1986年公開の『トップガン』は、F-14戦闘機を操る若きパイロットたちの活躍と青春と活躍を描いた80年代を代表する大ヒット作。
今作ののちに『ビバリーヒルズ・コップ2』や『トゥルー・ロマンス』を手がけるトニー・スコット監督がメガホンを取り、主演のトム・クルーズを一気にスターダムに押し上げます。
また、助演を務めたヴァル・キルマー、メグ・ライアン、ティム・ロビンスら、若手俳優の出世作にもなりました。
マルコヤマモト
映画『トップガン』作品情報 アメリカ海軍の中でも、トップクラスのパイロット養成機関トップガンに入った若きパイロ……
目次
映画『トップガン』作品情報
出典:Amazon.co.jp
| 作品名 | トップガン |
| 公開日 | 1986年12月6日 |
| 上映時間 | 110分 |
| 監督 | トニー・スコット |
| 脚本 | ジム・キャッシュ ジャック・エップス・Jr |
| 出演者 | トム・クルーズ ケリー・マクギリス ヴァル・キルマー アンソニー・エドワーズ トム・スケリット ジェームズ・トールカン メグ・ライアン エイドリアン・パスダー |
| 音楽 | ハロルド・フォルターメイヤー ジョルジオ・モロダー |
【ネタバレ】映画『トップガン』あらすじ・感想
大迫力のドッグファイトから物語がスタート！
1969年3月3日、アメリカ海軍はトップ1％のパイロットを育てるためのエリート学校「トップガン」を設立。
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時は現代、インド洋海上で国籍不明の戦闘機MiG-28が飛行し、アメリカ海軍のF-14戦闘機と実弾を交わさない戦闘を繰り広げていました。
F-14のパイロットであるマーヴェリックことピート・ミッチェル（トム・クルーズ）は、相棒のレーダー要員・グース（アンソニー・エドワーズ）とともに圧倒的な飛行テクニックでMiG−28を追い込み、MiG-28の頭上で機体を擦れ合わせるほどの接近を行い、敵に向かって中指を立てたのです。
さらにグースがポラロイドで相手の写真を撮ると、それに呆れたMiG隊員たちは飛び去っていきました。
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母艦に着陸したマーヴェリックでしたが、初めての空中戦で敵機に背後からロックオンされた恐怖から金縛り状態に遭ってしまった別機のパイロット・クーガー（ジョン・ストックウェル）を迎えに行き、無事帰艦させました。
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この日の一件で、パイロットの職務に限界を感じたクーガーは退職。
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そのことがきっかけで、マーヴェリックとグースはミラマー海軍航空基地にあるエリート学校・トップガンへ送られ、ドッグファイトの訓練教育を受けることになるのです。
トップガンでの日々
トップガンでの初日、マーヴェリックとグース、そして他のパイロットたちはマイク・”ヴァイパー”・メットカーフ海軍中佐（トム・スケリット）に迎えられます。
トップガンで上位成績を収めたものはプレートに名前が飾られ、トップガンの教官になる資格が与えられるのです。
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その夜、訓練開始前に開催された非公式の歓迎パーティーで、マーヴェリックは同席していたシャーロット（ケリー・マクギリス）に一目惚れ。
しかし、彼女は翌日トップガンの民間講師・チャーリーとして教壇に立ったのです。
自分の専門分野としているMiGの性能情報を間近で見ているマーヴェリックとチャーリーは、生徒と教官という立場を超えていつしか恋愛関係に…。
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しかし、飛行訓練中のマーヴェリックの独りよがりな行動はトップガンでも注視され、飛行教官たちから規律違反で叱責されてしまいます。
さらにここで、ヴァイパーがマーヴェリックの亡くなった父親の戦友だったことが判明します。
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そんなグースに対して、マーヴェリックは「俺の家族はお前だけ、辛い思いはさせない。」と返事をしました。
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しかし、訓練中に再び独りよがりな行動を起こしたマーヴェリックは、ついに彼をライバル視しているアイスマン（ヴァル・キルマー）からも、「腕じゃなくて態度の問題じゃないか？みんな君とは一緒に飛びたくないだろうな」という指摘を受けてしまいます。
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最悪の事故による天才の挫折
トップガン卒業まで2週間に迫ったある日、編隊飛行での攻撃訓練中にマーヴェリックの戦闘機はエンジンのコンプレッサー・ストール（失速）による操縦不能のきりもみ状態に陥ります。
戦闘機が海上へ向けて真っ逆さまに落ちていくなか、間一髪で脱出したマーヴェリックとグースでしたが、脱出の際の不慮の事故でグースが命を落としてしまったのです…。
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事故調査委員会の調査結果により、パイロット資格の剥奪は免れたマーヴェリックでしたが、それ以来自責の念に苛まれることになります。
「彼を飛ばし続けろ」というヴァイパーの願いも虚しく、今までの勝気な雰囲気は消え、マーヴェリックは自信を喪失した弱気な戦闘機パイロットに変貌。
さらにはワシントン・D・Cへの就職を決意したマーヴェリックに対して「あなたは髪を逆立ててマッハ2で飛んでこそ最高になれるのよ！とびきり最高のやつでもミスは犯す。」と励ますチャーリー。
しかし、マーヴェリックはチャーリーからの助け舟に素直に乗れないくらいにショックを受けていたのです。
そんな弱気なマーヴェリックに対し、チャーリーは愛想を尽かして去って行きました。
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このままアメリカ海軍を辞めるか、または生前グースが望んだようにトップで成績でなくてもいいからトップガンを卒業し、その後普通退役するか悩んでいたマーヴェリックはヴァイパーの元を訪ねます。
かつてマーヴェリックの父親の戦友でもあったヴァイパーは、謎の死に包まれた父親の真実を語り、マーヴェリックを励まします。
敵機に晒された味方を救うために多数の敵の攻撃を受けて、その犠牲となったマーヴェリックの父。
それは英雄的行為でしたが、軍事境界線を超えた戦闘行為であったために機密となったのです。
ヴァイパーは、マーヴェリックがこのまま自信を無くしていくことに問題があると率直に指摘。
「優秀なパイロットはどんな状況でも自分で判断し、次に生かす。」
という言葉を投げかけて、決断はマーヴェリックに委ねました。
周囲からの励ましもあり、マーヴェリックはトップガンの卒業式に遅れて参加。
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しかし、卒業式後の謝恩会中にインド洋上で情報収集を行っていた巡洋艦を援護する指令が入り、マーヴェリック、アイスマンを含むメンバーが招集されたのです。
レーダー要員がいないマーヴェリックに対して、「誰もいなければ私が乗る！」とまで言って励ましてくれたヴァイパーの思いを胸に、マーヴェリックは任務に挑みます。
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『トップガン』の結末
先鋒をアイスマン、マーヴェリックをバックアップに回し作戦はスタート。
当初は2機対2機の互角を見積もっていたものの、敵が6機いることが判明し、圧倒的な数の差によってアイスマンたちは苦戦を強いられます。
そしてハリウッド（ウィップ・ヒューブリー）とウルフマン（バリー・タブ）が乗った飛行機が撃墜されたことにより、マーヴェリックは自信を取り戻せないうちに出撃することになったのです。
敵機5機による攻撃に愕然とするマーヴェリックは後方からやってきた敵機に気を取られ、前方からやってきた敵機に気づかないまま接近し間一髪で交わしたものの、一時制御不能状態に陥ってしまいます。
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その後からくも制御不能状態から回復できたマーヴェリックでしたが、グースを失ったトラウマが甦り、怖気付いて戦闘区域から逃げ出してしまったのです…！
マーヴェリックは亡くなったグースのドッグタグを握りしめ、「グース、教えてくれ、グース…」と祈るように呟くと戦闘に復帰し、アイスマンと協力して4機を撃墜、2機を撤退させることに成功します。
その後撃墜されたハリウッドたちも無事に生還し、一同は空母のデッキの上でわだかまりを解消させ、互いを称え合いました。
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この一件によって一匹狼ではなくチームワークを大切にする優秀なパイロットに成長したマーヴェリックは、グースを失ったトラウマを克服。
彼なりの弔いとして、グースのドッグタグを海に放り投げました。
さらに、世界的な戦果として新聞の一面を飾ったことで気を良くした郡上層部の計らいにより、マーヴェリックはトップガンの教官として復帰することに。
報せを聞いたチャーリーと再会したマーヴェリックは、2人の思い出の曲とともに再び愛を育むのでした。
SNSでのみんなの感想・評判
『トップガン』鑑賞
エリート航空訓練学校トップガン
トムクルーズ糞カッコ良い
評価はそれで充分。軍のポジティブセールスの為、ペンタゴンと共同製作の噂もあり、劇場の側で入隊勧誘していたそうです。
鑑賞後は
・Kenny Loggins – danger zone
・Cheap trick – mighty wings
のヘビロテですね… pic.twitter.com/YqEQYx2Zpq— DJ GANDHI (@dj__gandhi) March 31, 2020
『トップガン』(再)鑑賞
言わずもがなの名作。今回は7.1chの環境下で観たが、やはりサラウンドとの相性は抜群。34年前の映画とは言え、戦闘機の迫力は凄まじく、人間ドラマも素晴らしい。続編にも期待！ pic.twitter.com/bKi3iW6M0N— プロフェッサーMM (@ProfesMM) April 14, 2020
Amazon prime鑑賞#トップガン
海軍学校「Top Gun」で一流パイロットを目指す青年マーヴェリックの物語。
言わずと知れたトム・クルーズの出世作。
秘密の恋、ライバルとの競い合い、心の葛藤…それらが名曲たちに彩られエネルギーに溢れている！
相棒グースとの友情も熱い…！
続編公開が待ち遠しい！— Tatsu (@Tatsu_movies) September 30, 2020
#古い映画も見ようぜ#トップガン 続編もやるしと久々に鑑賞。小学生以来か。トムの顔と戦闘機が交互に映るだけでまぁおもしろい。ビュンビュン飛ぶ実物戦闘機を観るだけで普通に楽しいですな。戦争映画というかはむしろスポーツ青春モノという質感。一直線にラストに行くのは気持ちがいいね。 pic.twitter.com/dF1QtxNYh1
— さわ まさのり (@SA_WADAYO) April 13, 2020
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小さい頃に見て再度鑑賞する人、初めて『トップガン』に出会う人、さまざまな方がいる様ですが、『トップガン』は間違いなく時代を超えて楽しめる名作です。
戦闘機が出てくるため戦争映画と勘違いする方もいるかもしれませんが、蓋を開けてみればとーっても爽やかな青春映画！
出典:IMDB
物語を彩る名曲に合わせて、マーヴェリックという天才パイロットが本当の意味での優秀なパイロットに成長するための物語が、非常にわかりやすく描かれています。
大空に飛び出す爽快感や、友情、恋、ヒューマンドラマ、アクション全部含んだ胸熱な青春映画を探している方におすすめです。
戦闘機の迫力にこだわりたい方は、音響を充実させるとより楽しいかもしれませんね！
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映画『トップガン』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
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戦闘機同士による迫力満点のドッグファイト、そして仲間の死を乗り越えたマーヴェリックの成長が描かれた爽やかな青春物語でした。
80年代らしい起承転結がはっきりしていてわかりやすい物語、さらには物語を盛り上げる名曲も満載で大満足の作品です。
そして、2021年内には新型コロナウィルスの影響で延期となっていた続編の『トップガン マーヴェリック』が公開予定！
『トップガン マーヴェリック』ではマーヴェリックがトップガンの教官として現場復帰し、亡くなったグースの息子・ルースターを含む新世代パイロットと対峙する姿が描かれるということ。
CGなし、主演のトム・クルーズがスタントなしで本物の戦闘機を使って挑むアクションと、リアルな空中戦を映し出す迫力の映像にも期待が集まっています。
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