小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載された江口連によるファンタジー小説を原作としたアニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』。
ダンジョン攻略を経て、さらに仲が深まったムコーダ一行は、次の街へ向かうべく森の中を駆けていました。
しかし、そこは危険な魔物たちの縄張りで……ムコーダの予想通り、いきなりオルトロスの群れに囲まれてしまいます。
早速、第7話「狼は魔獣と踊る」をレビューしていきます。
目次
アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』前回6話のあらすじと振り返り
ムコーダの実践の場としてフェルが連れてきたのは、不気味な洞窟のダンジョン。
「ネットスーパー」で取り寄せた元の世界の料理を食べ、ステータスアップして万全の準備でダンジョンに挑むムコーダでしたが、やる気満々のスイに先を越されてしまいます。
それでもダンジョン最下層まで進み、力を合わせてラスボスを討伐した一行。
ムコーダは何とか土魔法を使えるようになり、スイは順調にレベルアップするのでした。
【ネタバレあり】アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第7話あらすじ・感想
エビチリならぬヘビチリ!
次の街へ向かうためのショートカットして、オルトロスやグリフォンの縄張りらしい森を突っ切ろうとするフェル。
怯えるムコーダの予想通り、早速オルトロスの群れに囲まれてしまいます。
フェル曰く「怖いもの知らずのバカな若造」が襲ってきますが、ムコーダとスイをその場から逃がすと、瞬殺しました。
あまりのワンパンぶりにムコーダが驚き叫ぶと、フェルは「爪斬撃」という技だといってドヤ顔をキメます。
そんなフェルを冷たくあしらう一方、スイに対してはデレデレなムコーダ。
フェルは従魔間での扱いの差に気が付くのでした。
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その頃、森を抜けるにはあと3週間ほどかかると知ったムコーダは、フェルの主食である肉が足りなくなりそうだと焦りながらも、ブラックサーペントという大蛇の肉を取り出します。
ヘビの肉は鶏肉に似ているというし……と考えたムコーダはチリソースと合わせることにし、エビチリならぬ鶏チリならぬ「ヘビチリ」を作り出しました。
あまりの美味しさに何度もおかわりするフェルとスイ。
従魔たちの食事をこしらえている間に、自分の分まで食べ尽くされてしまったムコーダは、少しだけ残ったヘビチリを仕方なく食パンに挟み、サンドイッチにして食べるのでした。
スイの特殊スキル?
相変わらず森の中を進んでいるムコーダ一行は、ヒーリングマッシュルームという青く光るキノコを発見。
薬にしたり、そのまま食べたりすると、回復効果があるそうです。
ムコーダはせっかくだから狩っていこうとフェルの背から降り、スイは興味津々でつまみ食いしていました。
すると、突然スイが光を放ち、ピカピカと輝き始めます。
何事かと思い鑑定してみると、「回復薬生成」というスキルを取得していました。
フェル曰く、スライムは食べたもので進化先が変わり、それによって覚えるスキルも変わるということです。
スイはヒーリングマッシュルームを大量に食べたことで、上級、中級、下級の3種類のポーションを生成できるようになっていました。
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フェルvsグリフォン
森に入って3日が経った頃、ムコーダ一行の前に一頭のグリフォンが現れます。
オルトロスの時のように襲われるのかと怯えるムコーダでしたが、今度は予想に反し、グリフォンが丁寧に頭を下げました。
このグリフォンは知能が高いようで人語を話し、「フェンリル様、お願いがあります」と語り始めます。
グリフォンは群れの長になるためにフェンリルと戦い、他のグリフォンたちに認められようとしていたのです。
グリフォンにとっての試練なのだと理解したムコーダは、フェルに「殺すなよ」と釘を刺します。
そうして始まったフェルとグリフォンのバトルは白熱したものでしたが、やはりフェルの強さは圧倒的でした。
戦いの最中、グリフォンの危機を感じたムコーダは眠っていたスイを起こし、回復薬の準備を頼みます。
やがてフェルの勝利で戦いに決着がつき、倒れ込んだグリフォンは瀕死状態。
ムコーダはスイの上級ポーションでグリフォンを回復させると、ただ負けただけではなく、フェルに小さな傷を負わせているという事実を伝えます。
グリフォンが喜んで雄叫びを上げると、群れの仲間たちが集まってきました。
こうして無事に長となったグリフォンはフェルに感謝を述べ、ムコーダに自らの羽根を贈るのでした。
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盗賊に襲われた商人を助けよ!
グリフォンとの戦いで少なからず体力を消費したフェルは、肉が食べたいと催促します。
ムコーダは早速オーク肉を取り出し、とんかつにすると、キャベツの千切りを添えました。
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フェルとスイにも大好評なオーク肉のとんかつ、ムコーダはさらに炊きたてのご飯とお味噌汁を用意して、一緒に食べ進めます。
やがて、フェルから「ニンリル様へのお供えは捧げているのか」と聞かれたムコーダは、すっかりお供えもお祈りも忘れていたことを思い出しました。
――後日、ようやく森を抜けたムコーダ一行。
約1ヶ月半かかった道のりに感動するムコーダは、街道はないかと呟きます。
その理由のひとつに肉がなくなりそうなことがあると知ったフェルは、街道を探して駆け出しました。
すると、盗賊に襲われた商人の荷馬車と、護衛の冒険者たちが戦う姿が見えました。
ムコーダは夕食をご馳走にする代わりに商人たちを助けてくれとフェルに頼みます。
フェルが咆哮とともに颯爽と姿を現すと、盗賊たちは恐れおののき、武器を手放しました。
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商人のランベルト(CV.小柳基)は護衛の冒険者・ラーシュ(CV.竹内良太)たちとともに、カレーリナという街へ向かっているそうです。
彼らに感謝されたムコーダ一行は、その旅路に同行させてもらうことにします。
アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第7話まとめ
いかがだったでしょうか。
旅路が続いていた一行ですが、いよいよ次の街へ辿り着きそうです。
ED後のパートでは、ムコーダからのお供えを待ち侘びていたニンリル様が登場。
忘れられていたことにご立腹でしたが、お詫びとして供えられた洋菓子の数々にご満悦。
ムコーダ役の内田雄馬さんとニンリル役の内田真礼さんは実のご姉弟ですが、劇中でもリアルでもやり取りが可愛くて、本当にほっこりしますね。
次回、第8話も楽しみです。