恵ノ島すずによる同名ライトノベルが原作のアニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』(通称:ツンリゼ)。
乙女ゲーム『まじこい』の登場キャラ・ジークヴァルトに突然”声”を届けられるようになった遠藤くんと小林さん。
自分たちを”神”と崇めるジークヴァルトと協力し、悲惨な運命を辿るリーゼロッテを救うため、今日も実況と解説付きで『まじこい』をプレイ。
まずは、ツンデレなリーゼロッテの心の内を読み解く術をジークヴァルトに伝え始めます……。
早速、第2話「杖とカンストと神の寵愛」をレビューしていきます。
目次
アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』前回1話のあらすじと振り返り
放送部に所属する高校生、遠藤碧人(遠藤くん)と小林詩帆乃(小林さん)は、困惑していました。
なぜなら、実況と解説を付けながらプレイしていた乙女ゲーム『マジカルに恋して』(まじこい)のメイン攻略キャラ・ジークヴァルト(ジーク)に、自分たちの”声”が聞こえていたから……。
「神々よ! エンドー様とコバヤシ様……とおっしゃるのでしょうか?」
遠藤くんと小林さんの実況と解説を、女神からの神託だと解釈したジークヴァルトを見て、小林さんは思い付きます。
どのルートに進んでも破滅を迎えてしまうツンデレ悪役令嬢・リーゼロッテを、バッドエンドから回避させられるのでは? と考えたのです。
こうして遠藤くんと小林さんは、ジークと協力してリーゼロッテを救うため、『まじこい』のプレイを続けることになります。
【ネタバレあり】アニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』第2話あらすじ・感想
バルドゥールを救いたい!
夏休みに入り、遠藤くんは小林さんの家で一緒に『まじこい』の実況プレイをすることに。
家の前で小林さんのお姉さんに遭遇したり、いつもと違う私服の小林さんにときめいたりと、ドキドキしっぱなしの遠藤くん。
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しかし、小林さんから『まじこい』の関連作品である『リーゼロッテの手記』について聞かれると、号泣しながらリーゼロッテの悲惨な境遇を嘆きます。
さらに、すっかり『まじこい』ファンになっていた遠藤くんに追い打ちをかけたのは、リーゼロッテだけでなく、お気に入りキャラのバルドゥールもバッドエンドになりがちという事実でした。
ジークに声を届けられるようになった二人は、リーゼロッテだけでなくバルドゥールも救おうと決めます。
さらに小林さんの提案で、ジークとリーゼロッテ、バルドゥールとフィーネの二組をくっつけようと奮闘し始めるのでした。
「神の寵愛」イベント発生
ゲームの中では、食堂で美味しそうに大きな骨付き肉を頬張るフィーネと、そんな彼女をポカンと眺めるリーゼロッテの姿が……。
リーゼロッテはフィーネと仲良くなりたいのですが、性格やプライドが邪魔をして話しかけられずにいます。
やがてジークが登場し、遠藤くんと小林さんは神託を与えました。
素直になれず冷たい態度を取るリーゼロッテですが、本心は満更でもないのだと知ったジークは、彼女のことが可愛くて仕方ありません。
いい雰囲気の二人を見ていたいのは山々ですが、ゲームの主人公はフィーネ。
フィーネが食事を終えてしまえば、食堂の様子はわからなくなってしまいます。
焦れた小林さんが「リゼたんに取り憑きたい!」とわがままを叫んだ途端、リーゼロッテに光が降り注ぎ、なぜか本当に取り憑くことに成功!
リーゼロッテ視点でも話が見られるようになりました。
本来ならゲームを進めた先で登場する「神の寵愛」イベントが発生し、ジークは食堂にいた生徒たちにそれを伝えます。
みんながリーゼロッテに拍手を送る中、ゲーム外では遠藤くんも誰かに取り憑くことができるのではないかという話題に。
すると、遠藤くんはもう一人の不遇キャラであるバルドゥールに寵愛を与えます。
そこで小林さんは今後フィーネに訪れる危機をジークに教え、バルドゥールにはフィーネを守るように伝えてもらいました。
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レベルカンスト武闘派ヒロイン?
ゲームが進み、神官としての活動のために学園を離れていたアルトゥルが戻ってきます。
女性好きな優男であるアルトゥルは、フィーネのことを紹介してほしいとジークに頼みますが、それは彼女の類稀な魔力を噂に聞いてのことでした。
フィーネを神官にスカウトするよう言われていたらしいアルトゥルでしたが、実際に能力を見たことはありません。
ジークはフィーネとバルドゥールを誘い、アルトゥルとともに練習試合をすることにしました。
アルトゥルが驚いたのは、アルトゥルとバルドゥールvsフィーネという異質な構図。
男二人に対して小柄な女の子が一人……アルトゥルが困惑する中、練習試合が始まります。
すると、剣を構えたバルドゥールに突撃していったフィーネは、魔力を込めた拳で一撃必殺!
アルトゥルも同じくワンパンチで倒されてしまいます。
これには遠藤くんと小林さんもびっくりで、慌ててフィーネのステータスを確認すると、知らぬ間にレベルがカンストしていました。
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ツンデレ悪役令嬢の杖
試合後、離れたところから様子を窺っているリーゼロッテを見つけたジーク。
リーゼロッテは見つかってしまったことに少し慌てつつも、こちらへ近寄ってきます。
ジークたちの練習試合がうるさかったと皮肉を言いますが、本当はずっと心配して様子を見ていたリーゼロッテ。
彼女のこれまでの行動と本心を遠藤くんと小林さんから伝え聞いたジークは、やはりリーゼロッテが可愛くて仕方ありません。
その矢先、リーゼロッテはフィーネが使っていた魔法の杖を見て、みすぼらしいと罵ります。
それもそのはず、フィーネの杖は誰が使い古したものかもわからない落とし物の杖だったのです。
リーゼロッテはその場で杖を折って見せ、一同を驚かせます。
しかし、リーゼロッテがわざとらしく杖を壊したのは、新しい綺麗な杖をフィーネに渡すための口実でしかありませんでした。
リーゼロッテ自身の予備の杖だと言って差し出したのは、どう見てもフィーネのために用意したものです。
遠藤くんと小林さんからの壮大なネタバレアドバイスもあり、ツンデレな彼女にときめきっぱなしのジークは、フィーネが受け取りやすいように言葉を掛けます。
ジークが明言したわけではないものの、リーゼロッテの優しさだということが一同に伝わり、フィーネは新しい綺麗な杖を授かったのでした。
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アニメ『『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』』第2話まとめ
いかがだったでしょうか。
遠藤くんと小林さんからの壮大なネタバレを受けて、順調にリーゼロッテへの恋心を育んでいくジーク。
フィーネやバルドゥール、アルトゥルにもリーゼロッテの優しさが伝わる和やかな回でした。
フィーネのレベルがカンストしていたり、まだ先のイベントである「神の寵愛」が発生したり、リーゼロッテ視点が誕生したりと、謎の展開が続出し期待も不安も高まりますが……?
次回、第3話も楽しみです。