小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載された江口連によるファンタジー小説を原作としたアニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』。
大きな湖に辿り着いたムコーダとフェルは、魚を捕りいつものように食事をしていました。
魔物が来ないよう結界を張ってご飯を食べていたはずが、そこには生まれたてのスライムが紛れ込んでいて……?
早速、第5話「風の女神は甘味がお好き」をレビューしていきます。
目次
アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』前回4話のあらすじと振り返り
フェルが使う風魔法を目の当たりにしたムコーダは、自分でも魔法が使えるようフェルに教えを請うもなかなかうまくいきません。
そんなムコーダを見るに見かねたフェルによるスパルタな特訓が始まりました。
唐突な実践訓練を経て火魔法を上達させたムコーダは、海に近い東の国を目指し、フェルとともに新たな旅路を歩み始めます。
【ネタバレあり】アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第5話あらすじ・感想
魚料理と缶ビールで晩酌を!
ムコーダを背に乗せて猛スピードで旅路を進むフェル。
やがて大きな湖に辿り着き、そこで食事をすることにします。
フェルが遠吠えをあげると、雷魔法によって湖に棲むたくさんの魚が失神、仮死状態になって浮かび上がりました。
「〇〇トラウト」と名のついた魚たちを見て、サケやマスと同じように調理できるかもしれないと思ったムコーダは、塩焼きやホイル焼き、ムニエルを作って食事を楽しみます。
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魚料理とともに缶ビールを煽る野外での晩酌はキャンプのようで、ムコーダを満足させました。
食いしん坊のフェルはまだまだ食べられそうですが……片付けを始めることに。
すると、ムコーダの足元に小さなスライム・スイ(CV.木野日菜)が現れました。
ベビースライムが従魔に!
突如として現れたスライムに驚いて大声をあげるムコーダ。
食事の際はフェルの結界が張られていたはずですが、結界を張る前からいたのかもしれないと元も子もないことを言われ、ムコーダは少々呆れます。
ひんやりプルプル……ゼリーみたいで可愛らしいスライムのステータスを見てみると、まだ生後3日のベビースライムでした。
餌だけでもあげたいと思ったムコーダが何か用意しようとした矢先、フェルからスライムは小石でも何でも食べると教えられます。
その説明の通り、スライムは辺りに落ちていた空き容器のゴミや、フライパンや食器まで食べようとしていました。
スライムが食べてくれるおかげでゴミがなくなっていくことに感心するムコーダ。
スライムは「キュンキュン」という鳴き声しか出せないものの、こちらの言葉は理解しているのか、ムコーダが褒めると喜んだ様子を見せました。
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すると、フェルが「従魔になっているぞ」と言い出します。
ムコーダとの接触で心を通わせ、知らぬ間に従魔契約が結ばれていました。
新たな仲間と新たな魔法
火魔法の次は土魔法を覚えようと練習中のムコーダは、手のひらから小石を出して撃つ攻撃を「ストーンバレット」と名付けて繰り返すものの、なかなか上手くいきません。
フェルに催促され食事にすることにしたムコーダは、まだゴミしか食べていないのに成長著しいスイを見て、異世界のゴミの摂取が影響しているのかと考えます。
そのため、今日はスイの分の料理も用意して様子を見ることにしました。
この日のメニューはオーク肉を漬け込んだ味噌焼き丼で、みんな大満足です。
スイのステータスを改めて見てみると、上昇はしているものの一時的なもののようで、異世界のものを食べているからといって、そこまで大きな影響はないことにひと安心。
最初はフライパンや食器まで食べようとしていたスイですが、汚れだけを食べるように教えると出来るようになり、結果として掃除や片付けの手伝いをこなしてくれています。
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スイが初めて料理を食べた記念の日なので、ムコーダはデザートも用意することにしました。
どら焼きと温かい緑茶でほっこりとした時間を過ごす一行。
菓子パンを気に入っていたフェルなので、どら焼きもお気に入りなようです。
スイも初めての甘味に身体を震わせて喜んでいました。
風の女神の神託は……
翌朝、目覚めたムコーダに「お主に大事な話がある」と告げるのは、かしこまった様子のフェル。
なんとフェルは風の女神・ニンリルからの神託を受け、フェルだけでなくムコーダにも加護を与えると聞かされていました。
フェルほどの大きな加護ではなく「ささやかな加護」だそうですが、状態異常を無効化してくれるという重要な内容に喜ぶムコーダ。
そんな中、ムコーダに加護を与える条件として課されたのは、週に一度の甘味のお供えでした。
まずは「あんぱんとクリームパンとメロンパン」だとリクエストまでされているのを聞き、「女神様、甘味が食いたいだけか?」と若干怪しむムコーダですが、条件を飲むことにします。
早速リクエストされた菓子パンとおまけのコーヒー牛乳を供え、ニンリルに祈りを捧げると、目の前にあったお供え物がパッと光って消えました。
その頃、お供え物を手に入れたニンリルは、食べたくて仕方なかった菓子パンとお供のコーヒー牛乳に目を輝かせ、大興奮で頬張るのでした。
後日、ニンリルの加護のおかげもあってか土魔法が上達し始めたムコーダは、練習の疲れを癒やすために板チョコとブラックコーヒーで休憩していました。
チョコレートを欲しがるスイとフェルにもシェアしていると、なんとニンリルから直接神託が下ります。
ニンリルは神託と称して、遠慮なくチョコレートとどら焼きを所望しました。
やっぱり甘味が食べたいだけなのだと理解したムコーダは、少々呆れながらもチョコレートとどら焼きをお供えします。
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やがてフェルの背に乗って移動を始めると、フェルは走りながら「土魔法はどうなのだ」と訓練の進捗を尋ねてきます。
そして、少しは上達してきたらしいことを知ると、「やはり連れて行くしかない」と呟き、どこかへと向かうのでした。
アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第5話まとめ
いかがだったでしょうか。
生まれたばかりの可愛いベビースライム改め、スイが仲間となった第5話。
作画最高な魚料理と、どう見てもプレモルな缶ビール……今回も夜中に飯テロを喰らわされてしまいました。
ニンリル様が欲しがる菓子パンやチョコレートもやたらと美味しそうに見えて、食欲を刺激されます……!
劇中に出てきた料理は食べたくなるし、作りたくなるし、一緒に「美味い!」と言いたくなりますね。
ラストでフェルが何やら悩ましそうにしていたのは気になりますが……?
次回、第6話も楽しみです。