女性を中心に人気を集めるシミュレーションゲーム「刀剣乱舞」が映画として実写化されました。
ミュージカルや舞台でも公演を重ねている中、舞台のキャストがそのまま演じているところも見どころです。
- 舞台版を演じる俳優たちの演技が見どころ
- 鈴木拡樹が演じる三日月宗近の秘密とは
- 刀それぞれの特性を生かしたキレのある殺陣
それではさっそく映画『刀剣乱舞-継承-』をレビュしたいと思います。
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目次
『刀剣乱舞-継承-』作品情報
作品名 | 映画刀剣乱舞-継承- |
公開日 | 2019年1月18日 |
上映時間 | 101分 |
監督 | 耶雲哉治 |
脚本 | 小林靖子 |
出演者 | 鈴木拡樹 荒牧慶彦 北村諒 和田雅成 岩永洋昭 定本楓馬 |
音楽 | 杉田寿宏 |
【ネタバレ】『刀剣乱舞-継承-』あらすじ・感想
「刀剣乱舞」とは
「刀剣乱舞」とは、刀が人の姿になった「刀剣男子」が、歴史の改変を目論む歴史修正主義者と戦っていく話です。
「刀剣男子」たちは自分の刀を使って戦います。
ミュージカルや舞台でも、刀剣男子を演じる俳優たちの殺陣は迫力があり、目を見張るものがありました。
今回の映画『刀剣乱舞-継承-』も舞台で演じていた俳優たちがそのまま刀剣男子を演じています。
その中でも三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦、へし切長谷部役の和田雅成、不動行光役の椎名鯛造、薬研藤四郎役の北村涼、鯰尾藤四郎役の杉江大志は、舞台版『刀剣乱舞』の一番最初から出演しています。
また、三日月宗近は美しい刀として天下五剣と呼ばれる中でも、もっとも美しいとされる刀であり、その美しさと強さを見事に演じ切る鈴木拡樹の演技にも注目です。
個人の感想としては、とにかく全員顔が綺麗でした。
織田信長と本能寺
本能寺の変と言えば、家臣の明智光秀の謀反により織田信長が自害したことで有名です。
この映画の始まりは歴史修正主義者たちが、織田信長を本能寺から逃がし、歴史を変えようとするのを阻止するため、刀剣男子たちが本能寺に向かうところから始まります。
しかし、無事に帰還したのも束の間、織田信長が生きていることがわかります。
歴史修正主義者の中に強力な大太刀のほかに、他の者とは違う短刀がいました。
その短刀が織田信長を逃がし、途絶えるはずだった信長の天下への野望を続けようとしていたのでした。
この時、本丸にいたのは三日月宗近、へし切長谷部、鯰尾藤四郎、日本号、同田貫正国、山姥切国広、不動行光、鶯丸、薬研藤四郎でした。
一時の帰還の時に、新しく顕現した刀として、刀であったときに燃えてしまい、記憶をほとんどなくした骨喰藤四郎が現れます。
この中には信長に深く関わりのある刀もいました。
薬研藤四郎は本能寺の変で信長が自害に使った刀と言われており、不動行光は信長の側にいた森蘭丸のものだったと言われています。
目の前で死んでいく元の主への憎しみや悲しみなど、それぞれが持ち、そして変わっていく想いも見どころです。
また、その想いや変化を見事に表現する俳優たちにも注目すべきです。
審神者と三日月宗近
ストーリーが進んでいく中で、三日月宗近と審神者の間には、他の刀剣には教えられない秘密があることが見えてきます。
それはもうすぐ審神者の代替わり、継承が行われるということでした。
その間は本丸を覆い守っている結解の力が弱まってしまい、歴史修正主義者に襲われる確率が高くなってしまうのです。
その事実を歴史修正主義者に知られるのを防ぐために、審神者と三日月宗近以外の刀剣には秘密にしておくことになっていました。
初めは不審に思っていても、理由を知った後では三日月宗近の考えの深さや、審神者との絆の強さを感じることができ、とても感動しました。
また、信長を生かした後、秀吉が自分の軍に明智の残党として生き延びてしまった信長を自害に追い込ませさせることで、信長が生き延びたという事実を歴史上に残さない、むしろそのような歴史も有り得たということをわかっていて、他の刀剣たちに指示をして水面下で歴史の改変を防いでいたというラストにも、とても驚かされます。
織田信長の死については様々な説がありますが、何が本当の歴史なのか、ということを考えさせられる物語でした。
しかし、歴史の改変を防いだ後には、本丸の危機が迫っていました。
瀕死の重傷を負っても、本丸のためにと仲間たちを本丸に帰し、桜が舞う中で自分は本能寺で折れる覚悟をした三日月宗近に、映画館で息を飲んだ審神者は少なくないはずです。
あっ!と思った瞬間、戻ってきた仲間たちに安堵の息も漏れたのではないでしょうか。
全員で本丸に戻り、大太刀との最終決戦が始まりました。
それぞれの特性を生かした殺陣で、とてもとてもかっこよかったです。
また、一振りだけ違った歴史修正主義者の正体にも注目すべきです。
その正体はぜひ、本編でお楽しみください。
『刀剣乱舞-継承-』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【舞台挨拶秘話③】予告編にも使われている本能寺のシーンの炎は本物!本番直前で火をつけ、緊張感高まる中での撮影だったとのこと。CG処理していない生の撮影現場の写真はこちら。その他のシーンでも本物の炎が作品の緊迫感をあおっております。 #映画刀剣乱舞 pic.twitter.com/CtU5BCEPmn
— 『映画刀剣乱舞』公式 (@toukenmovie2019) 2019年1月19日
以上、ここまで『刀剣乱舞-継承-』について紹介させていただきました。
- 舞台から続いてきた迫力の殺陣
- 三日月宗近の行動と隠された意図
- 本当の歴史、正しい歴史とは何なのか
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