中学時代に通っていた中国拳法に再入門し、ケンカを始めた秋久(Q・髙橋海人)。
ある日、久しぶりにセイラ(松本穂香)とばったり会ってしまい、気まずい雰囲気に・・・。
セイラは翔(中川大志)が襲われたのは自分のせいだと言います。Qは翔にそのことを尋ねるも翔は煮え切らない答えで・・・。
一方、牧野(三浦貴大)は宝来(鈴木仁)と暴走族を使って一儲けしようと画策していました。
目次
ドラマ『95(キュウゴー)』 前回振り返り
秋久(Q・髙橋海人)はセイラ(松本穂香)との一夜に後悔しながらも、もう一度皆で花火を見ることを約束します。
秋久が考えた渋谷で花火を打ち上げるという企画は翔(中川大志)らにすぐに受け入れられます。早速スポンサー集めや許可取りなど大人たちと交渉を始めますが、夏に間に合うわけもなく年末開催に持ち越されました。
そんな中、夏休み最終日に翔が何者かに襲われてしまいます。Qは報復だとわかっていても、何も動かない翔に対して失望していました。
【ネタバレあり】ドラマ『95(キュウゴー)』第7話のあらすじと振り返り
萌香の目的
中学時代に習っていた中国拳法の道場に再入門し、毎日稽古と体力作りに精を出している秋久(Q・髙橋海人)。
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ある日、花火大会の夜以来顔を合わせていなかったセイラ(松本穂香)と学校の廊下で鉢合わせしますが、Qは挨拶もせずに通り過ぎて行きました。
翔(中川大志)は退院しチームへの復帰祝いもしましたが、学校には来ていません。
マルコ(細田佳央太)によれば、両親から謹慎をくらっているということです。
渋谷には、杉並から『キューティーハニー』という暴走族がしょっちゅう現れていてチーマーが襲われていましたが、翔は何もアクションを起こしません。
「なんで動かないんだよ・・・」
これじゃ他のチームと変わらない。Qは業を煮やしていました。
何故再入門したのかという師範の質問には、「来る受験のために集中力を鍛えたい」と答えていました。
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人にも自分にも嘘をつき、秋からは目標もだんだん曖昧になってきたQ。
実際、翌年“普通に”大学を受験し、その後“普通の”サラリーマンになって3人家族になったと語る2024年の秋久(安田顕)。
「つまり、君はお父さんを探してるんだね」
萌香(桜井ユキ)はそれを認めました。
小さい頃から父親がいないことには慣れていたし、そういうものだと思っていましたが、母・セイラが倒れてから、母を知ろうとすると父親のことについて自分が蓋をしていただけだと気づいたのです。
荷物整理をしていた時、萌香は母の日記を見つけたといいます。
そこには「Q」「Qちゃん」と何度も出てくるそうです。
「いいですか?答え合わせしても」
セイラの自責
ある日、クラス委員のQは先生から用事を言いつけられ、教科準備室にいました。
すると、セイラがコピーを取りにやってきました。
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Qは久しぶりに話すので、何を話していいのかわからず、翔の見舞いには行ったのかと聞きました。
するとセイラはあの事件は自分のせいだとセイラは言います。
「私が翔を呼び出したせいで翔が怪我をしたの」
そのことを翔に確認すると、翔は笑って否定しました。
場所を指定したのも自分だし、倒れている翔を見つけたのは通行人で、セイラが来た時は救急車が走りだすところだったというのです。
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何かと誤魔化したような口ぶりになるので、Qは「マジになれよ、翔」と言いました。
それまでヘラヘラしていた翔ですが、一瞬だけ真面目な顔になり「話せる時が来たら話す」と答えました。
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牧野と暴走族
一方、牧野(三浦貴大)は宝来(鈴木仁)を使ってドラッグの密売などで一儲けしようと画策していました。
宝来は暴走族が翔を襲ったと聞いて、「自分がやりたかった」と訴えますが、牧野は「汚れ仕事は別の奴がやればいい」と言います。
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そこへキューティーハニーの幹部が牧野に挨拶しにやってきました。
誰彼構わず半殺しにしてしまう大黒というヤク中の男も一緒です。
その頃、Qは1人でドラッグを持っているチーマーを狩る「渋谷浄化作戦」を実行していました。
夕方『メケメケ』に行くと、ドヨン(関口メンディー)が本を読んでいました。
Qはドヨンやセイラが自分より成績が悪いことにムカついています。
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Qがドヨンに誰も動かないことをぼやくと、ドヨンは翔がそう判断しているなら「今は動くときじゃない」と返します。
そこがQが戸惑っていることの一つでもあります。
自分が主役だ中心だと祭り上げられておきながら、結局本当の中心にいるのは翔なのです。
ドヨンは翔と幼馴染であるレオ(犬飼貴丈)も同じ判断をしているのならそれが正解だと言います。
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ドヨンも翔に何かがあって、迷っているのは重々わかっています。
「でも、腹くくるにはまだ時間がかかるんだよ」
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大黒と遭遇
その後マルコが合流し、「たまには普通の高校生として渋谷を歩こう」と3人で歩き始めましたが、結局山下公園で一服するだけになりました。
Qは公園のトイレで宝来が大黒にドラッグを渡しているところを目撃。
ドヨンとマルコが気づいた時には、Qは宝来に殴りかかっていました。
そこへドラッグがキマッた大黒が現れ、Qは一瞬で倒されてしまいます。
ドヨンが加勢しますが、倒れた隙にナイフを振り降ろされそうになったので、ドヨンはナイフを掴んで止めました。
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マルコが警察を呼んだので、大黒は宝来を担いで公園を出て行きました。
ドヨンはかつて「誰かが暴走したらお前が止めろ」とQに伝えたことがありました。
「お前がいってどうする・・・」
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翔とレオが病院に駆けつけます。
今回の件で暴走族と宝来がつながっていることが判明し、その裏に牧野がいることを確信した翔は、「俺のせいだ」とつぶやきます。
牧野の目的はセンター街の経済独占です。
それで暴走族を雇って牧野の傘下にいないチームを潰しているのです。翔たちのチームもその一つです。
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翔は土下座をして「こんな目に遭わせて本当にごめん」とQたちに謝りました。
Qはこれからどうするかと翔に尋ねました。
「話してくれ。俺はもう待てないよ」
でも、翔が答える前にQの両親がやってきました。
号泣する母親に翔は何度も頭を下げています。
「謝るなよ。ダセェぞ、翔・・・」
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何も出来ない俺を怒れ
レオは組長である父親の組織のネットワークを借りて牧野やその周囲を探ろうとしました。
しかし、組員は言います。
「族もチーマーも道の上だからデカい顔が出来るんだ。奥の世界はもっと複雑なんです」
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翔はまだ“アイドリング状態”でした。
一緒に将棋を指すドヨンに言います。
「何も出来ない俺を怒れ。優しくするな」
ドヨンは別に翔に対して怒りはありません。強いて言うなら面白いことが起きればいいと思っています。
「しみったれたパーティーは必要ない」
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一方、Qは家の中で何をするでもなくボーっとしていました。
ある時、セイラから電話がかかってきました。Qが電話口に出ても、セイラの声が聞こえません。
その時、セイラは翔から「ハナシガシタイ アイタイ」とポケベルメッセージを受け取っていました。
ふと電話ボックスの外を見ると、牧野の姿が。
Qは何度もセイラに呼びかけましたが、セイラからの応答はありませんでした。
ドラマ『95(キュウゴー)』 第7話 感想&まとめ
翔を襲ったのは牧野の差し金であることがわかりました。
宝来も闇の仕事のあっせんやドラッグ密売で牧野とズブズブの関係です。
翔が何か隠して動き出さないことにQはイライラしていて、すっかりけんかっ早くなってしまいました。
今後翔はどう動くつもりなのでしょうか?そして翔が抱える問題とは?
クライマックスに向けて目が離せません!