牧野(三浦貴大)に絡まれていたセイラ(松本穂香)を翔(中川大志)が救い出し、秋久(Q・髙橋海人)は間に合いませんでした。
セイラのために牧野をつぶすと決意した翔ですが、いまだセイラと向き合おうとしません。
セイラの気持ちに気づいている秋久は、そのセイラの気持ちに応えない翔が許せず激しく衝突してしまいます。
その後、翔はようやく過去の出来事と今の気持ちを話し始め・・・。
目次
ドラマ『95(キュウゴー)』前回振り返り
中学時代に通っていた中国拳法に再入門し、ケンカを始めた秋久(Q・髙橋海人)。
ある日、久しぶりにセイラ(松本穂香)とばったり会ってしまい、気まずい雰囲気に・・・。セイラは翔(中川大志)が襲われたのは自分のせいだと言います。Qは翔にそのことを尋ねるも翔は煮え切らない答えで・・・。
一方、牧野(三浦貴大)は宝来(鈴木仁)と暴走族を使って一儲けしようと画策していました。そんなある日、Qの元にセイラから電話がかかってきましたが、話せないまま切れてしまいました。
【ネタバレあり】ドラマ『95(キュウゴー)』第8話のあらすじと振り返り
翔の決意
セイラ(松本穂香)が秋久(Q・髙橋海人)に電話をかけた時、目の前には牧野(三浦貴大)がいました。
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Qに何も言えなくなったセイラは、「神南公園」とだけ言って電話を切ります。
その後酔っている様子の牧野はセイラに執拗に絡んできました。
Qが急いで家を出ようとすると、姉の淳子(桜井日奈子)は自分に迷惑がかかるからとQを止めました。
淳子はQに、「今の生活はあんたに釣り合ってない」と言いました。
それは、Qも重々わかっていることです。でも、1年前姉に「一生そのままでいるつもり?」と言われたおかげでQは変わったのです。
「一生このままは嫌だ。頼む、もう少しだけ」
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牧野に絡まれるセイラを助けたのは、翔でした。
翔は牧野とセイラの間に割って入り、牧野に対して皮肉を言い放ち、セイラの手を引いて走り出します。
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翔は小屋に着くなり、今夜自分が話したいことを話し始めました。
「決めたよ。もうお前を不安にさせたりしない」
その頃、Qは神南公園に到着しましたが、もう誰もいませんでした。
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「俺が牧野を潰す。俺一人でやる。俺がお前の過去を消してやる」
翔はQの名前を出し、「あいつならお前を幸せにできる」と言いました。
セイラは納得がいきません。
「翔じゃダメなの? なんで自分を信じられないの?」
セイラは翔に自分の過去を消して欲しいわけでも、渋谷をきれいにして欲しいわけでもありません。ただ、日常のたわいもない話をしたいだけなのです。
煮え切らない翔に対し、セイラは「君はまず自分のことを助けるべきだと思う」と言って小屋を出ていきました。
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セイラの気持ちに気がついているQは、学校でセイラのことをどう思っているのか尋ねると、翔もセイラを「ずっと好き」だと認めました。
しかし翔は今一歩前に進めない様子です。業を煮やしたQは翔に殴りかかりました。
「家とか関係ねぇだろ!お前がどうしたいかだけだろ!」
翔はQをチームに誘う時、「覚悟を決めろ」と言いました。Qからすれば、翔こそ全く覚悟が決まっていないように見えます。
翔は「お前に何がわかる!」と殴り返してきました。
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翔の告白
高1の春、セイラが渋谷に戻ってきてすぐの頃、翔はセイラに告白しました。
セイラは泣いて謝ってきて「翔とは付き合えない」と言いました。
翔は納得できずその後何度も告白し続けました。すると夏になってセイラはようやく理由を説明してくれたのです。
セイラはお金が必要だという理由で援助交際をしていました。
しかも、相手は牧野です。
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牧野はホテルで援交相手の写真を撮り、それを脅しのネタに使っていました。
翔の家は政治家です。もし翔とセイラが付き合えば牧野は必ず金のためにその写真をばら撒くことでしょう。
そして、翔の家は保身のために間違いなくセイラを切ることになります。
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「そのためのチームと思っていいんだな?」
Qが問うと翔ははっきりとYESとは言いませんでしたが、何も言わないということが答えでした。
ドヨン(関口メンディー)は“カッコイイ大人”になるために牧野のような邪魔者をぶちのめすしかないから「ちょうどいい」と言いました。
他のメンバーは納得したものの、Qだけは「納得してない」と答えました。
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「俺にも手伝わせろ。それで納得できる」
それからQはセイラだけ特別扱いせずカナも許してやれと翔から約束を取り付けました。
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Qは、いつの間にか「主役」になっていました。
俺たちの希望
てっきりQが母・セイラと付き合っていたとばかり思っていた萌香(桜井ユキ)は驚きました。母の日記には「Q」「Qちゃん」とたくさん名前があったからです。
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秋久(安田顕)は、きっぱりと「セイラとはそういう関係はない」と言いました。
本当は花火大会の夜一度だけ“そういうこと”になりかけましたが、うまくいかなかったのです。
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秋久は萌香が「96年生まれだ」と言っていたことを思い出しました。しかも、聞けば8月生まれだと言います。
それを聞いた秋久は、涙があふれてきました。
「君はアイツの子供だ。セイラが守り抜いた俺たちの希望だ・・・」
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翔は、来年の春からは家を出ることにしました。セイラと一緒にいることを選んだのです。
翔の幸せは、セイラと一緒にいること。翔もセイラも「一生このまま」でいるのは嫌なのです。
「なら、俺といろ。世界が終わるまでずっと」
セイラは父親のように突然自分の前からいなくなることを恐れていました。
翔はいなくならないと即答しましたが、即答した故にセイラには信じられません。
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Qはカナがずっと学校に来ていないことを気にしていました。
近頃Qは、間違ってもやり直せることを学びました。そのことをカナに伝えたいのだと言います。
エリはQならカナを連れ戻せるかもしれないと、最近カナが宝来(鈴木仁)とつながっているという噂があることを伝えました。
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その頃カナは産婦人科を受診していました。妊娠検査が陰性だと分かりホッとしながら診察室を出ると、離れた場所にセイラがいるのが見えました。
牧野との面会
冬が近づき、大晦日の花火大会の計画も、Qのバイトの先輩・新城(渡邉圭祐)のおかげで具体的に進んできました。
12月に入ると、翔がチームメンバーにプリペイド式の携帯電話を用意してくれました。
翔は、この1か月宝来と牧野の動きが掴めていないことが気がかりでした。表に出てこなくなったのは、“表に出てこなくても良くなったから”とも考えられます。
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ある日、Qは牧野と繋がっている後輩の栗田(井上瑞稀)から牧野を紹介してもらうことになりました。
Qはスーツを着込み、「戦争ではなく話し合いだ」と自分に言い聞かせ、緊張の面持ちで部屋に入ります。
すると牧野はQを歓迎し、栗田も他の手下も追い出して、Qと2人きりになりました。
「今一番欲しいものはなんだ?」
Qは強いて言うなら、牧野と話し合って問題を解決する力が欲しいと告げました。
牧野は笑って女性たちの写真をチラつかせ、「そんなことより」と言って拳銃を差し出しました。
「これこそ力だ。やるべきことをやるんだよ、Q」
ドラマ『95(キュウゴー)』 第8話 感想&まとめ
翔が煮え切らない理由がわかりましたね。
今までの行動も全てはセイラのためでした。もちろん、自分の野心や野望もあると思いますが、軸にあるのはセイラです。そこが高校生らしくて少しホッとしました!
萌香の父親もほぼ確定です。でも、これからの流れを予想するに、なんだか嫌な予感がします・・・杞憂であって欲しいものです。
いよいよQたちは導火線に火をつけました。大きな花火は打ち上げられるのでしょうか?