恵ノ島すずによる同名ライトノベルが原作のアニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』(通称:ツンリゼ)。
リーゼロッテは”古の魔女”の悪夢に悩まされ、精神的に追い込まれていました。
ついにはジークヴァルトを避けるようにまでなってしまいますが、そんな彼女の様子を見たジークヴァルトはリーゼロッテへの想いを確かなものにします。
一方、恋する二人を目にして悶絶する遠藤くんと小林さんは、誰一人死なせずに”古の魔女”を倒す方法を本格的に相談。
ジークヴァルトとフィーネに、最高の戦力を集めるよう”神託”を授けます。
早速、第7話「神託とショタと生放送」をレビューしていきます。
目次
アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』前回第6話のあらすじと振り返り
現実世界では、遠藤くんと小林さんのデートがようやく実現。
『まじこい』内では、ツンデレなリーゼロッテの本心を十分に理解したジークが、彼女の可愛らしさに日々悶えていました。
さらに、バルドゥールがフィーネへ熱い恋心を告白するなど、3組の関係が大きく動き始めます。
そんな中、フィーネがふいに覚醒し、遠藤くんと小林さんの声がフィーネにも届くようになりました。
ジークとフィーネの二人に神託を授けられるようになった矢先、悪夢に苦しめられるリーゼロッテが情緒不安定に。
心身ともに追い詰められたリーゼロッテを救うため、ジークは彼女のそばにいることを誓います。
【ネタバレあり】アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』第7話あらすじ・感想
”神々の”会議
気を失ったリーゼロッテを家まで送ってきたジーク。
目を覚ましたリーゼロッテはジークにお姫様抱っこされていることに驚き、思わず悲鳴を上げてしまいました。
そして、状況を把握すると顔を真っ赤に染めて謝罪の言葉を口にしますが、ジークは「婚約者なんだから」と微笑みます。
リーゼロッテは申し訳ないやら恥ずかしいやらで顔を上げられません。
しかし、帰ろうとするジークの服の裾を無意識に掴み、結果的に引き止めてしまいます。
彼女の行動に驚くジークでしたが、遠藤くんと小林さんからのアシストもあり、リーゼロッテを不安にさせないよう優しく言葉をかけました。
「一時距離が離れても、本当の離別はありえない」というジークに、リーゼロッテは小さく微笑みます。
穏やかな二人の様子を見て、小林さんは興奮と感動が止まりません。
そんな小林さんに、遠藤くんは作戦会議を持ちかけます。
それは”古の魔女”を倒す方法を探るためのものでした。
夏休みが明けた始業式の日、遠藤くんと小林さんは早速会議を始めます。
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本来のシナリオでいうと「逆ハーレムルート」だけは魔女を倒すことが可能で、これは攻略キャラ全員が力をあわせるシナリオだからこそ成し得ることでした。
現段階でかかわりのないファビアンと、性格的に難しいレオン先生をどう仲間にするかが問題です。
そんな中、遠藤くんの一言からリーゼロッテの父であるリーフェンシュタール侯爵が将軍だと思い出す小林さん。
こうして遠藤くんと小林さんは、レオン先生を諦めてリーフェンシュタール侯爵に協力を仰ぐことにします。
仲間集め!
遠藤くんと小林さんは、早速ジークとフィーネを呼び出し、神託を授けることに。
学園祭の最終日の舞踏会のあとに古の魔女が復活する可能性があること、古の魔女と戦うための戦力を集めたいことを伝えました。
ジークには、アルトゥルとファビアンを味方につけるように。
フィーネには、リーフェンシュタール侯爵に事情を説明し、協力してもらうように。
そして、本当はレオン先生にも協力してほしいけど無理っぽい……ということも付け加えました。
ジークとフィーネは神託を受け、それぞれ行動に移します。
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タイミング良く登場した親友・アルトゥルを仲間に引き入れたジークは、神託通りファビアンのもとへ。
しかし、ファビアンは幼いながら類稀な能力を持っているうえに可愛らしい容姿であることから、幾度となく変態貴族に目を付けられてきたため、背の高い成人男性が苦手です。
それを知っているジークは、ファビアンに話しかけるタイミングを窺っていました。
そこへ偶然通りかかったリーゼロッテはジークから事情を聞くと、妹が4人いる長女である自分が手伝うといいます。
そんなリーゼロッテに「いい母親になりそうだ」とジークが微笑むと、彼女は全身から湯気が出るほど真っ赤になってしまいました。
婚約者を相手にそのセリフは「セクハラ」かもしれないと伝える小林さんでしたが、リーゼロッテが満更でもなさそうなのを見て、「セーフ」だと認識します。
少し落ち着きを取り戻したリーゼロッテは、殿下(=ジーク)の期待に応えると言ってファビアンのもとへ向かっていきました。
その期待とは、目の前のファビアンとのことなのか、将来的な自分との子供のことなのか、わからなかったジーク。
つまり、今度はジークが真っ赤になる番でした。
ファビアン攻略と、現実での実況解説?
ジークに話しかけられたファビアンは、予想通り怯えた様子を見せます。
涙を浮かべるファビアンに戸惑うジークの後ろから、リーゼロッテが声を掛けました。
リーゼロッテとファビアンはすぐに打ち解け、二人で仲良く話しています。
その様子を見ていたジークは大人げなく嫉妬してしまい、小林さんからの「今のところは大丈夫」「でも5年後はわからない」という言葉に感情を振り回されていました。
こうして、リーゼロッテのおかげでファビアンを味方につけることができたジークでしたが、誰も知らないところで一抹の不安をおぼえるのでした。
一方、現実世界では遠藤くんと小林さんの通う高校で球技大会が行われ、二人は放送部としての仕事をこなしていました。
試合中は仕事がないため、実況と解説を付けて遊んでいると、部長(CV.相坂優歌)がやって来て「面白いから決勝では会場に流して」と言われます。
部長に言われるがまま、男子バスケの決勝戦に実況と解説を付けることになった二人。
これが思いのほか生徒たちにウケて、部長からは「このバカップル!滅びろ~!」とマイクを使って揶揄われてしまいました。
ほかの生徒たちにもバカップルとして認知されてしまった二人は、球技大会を終え、再び本腰を入れて『まじこい』をプレイすることに。
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神託進行中
ゲーム内では、フィーネが神託を実行するため、リーフェンシュタール侯爵のもとへ向かっていました。
同行したバルドゥールとは自然に手を繋ぐ仲になっており、リーフェンシュタール侯爵からも見守られている様子。
そんな中、フィーネが本題を話すと、リーフェンシュタール侯爵は二つ返事で賛同します。
自分が掛けた言葉によって、幼いリーゼロッテがジークへの想いに蓋をしてしまったと気付いていたリーフェンシュタール侯爵。
最近の二人の様子を見て、リーゼロッテは夢を叶えたのだと感じていたようです。
彼もまた、そんな最愛の娘を守ろうとしていました。
遠藤くんと小林さんは極めつけとばかりに、フィーネに神託を授けます。
フィーネは神々に言われた通り、養父となったリーフェンシュタール侯爵を「お父様」と呼びました。
すると、リーフェンシュタール侯爵は嬉しくなり、突然フィーネを想うバルドゥールを敵視して決闘しようとします。
バルドゥールも迷わずそれに挑もうとしたため、神託を受けたフィーネが彼らをパンチ!
……文字通りワンパンで決闘を引き止めました。
バルドゥールはフィーネの強さに惚れなおし、改めて「愛してる」と伝えますが、フィーネにとって強さを褒められるのは喜ばしいことではありません。
遠藤くんと小林さんからのアシストもあり、嬉しくないのだという素直な気持ちを伝えたフィーネに、バルドゥールは「(フィーネが)拳を振るわなくてもいいくらい強くなる」と告げます。
そして、「あなたの隣にいる唯一の存在として認めてほしい」という言葉を聞き、フィーネのほうこそバルドゥールに惚れなおすのでした。
部屋に戻ってからも一人惚けていたフィーネのもとに現れた母・エリザーベトは、リーフェンシュタール侯爵を「お父様」と呼んだことを褒めに(揶揄いに?)きました。
さらにフィーネから事情を聞く中で、本当はレオン先生にも味方になってほしいということを知ると、「なんとかなるかも」と呟くのでした。
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アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』第7話まとめ
いかがだったでしょうか。
リーゼロッテとジーク、フィーネとバルドゥール、そして”神々”である遠藤くんと小林さん、3組の関係はそれぞれ良好なようです。
古の魔女に立ち向かうための仲間集めも上手くいっていますが、相変わらず悪夢にうなされている様子のリーゼロッテが心配なところ……。
さらに、一抹の不安をおぼえているジークのこともあるので、神々にはケアを頑張ってほしいですね!
次回、第8話も楽しみです。