筒井康隆原作の映画・アニメ・ドラマおすすめ5選!『時をかける少女』『富豪刑事』『パプリカ』など

筒井康隆原作の映画・アニメ・ドラマおすすめ5選!『時をかける少女』『富豪刑事』『パプリカ』など

出典:Amazon.co.jp

小説家、筒井康隆。

劇作家や俳優としても活躍する日本のSF小説界の巨匠です。

小松左京、星新一とともに“SF御三家”と呼ばれた筒井康隆の作品は、アニメ、ドラマ、映画と様々な形で映像化されています。

2020年4月クールにもアニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』が登場。

ドラマ化されたこともある『富豪刑事』が新たにアニメとして生まれ変わりました。

どのような変化、そして新しい感動が待っているのか気になるところです。

ということで今回は、筒井康隆原作の映像化作品を5本ご紹介します。

筒井康隆原作のおすすめアニメ映画

『パプリカ』


パプリカこと千葉敦子(林原めぐみ)は、時田浩作(古谷徹)が発明した“夢を共有するデバイス・DCミニ”を使用して他人の夢の中に入り込み、精神治療を行っているサイコセラピストです。

ある日、何者かによってDCミニが盗まれてしまい、犯人は他人の夢に強制介入して、悪夢を見させて精神崩壊させるという事件を起こすようになりました。

敦子たちは犯人の正体と目的、悪夢から抜け出す方法を探し始めます。

『パプリカ』

出典:IMDB

監督は『PERFECT BLUE』や『東京ゴッドファーザーズ』で知られる巨匠・今敏。

今敏と筒井康隆が対談を行った際に筒井が映像化してほしいと語り、実現したのがこの『パプリカ』です。

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同名の原作はファンの中でも人気が高く、小説、アニメともにSFファンタジーの傑作といわれています。

第63回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門にも出品されました。

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『時をかける少女』


東京の下町にある高校に通う真琴(仲里依紗)、真琴と中学時代から仲の良い功介(板倉光隆)、春に転校してきた千昭(石田卓也)の3人は、放課後に集まってキャッチボールをする遊び仲間です。

ある日、真琴は偶然入った理科準備室で人影を見かけました。

その人影を追う際に転倒してから、自分の周りで不思議な出来事が起こるようになったこと、それは“タイムリープ”によって起こっていることに気づきます。

『時をかける少女』

出典:IMDB

監督は『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』で知られるヒットメーカー・細田守。

筒井康隆の同名小説を原作としながらも、原作のストーリーではなく、原作から約20年後の世界を舞台とした次世代のキャラクターたちのストーリーになっています。

『時をかける少女』は各国の映画祭などで多くの賞を受賞し、世界的にも高い評価を受けました。

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原作の主人公である芳山和子がアニメ版の主人公・真琴の叔母として登場するなど、原作ファンも嬉しい演出がされています。

また、真琴の声を担当した仲里依紗は、2010年の実写版『時をかける少女』で主演を務めました。

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『わたしのグランパ』

中学1年生の五代珠子(石原さとみ)は両親や祖母と平凡な暮らしを送っています。

ある日、かつて親友を殺された仇にヤクザ2人を殺害した祖父・謙三(菅原文太)が、13年の服役期間を終えて帰ってきました。

祖父が突然現れたことに戸惑いながらも、町の人々から慕われている謙三に心を開いていく珠子ですが、謙三は町を牛耳るヤクザの親分から呼び出しを受けます。

筒井康隆にとって『時をかける少女』以来のジュブナイル小説を映画化した『わたしのグランパ』。

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渋くて人情深い祖父と、その血をしっかりと受け継いだ芯の強い孫娘の関係を描いた心温まるストーリーです。

第27回モントリオール世界映画祭に出品され、最優秀アジア映画賞を受賞しました。

また、当時16歳だったヒロインの石原さとみは、国内で6つの新人賞を受賞するなど高く評価されました。

筒井康隆原作のおすすめドラマ

『富豪刑事』

『富豪刑事』

出典:U-NEXT

とんでもない大富豪・神戸喜久右衛門(夏八木勲)の孫娘である美和子(深田恭子)は、新人の刑事です。

世間知らずで浮世離れした美和子は現場の刑事たちに疎まれますが、大富豪ならではの発想で次々に難事件を解決。

一般人では到底考えつかないような奇抜な方法が、数々の犯罪の謎を紐解いていきます。

『富豪刑事』

出典:U-NEXT

2005年に放送されると2006年にすぐ続編が制作されるほどの人気を博したテレビドラマ『富豪刑事』。

原作の主人公は男性なのですが、このドラマ版では女性に変更されていて、全体の雰囲気をコメディに振ったコミカルな作品になっています。

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原作者の筒井康隆もドラマ版の無茶苦茶ぶりを気に入ったそうで、新しいネタを提案したり、自ら出演したりしていました。

さらに、劇中に登場する被害者の名前に『時をかける少女』の登場人物である“深町一夫”が使われているなど、筒井へのリスペクトを感じる作品になっていました。

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『家族八景 Nanase,Telepathy Girl’s Ballad』

火田七瀬(木南晴夏)は人の心を読むことができるテレパス。

この能力を知られないようにひた隠しながら、家政婦として様々な家庭を転々としていました。

自らの能力を疎ましく思う一方で、つい仕事先の家族の心を読んでしまう七瀬は、穏やかに食卓を囲む家族の心の中にある本音を明るみにしていくのでした。

木南晴夏の初主演作品となったテレビドラマ『家族八景 Nanase、Telepathy Girl’s Ballad』。

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主演の木南晴香をはじめ、監督に堤幸彦、脚本に俳優の佐藤二朗や池田鉄洋が参加し、ユニークな感性を持つメンバーが集まりました。

原作は「家族八景」からスタートし、「七瀬、ふたたび」「エディプスの恋人」と続く三部作になっています。

「家族八景」と「七瀬、ふたたび」は何度も映画、ドラマ化されている作品で七瀬のキャラクター性や物語の設定が幅広い層から支持を受けていることがわかります。

筒井康隆原作の映像化作品おすすめまとめ

いかがだったでしょうか。

時代を超えて愛される筒井康隆の小説たち。

この機会に、映像化作品とあわせてご覧になってみては?

アニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』は、2020年4月9日からフジテレビ“ノイタミナ”ほか各局にて放送中でしたが、新型コロナウイルスの影響で2話で放送が休止になっています。

収束後の放送を楽しみに待ちましょう。

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