恵ノ島すずによる同名ライトノベルが原作のアニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』(通称:ツンリゼ)。
”古の魔女”への怒りとジークヴァルトへの愛をメラメラと燃やし、自らも戦うために立ち上がる決意をしたリーゼロッテ。
想いが通じ合ったジークヴァルトとリーゼロッテの姿を見て遠藤くんと小林さんも大歓喜ですが、現実の世界では放送部として文化祭の準備にも追われる日々。
そんな中、遠藤くんは小林さんから男として意識されていないのではと周囲に不安を吐露し……。
早速、第9話「ドレスと文化祭とあふれる想い」をレビューしていきます。
目次
アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』前回第8話のあらすじと振り返り
フィーネのために”古の魔女”を倒すと約束したバルドゥールをはじめ、リーゼロッテを守るための戦力が揃いつつあります。
あと必要なのは、攻略の難しい『まじこい』の年上キャラ・レオンの助けです。
レオンから師匠と慕われていたエリーザベトが説得に向かいますが、彼はエリーザベトへの密かな憧れを告白しつつも、協力に応じてはくれませんでした。
その頃、悪夢の中で”古の魔女”と対峙したリーゼロッテは、自らの意志で悪夢を打ち破ることに成功。
ジークヴァルトに心配をかけまいと強気に出たリーゼロッテはひとりで戦おうとしましたが、ジークはそんな彼女に改めて素直な想いを伝え、お互いの愛情を確かめます。
こうして”古の魔女”との戦いを前に、ようやく二人の気持ちが通じ合ったのでした。
【ネタバレあり】アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』第9話あらすじ・感想
いざ準備!
3年生の引退を目前に、次期放送部部長に選ばれた小林さん。
来たる文化祭から部長としてみんなを引っ張っていくことに。
早速、3年生たちから朗読劇のテーマ決めを任され、ジークとリーゼロッテのやり取りをシナリオに起こそうと奮起。
遠藤くんの声が好きな小林さんはジーク役をやってほしいと遠藤くんに頼み、遠藤くんもまたリーゼロッテ役を小林さんがやってくれるなら……と了承するのでした。
一方、『まじこい』の世界でも感謝祭の舞踏会、そして舞踏会後に迫り来る”古の魔女”との戦いに向けて準備が進んでいました。
命を狙われている自らも戦うと決意したリーゼロッテは、ドレスだと動きにくいので運動着で舞踏会に出ると言い出します。
遠藤くんと小林さんからのアドバイスを聞きながら、やはり正装としてドレスのほうがいいのではないかと勧めるジークとフィーネ。
裾の長いドレスやハイヒールは確かに戦いには不向きですが、自分とお揃いの金色が入ったドレスを着るという約束を果たしてほしいジークは、甘い台詞でリーゼロッテを説得します。
照れてしまったリーゼロッテは部屋から逃げてしまい、やがて彼女からジークへの伝言を預かったバルドゥールがやって来ます。
リーゼロッテが残したのは「女性近衛兵の制服を貸してほしい」という言葉でした。
女性近衛兵の制服は、ジークのイメージカラーである白と金を基調としたパンツスーツのような軍服です。
ドレスではありませんが、きちんとした正装であり、ジークとお揃いの金色も入った衣装を選んだリーゼロッテに、ジークは嬉しくてニヤニヤが止まりません。
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甘々なジークとリーゼ
小林さんが前部長にシナリオを提出すると、「糖分高すぎ」「恥ずかしすぎて拷問」と即却下されてしまいました。
可愛がっている小林さんのことを怒れない3年生たちは、代わりに相方ポジションの遠藤くんを叱ります。
遠藤くんは周りから「公認バカップル」と呼ばれているにもかかわらず、小林さんからは男として意識されていないのではと不安を吐露。
すると、「嫌われてはいない」と宥められ、前部長には「さっさと告れ! フラれろ!」と叱咤されてしまいました。
そして、過去に扱った犯人当て付きのミステリードラマを改変して使うよう言われ、台本を渡されます。
こうして小林さんを中心にシナリオの改変が行われ、朗読劇の練習は進んでいきました。
その頃、『まじこい』の世界では”古の魔女”との戦いに向けて、戦力配置の確認中。
メンバーの中にはリーゼロッテの末妹・ツェツィーリエ(CV.白石ゆきね)もいるようで、ジークは驚きます。
どうやらリーゼロッテがリーフェンシュタール領にファビアンを招待した際、ツェツィーリアがファビアンに一目惚れしてしまったらしく、戦闘にも動向するとのことでした。
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幼いうちから強い愛情を持ったツェツィーリアにリーゼロッテを重ねたジークは、これまでずっと愛し続けてくれた彼女に感謝します。
すると、リーゼロッテは「これまで」だけではなく、「この先」も愛し続けるのだとツンギレながら伝えました。
リーゼロッテへの愛しさが爆発したジークは、これからは「殿下」ではなく「ジーク」と呼んでほしいと頼みます。
自分が「リーゼ」と呼ばれることにも未だ慣れていないリーゼロッテですが、照れながら「ジーク」と呼びかけるのでした。
幼い恋心
リーゼロッテを見送ったジークは、自分たちの幼少期に思いを馳せます。
リーゼロッテが初対面時にジークを「王子様」と思ったのと同じように、幼いジーク(CV.二宮みお)も「こんなきれいな女の子、初めて見た」とリーゼロッテに恋していました。
しかし、リーゼロッテはだんだん冷たくなっていき、母・ティアナ(CV.永峰遙)に相談するようになります。
優しいティアナに「恥ずかしくなっちゃっただけ」「少しずつ仲良くなっていけばいい」と諭されたジークはリーゼロッテの心に近付こうとしますが、彼女のツンデレに振り回されていきました。
あれから10年、ずいぶんと遠回りをしてしまった二人ですがようやく幸せな関係に……。
ジークは、自分とリーゼロッテとの仲を裂く者は「全力で殺す」と誓います。
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戦いは目の前に
文化祭での朗読劇は順調に進み、小林さんの姉・千夜乃(CV.高田紗希衣)も遊びにきます。
千夜乃はこの学校の卒業生で、現在はあの久遠桐聖と同じ大学に通っているそうです。
小林さんは遠藤くんと話したがる千夜乃を追い返しますが、遠藤くんが一人で休憩に出ると、千夜乃が戻ってきていました。
「うちの妹に興味ないの?」と突っ込んだことを聞いてくる千夜乃に、「(小林さんのことが)好きです」と素直に明かす遠藤くん。
すると、タイミング悪く小林さんがやって来て、千夜乃に「お節介やめてって言ったよね!」と怒ります。
遠藤くんの告白は聞こえていなかったようですが、気まずい空気が流れました。
そんな三人の様子を屋上から眺めている男の姿が……。
それは、小林さんのことを「エーファ」と呼ぶ久遠桐聖でした。
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一方その頃、『まじこい』のキャラクターたちは、来たる”古の魔女”との戦いに備えていました。
リーゼロッテは「来なさい、”古の魔女”」と呟き、夜空を見上げます。
アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』第9話まとめ
いかがだったでしょうか。
現実世界での人間関係に、いよいよ久遠桐聖も参入してきそうな予感……。
残り数話でどう展開していくのか、ドキドキワクワクが止まりません。
せっかく想いが通じ合ったジークとリーゼには幸せでいてほしい!!
次回、第10話も楽しみです。