小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載された江口連によるファンタジー小説を原作としたアニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』。
ランベルトに妻へのプレゼントを相談されたムコーダ。
ネットスーパーで買ったある商品を提案すると、それが思わぬ事態に発展していきます。
一方、街には危険な魔物・ワイバーンの群れが迫っていて……?
早速、第11話「商売は御婦人の為に」をレビューしていきます。
目次
アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』前回10話のあらすじと振り返り
メタルリザード討伐の依頼を受けて魔物の住む鉱山に向かうと、そこにいたのはさらに希少なミスリルリザードでした。
フェルやスイの力を借りて魔物を狩りましたが、フェルの興味はもっと別の美味しい獲物に向いていて……。
強力なブラッディホーンブルの群れでさえ、フェルとスイにかかれば朝飯前なのでした。
【ネタバレあり】アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第11話あらすじ・感想
挽き肉から手作りするハンバーグ
ムコーダが土魔法で作った簡易小屋の中で目覚めた一行。
狩りに行きたがるフェルを制止したムコーダは、ブラックサーペントの革をランベルトに納品するべく、解体屋に向かうと告げます。
解体屋を訪れると、前回預けたブラッディホーンブルの解体が済んでいました。
肉塊と買取料を受け取って、今度はブラックサーペントを預けます。
またもや珍しい魔物が出てきたことに驚かれますが、快く引き受けてもらえました。
何はともあれブラッディホーンブルの肉を手に入れたムコーダは、ネットスーパーで購入したミンサーを取り出し、先日のオーク肉とあわせて挽き肉を作り始めます。
スイの手伝いもあって作業はさくさく進み、あっという間にブル、オーク、合い挽きの三種類の挽き肉が完成しました。
みじん切りにした玉ねぎを炒めているところを見れば、何を作ろうとしているかは一目瞭然。
合い挽き肉を使ったハンバーグが出来上がりました。
ケチャップとウスターソースを混ぜた自作ソースをかければ、美味しい一択!
スイのハンバーグの中にはムコーダがランダムに仕込んだチーズが入っていて満足そうです。
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食事を終えたムコーダは洗濯を始めますが、こちらの世界の石鹸が泡立たないことに気が付きます。
ネットスーパーで元の世界の石鹸やシャンプーなどを購入し、これなら塩や胡椒の時のように怪しまれず売れるのではないかと閃くのでした。
商人としての仕事
塩や胡椒の時のように石鹸やシャンプーを別の容器に移し替え、ランベルトのもとへ。
まずは約束していたブラックサーペントの革を差し出し、金貨50枚で買い取ってもらいます。
そして、石鹸たちを手渡し、これらが売れるかどうか尋ねました。
すると、固形石鹸の香りが良いことや、髪がサラサラになるというシャンプーに興味を示したランベルトは、自分の妻・マリー(CV.大原さやか)への贈り物に悩んでいたことを明かします。
そこでマリーが風呂好きだと聞いたムコーダは、無性に風呂に入りたい気持ちになっていたこともあり、異世界の風呂に興味津々。
見せてもらうと、思ったよりも元の世界と同じような風呂がありました。
こちらの世界では贅沢品の類のようで、商人にとっては商売が成功した証でもあるそうです。
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妻に贈ることができるか見極めるため、ひとまずシャンプーなどを試したいというランベルト。
ムコーダは持ってきたセット一式を渡し、その日はお暇することにしました。
大口納品!そして大金ゲット?
翌日、再びランベルトのもとを訪れたムコーダは、目を輝かせたマリーに迎えられます。
ムコーダから受け取った石鹸やシャンプーを使ったランベルトは、お肌ツヤツヤ、髪はサラサラになっており、マリーはすぐに変化に気が付いたのです。
結婚記念日の贈り物にしようとしていたランベルトは隠しておけず残念そうですが、マリーは食い気味にムコーダへの感謝を述べます。
ムコーダはひとまず喜んでもらえたことに安心し、ランベルトがマリーのためにたくさん買うと言い出すだろうと予想します。
しかし、夫妻はランベルトの店で販売したいと申し出ました。
貴族から一般人まで欲しがるだろうと自信満々なマリーは、「卸すなら是非うちに!」とムコーダに詰め寄ります。
押され気味のムコーダは自分の店を持っていないこともあり、ランベルトの店に卸すことを決めました。
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後日、丸一日かけて詰め替えた石鹸たちを納品したあと、ヴィレムがギルドに戻ってきたと聞いて会いに行きます。
ミスリルリザードとミスリル鉱山について領主様と話し合いをしてきたそうで、ムコーダには金貨5,800枚が支払われました。
大金に驚きながらもこれで風呂が買えると喜ぶムコーダでしたが、そこへ受付嬢が急いでやって来ます。
なんと、街の近くまで危険なワイバーンの群れが迫っているというのです。
戦いたがりのフェルとスイ
近頃、はぐれワイバーンが目撃されていたものの、危険な魔物だということもあり討伐に至っていませんでした。
それが群れで押し寄せたため、偶然その辺りに出ていた冒険者パーティーが襲われてしまったのです。
ギルドに連れ帰られた冒険者たちは傷を負い、毒もくらっていました。
ポーションも毒消しも足りないと聞こえてきたので、ムコーダは慌ててスイが作った上級ポーションを差し出します。
それを傷口にかけると、傷が塞がるだけでなく毒まで消えていきました。
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スイ特製ポーションによって怪我人が落ち着いてきた頃、ヴィレムはCランク以上の冒険者への緊急クエストとしてワイバーンの群れの討伐を言い渡します。
皆がやる気を出す中、ひとり及び腰なムコーダ。
そこへ現れたのはフェルとスイでした。
「ワイバーンの肉は美味い!」というフェルは、自分たちが始末する代わりに全ての肉を手にしようとします。
こうしてムコーダ一行はワイバーンの群れに挑むこととなりました。
すっかりバトルジャンキーになってしまったスイを心配するムコーダですが、フェルは飛んでいる魔物の狩り方を教えるといってスイを連れていきます。
スイはフェルからコツを聞くと、射撃のように酸液を発射しワイバーンを仕留めていきました。
やがてフェルとスイは、ワイバーンの群れを全滅させてしまいました。
戦ったらお腹が空く、ということで、戦わなかったムコーダは従魔たちに食事を作る時間。
保存されていたハンバーグのタネに衣をつけて揚げていきます。
三種類の挽き肉を使ってできた、三種類のメンチカツ。
三人の好みは見事に分かれましたが、メンチカツとビールで束の間のピクニックを楽しみました。
一方その頃、ギルドで待つヴィレムや冒険者たちは、ワイバーンの群れがどうなったのか気になり、落ち着かない様子でいるのでした……。
アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第11話まとめ
いかがだったでしょうか。
ED後の異世界おかわり劇場では、ムコーダとともに転生してきた高校生勇者たちが登場。
頑張って生きているみたいで良かったです……。
何はともあれ、ムコーダ、フェル、スイの旅は次週でひと段落。
ずっと見ていたい……今から2期を期待してしまいます。
そして現実世界では、スイ役の木野日菜さんがご結婚を発表されました! おめでとうございます!
次回、第12話も楽しみです。