恵ノ島すずによる同名ライトノベルが原作のアニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』(通称:ツンリゼ)。
フィーネとバルドゥールの関係性に変化が生まれる中、学園は夏休みに突入。
リーゼロッテはジークヴァルトのアシストによって、実家であるリーフェンシュタール領にフィーネを招き入れることに成功します。
一層友情を深めるリーゼロッテとフィーネでしたが、その一方、視察で各地を巡らなければならないジークヴァルトは、リーゼロッテと会えない日々が続き……。
早速、第4話「夏と帰省と会いたい気持ち」をレビューしていきます。
目次
アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』前回第3話のあらすじと振り返り
『まじこい』のゲーム実況に励むとともに、高校野球をテレビ観戦していた遠藤くんと小林さん。
実は、遠藤くんには怪我で野球の道を諦めた過去がありました。
小林さんの言葉をきっかけに勇気をもらった遠藤くんは、改めてリーゼロッテたちの”最高を超えた最高のハッピーエンド”を目指して奮起します。
一方、ゲーム内では今日もリーゼロッテのツンデレが炸裂し、そんな彼女にジークヴァルトだけでなくフィーネまで魅了されつつありました。
ジークヴァルトとリーゼロッテの仲が少しずつ深まっていく頃、フィーネとバルドゥールの関係にも変化が訪れます。
バルドゥールのとある事情を知り、真っ直ぐな言葉を受けたフィーネは、ただの先輩だと思っていた彼を意識するようになっていき……。
【ネタバレあり】アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』第4話あらすじ・感想
夏休みの過ごし方
今日も素直になれないリーゼロッテは、フィーネに何やら尋問中。
職員寮に住んでいるフィーネの食事を心配しているようですが、本心は別のところにある模様。
タイミング良くやって来たジークは彼女たちのやり取りを聞き、夏休み中は寮の食堂も休暇に入ると告げます。
実はリーゼロッテ、フィーネが夏休みをどう過ごすのか知りたがっていたのです。
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やがて、フィーネは自分に帰省する場所がなく、たった一人の家族である母親も今は行方不明なのだと語りました。
どうやらフィーネの母親は過去に何かをしでかしてしまったらしく、長らく命を狙われている身なのだそうです。
そうして母親とともに逃亡生活を送っていたというフィーネを心配したリーゼロッテは、突然怒りを露わにします。
遠藤くんと小林さんは、これはリーゼロッテの「ツンデレの”ツン”」の部分であると説明。
リーゼロッテの優しさだと正しく理解したジークは、彼女の実家があるリーフェンシュタール領へ一緒に帰省したらどうかと提案します。
ジークのアシストを受けてフィーネを誘うリーゼロッテはどう見ても嬉しそうでしたが、途中で自分のはしゃぎっぷりに気付いたのか、急にしおらしくなってしまいました。
今度は「ツンデレの”デレ”」の部分を発揮して顔を赤らめるリーゼロッテに、ジークは「可愛すぎてつらい」と心の中で独り言ちます。
そんな中、彼らのもとにバルドゥールが近寄ってきました。
すると、フィーネは忘れ物をしたと言って、慌てて去っていきます。
先日の一件から、わかりやすくバルドゥールを避けるようになっていたのです。
一方、ジークは各地への視察で忙しいため、夏休みにはリーゼロッテと会えなくなってしまいます。
寂しそうなリーゼロッテに「手紙を書く」と伝えるジークでしたが、彼を気遣うリーゼロッテはそれを断りました。
リーフェンシュタール領への帰省
リーフェンシュタール領へやって来たフィーネは、リーゼロッテの実家である大きな城を見て驚きつつも、広いベッドや、城から見える綺麗な海にはしゃいでいました。
そんな中、慣れない城内で迷子になってしまったフィーネを見たリーゼロッテは、彼女の将来まで心配し始めます。
そうして公的な場での立ち振る舞いを教えようとするのでした。
素直じゃない態度とは裏腹に優しくて世話焼きなリーゼロッテですが、ジークがいない今、遠藤くんと小林さんの感嘆の声は誰にも届きません。
二人はジークに早く来てくれと祈ることしかできませんでした。
一方その頃、アルトゥルとともに視察に出向いていたジークは、行く先々でリーゼロッテのことを想う日々を送っていました。
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二人きりのお茶会
リーフェンシュタール領へ来てから2週間が経ち、リーゼロッテの妹たちとも打ち解けた様子のフィーネ。
リーゼロッテが「お茶の時間」だと呼びに来ると妹たちは一目散に逃げていき、フィーネだけが残ってしまいます。
お茶の時間は、社交の場での振る舞いのレッスンでもあり、フィーネはこの2週間のうちに作法を叩き込まれていました。
何でも厳しく教えるリーゼロッテでしたが、フィーネの努力と成長は素直に褒めており、フィーネも嬉しくなってお礼を言います。
作法に慣れてきたフィーネは、かつて母親が「お姫様ごっこ」と称して作法を教えてくれたことを思い出しました。
リーゼロッテは「いいお母様」だと微笑みますが、フィーネにとっては「庶民なのに滑稽」なことだったようです。
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やがて話題はバルドゥールのことになり、フィーネは彼との間に起こった出来事を話しました。
リーゼロッテは、本能のまま生きているバルドゥールの言動がフィーネを困らせていることを理解し、最近の彼の行動を思い返します。
実はバルドゥール、リーゼロッテの父親に授けられた剣を返そうとしていたのです。
これは政略結婚の破棄や、騎士としての道を失くすことを意味しています。
案外フィーネに本気なのかもしれないと告げられると、フィーネは「ダメです!」と慌ててしまいました。
その一方で、リーゼロッテに相談することができてすっきりした様子。
彼女たちの友情はまた深まったのでした。
会いたい気持ち
フィーネの話を聞いたリーゼロッテは「恋とはかくも難しいもの」と思い直します。
そして、今宵もジークを想いながら、彼に渡すためのリボンを縫い始めるのでした。
そんなリーゼロッテの姿を盗み見ていた妹たちは、「婚約者の刺繍なんてちょっと失敗しているほうが可愛げがあるのに」と思いつつ、完璧を目指す姉を見守ります。
妹たちは、素直になれないリーゼロッテの健気な部分を理解してくれる人でないと、姉の相手としては認められないと考えていました。
一方、その姉の相手であるジークは、アルトゥルに呆れられてしまいます。
リーゼロッテに会いたくて仕方ないのに視察を優先し、彼女に何も伝えようとしていなかったからです。
「口に出さなきゃ何も伝わらない、会いたい時は会いたいって言わなきゃ」とアドバイスされたジークは、早速リーゼロッテに手紙を送ります。
手紙を受け取ったリーゼロッテはジークが来てくれることを知り、急いで支度を始めるのでした。
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翌日、リーゼロッテのもとを訪れたジークは、顔を合わせるなり罵倒されます。
来る予定を前日に知らされては困るといった内容ではありましたが、ツン全開すぎてさすがのジークも戸惑ってしまいました。
ここでようやくジークに声を届けられるようになった遠藤くんと小林さんが登場!
リーゼロッテが大急ぎでジークを迎えるための準備をしたことを伝えると、ジークの困惑はすーっと消えていきます。
ジークはリーゼロッテに跪き手を握ると、「無理を言ってすまなかった……それでも、どうしても君に会いたかったんだ」と告げました。
これがリーゼロッテの心にクリティカルヒットし、場も穏やかになった……と思った途端、爆発音が聞こえてきます。
音のしたほうに目を向ければ城壁が破壊されており、そこで何者かと交戦するリーゼロッテの父親の姿がありました。
アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』第4話まとめ
いかがだったでしょうか。
リーゼロッテとフィーネのお茶会は、女子会での恋バナといった雰囲気で可愛かったですね。
いつのまにかリーゼロッテにメロメロなジークの恋焦がれる姿も見どころになっていました。
一方、フィーネの生い立ちが少しずつ明かされ、彼女の母親が気になる展開に。
劇的なラストにも、そんなフィーネの母親の影が……?
次回、第5話も楽しみです。