現在ポレポレ東中野ほか全国公開中の藤元明緒監督『海辺の彼女たち』が、第24回上海国際映画祭を含む4つの国際映画祭に出品されることが決定いたしました。
あわせて藤元監督のコメントも到着しました。
『海辺の彼女たち』世界の映画祭へ続々と出品が決定!
映画『海辺の彼女たち』は、より良い生活を求めて来日した3人のベトナム人女性たちを主人公に、きらめく未来を夢見ながら、過酷な現実と闘う姿を描いた物語。
藤元監督は、前作『僕の帰る場所』で在日ミャンマー人の移民問題と家族の愛を描き、東京国際映画祭「アジアの未来部門」グランプリを受賞。
本作でも在日外国人労働者へと目を向け、実際の技能実習生や来日後に失踪した当事者、彼らを支援しているシェルター等での入念な取材を基に、藤元監督が脚本を執筆しました。
2021年で24回目となる上海国際映画祭は、中国で最大かつ唯一、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭です。
本作が出品されるのはパノラマ部門内の、著名な国際映画祭での受賞作や話題作が出品される厳選されたセレクションである「VIVA LA FESTIVAL」という出品枠。
同映画祭は、6月11日~20日に開催となります。
さらに、<韓国プレミア>となる第3回平昌国際平和映画祭(6/17~22)では、9作品でグランプリ、審査員賞、観客賞を競うインターナショナルコンペティション部門へ、<中東プレミア>となる第38回イラン・ファジル国際映画祭(現在開催中~6/2)では、アジアとイスラム圏の映画12作品が選出されるコンペティション「イースタンビスタ」部門への出品が決定。
2021年はオンライン開催となる第21回ドイツ・ニッポンコネクション(6/1~6)では、才能ある若手の監督や実験的アプローチを行う作品が集う「ニッポン・ヴィジョンズ」部門への出品も決定しています。
これらの映画祭出品に際して届いた藤元監督のコメントは下記の通りです。
藤元明緒(映画監督)コメント
なお、緊急事態宣言下の5月1日に初日を迎えたポレポレ東中野では、感染対策を講じながら初日から連日16日間、チケ ット完売が続き、とくに土日の回については全て完売となるほどの大盛況。
すでに6月18日までのロングラン上映が決定しています。(6/19以降の上映については未定)
現在もクチコミが広がり、平日でも完売となる回もでるなど快進撃が続き、現時点で上映館は全国37館が決定しています。
映画『海辺の彼女たち』作品情報
脚本・監督・編集:藤元明緒
出演:ホアン・フォン、フィン・トゥエ・アン、クィン・ニュー 他
撮影監督:岸建太朗
音響:弥栄裕樹
録音:keefar
フォーカス:小菅雄貴
助監督・制作:島田雄史
演出補:香月綾
DIT:田中健太
カラリスト:星子駿光
アソシエイトプロデューサー:キタガワユウキ
プロデューサー:渡邉一孝、ジョシュ・レビィ、ヌエン・ル・ハン
協賛:坂和総合法律事務所、株式会社ビヨンドスタンダード、⻑崎⼤学多⽂化社会学部
協⼒:外ヶ浜町、平舘観光協会、⽇越ともいき⽀援会、⽇本ミャンマーメディア⽂化協会
後援:国際機関⽇本アセアンセンター
共同制作会社:ever rolling films
企画・製作・配給:株式会社 E.x.N
2020年/⽇本=ベトナム/88分/カラー/5.1ch/1:1.85/ベトナム語・⽇本語/ドラマ/DCP
公式サイト:http://umikano.com/
公式Twitter:@umikano_film
あらすじ
ベトナムから来た3人の女性たち、アン、ニュー、フォン。
彼女たちは日本で技能実習生として3ヶ月間働いていたが、ある夜、過酷な職場からの脱走を図った。
ブローカーを頼りに、辿り着いた場所は雪深い港町。
不法就労という状況に怯えながらも、故郷にいる家族のため、幸せな未来のために懸命に働き始めたが……。
より良い生活を求めて来日したベトナム人女性たちを主人公に、きらめく未来を夢見ながら、過酷な現実と闘う姿を描く。
Gallery
5月1日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開
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