し甘めの米沢牛たっぷりの…駅弁業界で人気なんですよ。

さりげなく出てくる「食」のシーンですが、派手ではなく素朴だけれど美味しそうです。

食べ物にも注目してみると、一味違っておもしろく観れると思いますよ。

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葬儀会場で、幸と陽子、一色触発か!

葬儀会場。

読経が続くなか、3番目の奥さんである浅野陽子(中村優子)は終始泣き、「陽子さん、大丈夫?」とすずが背中をさすり、陽子の息子は鼻歌を口ずさみ、すずが「ちゃんとしてね。」と面倒をみています。

それを見て驚く千佳……。

ふと、入口に幸の姿が。夜勤明けで友達に車で送ってもらったとのこと。

読経が終わり、幸はすずのところへ挨拶に行きます。

聞くと、弟は母の連れ子で、すずとは血がつながっていないそう。

そこへ、陽子が挨拶に来ます。

幸と挨拶を交わした後、係りの人が出棺の挨拶を喪主の陽子へ頼みに来ます。

陽子は挨拶なんてとてもできないと、側にいた叔父に頼みます。

しかし叔父も拒否、困った陽子はすずを見て…

陽子「そうだ。すずちゃんは?」
叔父「あぁ…ほんなら。何たって実の娘なんだし」

なんと、中学生のすずに挨拶をさせようとするのです!

幸「それはいけません!」

陽子「でも、とてもしっかりした子ですし。」

叔父「すずちゃんなら大丈夫ですよ。賢い子だから。」

幸「いえ。これは大人の仕事です。もしあれでしたら私がやりましょうか?ご挨拶だけですよね?」

陽子「…分かりました。私、やります。」

叔父「大丈夫か?陽子?」

陽子「大丈夫よ、おじさん。私は妻ですから。」

陽子は幸をまばたきせず見つめながらそう言いました。

見えない炎がバチバチ聞こえてきました!!

陽子と叔父のやりとりには呆れます。

最終的に喪主挨拶できるなら、なぜ最初からやらない?

一連の様子で、陽子という人に不信感が湧いてきます。

幸の「これは大人の仕事です」には痺れました。

芯の通ったかっこいい女性だなと尊敬してしまいます!

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鎌倉の家を父の出て行った理由

火葬場で煙を見ながら、

千佳「お父さんって結構幸せだったんだね、たくさんお別れに来てくれて」

佳乃「うん。優しい人だったってみんな言ってた」

幸「優しくて駄目な人だったのよ、友達の保証人になって借金背負って。女の人に同情してすぐどうにかなっちゃうなんて。」

父よ、優しすぎてダメダメじゃないか!

彼女たちの父親は、お人好しだったのだと分かります。

三姉妹が、父をとかく憎んでいないような感じなのも理解。

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お父さんとよく一緒に来た一番好きな場所

陽子は、三姉妹の母親・都に似ているという話になります。

幸「あの人は大して病院に来てないわよ、いても10分。着替え届けたらさっさと帰っちゃうの。それでも本人は精一杯看病してるつもりなのよ」

火葬場からの帰り道、3人が歩いていると、すずが父の机に入った三姉妹思い出の写真を届けにきてくれます。

去ろうとするすずに、幸が「この街で一番好きな場所ってどこ?」と聞きます。

すずオススメの場所へ向かう途中、千佳と佳乃は、すずが何の関係もない陽子とうまくやっていけるか心配します。

お父さんとよく一緒に来た一番好きな場所へ到着。

そこは、どこかによく似ている景色。

懐かしい感じ、向こうに海が見えたら鎌倉!!

幸「すずちゃん。あなたがお父さんのことお世話してくれたんだよね?」

すずは、控え目にうなずきます。

幸「お父さん、きっと喜んでると思う。(肩を抱いて)本当にありがとう」

うなずくすず。

「ありがとう(佳乃)」「ありがとね(千佳)」

すずの目から涙がこぼれ落ち…四姉妹越しに素晴らしい景色が広がります。

すずが父親をお世話していたんですね。

なんていい子なんだろう…きっと大変で看取るのは辛かったはず。

気づいてもらえてよかったと、幸に感謝したくなりました。

お葬式のときは泣けなかったんだと。

切なくなり、すずの健気さに泣きました。

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すずちゃん鎌倉に来ない?一緒に暮らさない?4人で。

ホームで見送りに来たすず。

電車に乗り込む三姉妹。

佳乃「じゃあね!」
千佳「元気でね!」
すず「はい。お姉さんたちも…」

と言った瞬間、長女の幸がこう言います。

幸「すずちゃん鎌倉に来ない?一緒に暮らさない?4人で。」

一瞬驚くが、すぐに三姉妹は目を合わせて笑い合います。

幸「私たちの家、すっごく古いけど大きいの。みんな働いてるからあなたひとりくらいなら何とかなるし。」

すず「でも……」

幸「すぐあれしなくていいから」

佳乃「ちょっと考えてみてね」

千佳「またね」

扉の閉まり際に…すずは「行きますっ!!」と言いながらホームで走って手を振るすず。

電車から笑顔で手を振る3人。

このとき、三姉妹から四姉妹になったのです。

「この家族を応援したい!」という気持ちになっていました。

すずが笑顔で両手を大きく振って見送ってるのがさわやかでかわいいんです。

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「すず」呼びに胸キュン!!

鎌倉に引っ越してきたその日、幸は「もう妹なんだから”ちゃん”は付けないわよ」と。

「はいっ」とすずは笑顔で返事…かわいらしい!

姉妹みんなが「すず」呼びします!

見ていて嬉しくなって、胸が熱くキュンとして「すず待ち」してしまいます。

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浜田(レキシこと池田貴史)に笑う

引っ越しの手伝いに来たけど、終わってから来て何もせずに蕎麦だけをずうずうしく食べる浜田。

マックスの店長・浜田役は、レキシ・池田貴史さん。

幸と佳乃は、千佳がどうして浜田を選んだのが理解できないと…。

「ちょっと考えたくない(幸)。あいつホント趣味わかんねぇ!!(佳乃)」と陰で言われてしまっています。

ずうずうしく縁側で蕎麦を食べ、幸の漬けた浅漬けを超塩梅がいいと褒め…浜田は絶妙な男なのです。

しかも、経歴が7年前にマナスル探検隊に参加、その後エベレストで遭難し足の指を6本なくすという経験を軽く話し…「足見せますか?何なら触って…?あっ、写メ撮ります?」とサラッと言うんです。

……が、幸以外はみんなあまり聞いてないんですw

不覚にも浜田の所作と空気感に笑ってしまいました。

幸との独特なやりとりはおもしろいですよ。

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幸の叔母(樹木希林)の苦言

すずは鎌倉の中学校へ転校。幸に叔母(樹木希林)が言います。

叔母「さっちゃん、犬や猫じゃないのよ~お母さんに相談したの?」

幸「別に。そんな必要ないでしょ」

叔母「まあね。姉さん生きてたら、あんたと同じこと言っただろうけど。でもね、しつこいようだけど子供育てるって大変よ。よーく考えてね。あの子は妹は妹だけど、あんたたちの家庭を壊した人の娘さんなんだからね」

幸「関係ないでしょ、あの子はまだ生まれてもいなかったんだから」

叔母「これでまた嫁に行くのが遅れるわ。」

たしかに冷静に考えると叔母(樹木希林)の言うとおりなのですが、幸のセリフには彼女の倫理観が上手く表されています。

特に「関係ないでしょ、あの子はまだ生まれてもいなかったんだから」というセリフは、一本芯の通った発言だなと感心、確かに生まれてきたすずに罪はないのです!

なかなか現実は割り切れないものですが、この発言がハッキリできることが素晴らしいですよね。

このとき、叔母(樹木希林)の持ってきた「おはぎ」が本当においしそうなんです。

幸のバクッと綺麗な食べっぷりも必見です!

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サッカーチーム「オクトパス」

すずは、浜田と千佳もサポーターをつとめる地元のサッカーチーム「オクトパス」に入ります。

そこで尾崎風太(前田旺志郎)やみぽりん、大事な仲間たちと出会います。

すずは両足使い、サッカーうますぎ!

実際にボールを蹴っている場面が出てきますが、広瀬さんの運動神経のセンスの良さが見られます。

前髪ちょんまげのすずちゃん、かわいいんですよね!!

すずが入ってチームが変わります。

風太の動きがよくなって…あれ2人はどうなるのでしょう。

風太とすずののおすすめシーンが出てきます!!

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海猫食堂

近所の海猫食堂の二ノ宮さん(風吹ジュン)は、ちっちゃな頃からの三姉妹を知っている人。

「オクトパス」のみんなも常連客。

アジフライが美味しくて人気のお店です。

ある日、1年前に亡くなった母の遺産を弟が請求してきます。

それに加え、二ノ宮さんは体調を崩し、幸の病院で検査すると病状はかなり進んでしまっていました。

治療せず、終末医療のターミナルケア病棟へ入院することに。

二ノ宮のおばちゃんは、海猫食堂を閉めてしまいます。

海猫食堂の常連客として『万引き家族』で是枝作品に出演したリリー・フランキーが山猫亭カフェ店主・福田として出てきます。

二ノ宮さんの彼氏、かなり馴染んだユルいい感じで。このふたりの愛も穏やかで素敵なんですよ。

二ノ宮さんのことをみんな大好きなのです。

佳乃も、幸も、自分が何ができるかを考えて、一生懸命にサポートします。

こんなご近所関係、うらやましいですよね。

海猫食堂のアジフライ。おっきくてシャリサクッと音がして…見ていてお腹が空きます。

お腹がグーっと鳴りました。

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思いがけない梅酒の効果

香田家代々の伝統、梅酒作り。

庭の木に実った梅を収穫し、家族みんなで梅酒をつくります。

床下のおばあちゃんのつけた10年物の琥珀色の梅酒の瓶には、映像とわかりつつも手を伸ばしたくなりました!

この梅酒、きっと魔法かかっています。

実は、この梅酒を手にしたり、飲んだりした人は素直になれるんです!!

この物語で一番イイ働きをしたのが「梅酒」なのです。

すずは間違って飲んでしまって「陽子さんなんて大っ嫌い!お父さんのバーカ!!」と本音を吐露。

母親と幸は、梅酒のお陰で長年のわだかまりから、ちょっぴり仲直り。

まさに魔法、梅酒パワーです。

梅酒が登場したら、ぜひ注目してみてくださいね。

梅酒で失敗したすずに「来年はすず用に梅ジュース作ろうね」と幸が話す場面があります。

年が変わって季節が巡っても一緒に暮らしていける未来を強く感じました。

みんなで梅をプスプスしようと約束します。

プスプスの謎はぜひ本編をご覧ください。

とってもジーンとするいいシーンだと思います。

梅の木の話をしたときの一言がとても印象に残りました。

幸「毛虫とったり、消毒したり、生きてるものにはみんな手間が掛かるの」

学校の先生だった三姉妹の祖母の口癖。

静かにゆっくりと丁寧に生きている暮らし。

人生について深く考えさせられる一言です。

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もうそんな仲だったのか?!千佳とすず

酔っぱらったすずを介抱しているとき。

三姉妹がすずの寝顔を覗きこんでやりとりします。

佳乃「みて。こんなところにホクロがある」
千佳「ホントだ~」
幸「まつ毛長いね~」
佳乃「耳の形、お姉ちゃん(幸)ソックリ」

幸は、嬉しそうに自分の耳を触ります…。

かなりほっこりします。すずへの愛情を感じました!

起きたすずはこう言います。

すず「だって、自分ちで作った梅酒飲んでみたかったんだもん」

「自分ち」って初めて言いました!

見ているこちらが背中むず痒くなるような嬉しさ…よかった~。

そしてこのとき気がつきました!

千佳が着ているニットの羽織りは、すずも前に着ていたことを…服を着回していることが微笑ましい!

溶け込んできたなぁと実感した瞬間でした。

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はじめて「よっちゃん」と呼んだとき、佳乃とすず

姉妹で初めてすずに「”さん付け”やめない?」って言ったのは佳乃です。

まだすずが越してきたての頃、極楽寺駅のホームでした。

明るく朗らかに、佳乃はすずに接します。

それから数か月がたち、洗濯ものをたたむすずの横、佳乃がペディキュアを塗っています。

すず「デート?」
佳乃「これは男のためじゃなくて、自分のためのネイル。綺麗に塗れると気持ちがあがるよ。やってあげる!」

そういうと、すずの足の小指に塗ってあげます。

すず「よっちゃん、はじめてネイルしたのいつ?」

佳乃が初めてネイルしたのは6歳、お母さんと横浜に行ったとき買ってもらった真っ赤なマニキュア。

佳乃「小学校にこっそりつけて行って、プールの時間にバレて先生にすげぇ怒られた~。」

2人は笑い合います。

さりげなく「よっちゃん」というすずが素敵でした。

佳乃の明るい屈託のない性格が「よっちゃん」と自然に呼びやすくしていきました。

向かい合って声をあげ笑う2人が本当に楽しそうです。

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しらすトーストの謎

山猫亭で食べた「しらすトースト」。

お店を福田(リリーフランキー)が引き継いでから20年、レシピはお店オリジナルだといいます。

もともと福田がお昼に食べていた物をメニューにしたもの。

なんと「しらすトースト」、お父さんが時々すずに作ってくれた物と同じ味。

お父さんはあのお店に行っていたのかもしれない、すずはそう思いますが…お姉さんたちには言えず、風太にだけこの話を打ち明けるのです。

最後に福田は、すずに「すずちゃん、お父さんの話聞きたくなったら、こそーっとおいで」と言うんです!

謎は謎のままですが、すず聞きに行ったのかなぁってふと浮かびます。

お父さんの味が食べられる店と、お父さんの話ができる人ができたこと、すずにとって大事な発見だったに違いありません!!

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風太が連れて行ってくれた桜のトンネル

絶景だったと話題にもなった「桜のトンネル」のシーン。

ロケ地は沼津の愛鷹広域公園という場所です。

道の両側からふたりを包むように咲いている桜並木。

自転車で駆け抜ける疾走感と相まって、美しい映像になっています。

花びらがヒトヒラ、すずの前髪に舞い降りてきたり。

父親が亡くなる前の最後のお花見を思い出して、少し寂しそうなすずを、風太が励ますために連れて行ってくれる場所です。

「風太やるー!」と思い、彼の優しさにキュンとしました!

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梅収穫

幸たちの母が産まれた年に植えられた55歳の梅の木。

約束していたプスプスしていました!

収穫の時期まで無事にいられてよかった…しかし、嵐の予感。

明日は母が鎌倉へやってきます。

すず「私、(法要)出てもいいのかな。あした、もしあれなら…」

すずのせいじゃない、私たちに合わせる顔がないだけ、とは言われましたが不安です。

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三姉妹の母・都(大竹しのぶ)現る!!

一周忌も三回忌も遠いし、お金掛かるといって来なかった母親が、七回忌法要へ。

14年前、幸が高校生のとき札幌へ行った母。

法要も終え、自宅へ帰宅。母の都(大竹しのぶ)が爆弾発言をします。

なんと家を処分しようと言い出し、幸とケンカになってしまいます。

幸「この家捨てて出て行ったのに勝手なこと言わないで!」

都「悪かったと思ってるわよ、でも本当はと言えば、お父さんが女の人を作ったのが原因じゃない!」

幸「お母さんはいつだって人のせい。私たちがいるから別れられない、おばあちゃんが駄目だって言ったからあんたたちを連れていけない。」

都「だってしょうがないじゃない、本当のことだもの。」

叔母が話を終わらせてくれたものの、すずの前でこのやりとりをしてしまうのです。

都が陽子に似ているのは本当でしたね!

都の言葉、すずの心に深く刺さってしまったことでしょう。

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「もう、ほとんど意地じゃん!!」

母が帰った後、佳乃は幸に「この家を守らなきゃって、背負い過ぎ。誰も頼んでない、もう、ほとんど意地じゃん!」と、言い放ちます。

佳乃「すず引き取って…今日みたいな目に遭わせたらかえってかわいそうじゃん!」

三姉妹は、全員が違う価値観を持っているのにもかかわらず、発する言葉には共通の愛があります。

特にすずへの愛が。

こんなお姉ちゃんたちがいたら、心強いなぁとうらやましくなります。

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シーフードカレー

佳乃の言葉にハッと気づかされた幸。

晩御飯を手伝ってくれないかとすずを誘います。

作ったのはシーフードカレー、幸が都から教わった最初で最後の料理。

シーフードだと煮込まなくていいからだそう。

都の性格を表していると幸は言います。

すず「ごめんなさい。うちのお母さんのこと。奥さんがいる人を好きになるなんて、お母さんよくないよね」

誰のせいでもないと幸は諭します。

いつだって子どもが背負ってしまうんですね。

大人として気をつけたい、母が悪者にばかりなっている現状はきっとすずにとって耐えがたいですよね。

どうなっていくんだろう。

この姉妹には避けられない課題が重くのしかかってきます。

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都と幸の墓参り

帰る前に鎌倉へ寄った母・都、家には幸がいました。

ふたりでお墓参りへ。

都にとっては息が詰まるだけだった家が、幸たちにとってはかけがえのない家であったことに気づいたと言います。

梅酒の話になり、幸は母へ大切なおばあちゃんの10年ものの最後の梅酒を渡します。

札幌の家へ遊びにきてね、と母はそう言って帰っていきます。

都の気持ちを考えると、確かに「すず」が溶け込んでいるのは辛いものがあったでしょう。

本当は自分がそこにいるべきはずだったとすら思ったかもしれません。

でも、都は三姉妹への北海道土産とともに、おそらくこちらで購入したであろうお土産をすず用にと幸に渡していました。

寂しかったのであろうと思うのと同時に、すこしだけ大人気ない人なのだろうと思ったり。

大竹しのぶさんは、この微妙な心の揺れを絶妙に表現していました。

やっぱりすごい人です!

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ちくわカレー

千佳のとってのカレーは、おばあちゃんの「ちくわカレー」。

2人のとき、すずに作ってあげます。

千佳は幼かったときに両親が離婚しているので、あまり覚えていないのです。

母の味のシーフードカレーよりも、祖母の味のちくわカレーの方が千佳の「家カレー」。

父との記憶も、母との記憶もあまりなく、要所に千佳はおばあちゃん子な感じが伝わってきます。

みんなでしらす丼を食べたとき、食べたことないってウソついたこと。

本当はお父さんがときどき食べさせてくれたことがあった、と千佳に話します。

千佳はその言葉を素直に聞いて「きっとすずの方がいっぱい(お父さんとの)思い出あるとおもうよ。いいことも悪いこともかもしれないけど。いつか聞かせてね、お父さんとのこと。」

こう言うんです。

すずはそれを聞いて、父が釣り好きだったことを伝えます。

自分と同じく釣りがすきだったことを聞いて、千佳が嬉しそうな顔をします。

ホントに竹輪がでっかい斜めぎりなんです。

ちょっと作ってみたくなります、ちくわカレー。

すずはチーズ入りを提案していました!!!

千佳がもしかしたら一番の犠牲者なのかもしれない。

あまり覚えてないという悲しい事実を、笑顔で話す千佳が愛おしくなります。

すずへの配慮のある言葉選びに、千佳の優しさも感じ、父も釣り好きと知った時の顔は忘れられません。

ホント嬉しそうな顔、初めての父との共通点!!

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私ここにいていいのかな…

花火大会の帰り、風太にすずが打ち明けます。

すず「私ここにいていいのかな。仙台にいるときも、山形にいるときも、ずっとそう思ってた。私がいるだけで傷ついている人がいる。それがときどき苦しくなるんだよね。」

なんて悲しい言葉でしょうか。

「私がいるだけで傷ついている人がいる。」

計り知れない苦しみをずっと持っていたことに気づかされます。

この少女の心はいつ救われるのか。

こんなときの風太は最高です。

帰り際、「浅野、その浴衣、結構似合ってるよ」と言います。

風太が「ここにいていいんだよ」と言っている気がしたのは私だけでしょうか。

このあと、四姉妹で浴衣で花火します。

確実にサービスシーンですね。

美しいです…豪華ですよ。

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二ノ宮のおばちゃんがすずに最後に贈った言葉

二ノ宮「おばちゃん、あなたのお父さんとお母さんがうらやましいわ。だってあなたみたいな宝物をこの世に残せたんだもの。」

おばちゃんがすずに最後に会ったときに言った言葉です。

生まれてきただけで十分価値があると、そうすずに教えている気がしました!

1年前に母親を亡くし、自らの死を身近のい感じる二ノ宮のおばちゃんだからこそ、言える言葉。

みんなすずを励まして支えています。

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幸とすずだけ距離がなかなか縮まらなくて

香田家身長記録の柱にしるしがつきました、すず15歳。

幸とすず、特別な場所に行きます、山形の景色と似ていた場所。

すず「ホントだ。あの場所に似てるね」

幸「小さいころ、お父さんとよく来たんだ。お父さんがいなくなってからはひとりで。わーーーーー!すずもやってごらん」

すず「わーーーーーー」

幸「お父さんのバカー」

すず「お母さんのバカー…もっと一緒にいたかったのに」

幸「お母さんのことを話していいんだよ、すずはここにいていいんだよ。ずーっと」

すず「…うん。ここにいたい。ずっと。」

泣きながら、抱きしめ合う2人。

2人が泣きじゃくるのを見て「そうだよな、お母さんのこと話せなかったよな」と切なくなります。

やっと一番不安だった「ここにいていい」と言ってもらえて涙があふれました。

柱の身長、嬉しそうでした!!

香田家にすずがいる歴史が刻まれたようで感動。

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二ノ宮さち子葬儀

海猫食堂の二ノ宮さんが亡くなります。

葬儀の日、二ノ宮さんの遺影は最後のお花見デートで福田さんが撮った写真。

入院していたターミナルケア病棟には幸がいました。

山猫亭・福田「いい葬式や、いい人生やったね。」

穏やかな表情で、看取った福田さんが言います。

「もうすぐ死ぬって分かっていても、綺麗なもんをちゃんと綺麗って思えるのがうれしい」

二ノ宮さんはそう言っていたといいます。

四姉妹の父親も同じ言葉を言っていたと、すず。

最後「いい人生だった」とみんなに言ってもらえるって、素晴らしいことでとても尊いことだと感じました。

ひとつの映画の中に、お葬式や法要のシーンが3度でてくる作品は珍しいと思います。

でも、主人公たちが前向きだから、全然悲しくないのです!

もしかしたらこれが是枝監督の達人テクニックなのかもしれません。

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佳乃のモノマネ「これでまた嫁に行くのが遅れるわ…」に爆笑

二ノ宮さんの葬儀後、海岸に四姉妹できたとき。

佳乃が叔母(希木樹林)のモノマネをします。

「これでまた嫁に行くのが遅れるわ」というセリフ。

身近なの人のまねしたりすることありますよね。

そんな感じで自然に真似するんですが、不意打ちで笑わされました。

アドリブだったのか、セリフであったのか、気になります。

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映画『海街diary』まとめ

幸のこの一言。

「お父さん、ホント駄目だったけど優しい人だったのかもね、だってこんな妹を残してくれたんだから」。

海街diary』には、写真ですら「父親」が出てきません。

四姉妹、そして周りの人たちを通して「父親はどんな人だったのか?」という謎解きをさせられている様です。

最後に幸が言ったこのセリフが、答えの1ピースなのだと感じました。

生活を共にしているとか、どんな人か分からないとか、それぞれにとって事情は違うかもしれないけれど、この世に生まれてきた人すべてにいる「父」という存在。

「父」の人生を追い求めることは、自分の人生を考えることに繋がります。

観終えたときの感想が、それぞれ違うという点も『海街diary』が評価されているポイントなのでしょう。

ひとつひとつの小さな日常の出来事が、一連の流れとして違和感なく進んでいきます。

最後に、この着地点を用意してくれているので、観ていて満足感があります。

是枝監督がすべて一貫し「監督・脚本・編集」を行っているからこそ、観ている人を飽きさせない作品の質が高いのではないでしょうか。

「どう生きてどう死んでいくのか」

シンプルだけれども、とても大切なことを考えてみるきっかけになる素晴らしい映画です!

要点まとめ
  • 家族を捨てた父が残してくれたのは、かけがえのないもう一人の家族
  • 三姉妹から四姉妹へ、家族ってなんだろうと深く考えさせられる。
  • 心に響く家族の物語

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